【陰陽師】花合戦2021「夜溟彼岸花」師走イベントの進め方と任務＆報酬まとめ【毎日任務イベント】
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『陰陽師』の花合戦2021「夜溟彼岸花」師走イベントの進め方と任務＆報酬をまとめて紹介。墨染花札報酬の開放方法や花札経験値の上げ方なども記載しているので参考にどうぞ。
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| 花合戦2021イベント一覧 | |||
|---|---|---|---|
睦月 / 1月 |
如月 / 2月 |
弥生 / 3月 |
卯月 / 4月 |
皐月 / 5月 |
水無月 / 6月 |
文月 / 7月 |
葉月 / 8月 |
長月 / 9月 |
神無月 / 10月 |
霜月 / 11月 |
師走 / 12月 |
イベント概要
| イベント期間 | 12/1(水)メンテ後～1/5(水)メンテ前 |
花合戦イベントは、任務をクリアして花札経験値を集めることで、様々な豪華報酬を貰えるイベント。夜溟彼岸花スキン「風雪歸人」を始め、御行ダルマや限定描画、アイコン枠など貰えるので、ぜひ参加しよう。
庭院からメニューからイベントページへ
花合戦イベントは、庭院メニューアイコン「花合戦（毎日任務）」からイベントページに行ける。
イベントの進め方
指定任務をクリアして花札経験値を獲得
指定された任務をクリアすることで「花札経験値」を貰うことができ、報酬レベルを上げることができる。花札経験値を100溜めると、報酬が1つ進む。
※任務によって貰える花札経験値は異なる
| 必要花札経験値 | |
|---|---|
| Lv0 ～ Lv30 | 3,000 |
| 1日辺りの目安 | 85～86 / 35日 |
| 1日辺りの目安 (フル購入者) |
57 ～ 58 / 35日 |
※Lv30以降に獲得した経験値は、イベント終了後に銭貨に変換される
魂玉で墨染花札報酬開放
魂玉30個で通常購入すると、墨染花札報酬(下段)が開放され、より多くの報酬を獲得できる。魂玉68個でフル購入すればプラスでアイコン枠、花札経験値、勾玉を即獲得可能。課金が必要ではあるが、報酬内容は非常に豪華なので余裕がある場合は購入がおすすめ。
最初に魂玉30個で通常購入し、途中でフル購入したくなった場合は魂玉38個で購入可能。途中でフル購入した場合は、上段で開放されてる経験値分の報酬は一気に開放される。
開放報酬
| 魂玉 | 開放報酬 | ||
|---|---|---|---|
| 魂玉30個 （通常購入） |
風雪歸人 夜溟彼岸花スキン |
御行ダルマ |
彼世の旅挿絵 |
| 魂玉68個 （フル購入） |
風雪歸人 夜溟彼岸花スキン |
御行ダルマ |
彼世の旅挿絵 |
赤雪笠・凍泥アイコン枠 (即獲得) |
花札経験値×1,000 (即獲得) |
勾玉×200 (即獲得) |
|
購入しない場合は上段の報酬15個のみ
購入しない場合は、上段の報酬15個のみ獲得できる。購入することで+30個の報酬が追加される（計45個の報酬）。
前回入手した20%割引券を使用可能
前回の花合戦イベントLv30報酬で入手した「花合戦20%割引券・師走」を使うことができる。
| 20%割引後 | |
|---|---|
| 通常購入 | 魂玉24個 |
| フル購入 | 魂玉54個 |
※今回獲得できる割引券は次回の花合戦・睦月イベントで使用可能
| 関連ページ |
|---|
| 魂玉の入手方法と使い道 |
いいねを送って花札経験値獲得
毎日順位で友達にいいねを送れる。いいねをすることで花札経験値獲得できる。
