【陰陽師】花合戦2024「蝉氷雪女」文月イベントの進め方と任務&報酬まとめ【毎日任務イベント】
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『陰陽師』の花合戦2024「蝉氷雪女」文月イベントの進め方と任務&報酬をまとめて紹介。墨染花札報酬の開放方法や花札経験値の上げ方なども記載しているので参考にどうぞ。
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花合戦2024イベント一覧 | |||
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睦月 / 1月 |
如月 / 2月 |
弥生 / 3月 |
卯月 / 4月 |
皐月 / 5月 |
水無月 / 6月 |
文月 / 7月 |
葉月 / 8月 |
長月 / 9月 | 神無月 / 10月 | 霜月 / 11月 | 師走 / 12月 |
イベント概要
イベント期間 | 7/1(月)1:00~8/1(木)0:59 |
花合戦イベントは、任務をクリアして花札経験値を集めることで、様々な豪華報酬を貰えるイベント。蝉氷雪女スキン「氷花蝶舞」を始め、御行ダルマや限定描画、アイコン枠など貰えるので、ぜひ参加しよう。
庭院からメニューからイベントページへ
花合戦イベントは、庭院メニューアイコン「花合戦(毎日任務)」からイベントページに行ける。
イベントの進め方
指定任務をクリアして花札経験値を獲得
指定された任務をクリアすることで「花札経験値」を貰うことができ、報酬レベルを上げることができる。花札経験値を100溜めると、報酬が1つ進む。
※任務によって貰える花札経験値は異なる
必要花札経験値 | |
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Lv0 ~ Lv30 | 3,000 |
1日辺りの目安 | 96~97 |
1日辺りの目安 (フル購入者) |
64 ~ 65 |
※Lv30以降に獲得した経験値は、イベント終了後に銭貨に変換される
魂玉で墨染花札報酬開放
魂玉30個で通常購入すると、墨染花札報酬(下段)が開放され、より多くの報酬を獲得できる。魂玉68個でフル購入すればプラスでアイコン枠、花札経験値、勾玉を即獲得可能。課金が必要ではあるが、報酬内容は非常に豪華なので余裕がある場合は購入がおすすめ。
最初に魂玉30個で通常購入し、途中でフル購入したくなった場合は魂玉38個で購入可能。途中でフル購入した場合は、上段で開放されてる経験値分の報酬は一気に開放される。
開放報酬
魂玉 | 開放報酬 | ||
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魂玉30個 (通常購入) |
氷花蝶舞 (蝉氷雪女スキン) |
御行ダルマ |
氷花絢爛 (挿絵) |
魂玉68個 (フル購入) |
氷花蝶舞 (蝉氷雪女スキン) |
御行ダルマ |
氷花絢爛 (挿絵) |
氷色の花・霜アイコン枠 (即獲得) |
花札経験値×1,000 (即獲得) |
勾玉×200 (即獲得) |
|
ログインテーマ (即獲得) |
購入しない場合は上段の報酬15個のみ
購入しない場合は、上段の報酬15個のみ獲得できる。購入することで+30個の報酬が追加される(計45個の報酬)。
前回入手した20%割引券を使用可能
前回の花合戦イベントLv30報酬で入手した「花合戦20%割引券・文月」を使うことができる。
20%割引後 | |
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通常購入 | 魂玉24個 |
フル購入 | 魂玉54個 |
※今回獲得できる割引券は次回の花合戦・葉月イベントで使用可能
魂玉の入手方法と使い道 |
いいねを送って花札経験値獲得
毎日順位で友達にいいねを送れる。いいねをすることで花札経験値獲得できる。
いいね人数 | 花札経験値獲得 |
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1~4人目 | 2 ※確率で18獲得 |
イベント任務と獲得花札経験値一覧
今日(デイリー任務)
任務 | 花札経験値 | |||
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封印懸賞完成【2回まで】 |
×5 |
