【陰陽師】青藍の森ストーリーまとめ【ネタバレ注意】
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『陰陽師』の青藍の森イベントのストーリー(シナリオ)をまとめて紹介。
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出会いのストーリー
出会い |
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【入内雀(青)】 「この陰陽師は本当に青の森の問題を解決できるのかい?」【入内雀(燕)】 「彼は鳳凰火に認められた陰陽師だ、実力なら心配いらない。」【小白】 「セイメイ様、いつの間にか庭院に案山子が現れましたけど?」【入内雀(燕)】 「私は入内雀と言います。今日晴明様をお伺いしたのは、青の森の異変のためです。近くの住民達もそれに悩まされています。」【小白】 「うわ、案山子が喋っています!いいえ、喋っているのは肩にいる鳥みたいです…」【入内雀(青)】 「犬が喋れるなら、鳥ももちろん喋れるさ。」【入内雀(燕)】 「青、その言い方は失礼だ。青は少しお調子者ですが、どうか大目に見てやってください。」【小白】 「狐も知らない鳥だなんて、本当に哀れですね。もう少し勉強して見聞を広めたほうがいいですよ。」【晴明】 「気にするな、青の森に何があった?」【入内雀(燕)】 「近頃、青の森で鬼火を見かけるようになりました。それに時々、森の中から老婆の囁きのような声が聞こえます。近くの住民達は、恐怖のあまり狩りや果物を採りに行くことすらできません。」【小白】 「鬼火に老婆……セイメイ様、これは何の怪談ですか、なんだかよく知っている気がするんですけど。」【晴明】 「姥ヶ火のはずだ。しかし青の森に行ったのか。道理で鬼王の宴以来見かけなかったわけだ。悪いが、案内を頼む。」 |
冥火のストーリー
冥火 |
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青の森の平原にはまだ花が咲いていて、草木は活気にあふれている。【入内雀(燕)】 「もう少し進むと、姥ヶ火が見えるはずです。」【冥火姥】 「知人の訪れのようじゃのう。わしは本来、捨てられた時に死ぬべきだった。しかしどういう間違いか、わしは姉妹と共に妖怪になり、生き永らえた。これは運命の罰だ、わしの提案で家族を五人も死なせたから。息子は死に、姉妹四人はそろって妖怪になってしまった。」辺りはすっかり暗くなり、ゆらゆらと燃える鬼火が森を彷徨う。火の光に照らされたしわだらけの顔は、間違いなく衰えている。彼女は確かに老いた。昔を懐かしむような表情を、顔いっぱいに浮かべている。【冥火姥】 「どうせあとでわしの姉妹達を探すのだろう、その前にわしの話を聞いてくれ。」【入内雀(燕)】 「あなた達は、一体何に執着しているんだ?」冥火姥の灯篭の中で燃える火がおとなしくなった。敵意が消え、彼女は皆と共に篝火を囲んで座った。濁った目で静かに燃え盛る篝火を見詰めたまま、彼女は小さくため息をついた。【冥火姥】 「わしは一家の長で、二十何人もの面倒を見ていた。豊かな生活とは言えなかったが、幸い姉妹達は団結していた……次女は前向きで賢く、三女は気が利き、四女は決して約束を違えなかった。姉妹四人が力合わせたおかげで、生活は日に日に好転していた。わしが老いてからは、長の座を息子に譲った。そんな普通の日々がいつまでも続くとばかり思っていたが、わしの思い込みだった。戦争が起き、次に飢饉が迫ってきた。二十人を超える大所帯は普段周りの人々に羨望されていたが、災いの前では逆に命取りになった。」【入内雀(燕)】 「若者でさえ生き残ることが難しかったはず。子供や老人まで養うなど、到底無理な話だ。」【冥火姥】 「わしは年をとったから、白髪が生えてもおかしくない。しかし息子が一夜の間に白髪になったのを、わしはこの目で見た。彼はまだ若いのに、家族を心配するあまりそうなった。しかしわしはもう年をとった。」彼女は手が震えながら、その言葉を二度繰り返した。感情の激しい変化は炎にも影響を与えた。弱まっていた炎が急に勢いを増した。【冥火姥】 「見苦しいところを見せてしまって、すまない。わしにできるのは、息子にわしら姉妹四人を捨てるよう提案することだけだった。わしら姉妹四人がいなくなれば、家族はきっと楽になるだろう。しかしそう言ったものの、わしは身勝手に息子が断ることを望んでいた。家族に人里離れた山に捨てられるくらいなら、生きているほうがよっぽどいい。その提案はわしの無能を紛らわすものでしかなかった。」