| いいね人数 | 花札経験値獲得 |
|---|---|
| 1～4人目 | 2 ※確率で18獲得 |
イベント任務と獲得花札経験値一覧
今日（デイリー任務）
| 任務 | 花札経験値 | |||
|---|---|---|---|---|
| 封印懸賞完成【2回まで】 |
×5 |
|||
| 百鬼夜行参加【1回まで】 |
×5 |
|||
| 逢魔首領挑戦【1回まで】 |
×10 |
|||
| 闘技戦闘勝利【18回まで】 |
×5 |
|||
| 御魂強化【1回まで】 |
×5 |
|||
| 結界経験値の受け取り【1回まで】 |
×5 |
|||
| ハートを贈る【5回まで】 |
×2 |
|||
| 祈念【6回まで】 |
×10 |
|||
| 結界突破勝利【12回まで】 |
×5 |
|||
| 探索ダンジョン【7回まで】 |
×12 |
|||
| 覚醒ダンジョン【13回まで】 |
×6 |
|||
| 御魂ダンジョン【17回まで】 |
×6 |
|||
| 式神派遣【1回まで】 |
×5 |
|||
今週（ウィークリー任務）
任務は、勾玉10で更新可能（更新回数5回）。週任務は月曜日の0時に更新。
簡単任務1（花札経験値20）
| 任務名 | |
|---|---|
| 1 | 毎週最初のログイン |
簡単任務2（花札経験値25）
| 任務名 | |
|---|---|
| 1 | 一日でスタミナ【200Pt】を消費 |
| 2 | 石距を【5体】倒す/怒りの石距 |
| 3 | 累計銭貨を【100万】消費 |
| 4 | 真オロチ3階以上の報酬を【2回】獲得 |
| 5 | 妖気封印【10回】クリア |
| 6 | 百鬼夜行でSRの欠片を【5枚】獲得 |
| 7 | 協力した封印懸賞【10回】クリア |
| 8 | 逢魔が時のボス戦の【トップ150】に入る |
| 9 | 【2体】の異なる地域鬼王に挑戦する |
| 10 | 今週の前進異聞挑戦【第4階】をクリア |
| 11 | 同心の蘭報酬を【5回】獲得する |
| 12 | ランク6の御魂を【10個】増やす |
| 13 | ランク6の御魂【3個】をランク15に |
| 14 | 陰陽寮任務を【40回】クリア |
| 15 | 百鬼戦で【3回】勝利報酬を獲得 |
| 16 | 式神派遣の基礎報酬以上を【6回】獲得 |
| 17 | 協戦式神を【10回】使用される |
| 18 | 共同闘技で【1回】勝利 |
| 19 | 封印懸賞を【3個】達成 |
| 20 | 闘技で男性式神を【15回】撃破する |
| 21 | 闘技で女性式神を【15回】撃破する |
中等任務（花札経験値50）
| 任務名 | |
|---|---|
| 1 | 一日でスタミナ【400Pt】を消費 |
| 2 | 真オロチ5階以上の報酬を【2回】獲得 |
| 3 | 結界突破中雪幽魂効果【20回】発生させ勝利 |
| 4 | 共同闘技で【2回】勝利 |
| 5 | 妖気封印【30回】クリア |
| 6 | 【5個】のランク6御魂をランク15まで強化する |
| 7 | 百鬼夜行でSRの欠片を【10個】獲得 |
| 8 | 協力した封印懸賞【15回】クリア |
| 9 | 闘技で女性式神を【30回】撃破 |
| 10 | ランク6の御魂を【15個】増やす |
| 11 | 【5体】の地域鬼王に挑戦する |
| 12 | 叢原火（癡）に【10回】挑戦する |
| 13 | ランク6式神を【1体】増やす(転換券含まず) |
| 14 | 協戦式神を【30回】使用される |
| 15 | 陰陽寮任務を【100回】クリア |
| 16 | 今週の前進異聞挑戦【第7階】をクリア |
