【陰陽師】「幻境試練・海国篇」ストーリーまとめ【ネタバレ注意】
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『陰陽師』の「幻境試練・海国篇」のストーリー(シナリオ)をまとめて紹介。
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幻境試練・海国篇のストーリー
序章&鈴鹿山
鬼王の宴が終わり、鈴鹿御前が鈴鹿山へ向かう前に。【浮世青行燈】 「堂々たる鈴鹿山の主、ようこそお出でくださいました。なんと珍しい。」【鈴鹿御前】 「珍しいと思っているようには、全く見えないが。」【浮世青行燈】 「察するに、あなたは鬼王の宴で何かを知ったのだろう。それで、私に何の用だ?」【鈴鹿御前】 「あなたは物語を司るあやかしだと、人々は言っている。「私をある物語の中に入れる」、この程度のことなら、あなたにだってできるだろう。」【浮世青行燈】 「なぜ私がそのようなことを?物語の完結後に登場する「役」として、何をしてくれるんだ?」【鈴鹿御前】 「ちっ、お前は三途の川のあいつと一緒か。あんたらみたいなやつらと接するのは苦手だ。煮え切らないことばかり言って、はっきりしたらどうだ?」【浮世青行燈】 「失礼。鈴鹿山の主はまことに海のように豪快だ。私に大嶽丸が都を進攻した経緯を再現して見せてほしいのはわかった。問題ない。だがその代わり、あなたを媒介として、物語の新たな可能性を集めさせてもらう。」【鈴鹿御前】 「何をすればいい?」【浮世青行燈】 「あなたは見ているだけでいい。物語の結末はもう決まっている。だが私はそれよりも、見たことのない物語に興味がある。おいで、大嶽丸がここで、どんな物語を残したのか、見せてあげよう……」── 幻境の中へ ──【鈴鹿御前】 「これがお前が構築した幻境か?ここは……鈴鹿山付近の海域!今の時間は?!」【浮世青行燈】 「ちょっと待て、物語りはまだ始まっていない。余計だとは思うが、一応確認させてくれ。まさか、既に起きたことを変えられると思っているのではないだろうな。」【鈴鹿御前】 「わかった。大嶽丸がしでかしたこと、そして彼…彼の結末も、もう過ぎたことだ。」【浮世青行燈】 「それで、あなたは何を得るために、この物語を見返すんだ?」【鈴鹿御前】 「すべてを知りたい。私のいない間に大嶽丸は何を経験したのか、そして何を考えていたのかを知りたい。もちろんだ、何か手掛かりを見つけることができれば尚良いが。ん?あれは私の鬼船ではないか?!」【浮世青行燈】 「おや?来たのか。」【鈴鹿御前】 「あいつが鈴鹿山の下に埋まっていた鬼船を動かしたのか?そんなことをしたら、鈴鹿山は……ええ、こ、これはどういうことだ?」【浮世青行燈】 「どうやらあなたはこのまま見続けることができないようだ。この時点で幻境は歪み始め、物語がいよいよ始まる。」【鈴鹿御前】 「自分が構築した幻境を制御できないのか?」【浮世青行燈】 「物語を飛ばして聞くのはよくない習慣だ。それに、私の物語ではない……」その時、海の向こうでは、海国の軍隊が準備をしている。【大嶽丸】 「遠慮することはない、海の宝物を存分に使って強くなるがいい!我、大嶽丸は、ここで皆と約束する!俺は必ず皆を連れて、共に鈴鹿山の未来を取り戻す!」 |
荒川
【大嶽丸】 「海の向こうにある大地よ、海国の怒りを思い知れ!帆を上げろ!目標は……平安京だ!その第一歩が、荒川だ!」── 鈴鹿山から荒川へ移動 ──【大嶽丸】 「ここが荒川か?やはり鈴鹿山に劣らず美しい場所だ。友よ、許してくれ。」【鈴鹿御前】 「私たちは今どこに?」【浮世青行燈】 「ここは荒川、大嶽丸の都侵攻の最初の目標だよ。」【鈴鹿御前】 「近海の川流か?川と坂を見れば分かる、ここは鈴鹿山のような平和な場所だと。血!戦闘はもう始まったのか?大嶽丸はどこだ?!」一方、本当の戦場の中【久次良】 「お前らしかいないのか?荒川の主はどっかに引っ込んでるのか?」【金魚姫】 「オオバカは臆病じゃないわ!」【晴明】 「罠にはまるな。彼は荒川のあやかしを追いかけていたのに、挑発ばかりして、手を出さない。荒川の主をおびき出そうとしているんだ。」【久次良】 「悪あがきはやめろ。さっさと荒川の主を引き渡してくれれば、この戦争も早く終わる。」