【晴明】 「しかしその提案は、息子と姉妹達を同時に傷つけることになった。」長い沈黙のあと、冥火姥はようやく頷いた。【冥火姥】 「そう、わしは間違えた。誰かが盗み聞きしていることに気づいた時、わしはもうどうしようもないことになってしまったと悟った。翌日、寝ている間に殺された息子を見たあと、わしは決意した。わしら姉妹四人を山の中に捨てるよう、一番下の息子に頼んだ。死人になった息子に、そしてわしの姉妹達に合わせる顔がなかった。青の森に流れ着いた後、皆に会うことはなかった。」【晴明】 「その姉妹達は全員青の森にいるのか?」【冥火姥】 「ああ、森の奥に進めば彼女達に会えるはずだ。わしらは運がいいから、今日まで生き延びることができた。しかし罪を犯した身、退治されて当然だ。ただ晴明様に一つ頼みたい。姉妹達に伝えてほしいことがある。」彼女の手のひらに一つの火の玉が現れたと同時に、彼女の身の回りの炎がますます暗くなっていく。【冥火姥】 「言いたいことは全部この中にある。晴明様から、わしの姉妹達に渡してほしい。受け取るかどうかは彼女達の自由だ。元はと言えば、全てはわしのせいなんだから。青の森の浅野に残っている妖怪は、わししかいない。もし退治されるのならば、わしは最初に退治されることになる。今回こそ、皆のために先に死に、死後の世界の様子を確かめてみるとしよう。そういえば、あと一つだけ、晴明様に聞きたいことがある。ご存知だろうか、わしの家族は今…(彼女は一旦言いよどんだ)まあいいか、もうわしとは関係のない話だ。」彼女が質問を諦めた時、入内雀が急に口を開いた。【入内雀(燕)】 「私の知る限り、あなたの家族は生き永らえられなかったようだ。」【冥火姥】 「そうか……結局はわしの空回りだったのか……」彼女の炎がすっかり暗くなった。【晴明】 「(冥火姥に託された炎を静かに持ちながら)今日はここで休むとしよう。夜が明けたら、青の森の奥を探索する。」 |
戦火のストーリー
戦火 |
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木々の生い茂る光景が次第に広がり、木立ちから漏れる日差しが地面に落ちて、金色の斑となる。【入内雀(青)】 「森がますます静かになってきた。」【戦火姥】 「とうとうこの日が来た。すでに姉から話を聞いたのだろう。」【晴明】 「ご家族の悲劇について、我々はもう知っている。」【戦火姥】 「わしの家族と言うより、戦乱や飢饉に見舞われた全ての家族の悲劇と言うべきだ。陰陽師様、この世には、人を食う妖怪と、人を食う人、どちらが多く存在するだろうか?」【入内雀(青)】 「人を食う妖怪のやり方は限られている。しかし人を食う人のやり方には限りがない。」ちょうど夕暮れ時で、夕日を浴びる森は恐ろしさを増すばかり。戦火姥は余裕綽々として、慣れた手つきで篝火に火をつけた。間もなく死を迎えることに対する焦りは、全く見られない。目も足も不自由が、彼女は意に介さず笑った。顔につけた仮面のせいで、晴明も入内雀も、その真意を汲み取れない。【戦火姥】 「姉はずっと家族に縛られていた。若い時も、老いた後も変わらなかった。彼女は最後まで、家族の危機を解決しようと動いていた。しかし彼女は、両立できないものもあることを理解できなかった。わしは目が見えないが、それでも家族は決して生き残れないとを悟っていた。姉は諦めなかった、だから最後は全てを失った。」【入内雀(燕)】 「彼女を恨んでいるのか?」【戦火姥】 「なぜ姉を恨む?恨んだら生き残れるのか?わしはそれほど疎かではない。過程は違えど、わしを待ち構えているのは破滅だけだ。限界を迎え、人を食うくらいなら、家族と共に死を迎えるほうがいい。」そう言って、彼女は急に笑い始めた。年寄りの笑い声が森に響き渡る。炎が揺らめき、照らされた木の影もゆらゆらと動いた。【晴明】 「彼女は炎を一つ残した。彼女の言いたいことは、全部この中にあるはずだ。」【戦火姥】 「その必要はない、わしは彼女を恨んでなどいない。姉はいつも考えが甘い。この炎はわしの妹達に渡してくれ。三女は小心者で、四女は乱暴者だ。それが必要なのは、わしではない。あの時、わしらは姉妹全員で最後を迎えた。しかし今回は、姉が先に逝った。これ以上長引けば、姉が寂しがる。」彼女の炎は震えていたが、最後の言葉と共に消えてなくなった。 |
幽火のストーリー
幽火 |
