【陰陽師】花合戦2021「かぐや姫」文月イベントの進め方と任務&報酬まとめ【毎日任務イベント】
- 最終更新日
記事の更新を停止しています |
---|
現在、こちらのページは更新を停止しております。情報が古い可能性がございますので、ご注意ください。 |
『陰陽師』の花合戦2021「かぐや姫」文月イベントの進め方と任務&報酬をまとめて紹介。墨染花札報酬の開放方法や花札経験値の上げ方なども記載しているので参考にどうぞ。
©1997-2021 NetEase, Inc.All Rights Reserved
花合戦2021イベント一覧 | |||
---|---|---|---|
睦月 / 1月 |
如月 / 2月 |
弥生 / 3月 |
卯月 / 4月 |
皐月 / 5月 |
水無月 / 6月 |
文月 / 7月 |
葉月 / 8月 (未実装) |
長月 / 9月 (未実装) |
神無月 / 10月 (未実装) |
霜月 / 11月 (未実装) |
師走 / 12月 (未実装) |
イベント概要
イベント期間 | 6/30(水)メンテ後~8/4(火)メンテ前 |
花合戦イベントは、任務をクリアして花札経験値を集めることで、様々な豪華報酬を貰えるイベント。かぐや姫スキン「紙月の境」を始め、御行ダルマや限定描画、アイコン枠など貰えるので、ぜひ参加しよう。
庭院からメニューからイベントページへ
花合戦イベントは、庭院メニューアイコン「花合戦(毎日任務)」からイベントページに行ける。
イベントの進め方
指定任務をクリアして花札経験値を獲得
指定された任務をクリアすることで「花札経験値」を貰うことができ、報酬レベルを上げることができる。花札経験値を100溜めると、報酬が1つ進む。
※任務によって貰える花札経験値は異なる
必要花札経験値 | |
---|---|
Lv0 ~ Lv30 | 3,000 |
1日辺りの目安 | 85 ~ 86 / 35日 |
1日辺りの目安 (フル購入者) |
57 ~ 58 / 35日 |
※Lv30以降に獲得した経験値は、イベント終了後に銭貨に変換される
魂玉で墨染花札報酬開放
魂玉30個で通常購入すると、墨染花札報酬(下段)が開放され、より多くの報酬を獲得できる。魂玉68個でフル購入すればプラスでアイコン枠、花札経験値、勾玉を即獲得可能。課金が必要ではあるが、報酬内容は非常に豪華なので余裕がある場合は購入がおすすめ。
最初に魂玉30個で通常購入し、途中でフル購入したくなった場合は魂玉38個で購入可能。途中でフル購入した場合は、上段で開放されてる経験値分の報酬は一気に開放される。
開放報酬
魂玉 | 開放報酬 | ||
---|---|---|---|
魂玉30個 (通常購入) |
紙月の境 かぐや姫スキン |
御行ダルマ |
風止櫻落挿絵 |
魂玉68個 (フル購入) |
紙月の境 かぐや姫スキン |
御行ダルマ |
風止櫻落挿絵 |
月在水・釣花アイコン枠 (即獲得) |
花札経験値×1,000 (即獲得) |
勾玉×200 (即獲得) |
購入しない場合は上段の報酬15個のみ
購入しない場合は、上段の報酬15個のみ獲得できる。購入することで+30個の報酬が追加される(計45個の報酬)。
前回入手した20%割引券を使用可能
前回の花合戦イベントLv30報酬で入手した「花合戦20%割引券・文月」を使うことができる。
20%割引後 | |
---|---|
通常購入 | 魂玉24個 |
フル購入 | 魂玉54個 |
※今回獲得できる割引券は次回の花合戦・葉月イベントで使用可能
関連ページ |
---|
魂玉の入手方法と使い道 |
いいねを送って花札経験値獲得
毎日順位で友達にいいねを送れる。いいねをすることで花札経験値獲得できる。
いいね人数 | 花札経験値獲得 |
---|---|
1~4人目 | 2 ※確率で18獲得 |
イベント任務と獲得花札経験値一覧
今日(デイリー任務)
任務 | 花札経験値 | |||
---|---|---|---|---|
封印懸賞完成【2回まで】 |
×5 |
|||
百鬼夜行参加【1回まで】 |
×5 |
|||
逢魔首領挑戦【1回まで】 |
×10 |
|||
闘技戦闘勝利【18回まで】 |
×5 |
|||
御魂強化【1回まで】 |
