【陰陽師】夏の花火大会2021イベントまとめ
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『陰陽師』夏の花火大会2021(花火祭)イベントをまとめて紹介。金魚すくいや謎解き、花火防衛戦、花火大会の内容や報酬なども記載しているので参考にどうぞ。
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イベント概要
期間 | 8/25(水)メンテ後~8/31(火)23:59 |
参加条件 | 陰陽師レベル15以上 |
ミニゲームに参加して花火準備物資を獲得
イベント期間中、花火大会のミニゲームに参加して花火準備物資を獲得しすると、様々な報酬をアンロックできる。花火準備物資を猫又に提出すると、全サーバー花火大会準備進度を進めることができ、準備進度が100%に達すると花火大会が開催される。
アイテム | 説明/上限 |
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花火準備物資 |
【説明】 花火大会の開催に必要不可欠な物資、猫又が集めているらしい。一定量の物資を提出すると、豪華報酬を獲得できる。【各ミニゲームでの上限】 ・金魚すくい:30 ・謎解き:30 ・花火防衛戦:90 |
庭院右側か地蔵からイベントページへ
庭院右側の夏の花火大会アイコンか左側地蔵のイベントバナーからイベントページに行ける。
金魚すくいの概要と遊び方
金魚すくいミニゲームに参加すると、成績に基づいた花火準備物資を獲得できる。
ルール説明
水槽の中心区域をタップしてポイを水に入れることができる。指を離すと金魚をすくうことができる。ポイを移動させる時は金魚に気付かれないように注意。
陰陽師4人同時にプレイでき、順位に基づいて花火準備物資を獲得できる。1日に最大30個の花火準備物資を獲得可能。上限に達した後はそれ以上物資を獲得できない。
各金魚の点数
金魚 | 点数 |
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和金 |
1Pt |
竜眼 |
2Pt |
蝶尾 |
4Pt |
琉金 |
8Pt |
順位と花火準備物資数
順位 | 花火準備物資数 |
---|---|
1位 | 10個 |
2位 | 7個 |
3位 | 5個 |
4位 | 3個 |
謎解きの概要と遊び方
他の陰陽師と知識力の勝負をしよう。出題される問題は逢魔密書に出てくる問題と同じ。
4人で早押し謎解き大会
他の陰陽師3人とマッチングして謎解きに参加できる。全員の答えが出揃う、または解答時間が終了した場合、次の謎解きに進む。解答が早ければ早いほど、高得点を獲得できる。
毎回8つの謎が出題され、最終的に陰陽師の順位に基づいて花火準備物資が配布される(1日に最大30個獲得可能)。上限に達した後はそれ以上の物資を獲得できない。
早押しの点数
解答順 | 点数 |
---|---|
1番 | +20 |
2番 | +15 |
3番 | +12 |
4番 | +10 |
順位と花火準備物資数
順位 | 花火準備物資数 |
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1位 | 10個 |
2位 | 7個 |
3位 | 5個 |
4位 | 3個 |
花火防衛戦の概要とおすすめパーティ
猫又を守ってダルマを10回撃退
猫又を守り、ダルマを10回撃退すると勝利となる。ダルマは危険な火薬を所持しており、行動開始時に毎回自爆を仕掛け、猫又の花火倉庫に固定ダメージを与える。5回攻撃を受けると敗北となる。
ダルマは制御効果を受けると行動不能になるので、火力不足の場合は雪幽魂清姫などの制御効果を付与できる式神を編成しよう。
花火防衛戦では1日に最大90個の花火準備物資を獲得できる。上限に達した後はそれ以上物資を獲得できない。
パーティ例①