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【小白】 「重い話になってきました……青まで無口になってしまいましたね。」【入内雀(青)】 「僕はただ、三人目の姥ヶ火はどんな人かなって考えてただけだ。」【幽火姥】 「いやだ……いやだ!怪物が……とうとう怪物が来た……以前から姉達に言っていたんだ、家族の中に怪物が潜んでいると。しかし誰も信じてくれなかった、おかげで死んだ、全員死んだ。」【入内雀(燕)】 「どうか……」【幽火姥】 「人を殺しに来たって知ってるぞ!お前らも怪物だ、わしの家族と同じだ!わしは何もしてないのに、どうしてこんなことに……わしはただ生きたかっただけなのに……わしは何も知らない!何も知りたくない!」幽火姥は次第に狂気に囚われていく。声は上擦っていて、鬼火は頻りに震えている。【小白】 「あ、これはまともに話せる状態じゃないですね。」【晴明】 「彼女の精神は少々不安定だ。冥火姥の炎は、彼女を宥めることができるだろうか。」晴明は冥火姥より託された炎を取り出した。すると幽火姥は揺らめく炎に目を向けた。【幽火姥】 「懐かしい……姉さん、姉さんなの?」彼女は弱々しく手を伸ばし、炎に触れようとした。しわだらけの顔だが、その表情だけはまるで少女のようだ。【幽火姥】 「昔の生活が恋しい。皆で話したり遊んだり、毎日どうやって暮らしていくか考えなくてもいい、毎日他人を警戒しなくていい生活が…このことになったのは、わしのせいなのか?」炎はただ燃えるだけで、誰も彼女の質問に答えることはできない。幽火姥はまるで凶悪で敏感な妖怪ではなくなり、ただのか弱い少女のように、姉に答えを求めているようだ。【幽火姥】 「姉さん、さっき摘んだ花を見て。綺麗?」彼女は頭に枯れた花を飾っているが、花が既に枯れたことには全く気づいていないようだ。【幽火姥】 「昔、姉さんは花が大好きだった。」彼女は幸せそうに笑みをこぼした。しかしその笑顔は、彼女が花に触れた瞬間消えてしまった。花が枯れたことを察したあと、彼女は自分のしなびた、しわだらけの顔を撫で回した。その顔は驚きや悲しみに囚われている。【幽火姥】 「姉さん、私、年を取ったみたい。」彼女は大切そうに炎を掲げ、その中から温かさを感じようと試みているようだった。しかし最後には、その姿は炎と共に跡形もなく消えてしまった。【入内雀(燕)】 「憐れだ。」 |
燃火のストーリー
燃火 |
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【晴明】 「姥ヶ火姉妹の物語は、どんな結末を迎えたのだろう。」【小白】 「はあ、家族なのに、最後はお互いを恨んでいるなんて。」【燃火姥】 「ふふ、いよいよわしの番か?楽しい戦いだ。ここで長く待った甲斐があった。わしの姉さん達はもう退治されたのだろう。本当に可笑しい話だ。互いを疑い、憎んでいる四人が、まとめて荒野に捨てられ、妖怪となった。そしてまた、まとめて退治される。はははは、生前も死後も家族というわけか、本当に皮肉だ。」【晴明】 「つまり、あの事件の真実を知っているのか?」【燃火姥】 「ほう?晴明様はわしの姉さん達を全員退治したのに、まだ真実に辿りつけていないのか?皆散々推測した。大抵のことはもう分かったはずだ。」彼女はげらげらと笑った。まるで死んだ家族を嘲笑っているようだ。【燃火姥】 「長女は偽善者で、次女は関係ないふりをする。そして三女は臆病者にすぎない。皆共に家族のために頑張ってきたのに、最後の最後はこんなことになってしまった。」彼女はきつい言葉を吐き捨てる。その顔も不満と憎しみで歪んでいる。彼女の身の回りの炎は光ったり消えたりして、夜の青の森の中では特に目立つ。【晴明】 「ご家族のことをとやかく言うつもりはない。ただ冥火姥にこれを託された。よければ受け取ってくれ。」晴明は冥火姥の炎を燃火姥に渡した。彼女は少し躊躇したが、最後にはそれを受け取った。ゆらゆらと燃える炎が彼女の瞳に映ったが、彼女が何を見たのか、晴明一行は知らない。【晴明】 「冥火姥は自分を責めている。全ての原因は彼女にあると思い込んでいる。長い年月が過ぎた。姉妹にそのことから開放されてほしいのだろう。」【燃火姥】 「姉さんはいつもこうだった。」沈黙を貫いていた燃火姥が、突然晴明の話の腰を折った。彼女は炎を見据えたままで、笑っているようにも、泣いているようにも見える。【燃火姥】 「そうだ、姉さんの言う通り、もう昔のことだ。皆とっくの昔に死んだ。生前のことに拘っていても意味はない。それに姉さんが悪いわけじゃない。悪いのはわしらだ。もし戦乱や飢饉に見舞われなければ、わしと姉妹達は一体どんな結末を迎えていただろう?」彼女は呟きながら、晴明に背を向け、炎を掲げて森へ向かった。まだ数歩しか歩いていないのに、彼女の姿はもう風の中に消えてしまった。 |
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