×5 |
|||
結界経験値の受け取り【1回まで】 |
×5 |
|||
ハートを贈る【5回まで】 |
×2 |
|||
祈念【6回まで】 |
×10 |
|||
結界突破勝利【12回まで】 |
×5 |
|||
探索ダンジョン【7回まで】 |
×12 |
|||
覚醒ダンジョン【13回まで】 |
×6 |
|||
御魂ダンジョン【17回まで】 |
×6 |
|||
式神派遣【1回まで】 |
×5 |
今週(ウィークリー任務)
任務は、勾玉10で更新可能(更新回数5回)。週任務は月曜日の0時に更新。
簡単任務1(花札経験値20)
任務名 | |
---|---|
1 | 毎週最初のログイン |
簡単任務2(花札経験値25)
任務名 | |
---|---|
1 | 一日でスタミナ【200Pt】を消費 |
2 | 石距を【5体】倒す/怒りの石距 |
3 | 累計銭貨を【100万】消費 |
4 | 真オロチ3階以上の報酬を【2回】獲得 |
5 | 妖気封印【10回】クリア |
6 | 百鬼夜行でSRの欠片を【5枚】獲得 |
7 | 協力した封印懸賞【10回】クリア |
8 | 逢魔が時のボス戦の【トップ150】に入る |
9 | 【2体】の異なる地域鬼王に挑戦する |
10 | 今週の前進異聞挑戦【第4階】をクリア |
11 | 同心の蘭報酬を【5回】獲得する |
12 | ランク6の御魂を【10個】増やす |
13 | ランク6の御魂【3個】をランク15に |
14 | 陰陽寮任務を【40回】クリア |
15 | 百鬼戦で【3回】勝利報酬を獲得 |
16 | 式神派遣の基礎報酬以上を【6回】獲得 |
17 | 協戦式神を【10回】使用される |
18 | 共同闘技で【1回】勝利 |
19 | 封印懸賞を【3個】達成 |
20 | 闘技で男性式神を【15回】撃破する |
21 | 闘技で女性式神を【15回】撃破する |
中等任務(花札経験値50)
任務名 | |
---|---|
1 | 一日でスタミナ【400Pt】を消費 |
2 | 真オロチ5階以上の報酬を【2回】獲得 |
3 | 結界突破中雪幽魂効果【20回】発生させ勝利 |
4 | 共同闘技で【2回】勝利 |
5 | 妖気封印【30回】クリア |
6 | 【5個】のランク6御魂をランク15まで強化する |
7 | 百鬼夜行でSRの欠片を【10個】獲得 |
8 | 協力した封印懸賞【15回】クリア |
9 | 闘技で女性式神を【30回】撃破 |
10 | ランク6の御魂を【15個】増やす |
11 | 【5体】の地域鬼王に挑戦する |
12 | 叢原火(癡)に【10回】挑戦する |
13 | ランク6式神を【1体】増やす(転換券含まず) |
14 | 協戦式神を【30回】使用される |
15 | 陰陽寮任務を【100回】クリア |
16 | 今週の前進異聞挑戦【第7階】をクリア |
17 | 式神派遣の達成報酬以上を【3回】獲得 |
18 | 【4体】の地域鬼王に挑戦する |
19 | 封印懸賞を【6個】達成 |
20 | 石距を【10回】倒す/怒りの石距 |
21 | 闘技で男性式神を【30回】撃破する |
22 | 闘技で女性式神を【30回】撃破する |
困難任務(花札経験値100)
任務名 | |
---|---|
1 | 一日でスタミナ【600Pt】を消費 |
2 | 共同闘技で【8回】勝利 |
3 | ランク6の御魂を【20個】増やす |
4 | 【9回】協力して封印懸賞を完成 |
5 | 逢魔が時首領戦で【15位以内】に入る |
6 | 【10個】のランク6御魂をランク15まで強化する |
7 | 百鬼夜行でSSRの欠片を【1個】獲得 |
8 | 協戦式神を【30回】使用される |
9 | 式神派遣の完璧報酬を【6回】 |
10 | 累計銭貨を【500万】消費 |
11 | 封印懸賞を【9個】達成 |
12 | 百鬼戦で【6回】勝利報酬を獲得 |
13 | 真オロチ8階以上の報酬を【2回】獲得 |
14 | 今週の前進異聞挑戦【第9階】をクリア |
今月(マンスリー任務)
個人任務(花札経験値150)
任務名 | |
---|---|
1 | 闘技が八段に達する【1回】 |
2 | 累計【魂玉300】を購入 |
