【陰陽師】花合戦2022「因幡かぐや姫」皐月イベントの進め方と任務&報酬まとめ【毎日任務イベント】
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『陰陽師』の花合戦2022「因幡かぐや姫/SPかぐや姫」皐月イベントの進め方と任務&報酬をまとめて紹介。墨染花札報酬の開放方法や花札経験値の上げ方なども記載しているので参考にどうぞ。
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花合戦2022イベント一覧 | |||
---|---|---|---|
睦月 / 1月 |
如月 / 2月 |
弥生 / 3月 |
卯月 / 4月 |
皐月 / 5月 |
水無月 / 6月 |
文月 / 7月 |
葉月 / 8月 |
長月 / 9月 |
神無月 / 10月 |
霜月 / 11月 |
師走 / 12月 |
イベント概要
イベント期間 | 5/6(金)メンテ後~6/1(水)メンテ前 |
花合戦イベントは、任務をクリアして花札経験値を集めることで、様々な豪華報酬を貰えるイベント。因幡かぐや姫スキン「桂の思い」を始め、御行ダルマや限定描画、アイコン枠など貰えるので、ぜひ参加しよう。
庭院からメニューからイベントページへ
花合戦イベントは、庭院メニューアイコン「花合戦(毎日任務)」からイベントページに行ける。
イベントの進め方
指定任務をクリアして花札経験値を獲得
指定された任務をクリアすることで「花札経験値」を貰うことができ、報酬レベルを上げることができる。花札経験値を100溜めると、報酬が1つ進む。
※任務によって貰える花札経験値は異なる
必要花札経験値 | |
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Lv0 ~ Lv30 | 3,000 |
1日辺りの目安 | 115~116 / 26日 |
1日辺りの目安 (フル購入者) |
76~77 / 26日 |
※Lv30以降に獲得した経験値は、イベント終了後に銭貨に変換される
魂玉で墨染花札報酬開放
魂玉30個で通常購入すると、墨染花札報酬(下段)が開放され、より多くの報酬を獲得できる。魂玉68個でフル購入すればプラスでアイコン枠、花札経験値、勾玉を即獲得可能。課金が必要ではあるが、報酬内容は非常に豪華なので余裕がある場合は購入がおすすめ。
最初に魂玉30個で通常購入し、途中でフル購入したくなった場合は魂玉38個で購入可能。途中でフル購入した場合は、上段で開放されてる経験値分の報酬は一気に開放される。
開放報酬
魂玉 | 開放報酬 | ||
---|---|---|---|
魂玉30個 (通常購入) |
桂の思い 因幡かぐや姫スキン |
御行ダルマ |
月の抱擁挿絵 |
魂玉68個 (フル購入) |
桂の思い 因幡かぐや姫スキン |
御行ダルマ |
月の抱擁挿絵 |
花泉影・沁月アイコン枠 (即獲得) |
花札経験値×1,000 (即獲得) |
勾玉×200 (即獲得) |
購入しない場合は上段の報酬15個のみ
購入しない場合は、上段の報酬15個のみ獲得できる。購入することで+30個の報酬が追加される(計45個の報酬)。
前回入手した20%割引券を使用可能
前回の花合戦イベントLv30報酬で入手した「花合戦20%割引券・皐月」を使うことができる。
20%割引後 | |
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通常購入 | 魂玉24個 |
フル購入 | 魂玉54個 |
※今回獲得できる割引券は次回の花合戦・水無月イベントで使用可能
関連ページ |
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魂玉の入手方法と使い道 |
いいねを送って花札経験値獲得
毎日順位で友達にいいねを送れる。いいねをすることで花札経験値獲得できる。
いいね人数 | 花札経験値獲得 |
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1~4人目 | 2 ※確率で18獲得 |
イベント任務と獲得花札経験値一覧
今日(デイリー任務)
