【陰陽師】花合戦2022「絵世花鳥風月」睦月イベントの進め方と任務&報酬まとめ【毎日任務イベント】
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『陰陽師』の花合戦2022「絵世花鳥風月」睦月イベントの進め方と任務&報酬をまとめて紹介。墨染花札報酬の開放方法や花札経験値の上げ方なども記載しているので参考にどうぞ。
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花合戦2022イベント一覧 | |||
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睦月 / 1月 |
如月 / 2月 |
弥生 / 3月 |
卯月 / 4月 |
皐月 / 5月 |
水無月 / 6月 |
文月 / 7月 |
葉月 / 8月 |
長月 / 9月 |
神無月 / 10月 |
霜月 / 11月 |
師走 / 12月 |
イベント概要
イベント期間 | 1/5(水)メンテ後~~2/1(火)23:59 |
花合戦イベントは、任務をクリアして花札経験値を集めることで、様々な豪華報酬を貰えるイベント。絵世花鳥風月スキン「紙重春野」を始め、御行ダルマや限定描画、アイコン枠など貰えるので、ぜひ参加しよう。
庭院からメニューからイベントページへ
花合戦イベントは、庭院メニューアイコン「花合戦(毎日任務)」からイベントページに行ける。
イベントの進め方
指定任務をクリアして花札経験値を獲得
指定された任務をクリアすることで「花札経験値」を貰うことができ、報酬レベルを上げることができる。花札経験値を100溜めると、報酬が1つ進む。
※任務によって貰える花札経験値は異なる
必要花札経験値 | |
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Lv0 ~ Lv30 | 3,000 |
1日辺りの目安 | 107~108 / 28日 |
1日辺りの目安 (フル購入者) |
71~72 / 28日 |
※Lv30以降に獲得した経験値は、イベント終了後に銭貨に変換される
魂玉で墨染花札報酬開放
魂玉30個で通常購入すると、墨染花札報酬(下段)が開放され、より多くの報酬を獲得できる。魂玉68個でフル購入すればプラスでアイコン枠、花札経験値、勾玉を即獲得可能。課金が必要ではあるが、報酬内容は非常に豪華なので余裕がある場合は購入がおすすめ。
最初に魂玉30個で通常購入し、途中でフル購入したくなった場合は魂玉38個で購入可能。途中でフル購入した場合は、上段で開放されてる経験値分の報酬は一気に開放される。
開放報酬
魂玉 | 開放報酬 | ||
---|---|---|---|
魂玉30個 (通常購入) |
紙重春野 絵世花鳥風月スキン |
御行ダルマ |
天山色挿絵 |
魂玉68個 (フル購入) |
紙重春野 絵世花鳥風月スキン |
御行ダルマ |
天山色挿絵 |
紙鶴閑游・枕風アイコン枠 (即獲得) |
花札経験値×1,000 (即獲得) |
勾玉×200 (即獲得) |
購入しない場合は上段の報酬15個のみ
購入しない場合は、上段の報酬15個のみ獲得できる。購入することで+30個の報酬が追加される(計45個の報酬)。
前回入手した20%割引券を使用可能
前回の花合戦イベントLv30報酬で入手した「花合戦20%割引券・睦月」を使うことができる。
20%割引後 | |
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通常購入 | 魂玉24個 |
フル購入 | 魂玉54個 |
※今回獲得できる割引券は次回の花合戦・如月イベントで使用可能
関連ページ |
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魂玉の入手方法と使い道 |
いいねを送って花札経験値獲得
毎日順位で友達にいいねを送れる。いいねをすることで花札経験値獲得できる。