パーティ例(左から順に行動) | ||||
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自由 | 自由枠×2 |
鬼王酒呑童子 (1速) |
②素早さ ④自由 ⑥自由 |
黒童子 (2速) |
②攻撃 ④攻撃 ⑥会心DMG/会心/攻撃 |
座敷童子 (3速) |
②自由 ④自由 ⑥自由 ・かぐや姫でも可 ・1速千姫や追月神でも可 |
最も早く攻略できる黒童子パーティ。10回まで攻略できない場合は、オロチや妖琴師を編成して黒童子を再行動させよう。
オロチや妖琴師を編成する場合は、座敷童子よりかぐや姫がおすすめ。
パーティ例②
パーティ例(左から順に行動) | ||||
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鬼火役 | ゲージ役 | 全体アタッカー×2~3 制御効果役×0~1 縁結神×0~1 |
鬼火役 (1速) |
②素早さ ④自由 ⑥自由【候補】 ・千姫(火霊/招き猫) ・追月神(火霊/招き猫) ・かぐや姫(6速、火霊) |
ゲージ役 (2速) |
②素早さ ④自由 ⑥自由【候補】 ・鬼王酒呑童子(招き猫/火霊) ・山兎(招き猫/火霊) ・鎌鼬(招き猫/火霊) ・ピーチマキ(招き猫/火霊) ・久次良(招き猫/火霊) ・空相面霊気(招き猫/火霊) |
全体アタッカー (3~5速) |
②攻撃 ④攻撃 ⑥会心DMG/会心/攻撃【候補】 ・阿修羅(破勢/狂骨) ・麓銘大嶽丸(破勢/狂骨) ・煉獄茨木童子(破勢/狂骨/心眼) ・鈴鹿御前(針女) ・滝夜叉姫(針女) ・両面仏(針女) ・姑獲鳥(針女) ・大天狗(針女) ・黒無常(破勢/狂骨) ・黒童子(針女)など |
制御効果役 (3速) |
②自由 ④命中 ⑥自由【候補】 ・清姫(雪幽魂) ・鉄鼠(雪幽魂) |
縁結神 (3速) |
②HP ④HP ⑥会心/会心DMG ・招き猫/火霊 |
通常の攻略パーティ。ゲージ役を編成していないと、ダメージを受けてしまう可能性があるので、ゲージ役は必ず編成しよう。
後半3枠は、火力があればアタッカー3体もしくは縁結神&アタッカー2体。火力不足の場合は、雪幽魂清姫や鉄鼠を編成しよう。
突破階層ごとの花火物資数
階層 | 花火準備物資数 |
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10回 | 45個 |
9回 | 38個 |
8回 | 30個 |
7回 | 28個 |
6回 | 21個 |
5回 | 18個 |
4回 | 16個 |
3回 | 14個 |
2回 | 13個 |
1回 | 12個 |
1回クリア周回もおすすめ
1回クリアでも花火準備物資は12個貰えるので、1回クリア→退出を8回繰り返す方法もおすすめ。敵HPは低いので、1速の茨木童子の通常攻撃や全体攻撃式神でワンパンしよう。
花火大会の報酬と遊び方
花火準備物資を集めて花火大会を開催
イベント期間中、猫又が町中の大通りで花火準備物資を募集する。ミニゲームに参加すると、花火準備物資を獲得できる。
一定数の物資を提出すると、様々な報酬をアンロックできる。花火準備物資を猫又に提出すると、全サーバー花火大会準備進度を進めることができ、準備進度が100%に達すると花火大会が開催される。
花火大会が開催されると、花火準備物資を1つ以上提出した陰陽師は、猫又から限定アイコン枠「花火夏祭」を受け取ることができる。
限定アイコン枠「花火夏祭」
アンロック報酬
報酬 | 進度 | 選択報酬(各1つ選択) | ||
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花火の御礼・壱 | 100 | ①経験値手札・中×2 ②銭貨×100,000 ③スタミナ×50 |
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花火の御礼・弐 | 250 | ①経験値手札・大×1 ②勾玉×50 ③忘れられた絵本×300 |