任務 | 花札経験値 | |||
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封印懸賞完成【2回まで】 |
×5 |
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狩り戦/陰界の門に参加【1回まで】 |
×10 |
|||
百鬼夜行参加【1回まで】 |
×5 |
|||
逢魔ボス挑戦【1回まで】 |
×10 |
|||
闘技戦闘勝利【18回まで】 |
×5 |
|||
御魂強化【1回まで】 |
×5 |
|||
結界経験値の受け取り【1回まで】 |
×5 |
|||
ハートを贈る【5回まで】 |
×2 |
|||
祈念【6回まで】 |
×10 |
|||
結界突破勝利【12回まで】 |
×5 |
|||
探索ダンジョン【7回まで】 |
×12 |
|||
覚醒ダンジョン【13回まで】 |
×6 |
|||
御魂ダンジョン【17回まで】 |
×6 |
|||
式神派遣【1回まで】 |
×5 |
今週(ウィークリー任務)
任務は、勾玉10で更新可能(更新回数5回)。週任務は月曜日の0時に更新。
簡単任務1(花札経験値20)
任務名 | |
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1 | 毎週最初のログイン |
簡単任務2(花札経験値25)
任務名 | |
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1 | 一日でスタミナ【200Pt】を消費 |
2 | 石距を【5体】倒す/怒りの石距 |
3 | 累計銭貨を【100万】消費 |
4 | 真オロチ3階以上の報酬を【2回】獲得 |
5 | 妖気封印【10回】クリア |
6 | 百鬼夜行でSRの欠片を【5枚】獲得 |
7 | 協力した封印懸賞【10回】クリア |
8 | 逢魔が時のボス戦の【トップ150】に入る |
9 | 【2体】の異なる地域鬼王に挑戦する |
10 | 今週の前進異聞挑戦【第4階】をクリア |
11 | 同心の蘭報酬を【5回】獲得する |
12 | ランク6の御魂を【10個】増やす |
13 | ランク6の御魂【3個】をランク15に |
14 | 陰陽寮任務を【40回】クリア |
15 | 百鬼戦で【3回】勝利報酬を獲得 |
16 | 式神派遣の基礎報酬以上を【6回】獲得 |
17 | 協戦式神を【10回】使用される |
18 | 共同闘技で【1回】勝利 |
19 | 封印懸賞を【3個】達成 |
20 | 闘技で男性式神を【15回】撃破する |
21 | 闘技で女性式神を【15回】撃破する |
中等任務(花札経験値50)
任務名 | |
---|---|
1 | 一日でスタミナ【400Pt】を消費 |
2 | 真オロチ5階以上の報酬を【2回】獲得 |
3 | 結界突破中雪幽魂効果【20回】発生させ勝利 |
4 | 共同闘技で【2回】勝利 |
5 | 妖気封印【30回】クリア |
6 | 【5個】のランク6御魂をランク15まで強化する |
7 | 百鬼夜行でSRの欠片を【10個】獲得 |
8 | 協力した封印懸賞【15回】クリア |
9 | 闘技で女性式神を【30回】撃破 |
10 | ランク6の御魂を【15個】増やす |
11 | 【5体】の地域鬼王に挑戦する |
12 | 叢原火(癡)に【10回】挑戦する |
13 | ランク6式神を【1体】増やす(転換券含まず) |
14 | 協戦式神を【30回】使用される |
15 | 陰陽寮任務を【100回】クリア |
16 | 今週の前進異聞挑戦【第7階】をクリア |
17 | 式神派遣の達成報酬以上を【3回】獲得 |
18 | 【4体】の地域鬼王に挑戦する |
19 | 封印懸賞を【6個】達成 |
20 | 石距を【10回】倒す/怒りの石距 |
21 | 闘技で男性式神を【30回】撃破する |
22 | 闘技で女性式神を【30回】撃破する |
困難任務(花札経験値100)
任務名 | |
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1 | 一日でスタミナ【600Pt】を消費 |
