【陰陽師】「雪解けの桜祭」ストーリーまとめ
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『陰陽師』の「雪解けの桜祭」のストーリー(シナリオ)をまとめて紹介。
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雪解けの桜祭ストーリー
序章
序章 |
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【雪女】 (私達は鬼域へ向かうべく、あの方と共に朧車に乗った。これはとても長い旅になりそうね…朧車の速さでも、未だに到着できていない。黒晴明様が言っていた「新しい計画」が、不安で仕方ない。最近…あの方のお考えを理解できなくなってきた。)【縁結神】 「雪女は大丈夫か?毎日朧車の中に引きこもっていて、お日様を浴びないでいると、体が弱くなるぞ。」【大天狗】 「彼女は単に陽の光が嫌いなのだろう。」【縁結神】 「うむむ、あんまり暖かいと溶けてしまうからじゃろうか?雪だるまのように?」【大天狗】 「雪だるまと言うより、氷だるまと言うべきだな。」【縁結神】 「もう、細かいことはいいのじゃ。」【黒晴明】 「違う。雪女は陽の光が嫌いなのではない。ただ体調があまり良くないだけだ。」【縁結神】 「それなら、なおさらお日様を浴びるべきじゃ!雪女!出てくるのじゃ!今日のお日様はとても美しいぞ!」ずっと黙っていた燼天玉藻前が、急にその話の腰を折った。【燼天玉藻前】 「誰か教えてくれないか、ここはどこだ?」【黒晴明】 「…朧車を操っている本人にも分からないなら、私たちは道に迷い続けるしかないな。」【燼天玉藻前】 「ふっ、道を違えることはない。ただ、今は暖かい春、雪がとけるべき季節なのに、下の山はまだ氷に覆われている。どうもおかしい。」【黒晴明】 「ここは…少しだけ見覚えがあるな。」山の中、小さな妖怪が森を駆け抜け、青い虚影を残した。【黒晴明】 「(あれは雪幽魂か?まさかここは…)雪女、見てごらん。」呼ばれた雪女が、朧車の中から遠くを見る。その時彼女の目の中で、何かが閃いた。【雪女】 「ここは…白川山ですか?」 【雪女】 「まさか、ここを通るなんて。私がここを去ってから、とても長い時間が経ちました。(永生花と雪幽魂を山頂に残していったけれど、皆…元気かな?そういえば、この季節なら、山にある桜の森がそろそろ咲く頃…どうしてまだ氷に覆われているのだろう?)」【縁結神】 「あああー!残念じゃ!春は縁結びにぴったりの季節じゃ、なのに桜の森は凍結されておる…このままじゃと縁が消えてしまうぞ!あの…狐さん、相談したいことがあるのじゃ。」【燼天玉藻前】 「……言ってみろ。」【縁結神】 「ほら、どうせ長旅になりそうじゃから、もう数日遅れても…別にいいじゃろう?な?」【燼天玉藻前】 「全然よくない。何がしたいんだ。」【縁結神】 「ここにいる人々の縁結びを手伝いたいんじゃ!あの桜の森は、春になると皆の思いを託されるのじゃ!それを無駄にはできぬ!」【黒晴明】 「余計なことを。」【縁結神】 「それがわれの務めなのじゃ!桜の森が凍結されたということは、何かあったに違いない。それに、あの氷の力はまだ広がり続けているようじゃ…」【大天狗】 「このまま放っておけば、山の麓にある村は吹雪に襲われて滅びるだろう。もう一刻の猶予もない。」その言葉を聞いて、燼天玉藻前は意味ありげに、重々しい顔をした黒晴明のほうに目をやった。【燼天玉藻前】 「何を考えている?」【黒晴明】 「全ては取るに足りない過去の話だ。」雪女の目に一瞬だけ失望の色が浮かんだが、すぐに消えてなくなった。【雪女】 「黒晴明様…」【黒晴明】 「雪女、体がより弱々しくなったようだが?」【雪女】 「私は大丈夫です、ただ…あそこの様子を見に行きたいのです。しばしの留守を、どうかお許しください。」【黒晴明】 「過去に拘るとは、らしくないな。」【雪女】 「違います。山桜が凍結され、春が訪れず、白川山に永遠の冬が訪れたのは…私と何か、関係があるのかもしれません。」【黒晴明】 「そこまで言うのであれば、止めはしない。」【雪女】 「ありがとうございます、黒晴明様。」【燼天玉藻前】 「朧車も少し疲れている、私たちも一旦休むとしよう。」【縁結神】 「われは仕事を始めるのじゃ!あの桜の森を、放ってはおけぬ!」 【雪女】 「私には分かる。この氷の力の源は、永生花。でもどうして、永生花の力がここまで拡散してきたの?そう考えていると、雪女が持っている鬼面が急に光を放った。(黒晴明様が以前仰っていました。この鬼面は怨念の力を持っていて、人の心の奥に潜む怨念を見通すことができると。)鬼面が放つ光のもと、雪女はかつて白川山で起きた様々な出来事を見た。(そう、私の過去への執念は、ここまで深かったの…)例え鬼面が生み出す幻にすぎないのだとしても、私はもう一度、過去に感じた暖かさに触れることができる。願わくば、全てが終わった後、桜の森の氷が全てとけて、私もこの執念を捨てられますように…」 |
終章
終章 |
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【燼天玉藻前】 「こうして、桜の森の氷は全てとけた。」【雪女】 「氷がとけ、暖かさが満ちあふれる。これこそが本物の春ですね。(幻境の中、私はついに昔の晴明様にもう一度会えた。全てはあのお面のおかげ。)」【黒晴明】 「雪女、桜の森で何を見たのだ?」【雪女】 「いくつかの記憶の欠片を。冬の雪、春の桜、晴れた空、夕日…黒晴明様は、まだ憶えていらっしゃいますか?」【黒晴明】 「ああ。貴様はあの頃、唯一無二の力、万物を凍てつかせる力、そして全ての傷を癒す力を持っていた。思い返せば、侮れない力だ。その力を失ったことが悲しいのか?」【雪女】 「…いいえ…そうではありません。」【縁結神】 「はあ、本当に疲れた!やっと十分な桜の花弁を集めることができたぞ!われはこの花弁を、縁結びの材料にするのじゃ!想像してみるのじゃ、春めいた男女が、桜が舞い踊る中、生涯の契りを交わす…」【大天狗】 「そんなこと、「大義」とは比べものにならない。」【縁結神】 「…風情のわからぬやつじゃ!」【燼天玉藻前】 「雪女の悩みは解決されたな、では道を急ごう。」【縁結神】 「そうじゃ、やるべきことがまだ残っておる!はあ…一体いつになったら、鬼域にたどり着くのじゃ?」【黒晴明】 「雪女、行こう。」【雪女】 「…はい。」一行は再び鬼域を目指して出発した。雪女は、静かに黒晴明の後ろ姿を眺めている。【雪女】 「(昔の晴明様は、もう戻ってこないのだろうか…)」 |
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