3 | スタミナ【3,000Pt】を消耗 |
4 | 式神スキン【3個】獲得 |
5 | ランク6式神【1体】追加(転換券含まず) |
6 | 神秘召喚【100回】 |
世界任務(花札経験値30)
任務名 | |
---|---|
1 | 墨染花札購入人数【10,000人】 |
2 | かぐや姫が戦いに参加【50,000回】 |
3 | 紙月の境の獲得人数【10,000人】 |
イベント報酬一覧
普通花札報酬
進度 | 報酬 | |
---|---|---|
2 |
普通花札パック(小) |
|
4 | ||
6 | ||
8 | ||
10 |
月在水アイコン枠 |
|
12 |
普通花札パック(中) |
|
14 | ||
16 | ||
18 | ||
20 |
奉為ダルマ |
|
22 |
普通花札パック(大) |
|
24 | ||
26 | ||
28 | ||
30 |
花合戦20%割引券・葉月 |
※花合戦割引券を使って花合戦イベント期間中に黒染花札を購入すると、20%引きになる(次回の花合戦・葉月イベントから使用可能)。
普通花札パック
普通花札パック | 報酬 (いずれか1つ選択) |
---|---|
普通花札パック(小) |
①オロチの逆鱗×10 ②銭貨×20,000 ③スタミナ×15 |
普通花札パック(中) |
①オロチの逆鱗×20、★4青吉鬼×1 ②銭貨×40,000、勾玉×5 ③スタミナ×40、桜餅×5 |
普通花札パック(大) |
①オロチの逆鱗×20、★5青吉鬼×1 ②銭貨×100,000、勾玉×10 ③スタミナ×80、桜餅×10 |
普通花札パックは、パック内の報酬の中からいずれか1つを選択して受け取ることができる。
墨染花札報酬(魂玉30個で開放)
進度 | 報酬 | |
---|---|---|
1 |
墨染花札パック(小) |
|
2 | ||
3 | ||
4 | ||
5 |
墨染花札パック(小) |
神秘の霊符×1 |
6 |
墨染花札パック(小) |
|
7 | ||
8 | ||
9 | ||
10 |
風止櫻落挿絵 |
神秘の霊符×1 |
11 |
墨染花札パック(中) |
|
12 | ||
13 | ||
14 | ||
15 |
墨染花札パック(中) |
吉運ダルマ×2 |
16 |
墨染花札パック(中) |
|
17 | ||
18 | ||
19 | ||
20 |
紙月の境 (かぐや姫スキン) |
吉運ダルマ×1 |
21 |
墨染花札パック(大) |
|
22 | ||
23 | ||
24 | ||
25 |
墨染花札パック(大) |
吉運ダルマ×3 |
26 |
墨染花札パック(大) |
|
27 | ||
28 | ||
29 | ||
20 |
御行ダルマ |
吉運ダルマ×1 |
墨染花札パック
墨染花札パック | 報酬 (いずれか1つ選択) |
---|---|
墨染花札パック(小) |
①オロチの逆鱗×10 ②銭貨×60,000 ③スタミナ×50 |
墨染花札パック(中) |
①オロチの逆鱗×10、逢魔の魂×5、★5青吉鬼×1 ②銭貨×100,000、勾玉×10 ③スタミナ×100、桜餅×10 |
墨染花札パック(大) |
①オロチの逆鱗×20、逢魔の魂×10、★6青吉鬼×1 ②銭貨×200,000、勾玉×20、スキン券×10 ③スタミナ×200、桜餅×20、御行ダルマ(欠片)×1 |
墨染花札パックは、パック内の報酬の中からいずれか1つを選択して受け取ることができる。
風止櫻落挿絵(レベル10で獲得)
かぐや姫スキン「紙月の境」(レベル20で獲得)
18魂玉でレベルアップ可能
18魂玉を使うことで1レベルアップできる。どうしても期間内に終わらない場合のみ使っても良いだろう。
必要花札経験値 | |
---|---|
Lv0 ~ Lv30 | 3,000 |
1日辺りの目安 | 85 ~ 86 / 35日 |
1日辺りの目安 (フル購入者) |
57 ~ 58 / 35日 |
レベルアップ思い出報酬
レベル5、10、15、20に達すると挿絵イラストが解禁されていく。レベル20に達すると「紅粧初成」挿絵を入手できる。画面左下「思い出」から進行状況を確認できる。
星河清夢挿絵
イベント商店の概要と復刻スキン