| 17 | 式神派遣の達成報酬以上を【3回】獲得 |
| 18 | 【4体】の地域鬼王に挑戦する |
| 19 | 封印懸賞を【6個】達成 |
| 20 | 石距を【10回】倒す/怒りの石距 |
| 21 | 闘技で男性式神を【30回】撃破する |
| 22 | 闘技で女性式神を【30回】撃破する |
困難任務（花札経験値100）
| 任務名 | |
|---|---|
| 1 | 一日でスタミナ【600Pt】を消費 |
| 2 | 共同闘技で【8回】勝利 |
| 3 | ランク6の御魂を【20個】増やす |
| 4 | 【9回】協力して封印懸賞を完成 |
| 5 | 逢魔が時首領戦で【15位以内】に入る |
| 6 | 【10個】のランク6御魂をランク15まで強化する |
| 7 | 百鬼夜行でSSRの欠片を【1個】獲得 |
| 8 | 協戦式神を【30回】使用される |
| 9 | 式神派遣の完璧報酬を【6回】 |
| 10 | 累計銭貨を【500万】消費 |
| 11 | 封印懸賞を【9個】達成 |
| 12 | 百鬼戦で【6回】勝利報酬を獲得 |
| 13 | 真オロチ8階以上の報酬を【2回】獲得 |
| 14 | 今週の前進異聞挑戦【第9階】をクリア |
今月（マンスリー任務）
個人任務（花札経験値150）
| 任務名 | |
|---|---|
| 1 | 闘技が八段に達する【1回】 |
| 2 | 累計【魂玉300】を購入 |
| 3 | スタミナ【3,000Pt】を消耗 |
| 4 | 式神スキン【3個】獲得 |
| 5 | ランク6式神【1体】追加(転換券含まず) |
| 6 | 神秘召喚【100回】 |
世界任務（花札経験値30）
| 任務名 | |
|---|---|
| 1 | 墨染花札購入人数【10,000人】 |
| 2 | 夜溟彼岸花が戦いに参加【50,000回】 |
| 3 | 風雪歸人の獲得人数【10,000人】 |
イベント報酬一覧
普通花札報酬
| 進度 | 報酬 | |
|---|---|---|
| 2 |
普通花札パック（小） |
|
| 4 | ||
| 6 | ||
| 8 | ||
| 10 |
赤雪笠アイコン枠 |
|
| 12 |
普通花札パック（中） |
|
| 14 | ||
| 16 | ||
| 18 | ||
| 20 |
奉為ダルマ |
|
| 22 |
普通花札パック（大） |
|
| 24 | ||
| 26 | ||
| 28 | ||
| 30 |
花合戦20%割引券・睦月 |
|
※花合戦割引券を使って花合戦イベント期間中に黒染花札を購入すると、20%引きになる（次回の花合戦・睦月イベントから使用可能）。
普通花札パック
| 普通花札パック | 報酬 (いずれか1つ選択) |
|---|---|
|
普通花札パック（小） |
①オロチの逆鱗×10 ②銭貨×20,000 ③スタミナ×15 |
|
普通花札パック（中） |
①オロチの逆鱗×20、★4青吉鬼×1 ②銭貨×40,000、勾玉×5 ③スタミナ×40、桜餅×5 |
|
普通花札パック（大） |
①オロチの逆鱗×20、★5青吉鬼×1 ②銭貨×100,000、勾玉×10 ③スタミナ×80、桜餅×10 |
普通花札パックは、パック内の報酬の中からいずれか1つを選択して受け取ることができる。
墨染花札報酬（魂玉30個で開放）
| 進度 | 報酬 | |
|---|---|---|
| 1 |
墨染花札パック（小） |
|
| 2 | ||
| 3 | ||
| 4 | ||
| 5 |
墨染花札パック（小） |
神秘の霊符×1 |
| 6 |
墨染花札パック（小） |
|
| 7 | ||
| 8 | ||
| 9 | ||