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花火の御礼・参 | 450 | ①御行ダルマ(欠片)×5 ②神秘の霊符×1 ③オロチの逆鱗×100 |
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スキン | 750 | 真夏の宴(猫又スキン) |
猫又スキン「真夏の宴」
花火制作
花火大会が開催されると、自分の花火を制作し、友達に披露することができる。打ち上げ花火の右下「制作」から花火を制作可能。花火と装飾を選択(装飾は複数選択可能)。
花火&装飾一覧
花火一覧 | ||
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装飾一覧 | |||
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夏の花火大会2021ストーリー
1日目
1日目ストーリー |
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【白蔵主】 「セイメイ様、年に一度の花火大会が始まりますね。実は小白、綺麗な花火を自分で作ってみました。今年は必ず、「セイメイ様は天下一」という標語を都の夜空に打ち上げます!」【八百比丘尼】 「ふふ、小白ったら、随分自信満々ですね。」【源博雅】 「年明けからそう言ってただろ。結局、空に打ち上げられたのは、ただの骨の形だったじゃねえか。まずは人間の文字を学んだらどうだ。例えば、「源博雅様は天下一」とかな!」【白蔵主】 「骨ではありません!あれは蝶結び、蝶結びです!」【神楽】 「博雅お兄ちゃん、また小白をからかってる……」【晴明】 「……」【白蔵主】 「セイメイ様……」【源博雅】 「ははははは、お喋りはここまでだ。俺は用事があるから、先に行く。」【白蔵主】 「博雅様にも「用事」なんてものがあるんですか?」【八百比丘尼】 「博雅さんも成人男性ですから、きっとやるべき事が沢山あるのでしょう。」【神楽】 「博雅お兄ちゃん……」【白蔵主】 「神楽様、どうかしましたか?急に口数が減りましたけど。」【神楽】 「……あれ以来、まだ博雅お兄ちゃんと一緒に花火大会に参加できてないなと思って。金魚すくいも、謎解きも、花火も、一緒にやったことなくて……」【晴明】 「今年はちょうど良い機会になりそうだな。」【神楽】 「うん、私決めた。お兄ちゃんの為に、私たちだけの花火大会を開催する!」【白蔵主】 「えええー!神楽様、そんな思いつきで決めるんですか?」【神楽】 「うん!晴明、八百比丘尼、それに小白、手伝ってくれる?」【白蔵主】 「勿論です!晴明様も八百比丘尼様もきっと手伝ってくれます!」【神楽】 「でも……博雅お兄ちゃんを驚かせたいから、内緒にするって約束してね。」【白蔵主】 「約束します!」 |
2日目
2日目ストーリー |
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【不知火】 「傘を差しているお嬢さん、何故私のことをじっと見つめるの?私の服が可笑しかった?」【神楽】 「ち……違います!ただ美しい歌声が聞こえて、夜空に舞う火の蝶を追っていたら、この場所へ辿り着いて。悪意は……悪意はありません……」【不知火】 「ふふ、そんなに畏まらないで。」【八百比丘尼】 「大妖怪不知火に都の街を散策する余暇があるなんて、珍しいですね。今の歌声はあなたのものでしょう?」【不知火】 「ええ。だけどあの島を離れて以来、「歌姫」は私の全てでは無くなった。今の私は、「知音」の為だけに歌う。」何時しか、遠くからゆったりとした音楽が流れて来た。初めは絶え間ない川の流れのように、やがて激しく高揚する滝流のようになった。【神楽】 「これは……」歌声が再び響き渡る。