【晴明】 「それほど荒川の主が怖いのか。ならばなぜわざわざここを攻めたんだ。」【久次良】 「彼を警戒しているのもあるが…若には迷って欲しくないからだ。」【晴明】 「残念だが望み通りには行かない。その傷だらけの姿から察するに、かなり長く戦ってきたようだな。今ならお前を退治できる。」【久次良】 「…死と隣り合う身だ。久次良は決して後に引かない。」【白蔵主】 「セイメイ様、小白も手伝います!小白はあなたみたいな人殺しをする妖が大嫌いです!」【鈴鹿御前】 「彼らの表情がおかしい。何もかも顧みない興奮、そして厚く邪悪な殺気……我が鈴鹿山の妖怪に、こんな一面があるとは。」【浮世青行燈】 「大嶽丸の配下の海妖たちは戦に長け、死を恐れず、敗退しても士気が下がることはないと人々が言っている。」【鈴鹿御前】 「こんな戦い方は、まるで命を削っているみたいだ。海鳴に操られたのか?!こんな手段を使って仲間を、彼らを……」【浮世青行燈】 「幻の情熱に溺れ、ふるさとを遠く離れた地で死にゆけ。」【鈴鹿御前】 「百物語の主は、はっきりと皮肉を言うんだね。」【浮世青行燈】 「あたいは事実を述べたに過ぎない。」【鈴鹿御前】 「大嶽丸は、なぜ海鳴が仲間の精神を操ることを放任していた?あれを許せると言うのか?!」【浮世青行燈】 「噂をすれば、出てきたね。」【晴明】 「戦線は終わった、お前の負けだ。」【大嶽丸】 「勝敗はまだ決まってねえ!!」【源博雅】 「ようやく大将のお出ましか。お前を倒せば海妖らも出て行ってくれるか!」【大嶽丸】 「俺が現われたということは、お前らの実力が全て見抜かれたってことだ。鈴鹿山の民よ、我が命令を聞け!全員、進め!!」【金魚姫】 「オオバカったら、一体どこに行ったのよ…」【七人岬・雲】 「…やれやれ、もう少しで金魚ちゃんの首を取れたのに。」【驍浪荒川の主】 「ふん。海妖ごときが、荒川の主を前にしてまだ足搔くのか?我の荒川に足を踏み入れるとは、死ぬ覚悟はできているのだろうな!」【大嶽丸】 「下がってろ。彼は俺が相手してやる。」驍浪荒川の主と大嶽丸が、激しい戦闘を繰り広げている。荒川の主の出現によって、海国の侵攻が収まりつつある。【大嶽丸】 「まだまだ!!お前とだけだ、こんなに痛快に戦えるのは!」【驍浪荒川の主】 「ふん、攻めがあまりにも弱い、迷いがあるからだ!」【大嶽丸】 「この一戦が鈴鹿山の民にとって何を意味するのか、お前にわかるものか。」【驍浪荒川の主】 「我が知っているのは、我のこの刀は大切な友からの贈り物だということだけだ。鈴鹿山のあやかしはこの「海国作」のように血気盛んだと聞くが、何故海妖どもの言いなりに成り下がれようか!「川と海、いずれは合流するもの。」これは汝の言葉ではなかったのか!」【大嶽丸】 「お前の「親友」とやらは、もう死んだんだろう。これだけは教えておく。荒川を攻略できるまで、絶対に手を引かない!」【白蔵主】 「荒川の主が海妖の首領を引きつけているうちに、荒川の民の撤退を擁護しなければなりません!」【金魚姫】 「くそっ!私がもっと強ければ……」【蟹姫】 「若が戦っている隙に逃げるなんて、そうはいかないわ!待ちなさい!」【浮世青行燈】 「……」【鈴鹿御前】 「大嶽丸の「友達」を見るのは初めてだ。今になって、このような場所と状況で、彼の共に会うことになるとは。」── 戦闘 ──【白蔵主】 「こんな幼い子供まで戦場に?許せません!」【蟹姫】 「若の悪口を言うな!くらえ!!」【晴明】 「まだ幼い姿とはいえ、鋭い鋏だ。ここまで戦うとは、お前も大したあやかしだ。お前の名前は何だ?」【蟹姫】 「「蟹姫」、私は「蟹姫」だ。」【晴明】 「戦は災いしかもたらさない。お前は人を傷つけることを本当に望んでいるのか?」【蟹姫】 「蟹姫は傷つけるのも、傷つけられるのも嫌いだ!」【晴明】 「そうか?ではここまでだ。お前をここに封印する。」【蟹姫】 「ゴホゴホッ……若様が……」【白蔵主】 「こいつの力は無地蔵なんですか!」【蟹姫】 「若はいつも前に立って、私たちを守ってきた。今度は蟹姫が前に立って、若を守るんだ!」【白蔵主】 「もうやめてください!あなたの身体はもうぼろぼろです!これ以上は戦えません!」【蟹姫】 「若が陸に宣戦布告するといった時、とても心配だった。陸の人間とあやかしはきっとぐるになって、若をいじめるんだから…だから、弱い蟹姫だけど、若の痛みを分かち合うんだ!