いいね人数 | 花札経験値獲得 |
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1~4人目 | 2 ※確率で18獲得 |
イベント任務と獲得花札経験値一覧
今日(デイリー任務)
任務 | 花札経験値 | |||
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封印懸賞完成【2回まで】 |
×5 |
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百鬼夜行参加【1回まで】 |
×5 |
|||
逢魔首領挑戦【1回まで】 |
×10 |
|||
闘技戦闘勝利【18回まで】 |
×5 |
|||
御魂強化【1回まで】 |
×5 |
|||
結界経験値の受け取り【1回まで】 |
×5 |
|||
ハートを贈る【5回まで】 |
×2 |
|||
祈念【6回まで】 |
×10 |
|||
結界突破勝利【12回まで】 |
×5 |
|||
探索ダンジョン【7回まで】 |
×12 |
|||
覚醒ダンジョン【13回まで】 |
×6 |
|||
御魂ダンジョン【17回まで】 |
×6 |
|||
式神派遣【1回まで】 |
×5 |
今週(ウィークリー任務)
任務は、勾玉10で更新可能(更新回数5回)。週任務は月曜日の0時に更新。
簡単任務1(花札経験値20)
任務名 | |
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1 | 毎週最初のログイン |
簡単任務2(花札経験値25)
任務名 | |
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1 | 一日でスタミナ【200Pt】を消費 |
2 | 石距を【5体】倒す/怒りの石距 |
3 | 累計銭貨を【100万】消費 |
4 | 真オロチ3階以上の報酬を【2回】獲得 |
5 | 妖気封印【10回】クリア |
6 | 百鬼夜行でSRの欠片を【5枚】獲得 |
7 | 協力した封印懸賞【10回】クリア |
8 | 逢魔が時のボス戦の【トップ150】に入る |
9 | 【2体】の異なる地域鬼王に挑戦する |
10 | 今週の前進異聞挑戦【第4階】をクリア |
11 | 同心の蘭報酬を【5回】獲得する |
12 | ランク6の御魂を【10個】増やす |
13 | ランク6の御魂【3個】をランク15に |
14 | 陰陽寮任務を【40回】クリア |
15 | 百鬼戦で【3回】勝利報酬を獲得 |
16 | 式神派遣の基礎報酬以上を【6回】獲得 |
17 | 協戦式神を【10回】使用される |
18 | 共同闘技で【1回】勝利 |
19 | 封印懸賞を【3個】達成 |
20 | 闘技で男性式神を【15回】撃破する |
21 | 闘技で女性式神を【15回】撃破する |
中等任務(花札経験値50)
任務名 | |
---|---|
1 | 一日でスタミナ【400Pt】を消費 |
2 | 真オロチ5階以上の報酬を【2回】獲得 |
3 | 結界突破中雪幽魂効果【20回】発生させ勝利 |
4 | 共同闘技で【2回】勝利 |
5 | 妖気封印【30回】クリア |
6 | 【5個】のランク6御魂をランク15まで強化する |
7 | 百鬼夜行でSRの欠片を【10個】獲得 |
8 | 協力した封印懸賞【15回】クリア |
9 | 闘技で女性式神を【30回】撃破 |
10 | ランク6の御魂を【15個】増やす |
11 | 【5体】の地域鬼王に挑戦する |
12 | 叢原火(癡)に【10回】挑戦する |
13 | ランク6式神を【1体】増やす(転換券含まず) |
14 | 協戦式神を【30回】使用される |
15 | 陰陽寮任務を【100回】クリア |
16 | 今週の前進異聞挑戦【第7階】をクリア |
17 | 式神派遣の達成報酬以上を【3回】獲得 |