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狩り戦/陰界の門に参加【1回まで】 |
×10 |
|||
百鬼夜行参加【1回まで】 |
×5 |
|||
逢魔ボス挑戦【1回まで】 |
×10 |
|||
闘技戦闘勝利【18回まで】 |
×5 |
|||
御魂強化【1回まで】 |
×5 |
|||
結界経験値の受け取り【1回まで】 |
×5 |
|||
ハートを贈る【5回まで】 |
×2 |
|||
祈念【6回まで】 |
×10 |
|||
結界突破勝利【12回まで】 |
×5 |
|||
探索ダンジョン【7回まで】 |
×12 |
|||
覚醒ダンジョン【13回まで】 |
×6 |
|||
御魂ダンジョン【17回まで】 |
×6 |
|||
式神派遣【1回まで】 |
×5 |
|||
六道の扉をクリア【1回まで】 |
×20 |
|||
1匹の契霊と契約する【1回まで】 |
×20 |
今週(ウィークリー任務)
任務は、勾玉10で更新可能(更新回数5回)。週任務は月曜日の0時に更新。
簡単任務1(花札経験値20)
任務名 | |
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1 | 毎週最初のログイン |
簡単任務2(花札経験値25)
任務名 | |
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1 | 一日でスタミナ【200Pt】を消費 |
2 | 石距を【5体】倒す/怒りの石距 |
3 | 累計銭貨を【100万】消費 |
4 | 真オロチ3階以上の報酬を【2回】獲得 |
5 | 妖気封印【10回】クリア |
6 | 百鬼夜行でSRの欠片を【5枚】獲得 |
7 | 協力した封印懸賞【10回】クリア |
8 | 逢魔が時のボス戦の【トップ150】に入る |
9 | 【2体】の異なる地域鬼王に挑戦する |
10 | 今週の前進異聞挑戦【第4階】をクリア |
11 | 同心の蘭報酬を【5回】獲得する |
12 | ランク6の御魂を【10個】増やす |
13 | ランク6の御魂【3個】をランク15に |
14 | 陰陽寮任務を【40回】クリア |
15 | 百鬼戦で【3回】勝利報酬を獲得 |
16 | 式神派遣の基礎報酬以上を【6回】獲得 |
17 | 協戦式神を【10回】使用される |
18 | 共同闘技で【1回】勝利 |
19 | 封印懸賞を【3個】達成 |
20 | 闘技で男性式神を【15回】撃破する |
21 | 闘技で女性式神を【15回】撃破する |
中等任務(花札経験値50)
任務名 | |
---|---|
1 | 一日でスタミナ【400Pt】を消費 |
2 | 真オロチ5階以上の報酬を【2回】獲得 |
3 | 結界突破中雪幽魂効果【20回】発生させ勝利 |
4 | 共同闘技で【2回】勝利 |
5 | 妖気封印【30回】クリア |
6 | 【5個】のランク6御魂をランク15まで強化する |
7 | 百鬼夜行でSRの欠片を【10個】獲得 |
8 | 協力した封印懸賞【15回】クリア |
9 | 闘技で女性式神を【30回】撃破 |
10 | ランク6の御魂を【15個】増やす |
11 | 【5体】の地域鬼王に挑戦する |
12 | 叢原火(癡)に【10回】挑戦する |
13 | ランク6式神を【1体】増やす(転換券含まず) |
14 | 協戦式神を【30回】使用される |
15 | 陰陽寮任務を【100回】クリア |
16 | 今週の前進異聞挑戦【第7階】をクリア |
17 | 式神派遣の達成報酬以上を【3回】獲得 |
18 | 【4体】の地域鬼王に挑戦する |
19 | 封印懸賞を【6個】達成 |
20 | 石距を【10回】倒す/怒りの石距 |
21 | 闘技で男性式神を【30回】撃破する |
22 | 闘技で女性式神を【30回】撃破する |
困難任務(花札経験値100)
任務名 | |
---|---|
1 | 一日でスタミナ【600Pt】を消費 |
2 | 共同闘技で【8回】勝利 |
3 | ランク6の御魂を【20個】増やす |
4 | 【9回】協力して封印懸賞を完成 |
5 | 逢魔が時首領戦で【15位以内】に入る |
6 | 【10個】のランク6御魂をランク15まで強化する |
7 | 百鬼夜行でSSRの欠片を【1個】獲得 |
8 | 協戦式神を【30回】使用される |
9 | 式神派遣の完璧報酬を【6回】 |
10 | 累計銭貨を【500万】消費 |
11 | 封印懸賞を【9個】達成 |