| 10 |
彼世の旅挿絵 |
神秘の霊符×1 |
| 11 |
墨染花札パック（中） |
|
| 12 | ||
| 13 | ||
| 14 | ||
| 15 |
墨染花札パック（中） |
吉運ダルマ×2 |
| 16 |
墨染花札パック（中） |
|
| 17 | ||
| 18 | ||
| 19 | ||
| 20 |
風雪歸人 (夜溟彼岸花スキン) |
吉運ダルマ×1 |
| 21 |
墨染花札パック（大） |
|
| 22 | ||
| 23 | ||
| 24 | ||
| 25 |
墨染花札パック（大） |
吉運ダルマ×3 |
| 26 |
墨染花札パック（大） |
|
| 27 | ||
| 28 | ||
| 29 | ||
| 20 |
御行ダルマ |
吉運ダルマ×1 |
墨染花札パック
| 墨染花札パック | 報酬 (いずれか1つ選択) |
|---|---|
|
墨染花札パック（小） |
①オロチの逆鱗×10 ②銭貨×60,000 ③スタミナ×50 |
|
墨染花札パック（中） |
①オロチの逆鱗×10、逢魔の魂×5、★5青吉鬼×1 ②銭貨×100,000、勾玉×10 ③スタミナ×100、桜餅×10 |
|
墨染花札パック（大） |
①オロチの逆鱗×20、逢魔の魂×10、★6青吉鬼×1 ②銭貨×200,000、勾玉×20、スキン券×10 ③スタミナ×200、桜餅×20、御行ダルマ(欠片)×1 |
墨染花札パックは、パック内の報酬の中からいずれか1つを選択して受け取ることができる。
彼世の旅挿絵（レベル10で獲得）
夜溟彼岸花スキン「風雪歸人」（レベル20で獲得）
18魂玉でレベルアップ可能
18魂玉を使うことで1レベルアップできる。どうしても期間内に終わらない場合のみ使っても良いだろう。
| 必要花札経験値 | |
|---|---|
| Lv0 ～ Lv30 | 3,000 |
| 1日辺りの目安 | 85～86 / 35日 |
| 1日辺りの目安 (フル購入者) |
57 ～ 58 / 35日 |
レベルアップ思い出報酬
レベル5、10、15、20に達すると挿絵イラストが解禁されていく。レベル20に達すると「白布氷刃」挿絵を入手できる。画面左下「思い出」から進行状況を確認できる。
白布氷刃挿絵
イベント商店の概要と復刻スキン
過去の花合戦スキンを購入可能
商店では、過去の花合戦スキンを購入することができる。過去スキンは以前の同月の商店に限定されており、今月は縁結神スキン「若緑風鈴」。
花合礼貨50枚を集めて魂玉68で購入可能
スキンは、花合礼貨50枚を集めることで魂玉68で購入することができる。花合礼貨は、花合戦のレベルが1アップするごとに1枚獲得できる。
イベントストーリー
Lv5のストーリー
| 梅の霜 |
|---|
| 私が新しい花泥を持ち帰って以来、長い月日の中で静かに流れていた川は何故か凍てつき始めた。 私は未だかつて見たことのない奇景を目にした。岸辺の柔らかい花泥が硬化し、やがてひびが入りが、白い霜を帯びていった。花々が咲き誇る花園は、一夜にして厳冬の景色へと変わった。これは普通の氷ではなく、全ての生気を封じる怨恨だった。 三途の川が凍結した時、泥の中から奇妙な紅梅が芽吹き、彼の養分を吸収し始めた。彼がいなければ、泥の下に埋まった枯骨は私の召喚に応えなかっただろう。思わず不満が零れる。「私との約束をいとも容易く破る人は、初めてだわ。」 氷のせいで私の花が咲かないのなら、どうして紅梅は咲くことが出来るのだろう？梅の花に近付くと、秘められた怨念を感じた。私は氷の下に潜り、絡まる根系の間で梅の花と共鳴した。私は瞬く間にある情景の中に巻き込まれた。 吹雪に吹かれる中、満開の梅林が目の前に広がっていた。林の中に踏み入った瞬間、暖かい風が押し寄せ、鳥のさえずりがあちこちから鳴り響いた。三途の川とはまるで別世界だった。 咲き乱れる梅の花は血のように赤く、私と外界を隔てる封印のようだった。彼の力を吸収して誕生した梅のせいか、そこは彼の気配で溢れていた。 その時突然、梅林の奥から悲鳴が聞こえてきた。 |