18 | 【4体】の地域鬼王に挑戦する |
19 | 封印懸賞を【6個】達成 |
20 | 石距を【10回】倒す/怒りの石距 |
21 | 闘技で男性式神を【30回】撃破する |
22 | 闘技で女性式神を【30回】撃破する |
困難任務(花札経験値100)
任務名 | |
---|---|
1 | 一日でスタミナ【600Pt】を消費 |
2 | 共同闘技で【8回】勝利 |
3 | ランク6の御魂を【20個】増やす |
4 | 【9回】協力して封印懸賞を完成 |
5 | 逢魔が時首領戦で【15位以内】に入る |
6 | 【10個】のランク6御魂をランク15まで強化する |
7 | 百鬼夜行でSSRの欠片を【1個】獲得 |
8 | 協戦式神を【30回】使用される |
9 | 式神派遣の完璧報酬を【6回】 |
10 | 累計銭貨を【500万】消費 |
11 | 封印懸賞を【9個】達成 |
12 | 百鬼戦で【6回】勝利報酬を獲得 |
13 | 真オロチ8階以上の報酬を【2回】獲得 |
14 | 今週の前進異聞挑戦【第9階】をクリア |
今月(マンスリー任務)
個人任務(花札経験値150)
任務名 | |
---|---|
1 | 闘技が八段に達する【1回】 |
2 | 累計【魂玉300】を購入 |
3 | スタミナ【3,000Pt】を消耗 |
4 | 式神スキン【3個】獲得 |
5 | ランク6式神【1体】追加(転換券含まず) |
6 | 神秘召喚【100回】 |
世界任務(花札経験値30)
任務名 | |
---|---|
1 | 墨染花札購入人数【10,000人】 |
2 | 絵世花鳥風月が戦いに参加【50,000回】 |
3 | 紙重春野の獲得人数【10,000人】 |
イベント報酬一覧
普通花札報酬
進度 | 報酬 | |
---|---|---|
2 |
普通花札パック(小) |
|
4 | ||
6 | ||
8 | ||
10 |
紙鶴閑游アイコン枠 |
|
12 |
普通花札パック(中) |
|
14 | ||
16 | ||
18 | ||
20 |
奉為ダルマ |
|
22 |
普通花札パック(大) |
|
24 | ||
26 | ||
28 | ||
30 |
花合戦20%割引券・如月 |
※花合戦割引券を使って花合戦イベント期間中に黒染花札を購入すると、20%引きになる(次回の花合戦・如月イベントから使用可能)。
普通花札パック
普通花札パック | 報酬 (いずれか1つ選択) |
---|---|
普通花札パック(小) |
①オロチの逆鱗×10 ②銭貨×20,000 ③スタミナ×15 |
普通花札パック(中) |
①オロチの逆鱗×20、★4青吉鬼×1 ②銭貨×40,000、勾玉×5 ③スタミナ×40、桜餅×5 |
普通花札パック(大) |
①オロチの逆鱗×20、★5青吉鬼×1 ②銭貨×100,000、勾玉×10 ③スタミナ×80、桜餅×10 |
普通花札パックは、パック内の報酬の中からいずれか1つを選択して受け取ることができる。
墨染花札報酬(魂玉30個で開放)
進度 | 報酬 | |
---|---|---|
1 |
墨染花札パック(小) |
|
2 | ||
3 | ||
4 | ||
5 |
墨染花札パック(小) |
神秘の霊符×1 |
6 |
墨染花札パック(小) |
|
7 | ||
8 | ||
9 | ||
10 |
天山色挿絵 |
神秘の霊符×1 |
11 |
墨染花札パック(中) |
|
12 | ||
13 | ||
14 | ||
15 |
墨染花札パック(中) |
吉運ダルマ×2 |
16 |
墨染花札パック(中) |
|
17 | ||
18 | ||
19 | ||
20 |
紙重春野 (絵世花鳥風月スキン) |
吉運ダルマ×1 |
21 |
墨染花札パック(大) |
|
22 | ||
23 | ||
24 | ||
25 |
墨染花札パック(大) |
吉運ダルマ×3 |
26 |
墨染花札パック(大) |
|
27 | ||
28 | ||