混雑した街の中央に立ち、飛び散る火の蝶と共に、不知火は突如思うままに舞い始めた。通行人は忽ち立ち止まり、まるで時が止まったかのようだった。そこにはただ、遠方からの音楽と目の前の舞だけが互いを引き立てていた。短くも長くもある一曲が終わると、琵琶を抱えた少女が人混みをすり抜けてこちらへ来た。【不知火】 「また会えたわね、音さん。」【緊那羅】 「なぜ……その名を知っているの?」【不知火】 「あれ程美しい音を奏でられる人には、きっと遜色なく美しい名前がある筈。と言っても、運よく推測が当たっただけよ。」【緊那羅】 「……そう。あなたと会うのは初めてじゃないけれど……今日、やっと……本当の出会いを果たした気がする。」【不知火】 「音さんの曲で踊ることができて、とても光栄よ。また機会があれば……」火の蝶が飛び去るのと同時に、不知火もまた姿を消そうとした、その矢先。【神楽】 「待って!」【不知火】 「え?」【神楽】 「今の曲と踊り、すごく素敵だった。私ね……二人に、数日後の花火大会に参加してくれないかって、訊ねたくて……」【八百比丘尼】 「確かに、お二人の歌と踊りがあれば、花火大会に華を添えて頂けます。」【不知火】 「花火……ね?ふふ、こんな賑やかな光景は久しぶりだわ。音、あなたはどう?私ともう一曲共演したいかしら?」【緊那羅】 「うえ……?私?ええ、勿論。」【神楽】 「じゃあ、決まりだね!」 |
3日目
3日目ストーリー |
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【鳳凰火】 「あなたの命の火が再び灯されて以来、久しくお会いしていませんね。過去との変化を見ると、時の流れを感じます……それもまた新鮮ですね。」【八百比丘尼】 「ふふ、「運命」の再会とでも言うべきでしょうか?あなたは近頃都で姿を現す、そう占いに告げられたのです。故に私は常に此処であなたの気配を見張っていました。」【鳳凰火】 「こんな些細なことを「運命」と呼ぶのなら、森羅万象には定めがあることになりますよ。鳳凰林を離れることは本来少ないのですが、本日はお誘いを受けて、とある子の願いを叶えるべく此処へ来たに過ぎません。」【八百比丘尼】 「神楽さん、今回の祭りによっぽど力を注いでいるようですね。」【浮世青行燈】 「永久不滅の鳳凰火様にとって、この程度のことなど取るに足らないさ。」【鳳凰火】 「あなたも此処にいたのですね。」【浮世青行燈】 「あたいは此処を通り過ぎただけ。あんたの存在を感知していなければ、立ち止まることはないだろう。」【八百比丘尼】 「青行燈様は何処へお行きですか?」【浮世青行燈】 「あの子の誘いを受けていないのなら、聞いても無駄だよ。」【八百比丘尼】 「「誘い」……ですか?」【浮世青行燈】 「彼女にとって、全ては「鏡花水月、絵の如く幻」に過ぎない。耽ったら抜け出せないのは当事者のみさ。」【八百比丘尼】 「中々興味深いお話ですね。私の予想が的中していれば、あなたは其処で見知った顔に会うかも知れません。また、「傍観者」は自分が「当事者」であることを知らない場合が多いですよ。」【浮世青行燈】 「其処に危険が潜んでいるとは思えないが、わざわざご忠告を「ありがとう」。」【鳳凰火】 「もう行くのですか?」【浮世青行燈】 「今日会ったのは奇遇だね。いずれまた会うさ。」 |
4日目
4日目ストーリー |
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(黒夜山)【神楽】 「久しぶりに黒夜山へ来てみたら、まさか玉藻前様と会えるなんて。」【燼天玉藻前】 「ほんの数日間、ここに滞在するだけだ。ほう?晴明は付き添っておらぬのか?」【神楽】 「私は博雅お兄ちゃんの昔の友達を誘いに来ただけだから、晴明様がいなくても大丈夫。」【燼天玉藻前】 「あの小狐も見当たらぬな。」【神楽】 「玉藻前様、変なところばっかり注目しないで!やっと最近都が落ち着いてきたから、今の内に花火大会を開催したいの。