蟹姫をなめるな、海国の民の意志をなめるな!!陰陽師、どけ!!!」【浮世青行燈】 「すべての海妖が海鳴に惑わされているわけではないようだね。一部は自分の意志で戦っている。」【鈴鹿御前】 「馬鹿者、何が「海国の民の意志」だ。家族の命と比べれば、なんてことはない。」【浮世青行燈】 「ふうん?じゃあ、あんたが大嶽丸の立場だったら、どうするんだい?」【鈴鹿御前】 「私……私は家族を連れて、鈴鹿山を去るかもしれない。皆がいれば、海を漂流したとしても、必ず新しい家を見つけられる。」【浮世青行燈】 「残念だけど、ほとんどの人はあんたみたいに、故郷との絆をあっさり切り落として、過去のすべてを捨てることはできないんだよ。大嶽丸の過去を幻境で見たところで、彼のことを本当に理解できるのかい?」【鈴鹿御前】 「……」【大嶽丸】 「続けろ!荒川の主!」【驍浪荒川の主】 「ふん、疲れ知らずなやつだ。チビ。あいつらを連れて撤退を……」【金魚姫】 「なんだと?」【驍浪荒川の主】 「撤退だ!」【金魚姫】 「いや!最後の一息までここで戦うわ!」【驍浪荒川の主】 「振り返って、我々の名前を見ろ。忘れるでない、荒川の主の本当の役目は、荒川の民を守ることだ。行け、我がいる限り、お主たちが海妖に追い付かれることはない。」【金魚姫】 「オオバカ、ずるすぎるよ…」【鈴鹿御前】 「本当に……」【源博雅】 「荒川の主!その傷は!」【驍浪荒川の主】 「ここは吾一人で守れば良い。汝らは早くチビと離れろ。」【源博雅】 「無理するな。大嶽丸を止めたとしても、海妖の軍勢をどうやって一人で止めるっていうんだ!?」【八百比丘尼】 「微力ながら、私の浄化で傷口の浸食を止めることはできます。海には因縁があります。私も残りましょう。彼らもまた都の敵でしょう?」【源博雅】 「そうだ、俺たちはお前を見捨てたりしない!」【大嶽丸】 「ふっ、荒川が負けを認めた。そう考えても良いだろう?この調子で行けば、我が軍はまもなくこの流域を一掃し、逃げ回るあやかしに追いつく」【驍浪荒川の主】 「なんと言われようが、彼らの命を守るまでだ。汝のような強者には感心するが、無意味な殺戮は好まぬ。お主の背後にあるのは屍、我の背後にいるのは我が民……お主が勝てるわけはなかろう!汝らを止めるには吾一人で十分だ!」【大嶽丸】 「諦めろ、友よ。」【驍浪荒川の主】 「魂より創り出した結界!お主をこれ以上一歩も進ませぬ!!」【鈴鹿御前】 「ちっ!」【浮世青行燈】 「何をするつもりだい?」 |
荒川&大江山
【大嶽丸】 「都の陰陽師、邪魔すんな!俺の相手じゃねえ!」【八百比丘尼】 「それがどうしたのです?あなたを倒す必要はありません。足止めさえできれば、十分です。」【大嶽丸】 「ならば……死ね!」【八百比丘尼】 「ふふ、私に死を与えてくださることができるなら、それはそれで良いですね。」── 戦闘 ──【大嶽丸】 「荒川の結界は解けた。我が友よ。荒川を治めることは本望ではない。「目的」を達成するためには、ここを「占領」しなければならない。だが、全てが終わったら、荒川を本当の主に返すことを約束しよう。」【浮世青行燈】 「荒川の戦で、荒川の主は一人で数多くの敵に臨んだ。後から駆けつけた都の陰陽師が海国の攻勢を緩めたけど、一時しのぎにすぎないね。荒川の主は肝心な時に魂を海国作に宿し、結界を作った。数日間、退きながらも戦い、ようやく海国の軍隊を渦の真上まで誘導して、囚えることに成功した。彼のおかげで、荒川から離脱したあやかしは生き延びることができた。そして都の周辺地域にも、準備の時間を与えた。」【鈴鹿御前】 「……私は。」【浮世青行燈】 「一時の衝動に駆られて、幻境で荒川の主を助けたけど、物語を変えることはできなかったね。」【鈴鹿御前】 「わかった。金魚が逃げるのを庇う後ろ姿が、懐かしいと思っただけだ。何もできない感覚はうんざりだ。だから幻境だと知っても、体が勝手に動く。もうそんなことはしない。私はとっくに、すべてを失った。そんなことしたら、彼ら全員の決心を踏みにじることになる。」【浮世青行燈】 「そう思うなら、そのまま見ているんだね。」【大嶽丸】 「平安京など恐れるに足りない!続けろ!!」── 七角山へ移動 ──【大嶽丸】 「七角山か?変わった形をした山だ。」