Lv10のストーリー
| 赤の雪 |
|---|
| 私は悲鳴がした方角へと向かった。 曲がりくねった道を進むと、壮美な庭園が目の前に現れた。聳え立つ豪邸が、幾重もの梅の木により隠されていた。庭園の中では、みすぼらしい服を着た傷跡だらけの貧民たちが、梅の花に囲まれた空地で殺し合っていた。傍らでは既に重傷を負った者が一人倒れていた。それとは対照的に、豪邸の中に座る貴族たちは厭きた表情を浮かべ、血塗られた梅の枝を手で弄っていた。しばらくすると、貴族の男の興味は尽きてしまったようだ。手を振り、己の娯楽に利用した貧民を斬首するよう命じた。 命令を受けたのは、長刀を手に握る覆面の武士だった。彼は刀を抜いて前に数歩進むと、しばらく躊躇した。すると彼は不意に主の方へと振り返り、間合いを詰め、刀を上げ、今にも斬りかかろうとした。 貴族の男が大声で怒鳴る。「裏切り者め！己の主に逆らう気か！」 武士の刀は一瞬止まったが、直ぐに有無を言わせぬ口調で言った。「お前は大戦を目前にしながら、己の責任から逃げた軟弱者だ。ここに隠れて罪のない人間を虐殺するようなやつが、我が一族に奉仕される資格などない。」 瞬く間に、武士は刀を振り下ろした。しかしその瞬間、貴族の男は一掴みの雪と化した。姿の見えない影が渦巻き、叱責の声と共に這い上がり、武士の体を凍らせた。「裏切り者！主に逆らった裏切り者！」 氷に呑み込まれる寸前、武士は白く輝く刀を振り回し、氷と梅の枝のしがらみから解放された。目と目が合ったその時、武士は雄叫びを上げ、刀を振りながら私に襲いかかった。「またやつらが俺を苦しめる為に作り出した幻想か？そんなものには囚われぬ！」 私の花海は、ここの氷に封印されたかのように、生気が枯れ果てていた。舞い落ちる梅の花と雪が突如地面から巻き上がり、武士の目と耳を遮る。その隙に、私は彼の前から姿を消した。 |
Lv15のストーリー
| 念の帰 |
|---|
| いつの間にか、吹き荒れる吹雪は貴族の男と共に消えていた。私は辺りを探し回る武士の後を追った。この者は無礼を働いたけれど、まだ私の役に立つ。 「ここの妖怪は一体何者？彼らの弱点を暴いてくれたら、先程の無礼を許してあげるわ。」私は暗闇に身を隠し、花びらを伝って彼に囁きかけた。林に潜む妖怪の力の源は、梅の花と氷に相違ない。私はいち早くこれらを駆除する方法と、妖怪が私の花園を氷漬けにした理由を知りたかった。 彼が尋ねる。「お前はここの幻像じゃないのか？」 私は口を噤んで微笑み、舞い落ちる一輪の彼岸花を彼の前に出現させた。 悟った様子の彼は、顔色こそ変えなかったが、声には一片の悔いが含まれているようだった。「俺は己の主を裏切った。」 「正しいと思う事をしただけなのに、裏切りと呼べるのかしら？」 「主を守る忠義に反することは、裏切りだ。」 すると突然、私たちを取り巻く景色が変わった。豪邸の前に再び貴族の男が出現し、階段の下にはまだ少年だった頃の武士が立っていた。 武士が隣の従者から鎧を受け取ると、貴族の男は階段の上から厳しく言い放った。「お前の一族は代々貴族の栄誉を守るべく戦った。次はお前がその栄誉を守り抜く番だ。」 幻像は一瞬で切り替わり、再び貴族の男が階段の下で貧民を虐殺する場面になった。その光景を見た武士は、躊躇なく刀を振った。「俺の主に栄誉などない。主を裏切った俺も、ここで罰を受け続けるべき家来に過ぎない。」 そう言うと彼は刀を抜き、貧民を救った。そして貴族の男を斬殺しようとしたその矢先、冷たい吹雪が巻き起こった。岸辺にある私の花海と同じように、この地を囲む梅が満開になり、枝を伸ばして、今度こそ完全に凍結させようと武士に巻き付いた。 此度の氷梅の妖力は更に手強くなっていた。なるほど、三途の川に潜り込み、私の花泥を占有したのは、私の力を借りて仇敵を絞め殺す為ね？ 這い伸びる枝葉、全ての生気を呑み込む氷、そして氷と梅に縛られ藻掻く武士は、私にある人を想起させた。 なんと私好みの花泥だろう。 |