29 | ||
20 |
御行ダルマ |
吉運ダルマ×1 |
墨染花札パック
墨染花札パック | 報酬 (いずれか1つ選択) |
---|---|
墨染花札パック(小) |
①オロチの逆鱗×10 ②銭貨×60,000 ③スタミナ×50 |
墨染花札パック(中) |
①オロチの逆鱗×10、逢魔の魂×5、★5青吉鬼×1 ②銭貨×100,000、勾玉×10 ③スタミナ×100、桜餅×10 |
墨染花札パック(大) |
①オロチの逆鱗×20、逢魔の魂×10、★6青吉鬼×1 ②銭貨×200,000、勾玉×20、スキン券×10 ③スタミナ×200、桜餅×20、御行ダルマ(欠片)×1 |
墨染花札パックは、パック内の報酬の中からいずれか1つを選択して受け取ることができる。
天山色挿絵(レベル10で獲得)
絵世花鳥風月スキン「紙重春野」(レベル20で獲得)
18魂玉でレベルアップ可能
18魂玉を使うことで1レベルアップできる。どうしても期間内に終わらない場合のみ使っても良いだろう。
必要花札経験値 | |
---|---|
Lv0 ~ Lv30 | 3,000 |
1日辺りの目安 | 107~108 / 28日 |
1日辺りの目安 (フル購入者) |
71~72 / 28日 |
レベルアップ思い出報酬
レベル5、10、15、20に達すると挿絵イラストが解禁されていく。レベル20に達すると「折青山」挿絵を入手できる。画面左下「思い出」から進行状況を確認できる。
折青山挿絵
イベント商店の概要と復刻スキン
過去の花合戦スキンを購入可能
商店では、過去の花合戦スキンを購入することができる。過去スキンは以前の同月の商店に限定されており、今月は雲外鏡スキン「鏡焔夢火」。
花合礼貨50枚を集めて魂玉68で購入可能
スキンは、花合礼貨50枚を集めることで魂玉68で購入することができる。花合礼貨は、花合戦のレベルが1アップするごとに1枚獲得できる。
イベントストーリー
Lv5のストーリー
俗世遊 |
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私が此世の巻から出で立つと、外の世界では夏が終わり、すっかり秋になっておりました。万里の道を行くと、見渡す限り、馴染みのない景色が広がっておりました。私が以前訪れた世界の境目を過ぎ、更なる天地へ向かっているのでしょう。 旅を共にしてくださった青行燈は、風景を堪能するだけではなく、人との出会いを楽しみ、この広い世の中で紡がれた数々の物語を読み尽くそうとしておりました。 その傍らで、私は絵を描きながらお話を聞いておりました。人間の情欲が入り混じった物語は、私が描くものに生気を込めているかのように思えました。いつの日か、長い絵巻にも霊が宿るかも知れない。私はそんな期待を強く抱いておりました。 ですが遠くへ行くほど、好奇心とは別に、旧友を懐かしむ気持ちが徐々に芽生えました。 秋が過ぎ、冬がひそかに訪れた頃、私と青行燈は雪山の麓に着き、此処で暫く足を休めることにしました。 雪が降る中、東屋では茶炉のお湯が沸かされ、静かに立ち昇る熱気が人を恍惚とさせました。 「毎年冬になると、書妖、妖琴師や棋聖をお招きして、お茶を煎じながら、この一年の不思議な出来事を語り合ったものです。」 「今年はどんな珍しい事があったのでしょう?」 「そんなに気になるなら、手紙を通してやり取りすればいいんだよ。大して手間もかからないだろうしね。出発する前、彼らにはそれぞれ不鳴箋を残していったんだろう?」 その言葉にはっとさせられ、幾つかの考えが心に浮かびました。すると同時に、誰かの声が聞こえてきたのです。 「花鳥風月様、あなた宛に……えっと、手紙と包み?が、届いております。」 私が少し驚き、湯呑を置いて振り返ると、絵巻から立ち昇る煙が目に入りました。 反対に、青行燈は湯呑を持ち上げ、口元の笑みを隠しました。「あたいの戯言が現実になるとはね。」 手紙の送り主は誰でしょう?そして、どんな喜びをくれるのでしょう?私は期待に胸を膨らませました。 