【久次良】 「若!ふもと近くには人間が多く住んでいます、鬼船を近づけることは困難です、俺たちは……」【大嶽丸】 「俺たちの為すべきことを続けよう。ここも、誰かの故郷だ……」【久次良】 「若……」【大嶽丸】 「構わん、前に進め!!」── 黒夜山へ移動 ──【大嶽丸】 「瘴気にまみれ、昼なのに夜のような場所。ここが黒夜山か?こういう場所を見ると、今の鈴鹿山を思い出す……法陣を残したら行くぞ。次は……逢魔ヶ原だ!」── 逢魔ヶ原へ移動 ──【大嶽丸】 「逢魔ヶ原……ここが大妖怪玉藻前がいた場所か?激しい戦いになると思っていたが、まさか玉藻前がこの地にいないとは。天が鈴鹿山の味方に付いてくれた!」── 大江山へ移動 ──【浮世青行燈】 「大嶽丸が荒川から離れ、次々と逢魔ヶ原、七角山、黒夜山を攻め落とし、血祭の陣を残した。今、残りはこの難攻不落の地だけ……」【鈴鹿御前】 「鬼域の入り口……大江山。」【浮世青行燈】 「素晴らしい一戦だね。」【鈴鹿御前】 「素晴らしい……」【浮世青行燈】 「失礼、言い方が悪かったね。」【大嶽丸】 「もうすぐ終わりだ……」【浮世青行燈】 「都側は大嶽丸の侵攻路線から、彼が都及びその周辺で五芒星法陣を造ろうとしていることを推測した。大嶽丸は神器を利用して法陣を隠していた。道理で都は彼の次の行動を知っていながらも、阻止できなかったわけだ。大江山は、大嶽丸の都侵攻に対する、最後の砦だと言えるだろう。」【鈴鹿御前】 「さぞ激しい戦いになるだろう。大江山のふもとに集まっているのは、人間の軍隊か?」【浮世青行燈】 「あれは都の源氏の軍隊だね。この戦において、珍しく人間とあやかしが手を組み、共に敵に対抗する。」【大嶽丸】 「やっと着いたな、最後の血祭の地。ふるさとに戻るまであと少しだ。俺はこの手で大江山の鬼王を倒す。」【海鳴】 「若様、大江山の地形は守りやすく、攻めにくいものです。ましてや都の源氏が協戦していますから、恐らくさらに強引に攻めることは困難でしょう。」【大嶽丸】 「先生、どうかお気をつけて。俺はより多くの戦力を、計画が成功した時のために残しておきます。」【海鳴】 「若様、どうか英気を養ってください。実際に鬼王を打ち負かすのは彼ら自身になります。」【鈴鹿御前】 「「自身」?」【浮世青行燈】 「始まったね。」【酒呑童子】 「ちっ、鬼船が来た途端に、海風の匂いが生臭くなったぜ。俺様の酒も不味くなった。源氏の部隊は大江山に集結した。俺たちをおとりにしたんだ。源氏がどうであれ、こんなに堂々と船を山頂に漕ぎつけるなんて、実に大胆だな。鬼の衆、俺様と共に出撃だ。」【大嶽丸】 「大江山の妖怪はやはり強いが、水中での戦闘には慣れていないから、俺たちの奇襲に反抗することは難しいだろう。源氏の兵器には注意しなければならないが、奴らと大江山は互いに憚り、牽制しあっている。恐れるに足りない。先生の計画さえ成功すれば、この場を攻略し最後の血祭を執行できるだろう。あれは……何だ?」【酒呑童子】 「好き放題やってくれたな!!」【大嶽丸】 「ふん、その調子付いた赤髪、鬼王酒呑童子だろう。なら俺が、鬼王の頭をもう一度切り落としてやろう!」【茨木童子】 「薄汚い海賊風情が、酒呑童子の髪一本でも触れる事ができると思うな。死にたくなければさっさと巣に戻れ!」【大嶽丸】 「ふん、茨木童子のもう一本の腕も、俺が切り落としてやる!勝算のかけらもないのにかかってくるのか、ならばお望み通り!今日がお前らの命日だ!」【源頼光】 「ふん、果たして誰の命日になるだろうな。行くぞ、鬼切!」【鬼切】 「源頼光、お前の命令は必要ない、私は自ら動く!」【大嶽丸】 「陸の妖怪たちが我らの後方へ回り込んだ?どうすれば水中でそんなに速く動くことが……まさか!大江山と源氏は、同盟を結んだのか?」【浮世青行燈】 「源氏と大江山の協力に対し、大嶽丸は敗退していて、撤収せざるをえないように見える。」【鈴鹿御前】 「彼処は既に山の最北端だ、大江山の辺境まで撤退するとは、何か策でもあるのか?」【浮世青行燈】 「あんたの思った通りだ。」【白蔵主】 「うわああ!!!あ、あれは!!津波だ!!!」【鈴鹿御前】 「この規模の海水を召喚できるとは、海鳴の持つ力は一体……」【浮世青行燈】 「海鳴が津波を召喚して源氏と大江山の者を蹴散らした。次の舞台は、大江山の山頂だよ。