12 | 百鬼戦で【6回】勝利報酬を獲得 |
13 | 真オロチ8階以上の報酬を【2回】獲得 |
14 | 今週の前進異聞挑戦【第9階】をクリア |
今月(マンスリー任務)
個人任務(花札経験値150)
任務名 | |
---|---|
1 | 闘技が八段に達する【1回】 |
2 | 累計【魂玉300】を購入 |
3 | スタミナ【3,000Pt】を消耗 |
4 | 式神スキン【3個】獲得 |
5 | ランク6式神【1体】追加(転換券含まず) |
6 | 神秘召喚【100回】 |
世界任務(花札経験値30)
任務名 | |
---|---|
1 | 墨染花札購入人数【10,000人】 |
2 | 蝉氷雪女が戦いに参加【50,000回】 |
3 | 氷花蝶舞の獲得人数【10,000人】 |
イベント報酬一覧
普通花札報酬
進度 | 報酬 | |
---|---|---|
2 |
普通花札パック(小) |
|
4 | ||
6 | ||
8 | ||
10 |
氷色の花アイコン枠 |
|
12 |
普通花札パック(中) |
|
14 | ||
16 | ||
18 | ||
20 |
奉為ダルマ |
|
22 |
普通花札パック(大) |
|
24 | ||
26 | ||
28 | ||
30 |
花合戦20%割引券・葉月 |
※花合戦割引券を使って花合戦イベント期間中に黒染花札を購入すると、20%引きになる(次回の花合戦・葉月イベントから使用可能)。
普通花札パック
普通花札パック | 報酬 (いずれか1つ選択) |
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普通花札パック(小) |
①オロチの逆鱗×10 ②銭貨×20,000 ③スタミナ×15 |
普通花札パック(中) |
①オロチの逆鱗×20、★4青吉鬼×1 ②銭貨×40,000、勾玉×5 ③スタミナ×40、桜餅×5 |
普通花札パック(大) |
①オロチの逆鱗×20、★5青吉鬼×1 ②銭貨×100,000、勾玉×10 ③スタミナ×80、桜餅×10 |
※花札パックは、パック内の報酬の中からいずれか1つを選択して受け取ることができる。
墨染花札報酬(魂玉30個で開放)
進度 | 報酬 | |
---|---|---|
1 |
墨染花札パック(小) |
|
2 | ||
3 | ||
4 | ||
5 |
墨染花札パック(小) |
神秘の霊符×1 |
6 |
墨染花札パック(小) |
|
7 | ||
8 | ||
9 | ||
10 |
氷花絢爛挿絵 |
神秘の霊符×1 |
11 |
墨染花札パック(中) |
|
12 | ||
13 | ||
14 | ||
15 |
墨染花札パック(中) |
吉運ダルマ×2 |
16 |
墨染花札パック(中) |
|
17 | ||
18 | ||
19 | ||
20 |
氷花蝶舞 (蝉氷雪女スキン) |
吉運ダルマ×1 |
21 |
墨染花札パック(大) |
|
22 | ||
23 | ||
24 | ||
25 |
墨染花札パック(大) |
吉運ダルマ×3 |
26 |
墨染花札パック(大) |
|
27 | ||
28 | ||
29 | ||
20 |
御行ダルマ |
吉運ダルマ×1 |
墨染花札パック
墨染花札パック | 報酬 (いずれか1つ選択) |
---|---|
墨染花札パック(小) |
①オロチの逆鱗×10 ②銭貨×60,000 ③スタミナ×50 |
墨染花札パック(中) |
①オロチの逆鱗×10、逢魔の魂×5、★5青吉鬼×1 ②銭貨×100,000、勾玉×10 ③スタミナ×100、桜餅×10 |
墨染花札パック(大) |
①オロチの逆鱗×20、逢魔の魂×10、★6青吉鬼×1 ②銭貨×200,000、勾玉×20、スキン券×10 ③スタミナ×200、桜餅×20、御行ダルマ(欠片)×1 |
墨染花札パックは、パック内の報酬の中からいずれか1つを選択して受け取ることができる。
氷色の花・霜アイコン枠(フル購入で即獲得)
氷花絢爛挿絵(レベル10で獲得)
蝉氷雪女スキン「氷花蝶舞」(レベル20で獲得)
レベルアップ思い出報酬
レベル5、10、15、20に達すると挿絵イラストが解禁されていく。レベル20に達すると「清水の影」挿絵を入手できる。画面左下「思い出」から進行状況を確認できる。
清水の影挿絵
イベント商店の概要と復刻スキン
過去の花合戦スキンを購入可能