過去の花合戦スキンを購入可能
商店では、過去の花合戦スキンを購入することができる。過去スキンは以前の同月の商店に限定されており、今月は大嶽丸スキン「鼓の守心」。
花合礼貨50枚を集めて魂玉68で購入可能
スキンは、花合礼貨50枚を集めることで魂玉68で購入することができる。花合礼貨は、花合戦のレベルが1アップするごとに1枚獲得できる。
イベントストーリー
奇譚1ストーリー
奇譚1 |
---|
「手紙を一通書いて、天上の月へ送りたい」 そんな思いが初めて浮かんだ時、私は少しとまどってしまいました。どんな内容を書いて、どこに送ればいいのだろう?でも、はやる気持ちを抑えられず、すぐさま行動に移しました。 花鳥風月さんは最近絵画を習っているので、私は紙舞さんを訪ね、便箋の作り方を学びました。 「どうして便箋から作るの?」 私はどう答えれば良いか分かりませんでした。この手紙の全てを、私は自分で作り上げなければ。何となくそう思ったのです。 晴明様の導きにより、私は早朝に裏山の竹林へ行きました。笹がそよ風に揺られ、さらさらと音を立てていました。この時の風と笹の音を手紙に書こう、私はそう心に決めました。 最初は笹集めから始めました。 裏山の竹はどれも立派に育っていました。月魔兔が目の前の竹を囲んでくるくる回り、私は借りて来た短刀を握り締めていました。月魔兔もきっと、私が困っていることを察していたのでしょう。 「ああ」 「心配してくれてありがとう、私は大丈夫。一緒に頑張ろうね」 そう言いつつ、その日の午前は競走しに来た山兎さんによって作業がはかどり、数本の竹を集めました。 次の日、そこには削られた竹が丁寧に並べてありました。 謎の助っ人さんの表情を想像して、私は月魔兔を抱えながら微笑みました。 「どうもありがとうございます!」 私は竹林の奥に向かって、お礼を言いました。竹林を駆ける風が、きっと私の感謝を伝えてくれると信じて。 |
奇譚2ストーリー
奇譚2 |
---|
次は竹を小片に切り、水に浸け込みます。 「なんだか、竹って……私に似てない?」 「え?」 「春の間、筍は地底で眠っている。やがて春の雨と啓蟄の雷に呼び覚まされ、芽を出し高くなる。私が初めて都に来た時も、暗闇の中で長い眠りを経て、その後、呼び起された……」 「ああ~」 「それでね、今まで体験したことのない出来事や、幸せな記憶が、雨後の筍のように増えていったの」 都で出会った人たちは、啓蟄後の春の雨のように、生い茂る記憶の森に水を注いでくれました。私は刀で竹稈を切りました。すると、心の奥に秘めた記憶も、蓋を開けたように解放されました。 記憶が凝縮した妖力を、竹の小片と共に水に浸け込みました。 これからは、長い間辛抱強く待つのみです。 終りが見えない出来事を待つのはとても辛いですが、その日は必ず来るという確信を持つことが出来れば、待っている間も全て期待に満ち溢れます。 数か月間竹の小片を清水に浸け込んでから取り出すと、紙舞さんの仰った通り、竹の小片は柔らかくなり、元々清らかだった水は濁っていました。 「ああ~あ……」 「汚水のこと?大丈夫、濁りだって全部竹から濾過されたものだもん、私が後始末をするね」 汚水を外に出してから、柔らかくなった竹の小片を枡の中に入れます。そこに水を注ぎ込み、石で竹の小片を細かくなるまで叩きます。細かくなった竹の小片が水と完全に融合すると、竹の繊維になります。 「こんな姿になると、もう竹の面影はないね。」水で流すと、私は竹の繊維を掬い、指の間から垂れ落ちる様子を見ていました。 「私は水が嫌いだけど、それは私と同じものだと認めざるをえない」紙舞さんはこちらに近付こうとはせず、遠くから私の方を眺めました。「あなた自らの手でこの姿に変えたんだもの。他人がその正体に気付かずとも、あなたならきっと気付くわ」 「全ての物には記憶が宿っている。他人にとってはどうでも良くても、記憶の主にとっては何よりも大切なのよ」 彼女の言葉は正しいのかも知れません。 次はいよいよ、竹の繊維を紙にします。 |
奇譚3ストーリー
奇譚3 |
---|