分散する前に、山頂の「鬼王座」に集合するよう、酒呑童子が命令を下した。海鳴が「鬼王座」付近に張った結界の罠が、山頂に集まっていた妖怪たちを閉じ込めた。」【鈴鹿御前】 「「実際に鬼王を打ち負かすのは彼ら自身になります。」……本当にそうか?」【酒呑童子】 「どうなっている……?俺様は死んだのか?なぜ俺はこんなところで死んだんだ?少し油断しただけで、こんな様になったのか?悔しい……俺はまだ、死ねない。大江山、百鬼の衆、救えなかった奴と、晴らせなかった仇も…………俺は……立つのだ!」【大嶽丸】 「フ、大江山の鬼王も、この程度か!首を刎ねられ、倒れ、地に伏して死を待つだけとは。」【酒吞童子】 「貴様……大嶽丸、おのれ……!ゴホ……向こうにいるのは……茨木童子?……鬼切?」【鬼切】 「茨木童子、酒呑童子と一緒に地獄に堕ちろ!」【茨木童子、】 「許さん……許さん!!!酒呑童子よ、たとえ私が無力であろうと、おまえを再び救えなくとも、決して一人で死なせはせん。たとえ今日この牢屋の結界から抜け出せなくとも、お前ら全員を酒呑童子の道連れにしてくれる!」【酒呑童子】 「あいつら……どうして幻影と戦ってるんだ?水牢幻境……精神支配……俺たちが感じているのは、すべて海鳴の野郎の幻術だ!ゲホッ、茨木童子と鬼切の野郎を呼び覚まさないと!ここでしくじってはならん。これは……なんだ……痛い!煩い音がどんどん入ってくる……箱の中に首が置かれ、刀がぶつかる音と、叫び声……鈴の音......鈴の音!俺様は死ななかった。あいつは、この俺を救ったのだ。くそ、立たなければ!こんな嘘っぱちの死でこの酒呑童子を捕らえられると思うのか?この命はお前らが弄べるものではない!」【亡霊妖怪幻影】 「酒呑童子、地獄へ来い!お前は鬼王にふさわしくない!」【酒呑童子】 「幻術とはいえ、お前らが言っていることもまた事実だ。俺様は、大江山を守れなかった。悪いな、みんな。俺様は今夜、やらねばならんことがある!夜が過ぎたら、新しい酒を開け、お前らを送ってやるからな!鈴鹿山の主、出てこい!」【大嶽丸】 「よくぞ来た、大江山の鬼王!これでこそ、俺に倒される価値がある!」【酒呑童子】 「かかってこい!大嶽丸!」 |
大江山
【浮世青行燈】 「酒呑童子は海鳴の結界を見破ったけど、幻術の中では長く持たない。」【鈴鹿御前】 「卑劣な幻術を使い、家族の命を顧みずに送り出す。私の知っている大嶽丸ではない。この状況を打開する鍵は……」【鬼切】 「くっ……逃げるな!待ちやがれ!俺の刀の前に現れ続け、俺が刀を降ると消えてしまうのだ。源頼光、どこに居やがる!なぜ俺と戦わない!」【亡霊妖怪幻影】 「恥知らずめ!俺たちは全部お前の裏切りのせいで死んだのだ。この罪をどうやって償うつもりだ!お前が盗んだものをすべて返せ!」【鬼切】 「その通りだ……この刀を握る鬼の手も、辛うじて生き長らえているこの命も、すべて俺のものではない。罪を償うまで、俺はここで立ち止まるわけにはいかない。この音は.……水……?いや、これは……血の契りか。まさか……さっき俺が見たのは、すべて幻覚だというのか……?あの方向は……鬼瞬影!」【海鳴】 「源氏の刀よ、わしの居場所を先に突き止めたのははやりお主か。だがわしを見つけても、もう遅いのだ。」黒い妖気が結界の隙間に差し込まれた鬼切の刀に絡みつくと、刀身に亀裂が生じ始めた。【鬼切】 「くっ……まるで火に焼かれるような痛み……!俺の憎しみと比べれば、こんな痛みなどどうということはない!俺はこの時を望んでいた。この身が砕かれるほどの痛みと、この烈火に焼かれるほどの決意を!己の罪を償う、この機会を!死ね!!!!!!!!」轟き音と共に、幻境は砕けた。鬼切の刃も欠片に砕け、海に落ちていった。【鬼切】 「ゲホッ……ゴホ…………鬼の手も、体も、刀も、すべてが砕けていく……俺の手にあるべきでない物はすべて、俺から去っていく。なのに……どうして……命の終点を前に、俺は悔しさを感じたのか。それは血の契りのように長く、それよりも熱く、ぶつかった一瞬で消えていった。」── 戦闘 ──【浮世青行燈】 「源氏の刃、堅実にして苛烈、切れぬものはない。最後は戦場にて折れる。」【鈴鹿御前】 「執拗な奴だ、自力で幻術を突き破るとは。まったく……ああ。」【浮世青行燈】 「鬼切のおかげで、他の人は海鳴の幻術から逃れることができた。