Lv20のストーリー
| 契の人 |
|---|
| 氷と梅の枝が武士の全身を包み込もうとした時、可憐な梅の花が折れ、地面に落ちた。彼岸花の花びらが舞う中、梅の花は遂に成長を止めた。私は愚痴をこぼす。「あら、私の花園を氷漬けにした挙句、私の獲物まで奪う気かしら？」 「もしも私が、あなたをここから救い出せるとしたら？」私は振り向き、武士に微笑みかけた。「ささやかな報酬と引き換えに、私がこの梅林を破壊してあげますわ。」 「どんな報酬が必要だ？」 「あなたの魂よ。」 彼は低い声で言った。「俺の一族は代々鎧を纏い、主の栄誉を守るべく戦った。主が亡くなった今、鎧を纏った俺が道義の為に死すれば、父の代の栄誉は不滅となる……」 「俺に魂などない、あるのはここに彷徨う執念のみ。この存在はお前にくれてやろう。」 鎧を纏って死を遂げれば、栄誉を全うできる。彼が鎧を身に着けた時、お面の下の笑顔が見えた。 彼の顔を見た瞬間、私はハッとした。 あなただったのね。 この幻境に来た時から、ずっとあの人の気配を感じていたのも、あなたがその本人だったからなのね。 「なによ、あなたの魂は既に私のものじゃない……なら、あなたの後悔と、人の心を頂くわ。」一瞬にして、武士の鎧は空を舞う彼岸花に呑まれた。私は笑いながら、彼が少年だった頃の顔を触る。「これからは、私以外の人に執着してはだめよ。」 連日、吹雪に抑えられた力が私の体内から溢れ出し、生気を封殺した氷と梅を反噬した。氷の波が豪邸に這い上がり、氷によって造られた彼岸花が足元で咲く。梅の花は散り、密林は消えた。新鮮で清冽な花泥は、爽やかな北風の如く私に押し寄せた。三途の川では白い氷の花が満開になった。 武士は一面の白い花海の中に座っていた。花海の奥深くでは、凍った雪梅が咲いていた。底尽きぬ妖力が花びらの中に秘められていた。梅の花はここで永生を得た、これが最後の人の心を捧げた彼へのお返しだった。 彼は短刀を抜き、氷で彫った純白の彼岸花を私に渡した。すると彼の体は見る見るうちに雪のように散ったが、目には希望が溢れていた。「教えてくれ、本当の俺は願いを叶えることができたのか？」 彼が言い終わる前に、氷の花は私の手中に落ちた。目の前には広い花海だけがあった。 私が良く知る彼が、私の後ろから手を差し伸べた。彼の気配は初めて会った時と変わらず、毅然としていた。私は氷の彼岸花をそっと彼に渡す。 「安心して、」私は笑った、「花はもう咲いたわ。」 |
| 花合戦2021イベント一覧 | |||
|---|---|---|---|
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睦月 / 1月 |
如月 / 2月 |
弥生 / 3月 |
卯月 / 4月 |
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皐月 / 5月 |
水無月 / 6月 |
文月 / 7月 |
葉月 / 8月 |
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長月 / 9月 |
神無月 / 10月 |
霜月 / 11月 |
師走 / 12月 |