しかし長い間待っても、彼が言う手紙と包みは見当たりませんでした。 煙の下半身は絵巻の中に留まっておりました。私の戸惑った視線を受けて、彼は気まずそうに自分の笠を整えると、必死に何かを引きずり出そうとしました。 「どれもこれも……結構重いので、もうしばらくお待ちください。鏡、もっと力を入れてくれないか?」 「もう精一杯……力を入れてるよ。」 画霊は絵巻の中でじたばたしていました。彼らの懸命な姿を見て、私は好奇心を抑えきれず、おもむろに手を上げると、絵巻の中のものを、煙、鏡と共に外へ放ちました。様々な包みが机上に散らばり、包みの上にはそれぞれ手紙が貼られていました。 |
Lv10のストーリー
求魂香 |
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机に乗った包みはどれも軽そうでしたが、先程煙と鏡がどうしても取り出せなかった一つはとても重く大きいもので、特別な形をしていましたが、どこか懐かしさを感じました。 私が深く考えるより前に、煙は手を袖に入れながら笑顔で話しました。 「先程は詳しく見てはいませんでしたが、ざっと見たところ、花鳥風月様のご友人が皆何か送ってくださったようですね。」 青行燈も湯呑を置いて、彼女の前に落ちた小包を拾い上げ、私に手渡してくれました。 「どうやら、書妖らは冬になって、あんたを気に掛けているようだね。」 私は包みを受け取り、手紙に書かれた書妖の署名を目にしました。目線を上に遣ると、直ぐに三人の手紙を見つけることができました。同じような大きさの包みを開けると、精緻な香り玉がそれぞれ一つずつ入っていました。 香り玉を出すと、直ちに芳香が広がりました。三つの香りは同じ空間にありながらも、決して混じり合いませんでした。よく嗅ぐと、どの香りが誰から送られたのかはすぐに分かりました。 書妖の香り玉は、淡くも遠くまで届き、紙と墨の渋い香りが少し混じっていました。妖琴師の香り玉は月の如く、冷たさの中に優しい花の香りが秘められていました。棋聖の香り玉は濃厚で芳醇ですが、何だか寂しさが含まれているようでした。 「この香り……」青行燈は不思議そうに近付き、香り玉を眺めました。 「こんな香りは初めて嗅ぐ。彼ら自身の気配とは違う筈なのに、香りを嗅ぐと、まるで……」 まるで、本人が目の前に立っているみたいでした。 私は好奇心に駆られて、書妖の手紙を開きました。 「書中にてご挨拶申し上げます。久しくお会いしていませんが、旅は順調でしょうか?この広く大きい天の下、何処も素晴らしい景色に満ち溢れていることでしょう。次に再会する時、僕たちの心を動かすような、珍しい物事を語ってくれるのを楽しみにしています。」 「最近は、妖琴師と棋聖と僕の三人で集まることがあります。あるお茶会で、僕たちはとても特別な客人に会いました。」 「あなたに送った香り玉は、その客人が作ったものです。お察しの通り、僕たちの気配とは違いますが、香りを点けると僕たちに会ったような、奇妙な感覚が得られます。」 「こんな香りを見るのは初めてですし、このように神憑ったお香作りの技量を拝見するのも初めてでした。」 「もしかすると、本当の神なのかも知れません。」 「その客人は多くを話しませんでした。お茶の御礼として香りを贈ると、そそくさと去っていきました。とても奇妙な出会いでした。」 「いつかあなたも偶然、この客人と出会うかも知れませんね。」 |
Lv15のストーリー
雪中墨 |
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私は手紙を仕舞い、香り玉から一部を削って点けました。立ち込める香りに包まれて、雪中の東屋が往年と違うように感じました。私は次の手紙と包みを開けました。 包みの中には、懐かしい妖力を纏った、氷の墨入れが入っていました。誰によって作られたものか、一目で分かりました。 「おや、これは玉藻前様が送ったものですね!」 煙は興味を惹かれた様子で、隣から墨入れを覗き込みました。 「この氷はどうやら極寒の地から掘り出されたようだね。