でももう手遅れだよ。皆が津波に追い散らされていた間に、大嶽丸は法陣を完成させた。」【鈴鹿御前】 「大江山の空を覆っていた幻術は消えた。術をかけた相手の意識を読み取り、さらに相手の最も恐れることを具現化できる。海鳴、今まで一体何があったんだ……」【酒呑童子】 「なんだ、あのでっかい音は?水牢結界が爆発したのか?!待てよ、あいつは……鬼切か……なぜ消えようとしている?」【大嶽丸】 「酒呑童子、こんな時によそ見か!死ね!!!さあ、戦え!!大江山の鬼王!!」【酒呑童子】 「大江山を守ることができれば、たとえこの身が灰燼に還されようと悔いはない!胸の中に炎が燃え上がったようだ。怒り、悔しさ、後悔、すべてが俺様の魂を焦がしている。それに比べ、すべてに終止符を打とうとする意志の方が一層強く燃えている。この無尽の業火は、俺様の動揺を食い尽くしてくれよう!この決意の炎にすべてを差し出すのだ!俺様の邪魔をする奴は、この炎で燃やし尽くしてやろうぞ!」【鬼王酒呑童子】 「俺様が全力を出したのだ、光栄に思え。」【大嶽丸】 「ふん!もう一度だ!」 |
大江山&都
【鬼王酒呑童子】 「幻境だろうと、結界だろうと、鈴鹿山だろうと、俺様にとってはどうでもいい!俺様の背中には大江山の幾千万の鬼どもが付いている。今生きているやつも、死んでいるやつもな。俺様が負ける?負けてたまるものか。」【鈴鹿御前】 「!!!!」【大嶽丸】 「どういうことだ?!水中の海妖と鬼船が、全部妖火に燃やされただと……?鈴鹿山の民、今すぐ退け、妖火から離れろ!なぜ攻撃をやめない?!そんな犠牲は必要ない。戦いの目的はすでに果たしたのだ!」【海鳴】 「はははははは…………」【大嶽丸】 「先生……?」【海鳴】 「そいつらを囲め!殺せ!」── 戦闘 ──【茨木童子】 「海鳴の奴はどうしたのだ?!」【鬼王酒呑童子】 「奴の心魔幻境は破られた。おそらく心の魔に囚われ、発狂したんだろう。面倒なことになったぜ。鬼切の刃の断片はまだ奴の妖気の中に残っている。」【大嶽丸】 「先生!先生!!!!!」【鈴鹿御前】 「彼は完全に心魔に屈している。海鳴が禁術に手を出した時……いや、鈴鹿山が汚染された瞬間から、後戻りはできなくなった。大嶽丸、これはあなたが思っている遠征ではない。」【浮世青行燈】 「彼はそうは思わないみたいだよ。」【鬼王酒呑童子】 「大嶽丸、おまえの負けだ。」【大嶽丸】 「くそっ、大江山の妖火は先生の回復の邪魔を……早く離れねえと。大江山での一戦で激しく消耗した、このままでは……」【久次良】 「若!ご無事ですか!あなたと酒呑童子との交戦に、間に合いませんでした……」【大嶽丸】 「平気だ。」【蟹姫】 「若様、お怪我は……」【大嶽丸】 「俺は平気だ!俺たちの未来のことだけ考えればいい。次は、都だ。」── 都へ移動 ──【浮世青行燈】 「大江山と源氏の連合軍の攻撃で、海国は主力部隊の七割を失った。主力部隊を損耗した大嶽丸は、すぐに都を落すことはできない。都は貴重な時間を得た。大江山での激戦が、眠っていた山岳神を目覚めさせた。この機に乗じて晴明は、雲外鏡を起こすことができた。」【鈴鹿御前】 「鬼王の宴で幻象を見せた神器……」【大嶽丸】 「休憩は終わりだ、出発するぞ!都を落したら、俺たちは家に帰れる。すべては鈴鹿山のためだ。」【浮世青行燈】 「空の色が変わっていく、嵐が来る。」【鈴鹿御前】 「幻境の都は、私の知っている都と少し違う。」【浮世青行燈】 「言ってごらん、何が違うんだい?」【鈴鹿御前】 「事前に結果を知っていたせいかもしれないが、少し違和感を感じたのだ。これがあの神器の鏡に造られた鏡像の都なのか?」【浮世青行燈】 「そう、晴明は雲外鏡を使って、鏡像の都を造って自分だけ残したんだ。大妖怪たちは、大嶽丸が血陣を設置していた地に向かった。荒川、七角山、黒夜山、逢魔ヶ原、大江山……最後は都。海国の侵略によって形成された五芒星は、平安京の力で破られた。」【鈴鹿御前】 「大嶽丸は今どこにいる?」【浮世青行燈】 「もうすぐ来る……」【大嶽丸】 「久次良、我が軍の前衛の位置を報告しろ。」【久次良】 「若…前衛から、返答がありません。」【大嶽丸】 「皆犠牲となったのか…...やはり都の警戒は既に厳しくなっている。あっちで、バラバラになった小部隊が都の外へ移動している。