お兄ちゃんの友達を招待できたら、きっとすごく喜んでくれる。」【燼天玉藻前】 「花火大会か?確かに、都には久しく賑わいがなかったな……」【大天狗】 「そこにいるのは何者だ?」【神楽】 「うえっ?大天狗なの?」【大天狗】 「何事だ?お前は……神楽?フン、独りで黑夜山の領地に入り込むなど、無謀極まりない。(あいつとそっくりだ……)」【燼天玉藻前】 「そんなに冷たくあしらうな、神楽はお前を花火大会に誘いたいだけだ。この話は数日前に晴明からも聞いている。都にようやく訪れた平和を祝うらしい。皆長い間苦労しただろう、これを機にゆっくり休むのも悪くない。」【大天狗】 「……」(長い沈黙)【神楽】 「大天狗様、何も言わないのはつまり……黙認するってことだよね?それに……都には最近、飴細工がすごく得意な妖怪も来たことだし……」(しばしの沈黙が再び訪れる)【大天狗】 「……少し覗きに行くだけだ、次はない。」 |
5日目
5日目ストーリー |
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【鬼王酒吞童子】 「久方ぶりに会ったと思えば、いつもより顔色が冴えないな、天人の王よ。」【帝釈天】 「戦後の天域の復興、そして大江山への長旅で、些か疲れを感じている。」【鬼王酒吞童子】 「天域の危機は解消されたばかりだ。礼を言うとしても、何故暫く休息を取ってからにしないのだ?お前が遣わした手下から既に蓮の清酒を受け取っている。茨木童子の奴、酷く気に入っていたぞ。」【帝釈天】 「ふふ、気に召して頂いたのなら幸いだ。私は祝杯を挙げる約束を果たしに来た。二人は我が一族の為に、深淵天魔の撃退に協力してくれた。直々に伺い、礼を申し上げなければ、筋が通らない。それに、状況が落ち着いて以来、天人と鬼族の間で貿易が盛んになり、この目で確かめたいと常々思っていた。」【鬼王酒吞童子】 「天域は今正に繁栄の最中だ、以前の様に尽くす必要はない。この機に各地を旅し、天域と異なる風情を楽しんではどうだ。」【帝釈天】 「酒呑童子は嘗て幾たびの戦場を越え、強大な鬼族を従えている。生まれつき自由を好み、統治の策に悩まされる心配はない。しかし、我ら天人の千年戦争は未だ終息したばかり。私がこの地位にいる以上、一時の怠惰も許されず、戦争の酷さを常に心に刻まねばならない。」【煉獄茨木童子】 「帝釈天、戦はもう終わっている。焦った所で、自ら不安を煽っているだけだぞ。先程の友の発言は、度を過ぎた享楽を勧めている訳ではない。しがらみから解放させ、お前に一息着いて欲しかったのだ。」【帝釈天】 「茨木童子は相変わらず単刀直入だな。此度の本来の目的を話そう。一つは鬼域の調査、もう一つは人材を募ることだ。」【煉獄茨木童子】 「人材を募る?よく考えてみれば、同じ主たるものと言えど、友の傍らには私がいるが、お前には良き相棒がいない。しかし今、天域には平和が訪れ、お前は一族の王として、既に蘇摩と毘瑠璃二名の大将を従えている。他に何が不足している?」【帝釈天】 「戦が終わっても尚、兵士を統べ、軍を管理する者が必要だ。平和な盛世でも武力を捨てるべきではない。天域にとって、軍備の整備は急を要する。」【鬼王酒吞童子】 「ほう?今の天域には、誰が欠けていると考える?」【帝釈天】 「私が思うに、この要務を担えるのは、進行無敵、百戦百勝な戦神のみ。」【鬼王酒吞童子】 「戦神?」【帝釈天】 「ああ。そのような戦神がいれば、目論みがある輩は無暗に動けず、侵略の芽を摘むことができる。もし戦争が再開すれば、彼の力を以て、敵軍を一掃し、戦いに終止符を打つことができる。」【鬼王酒吞童子】 「……」【帝釈天】 「近頃、危機が迫って来る予兆を時々感じ、どうも胸騒ぎがする。心の空洞は未だ塞がらないまま……済まない、酔いが回って、つい失言してしまった。」【煉獄茨木童子】 「ならば、見当はついているのか?」【帝釈天】 「何を隠そう、最近天域の深淵付近で、とても強大な黒い闘神を見つけた。