商店では、過去の花合戦スキンを購入することができる。過去スキンは以前の同月の商店に限定されており、今月は鬼王酒呑童子スキン「闘魚の志」、大嶽丸スキン「鼓の守心」、かぐや姫スキン「紙月の境」、花鳥風月スキン「山河凰羽」。
魂玉68で購入可能
スキンは、魂玉68で購入することができる。今月中に購入しない場合、再度入手は一年後になるので注意。
花札収集の概要
今まで入手した花合戦スキンを展示
花札収集では、今まで入手した花合戦スキンが「花札」として収録・展示される。スキンを入手した際、対応する花札をアンロックすることができる。
花札手帳で細かい内容を確認可能
花札手帳では、すべての花札を収集進度を確認可能。また、各花札をタップすると、その花合戦スキンの挿絵やストーリー、漫画などを確認することもできる。
イベントストーリー
Lv5のストーリー
花と蝶 |
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山を下りてからそれなりに時間が経った。あっという間に春が過ぎ、絢爛な夏が訪れたが、それは同時に耐え難い暑さをもたらした。私に元気がないことに気づいた晴明は、私を彼の別荘に泊まらせてくれた。別荘の庭はきちんと手入れされていた。草木が生い茂り、花が綺麗に咲いている。人の手が加えられてはいるものの、同時に自然の趣に富んだ、主の人柄を感じられる庭だった。楽しい日々を過ごすうちに、いつの間にか秋になった。「晴明。」秋の午後はまだ少し暑い。晴れ渡る青空の下、すすきが風に揺れている。変わった帽子を被った晴明を眺めながら、私は池に足をつける。仕事に集中している晴明に、私の声は届かなかったようだ。彼が動くたびに、すすき編みの帽子は何かをつつく鳥を、何本か飛び出した風になびく草は鳥の長い冠羽を想起させた。帽子に止まった蝶は、夏の終わりに散ってしまう花のように、どこか元気がない。「晴明!」もう少し大きな声で呼んでみようと思ったものの、晴明の注意を引きたいと同時に蝶を驚かせたくなかった私の声は、やはり小さかった。それでも、晴明は頭を上げてこっちに視線を投げてくれた。一方、なぜかは分からないけれど、その蝶は帽子から離れなかった。手についた泥を洗い落とした晴明が、すすきの帽子をくれた。私はそれを被ろうとはせずに、妙に帽子に拘る蝶を見つめていた。蝶の羽にある目玉模様も、何かを見つめているのだろうか。「待たせたな、暑くなかったか?」私は頭を横に振る。「こういう仕事は、普段紙人形がやってくれているが、いざ自分でやってみると、うまくいかなくて時間がかかるな。でも、あなたとゆかりのある花だけは、やはり自分で植えるべきだと思ったんだ。」「種をまいた途端、蝶が現れた。」「この花はきっと、美しく咲くだろう。」 |
Lv10のストーリー
山の暁 |
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あの時植えたのは、一体何の花だったんだろう。どんな花だったんだろう。あの時聞いておけばよかったと、何度も思った。答えを聞くことができていたら、疑問を抱え続けなくてすんだのに。でも、記憶の中には、もうあの時の池とすすきしか残っていない。あの時の晴明も、もういない。季節違いの花が存在しないのと同じように。冬が訪れ、山の下の景色も山の上と同じ、一面の雪景色になった。道を見失った私は、闇の中を歩き続ける。雪夜はいつも静かだ。長い時の中で溶け始めた体を補い、強くしてくれる雪が、昔の感情のない強い私を連れ戻してくれるはずだった。でも私には、私の内なる声が聞こえていた。弱々しいけれど、その声ははっきりと呼び続けていた——「晴明。」彼が選択を間違え、約束を破って以来、私は一度もその名前を口にしてこなかった。彼に背を向け、心地よい庭院から逃げ出した私は、厳しい冬に逃げ込んだ。孤独な雪夜の、懐かしい、慣れ親しんだ寒さの中で、私はなぜか彼が教えてくれたぬくもりを思い出していた。固く閉じた唇をこじ開けた名前が、火照りを伴ったぬくもりを与えてくれる。雪が降り続く中、私は突然、どこに行けばいいのかを悟った。雪は私の邪魔をするのではなく、力を貸してくれた。日が昇る頃、彼がいる山にたどり着いた。黒夜山は未だに闇に包み込まれていた。夜明けが訪れると、あの人の姿がぼんやりと見えるようになった。彼の肩に積もった雪に降り注ぐ光は、闇をより深く引き立てた。「黒晴明様。」私は呼び方を変えた。でも、私の想いは変わらない。呼びかけを聞いた彼が、振り返って私を見る。その肩に積もった雪が、音を立てて地面に落ちる。もしかしたら、あの花の名前はもう、とっくに教えてもらっていたのかもしれない。「花菖蒲という名前の、不思議な花を知っているか?」「どんな花ですか?」「雪女によく似た花だ。」 |