久次良、敵軍の思惑は何だと思う?」【久次良】 「都を死守すべき、なのに兵力を分散した。恐らく平安京で何かしらの罠が我々を待っている。」【大嶽丸】 「俺の見解も同じだ。平民に構うな、俺の軍令を伝えろ、前に進め!奴らが罠を起動することを待つより、先に都へ侵入し、奴らを殺して対処できなくする。進め、俺たちの故郷のために最後まで戦うんだ!」【鈴鹿御前】 「大嶽丸、あなたにとって、鈴鹿山とは何だ?一度でも振り返ったことはあるか……」【大嶽丸】 「ほう?要を守る主力は、お前一人だけなのか?我々海国も、随分見くびられたものだな!!」【晴明】 「いや、そうではない。ここは私一人で十分だ。それに、判断するにはまだ早いだろう。」【大嶽丸】 「はははは、現実を見ろ!お前らの守りと戦いは、完全に無意味だ!戦いは終わった、この陸地の霊力は鈴鹿山のものだ!」【晴明】 「……」【大嶽丸】 「……そんな馬鹿な!!五つの法陣は設置済みだというのに、どうして……まさか……!」【晴明】 「もう気付いたのか?此処でお前を倒したかったのだが。」【大嶽丸】 「これは全て幻想だ!お前がわざと俺をおびき寄せたのは、時間を稼ぐ為だったのか!」【晴明】 「お前の負けだ。」【大嶽丸】 「そうだとしても、お前らに海国を阻止できるはずがない!「八尺瓊勾玉」の霊力を使って五芒星法陣を起動すれば、お前たちが行った全ては無駄に終わる!」【晴明】 「五つに分かれた皆が、都に戻ってきた。上陸以来戦が絶えず、多くの損亡を被った。私はお前が止まるとは思っていない。だが今、お前にはまだ選ぶ機会がある。武器を捨てろ。戦争はもう終わった。」【大嶽丸】 「陰陽師晴明、俺が諦めねえと知っているなら、何故無駄な真似をする?根性は認めよう、そしてお前らの抵抗には敬意を表する。しかし今は、俺たちは既に「認められる」為にここに立ってるわけじゃねえ。「戦争」こそ問題を解決する方法だ!」【鈴鹿御前】 「大嶽丸……「戦争」は本当に問題を解決できるのか……?」【大嶽丸】 「俺たちの鈴鹿山を取り戻すため、俺たちの故郷を元の姿に戻すためだ。この一戦は、絶対に負けねえ!俺が行ったことは全て、家に帰るために過ぎねえ。お前らから見て、俺は悪鬼に過ぎない。なら俺は悪を貫き通す!!かかってこい、平安京!」 |
大江山&都
【大嶽丸】 「クソ……」【晴明】 「もうやめろ。」【大嶽丸】 「まだだ、まだ終わらねえ……この戦争には、我が鈴鹿山の民の未来がかかっている……ここまで来たんだ、命などとっくに惜しくはない!帰る場所など、どこにもないのだから!!!」── 戦闘 ──【大嶽丸】 「俺の命を差し出しさえすれば、法陣を立て直せる、そうすれば……」【浮世青行燈】 「残念だけど、彼は成功しなかった。」【鈴鹿御前】 「私は……私はわかっている。平安京を落したところで、鈴鹿山は救えない。」【海鳴】 「わしはあなた様が平安京を新たな領地として、故郷を建て直すことを望んでおります。もし、もし若がいなければ、すべては意味を失うのです!」【大嶽丸】 「海鳴、お前は本当に……」【晴明】 「すべてが終わった。お前たちは海国の罪を償わなければいけない。」【大嶽丸】 「この間違った戦争の引き金を引いたのは俺だ、俺が終わらせてやる……」【鈴鹿御前】 「……」【海鳴】 「若様!!!!」【蟹姫】 「若様……若様!!!!蟹姫と約束したの、一緒に帰るって……」【晴明】 「……」【浮世青行燈】 「これが物語の結末だよ。どう思ったかい?」【鈴鹿御前】 「大嶽丸……ほんとに、馬鹿なんだから……」【浮世青行燈】 「その後のことは、あんたが知ってる通りだよ。あんたの目的は達成できたのかい?」【鈴鹿御前】 「いいえ…彼とあまりにも長い間離れていたせいか、あるいは……最初から違ったのかもしれない。彼の思想と行いについて否定する立場ではないが......認めることもできない。」【浮世青行燈】 「あんたはどうしたいんだい?」【鈴鹿御前】 「この全てを見て、一つはっきりとわかったことがある。大嶽丸に、もう一度会わなければ!会って話さないと、伝えられないこともある。」【浮世青行燈】 「ふふ、あんたらしい言葉だ。」【鈴鹿御前】 「三途の川から帰ってきて以来、色んなことが起きて、頭が追い付く前にすべてが終わってしまった。私からしてみれば、最後に大嶽丸と会ってから一ヶ月も経っていない。