この過程はあまり待たなくても良いですが、簡単な動きを何度も繰り返す必要があります:池の中から竹の繊維をすくい上げ、竹の枠に平たく均等に塗り、圧力をかけ水を絞り出す。そして又、竹の繊維を塗る。湿った竹の繊維を剥がし、太陽の下で乾くのを待つ。 便箋は間もなく出来上がるというのに、私は何を書くかまだ見当が付きません。 日和坊さんがこの話を聞きつけて、てるてる坊主を持って私を訪ねて来ました。近頃、晴れの日が続く中、私と日和坊さんは屋根の下で肩を並べて、お茶を飲みながら白い雲をただただ眺めました。 「かぐや姫ちゃんの便箋が出来上がったら、晴れた日に一緒にお花見にでも行きましょうよ」 「ええ、喜んで。ですが、もっと大勢で行った方がにぎやかではないでしょうか?」 「先日、道端で御饌津様に会ったの。彼女も誘ってみましょう」 「煙々羅さんを誘ってみてもいいかも……」 こんな他愛もない話が続き、昔の晴れた日々の記憶が呼び起されました。あの時の私は、いつも金魚姫に色んな所へと連れて行かれました。彼女が騒ぎを起こす様子を見ているうち、いつの間にかたくさんの人と知り合いました。 同じ晴天の下なのに、隣でお花見をする人は昔と違っていました。それでも、紙舞さんのおっしゃるとおり、この変わりゆく思い出は、私にとってかけがえのないものです。 数日間乾燥した後、便箋が出来上がりました。 「う?うう~」 私の筆が止まるのを見て、月魔兔は少し心配そうに私の裾を咥えました。私はその子を膝に乗せ、一緒に便箋を凝視しました。紙舞さんは私の代わりに便箋を切ってくれると、ここを立ち去りました。あの時の彼女は、私の迷いを見透かしたのか、「手紙の内容はそれ程重要ではないのよ」そう、一言を残していきました。 私は紙を手に取り、ゆっくり折りました。 もしかして、私が書きたい言葉は、すでに…… |
奇譚4ストーリー
奇譚4 |
---|
満月の夜、清く穏やかな川の流れに、小舟が揺れる。 私は月魔兔を竹林に残して、あの「手紙」を持って一人小舟に乗りました。水面に映った円い月影は、夜風が作ったさざ波によって、砕けては寄せ集められる。 私は手紙を船の形に折りました。 手紙を書きたい気持ちが芽生えたのは、三月の雛祭りの頃でした。人々は健康と幸福を祈って、小さな紙人形を船に乗せ、川へと流しました。私は皆にもらった人形を持って岸辺に座り、川を流れる小さな船を目で追いました。その時、手紙を書きたいと思ったのです。 数か月経ちましたが、手紙には未だ何も書いていません。 地下に埋まった筍が春の雨に呼び覚まされ、竹稈へと成長する。やがて伐採され、水に浸けられ、溶け、最終的に紙となり、折られて船と化し、遠くへと流れていく。 私は真っ暗な竹筒の中で眠っていました。ある日、笛の音に起こされ、少しずつ、この美しい世界を知りました。貴重な経験は全て時間に砕かれ、長い月日を経て、文字や伝説と化し、遠くへ届くでしょう。 ですが今は、もう暫く待ちましょう。手紙は書き終わっていません。私はもっと大切な経験と思い出に巡り合うことを期待していて……まだ伝説にしたくありません。 それに、こんなに小さな船では、これ程多くの記憶と思いを乗せることはできません。 紙の船をおろすと、私の面影と円い月影はさざ波に砕かれました。金色の光に照らされた輪郭がぼやけ、川底から昇る泡の間で記憶の影がちらつくと、その瞬間馴染みのないような懐かしいような顔を見ました。私の未熟で好奇心に満ちた目と違って、落ち着いた優しい目をしていました。 月の光が戻り、ひと時の再会は終わりを告げ、水面にはまた今の私の影だけが映りました。 小さな紙の船は波に押されて、ゆっくりと遠くへ流れてゆき、水面の月影を切り、再びそれと一体となりました。 遠航者は必ず港へ帰り、放浪する手紙は必ずこの世にたった一人の受け取り人を見つける。 旅の道中で遭遇した様々な景色や、手紙が通り過ぎた山や川は、とある満月の夜に、記憶の川へと合流し、輝く月の光となるでしょう。 「天上の月への手紙はまだ書き終えていませんが、この手紙は、一先ずこの清らかな川と月影へ送りましょう。」 |
花合戦2021イベント一覧 | |||
---|---|---|---|
睦月 / 1月 |
如月 / 2月 |
弥生 / 3月 |
卯月 / 4月 |
皐月 / 5月 |
水無月 / 6月 |
文月 / 7月 |
葉月 / 8月 (未実装) |
長月 / 9月 (未実装) |
神無月 / 10月 (未実装) |
霜月 / 11月 (未実装) |
師走 / 12月 (未実装) |