彼は一見冷酷で、地獄の鬼神のようだが、暖かい一面も持ち合わせている……彼こそが、私の憧れる闘神に違いない。また彼と会えることを願うばかりだ。」【鬼王酒吞童子】 「……天人の王よ、一滴も飲まないなんて、興醒めするじゃねえか。」【帝釈天】 「酒呑童子、なぜ急に私をからかう?私は酒に強くない。口にした言葉は、全て私の本音だ。大江山の神酒は度数が高い。初めの一口で回った酔いが、未だに醒めない。だが可能であれば、作り方を伝授してもらい、神酒を天域に伝えるのも悪くないだろう。」【鬼王酒吞童子】 「ははははは、あの闘神を招き入れた暁には、俺様が祝いとして神酒の作り方を教えてやろう。」【帝釈天】 「鬼王の言葉、しかと肝に銘じておく。約束を破れば、闘神を連れて直々に礼を強請るとしよう。」【鬼王酒吞童子】 「帝釈天、俺様に二言はない。その日はそう遠くないだろう。」【帝釈天】 「鬼王の言う通りになれば良いが。その暁には、酔うまで飲み明かそう。そういえば、鬼域の調査中に分かった事だが、雲外鏡の欠片の件は未だ完全に解決されておらず、今もなお裏で何かを企む者がいるようだ。近いうちに、更なる危機が到来するだろう。この件について、二人と相談したい。」【鬼王酒吞童子】 「雲外鏡の浄化はやはり一筋縄ではいかないな……」 |
6日目
6日目ストーリー |
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【源博雅】 「目隠ししなければいけないなんて、一体どんな贈り物なんだ……おいおいおい晴明、神楽、絶対に手を離すなよ!」【神楽】 「博雅お兄ちゃん、静かにして、すぐに見れるから。」【白蔵主】 「あはは、博雅様のせっかちぶりが露わになりましたね。」【源博雅】 「小白もいるのかよ……」【神楽】 「みんな揃ったみたい。じゃあ、私たちも始めよう!」【源博雅】 「神楽、一体……」(博雅の目を覆っていた黒い布が外された。)【源博雅】 「これは……」都の夜空に色とりどりの花火が打ち上げられた。中でも一番華やかなのは、大きな金魚の花火だった。」【白蔵主】 「神楽様は今日の「花火大会」に向けて、長い間準備をしてきたんですよ!博雅様、そのポカンとした顔は何ですか!」【源博雅】 「神楽……これ……お前が全部……」【八百比丘尼】 「博雅さん、完全に言葉を失っていますね。」【源博雅】 「綺麗な花火だけじゃなく、美しい音楽も……それに道綱と緊那羅まで……あそこの屋根の上で笛を奏でているのは、大天狗か?」【八百比丘尼】 「ふふ、皆さん、約束していたかのように、花火大会に惹かれてここへ集まっていますね。」【白蔵主】 「博雅様のこんな顔、小白は初めて見ました。」【源博雅】 「この犬っころ!こんな時に変な事を言うな!」【白蔵主】 「小白は事実を述べただけです!それとも「博雅様の目に、溢れんばかりの涙が溜まっている」とはっきり言わせたいんですか?」【晴明】 「小白、てめぇ……」【白蔵主】 「ふん、何とか言ってやってくださいよ、セイメイ様!小白は決して……(もごもごもご)小白の……口を……塞がないでくだ……」【源博雅】 「お前ら……」【神楽】 「博雅お兄ちゃん、すごく感動してくれたみたい。都がもっと安定したら、花火大会ももっと盛大になる。その時にはきっと、これにももう慣れてる。」【源博雅】 「神楽……」【神楽】 「博雅お兄ちゃんは、都の未来を心配しているの?」【源博雅】 「いや……俺は……」【神楽】 「家族や友達がお互いを大事にして、お互いを信じ合い、守り合えばいい……それに、本当に新たな危機が訪れたとしても、みんなと一緒なら、都を守れるって信じてる。博雅お兄ちゃんも、そのために頑張ってくれる?」【源博雅】 「……ああ、そうだな。何が起きても、俺はお前と、都のみんなを守る。」源博雅が毅然と神楽を見つめる。夜空には無数の花火が鮮やかに咲いた。【白蔵主】 「小白も感動して泣きそうです……」【晴明】 「博雅は滅多に泣かない。だが、実の妹が準備した花火を見て、忘れられた過去の約束の思い出が蘇ると……」【白蔵主】 「みんなと共に数々の苦難を乗り越えられた、それだけで充分幸せです。これからもずっと、こんな風に都が賑わい、繁栄していきますように。」【晴明】 「ああ、きっとそうなる。」 |