あいつと分かれた時の、彼の表情、彼の言葉、今もはっきりと覚えている。しかしたった今、私はゆっくりと気がついた、本当に数百年経ったんだと。あの子が幼い頃から、ずっと見てきた……大嶽丸、私の一番大切な人はもういない。」【浮世青行燈】 「……」【鈴鹿御前】 「可笑しいな、これを意識した途端、怖くなってきた。少し怖くなってきた。彼との数百年前の別れが、最後になるのかもしれない……」【浮世青行燈】 「これが物語の結末だよ。巻物に必要な欠片は集まった。最後にもう一度見てみないかい?」【鈴鹿御前】 「最後に見ておこう……大嶽丸……」【浮世青行燈】 「これが過去にあった出来事だよ。どうした、諦めるのかい?次の巻をめくらなければ、物語は結末に留まり続ける。」【鈴鹿御前】 「いいえ…本当にそんなことしたら、あいつに軽蔑される。もしかしたら、私を「姉」だとはもう認めてくれないかもしれない。(再び物語に入っても、大嶽丸の魂に関する手掛かりを見つけられなかったのか?一体何処に……)百物語の主、あなたに礼を言う。」【浮世青行燈】 「ふふ、お安い御用さ。それに、あたいの見たいものが見られるかもしれないしね。」【鈴鹿御前】 「何のことが?」【浮世青行燈】 「幻境は成長している、物語が新しい物語を生み出したんだ。急いで離れることはないさ、あんたの欲しいものがまだこの幻境にあるかもしれないよ。」【鈴鹿御前】 「それはつまり……」── 鈴鹿山へ移動 ──【鈴鹿御前】 「幻境はまだ消えていない。一体どうなっている?」【浮世青行燈】 「色んな所を回ってきた甲斐があるみたいだね。物語と記憶、夢と現が絡み合い、あたいたちのような本来いない役も加えて、現れた……新たな結末はまた、新たな始まりでもある。」【鈴鹿御前】 「何?あなたは何を言っているんだ?幻境がまだ歪んできた。今度は何処だ?この懐かしい海域……まさか……」【浮世青行燈】 「お見事。」【鈴鹿御前】 「これは幻境の中の鈴鹿山か?いや、これは……今の鈴鹿山だ。鈴鹿山の汚染は海鳴から聞いていたが、これは……この二百年の間に、一体何があった?(私があの鏡の欠片で見たものは、虚構ではないようだ。永生の海に行く前に、一度鈴鹿山に戻らなければ!)」【浮世青行燈】 「あたいの思った通りだ。あんたの出現は、新しい物語の始まりを意味する。」【鈴鹿御前】 「百物語の主は物語の見過ぎか、現実と物語の区別もつかないのか?」【浮世青行燈】 「物語の中にいるあんたには、当然感じることはできないよ。」【鈴鹿御前】 「ほう?ならば、あなたは?自分の幻境に引きこもって、ずっと語り手でいるのか?」【浮世青行燈】 「まさか。あたいはとても期待しているよ。新たな始まりが楽しみだね。それに楽しみにしているよ、終末の時に、新たな結末を迎えられるか否か。」【???】 「……」【鈴鹿御前】 「大嶽丸、必ずあなたを見つける。」 |
幻境試練・海国篇のエピソード
荒川1
故郷である鈴鹿山の息を吹き返すために、大嶽丸は平安京へ進攻した。その第一歩は荒川だ。そこに立ちはだかるのは、かつての友…荒川の主。 |
荒川2
雄波不屈、『荒川の主』の名誉は守護にある。一人で敵の前に立ちはだかり、かつての共に刃を向けられても、荒川の英雄は決して倒れない。 |
大江山1
大嶽丸は海水で大江山を包囲した。かつての鬼王は抵抗し、命をかけて仲間たちを守る。 |
大江山2
妖の火がまた燃え上がり、鬼王が再び現れ、山岳神が滅び去る。この山海の戦は、ようやく幕を閉じた。 |
大江山3
海鳴は心魔幻境を作り、皆を閉じ込めた。鬼切は自分の滅びをもって結界を破った後、海の中に消えてしまった。 |
大江山4
鬼切の折れた刃は鍛え直された。鬼を斬る最も固い刃が新たな姿で帰ってきて、世にのさばるあらゆる悪を斬ると誓った。 |
都
大嶽丸の結界が完成し、ついに都に攻め入った。晴明は神器の力を借りて、鏡の中で都を作り上げ、大嶽丸の企みを止めた。鈴鹿山を元の姿に戻すことはできないと知り、大嶽丸は命を捨てて罪を償った。 |
エピローグ
海から来る物語には終わりがなく、新たな始まりを迎えている。伝説は、まだまだ続く。その名は「大嶽丸」という。 |
幻境試練の攻略情報 | ||
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