Lv15のストーリー
見境 |
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以前、晴明が春桜が咲き乱れる様子を描いた絵をくれた。白しか知らない私に、その光景はあまりにも眩しかった。春に憧れる私には、桜だけでも十分すぎた。けれど晴明は、他にもたくさんのことを教えてくれた。綺麗に咲く花と青々とした草木は、春の景色。他にも夏、秋、冬、それぞれの景色がある。四季とは人生の如く、出会いと再会を繰り返すもの。山を下りるように私をそそのかしたお詫びとして、一緒に様々な名所を巡り、知らないことは何でも教えると、晴明は約束してくれた。あの時、春景色に夢中になっていた、初心な私はこう聞いた。「こっちの桜はあっちのと違うみたいね。」「こっちは八重桜で、あっちは龍桜だ。種類が違えば、姿も違う。遠くのあれは桃の木だから、桃の花を咲かせている。じきに梨や杏、海棠も綺麗な花を咲かせるだろう。」本をたくさん読んだ彼は、色々なことを知っている。でも人間の知識に、私は興味がない。散りゆく花びらは春風に乗り、氷が溶けた川に落ちていく。混ざっても分別できなくなった桜の花や桃の花は、川の流れに身を任せて遠くに消えていく。「晴明、私には違いが分からない。人間は皆、これを見分けられるの?」晴明は一瞬黙ると、今度は説明するのではなく、何か思いついた様子でこっちを見ながら、頭を横に振った。「必ずしも見分けられなくてもいいんだ。」「花はともかく、一括りに草と言っても、見分けができないほどよく似ているものはたくさんある。蝶と花、鳥と草、一見全く違うものでもどこか似ているかもしれない。世界はとても広く、ゆえに不思議なことは無数にある。」「見分けられなかったら、どうすればいいの?」「自分の気持ちに素直になればいい。心に迷いがなければ、きっと本当に欲しいものが分かるはずだ。」生い茂る草木に囲まれ、氷が溶けた音が聞こえた気がした。心の迷いが消えて、やっと彼を見ることができた。 |
Lv20のストーリー
花の庭 |
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ある暑い日、私は大天狗と黒晴明様と共に、道を急いでいた。数日前に伝書を受け取ってから、黒晴明様は何かに苛立っていて、私たちは先を急ぐことになった。ある廃れた庭院を通りかかった時、黒晴明様は何の前触れもなく、ここで一休みすると言った。大天狗と二人で反対したけれど、結局黒晴明様に押し切られて庭院に入った。その中は長い間手入れされていないせいで、草花が好き勝手に生い茂っていた。でも荒れている様子はなく、むしろ活気あふれる印象を受けた。花に惹きつけられた蝶が、あちこちを飛び交っていた。庭院を調べようとする大天狗を止めて、黒晴明様は苔が生えた廊下の汚れの少ない片隅に腰を下ろした。「一休みしたら、すぐに出発する。」「はい。」私は大天狗と一緒に返事をしたけれど、とある視線に気を取られていた。それは生き物の視線ではなかったけれど、それよりももっと強烈だった。小さい庭院で、私はすぐにその源である、盛大に咲く花を見つけた。その花は、池の近くで咲いていた。葉に落ちる雨が、露となって滴り落ち、池を満たしているようだ。花はさながら踊る蝶のような見た目をしていて、とても美しい。でも、一番気になるのは、花についた目玉だった。長い間帰って来なかった私を見つめる目玉は、その激しい想いで花を紫色に染め上げたかのようだった。動かない蝶、執念深い目、ゆかりのある花。運命は、私をあの人が植えた花のところに連れてきてくれた。「花菖蒲か。」私の背後で黒晴明様の声がする。ゆっくりと紡がれる言葉からは、かすかな優しさが感じられた。一瞬、昔のあの人が戻ってきたような気がした。「綺麗な花だが、花を咲かせるまではすすきと間違えられやすい。私も植え間違えてしまったかと思ったことがある。」「見分けがつきづらいですか?」「花が咲けば、間違えることはない。」「花に見つめられれば、自然と愛しく思うだろう。」 |
花合戦2024イベント一覧 | |||
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睦月 / 1月 |
如月 / 2月 |
弥生 / 3月 |
卯月 / 4月 |
皐月 / 5月 |
水無月 / 6月 |
文月 / 7月 |
葉月 / 8月 |
長月 / 9月 | 神無月 / 10月 | 霜月 / 11月 | 師走 / 12月 |