7日目
7日目ストーリー |
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【鬼切】 「近頃、都も大分平穏になった。帰路にて遭遇した怨霊は、全て俺が切り捨てた。しばらくの間、都を脅かすものは無いだろう。天人一族の戦争が終息し、鬼域も随分安定している。」【源頼光】 「案外細かく観察しているではないか。どうやら、お前の刀はじきに完全に回復するようだな。」【鬼切】 「源頼光、俺が怨霊を斬る理由は、立場の対立だけではない。天域の一戦の後、天人と鬼族は貿易を通して友好関係を築いた。異なる種族の間にも、ある種の均衡は保てるということを証明してくれた。以前、俺が源氏の刃だった頃、人間でない者は皆殺しにすべきだと思い込んでいた。しかし俺が鍛え直されて以来、対立しているか否かにこだわることは無くなり、清々しくさえ感じる。」【源頼光】 「天域の旅で色々悟ったようだな。」【鬼切】 「ああ。千年にわたる戦争を繰り広げた天人と鬼族が共存できるなら、人間と鬼族の共存もきっと叶う。」【源頼光】 「鬼切、お前は相変わらず甘いな。」【鬼切】 「それとも、我々が余りにも意固地だと言うべきか。」【源頼光】 「人間は生まれつき弱小であり、他の種族のように厳しい環境を生き抜くことは不可能に近い。確かに天人一族には、瘴気に侵されやすいという弱点がある。しかし、彼らは精神力を使い、霊神体を放って戦うことができる。血肉の体を持つ人間では、その一点さえ永遠に敵わないのだ。」【鬼切】 「鬼族が人間に対し、天人と同等に接することはなくても、共存する術はあるかも知れない。人間と鬼族の対立の根源を理解することができれば……源頼光、お前の行動は全て、人類の未来のためだということは承知している。だが、別の方法を探してみても良いのではないだろうか……もし……」【源頼光】 「紛争が収まったばかりの天域は、未だ不安定だ。私の予想が当たっていれば、天人の王は軍を統べる将校を探しているはず。万一見つからなければ、恐らく天人と鬼族の間で……再び大戦が勃発するだろう。それに、人間と鬼族の内部には、元から暗黙の「法則」が存在している。弱肉強食、縄張り侵奪、外部の干渉……いずれもいわゆる「均衡」と「平穏」を破壊しかねない。」【鬼切】 「しかし、更なる危機が訪れる前に、一度試してみる価値はあるだろう。鬼族は既に安定し始めている、今こそ好機だ。」【源頼光】 「……お前がそう思うのなら、試してみるがいい。どんな結末になるか、共に見届けようではないか。それと、今日の花火大会に、招かれざる客が数名いた。お前もとっくに気づいているだろう。」【鬼切】 「もちろんだ。」【源頼光】 「幻影だとすれば、術を以て制し、相手の次の一手を伺おう。やぶ蛇にならぬ様に気をつけろ。」一方で、ヤマタノオロチの傍に大きな黒い影が予兆なく現れた。【オロチ】 「気づかれてしまったか。」【阿修羅霊神体】 「己の蛇影を恨め、邪神。」【オロチ】 「ふふ、破壊神の残虐な威圧に比べれば、私は大人しすぎたのかも知れぬな。ところで、あいつは、怪我が癒えていない状態で大江山へ赴き、その後都にたどり着いたらしい。戦いの後だろうと、鬼域は依然危険極まりない。しかし、彼は無事だった。」【阿修羅霊神体】 「当然だ。」【オロチ】 「表では冷たく乱暴な態度を取りながらも、裏では彼の行動を全て把握しているのか。私を見習って、少しは本心を隠したらどうだ?お前の霊神体の欠片は深淵の封印に束縛されぬというのなら……」【阿修羅霊神体】 「邪神、彼の事については、口出し無用だ。お前が欲しているものは、俺も知り尽くしている。」【オロチ】 「……安心するがいい、取引が終わるまで、勝手な真似はしない。私は約束を守る神だからな。」 |