何故かは分からないが、微かに灼熱の気配を感じる。」 青行燈はそう言いました。 私は頷き、彼女と同じ戸惑いを持ちながら、墨入れを開けました。中には小さな墨が入っていました。意外なことに、真っ白な墨が放つ淡い墨の香りの中には、松の香りが混じっていました。表面には薄い赤黄色が渦巻いていました。 玉藻前の手紙は数行しか書かれていませんでした。 「君が絵巻の世界から出たことを晴明から聞いた。宿願を果たしたのだな、おめでとう。」 「会えない代わりに、この墨を祝いの品として贈らせてもらった。」 「この墨は他人の力で焼いて作ったものだ。これを使って冬景色を描けば、きっと非凡な絵が完成するだろう。受け取ってくれると幸いだ。」 墨を手にすると、先ずは骨まで凍てつく程の冷たさが伝わり、千年の氷を握っているような錯覚に陥りました。表面の赤い光が移動すると、突然暖かさが広がり、涼しい日光を手で掬ったように、眩しくも優しい暖かさを感じました。 墨や書は、人の心を映します。秀一な墨跡は春の川の如く、温かさの中に執拗さが含まれていました。この墨を作った人の心も、この墨と同じなのでしょう。 私はこの墨使い、硯の中で、ゆっくりと墨汁を磨りました。外の雪山を眺めて暫く物思いに耽ると、私は筆を執り、絵巻に絵を描き始めました。 何度か筆を下すと、墨に染められた紙の上には、外の風景と同じく、雪に覆われた山々が浮かび上がりました。 |
Lv20のストーリー
折青山 |
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絵巻に描かれた雪山を眺めていると、なんだか物足りなく感じてしまいました。筆を加えようとしたその時、煙と鏡が私の考えを断ち切りました。 「花鳥風月様、急いで絵を描く必要はありませんよ。ここにはまだ最後の包みと手紙が残っています。」 煙は依然狐のような笑顔を浮かべているけれど、しっかり被っている笠を時々手で支え、何故か動揺しているように見えました。 「えっと、花鳥風月様、先に中身をご覧なさっては如何でしょうか。」 いつもは寡黙な鏡もゆっくりと口を開きました。この最後の包みは、彼らにとっては非常に特別なのでしょう。 私は筆を置き、奇妙な大きい包みに近付きました。側面に貼られた手紙には署名が無く、どこか馴染みのある墨の香りを纏っていました。 一瞬、手紙を持っていた私の手が固まりました。私は煙と鏡を見て、思わず微笑み、手紙を開けました。 「拝啓、花鳥風月様。あなたが此世の巻より旅立ってから随分経ちますね。私たちは皆、花鳥風月様のことが恋しいです。」 「外では季節が過ぎ、冬になったと煙と鏡から聞きました。冬……私たちが絵巻の中に住み始めて以来、冬を見たことはありません。」 「私と絵巻の中の皆は、多くの者がこのような雪に吹かれ、凍える寒さにいる中で花鳥風月様と巡り合いました。それ以来、雪は融け、永遠の春が訪れました。」 「花鳥風月様は私たちに春の山を与えてくれました。故に私たちも、花鳥風月様に春の山をお返ししなければなりません。」 私が包みを開けると、蝉の羽のように薄い、折紙の春山がありました。そこには緑滴る松の木、香ばしい果実がありました。煙と鏡は春山の麓に駆け寄り、彼らの霊力が宿った栗鼠を放ちました。紙で折られたものですが、生き生きとしており、東屋の外とは全く違う景色が広がっていました。 煙が立ち昇り、墨で描かれた雪が滲み、私は心に浮かんだ景色を絵巻に描き足しました。墨は思うままに流れ、川が形を成しました。 私は墨で景色を描き、その景色は私に命を吹き込んでくれました。 |
花合戦2022イベント一覧 | |||
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睦月 / 1月 |
如月 / 2月 |
弥生 / 3月 |
卯月 / 4月 |
皐月 / 5月 |
水無月 / 6月 |
文月 / 7月 |
葉月 / 8月 |
長月 / 9月 |
神無月 / 10月 |
霜月 / 11月 |
師走 / 12月 |