2 | 共同闘技で【8回】勝利 |
3 | ランク6の御魂を【20個】増やす |
4 | 【9回】協力して封印懸賞を完成 |
5 | 逢魔が時首領戦で【15位以内】に入る |
6 | 【10個】のランク6御魂をランク15まで強化する |
7 | 百鬼夜行でSSRの欠片を【1個】獲得 |
8 | 協戦式神を【30回】使用される |
9 | 式神派遣の完璧報酬を【6回】 |
10 | 累計銭貨を【500万】消費 |
11 | 封印懸賞を【9個】達成 |
12 | 百鬼戦で【6回】勝利報酬を獲得 |
13 | 真オロチ8階以上の報酬を【2回】獲得 |
14 | 今週の前進異聞挑戦【第9階】をクリア |
今月(マンスリー任務)
個人任務(花札経験値150)
任務名 | |
---|---|
1 | 闘技が八段に達する【1回】 |
2 | 累計【魂玉300】を購入 |
3 | スタミナ【3,000Pt】を消耗 |
4 | 式神スキン【3個】獲得 |
5 | ランク6式神【1体】追加(転換券含まず) |
6 | 神秘召喚【100回】 |
世界任務(花札経験値30)
任務名 | |
---|---|
1 | 墨染花札購入人数【10,000人】 |
2 | 因幡かぐや姫が戦いに参加【50,000回】 |
3 | 桂の思いの獲得人数【10,000人】 |
イベント報酬一覧
普通花札報酬
進度 | 報酬 | |
---|---|---|
2 |
普通花札パック(小) |
|
4 | ||
6 | ||
8 | ||
10 |
花泉影アイコン枠 |
|
12 |
普通花札パック(中) |
|
14 | ||
16 | ||
18 | ||
20 |
奉為ダルマ |
|
22 |
普通花札パック(大) |
|
24 | ||
26 | ||
28 | ||
30 |
花合戦20%割引券・水無月 |
※花合戦割引券を使って花合戦イベント期間中に黒染花札を購入すると、20%引きになる(次回の花合戦・水無月イベントから使用可能)。
普通花札パック
普通花札パック | 報酬 (いずれか1つ選択) |
---|---|
普通花札パック(小) |
①オロチの逆鱗×10 ②銭貨×20,000 ③スタミナ×15 |
普通花札パック(中) |
①オロチの逆鱗×20、★4青吉鬼×1 ②銭貨×40,000、勾玉×5 ③スタミナ×40、桜餅×5 |
普通花札パック(大) |
①オロチの逆鱗×20、★5青吉鬼×1 ②銭貨×100,000、勾玉×10 ③スタミナ×80、桜餅×10 |
普通花札パックは、パック内の報酬の中からいずれか1つを選択して受け取ることができる。
墨染花札報酬(魂玉30個で開放)
進度 | 報酬 | |
---|---|---|
1 |
墨染花札パック(小) |
|
2 | ||
3 | ||
4 | ||
5 |
墨染花札パック(小) |
神秘の霊符×1 |
6 |
墨染花札パック(小) |
|
7 | ||
8 | ||
9 | ||
10 |
月の抱擁挿絵 |
神秘の霊符×1 |
11 |
墨染花札パック(中) |
|
12 | ||
13 | ||
14 | ||
15 |
墨染花札パック(中) |
吉運ダルマ×2 |
16 |
墨染花札パック(中) |
|
17 | ||
18 | ||
19 | ||
20 |
桂の思い (因幡かぐや姫スキン) |
吉運ダルマ×1 |
21 |
墨染花札パック(大) |
|
22 | ||
23 | ||
24 | ||
25 |
墨染花札パック(大) |
吉運ダルマ×3 |
26 |
墨染花札パック(大) |
|
27 | ||
28 | ||
29 | ||
20 |
御行ダルマ |
吉運ダルマ×1 |
墨染花札パック
墨染花札パック | 報酬 (いずれか1つ選択) |
---|---|
墨染花札パック(小) |
①オロチの逆鱗×10 ②銭貨×60,000 ③スタミナ×50 |
墨染花札パック(中) |
①オロチの逆鱗×10、逢魔の魂×5、★5青吉鬼×1 ②銭貨×100,000、勾玉×10 ③スタミナ×100、桜餅×10 |
墨染花札パック(大) |
①オロチの逆鱗×20、逢魔の魂×10、★6青吉鬼×1 ②銭貨×200,000、勾玉×20、スキン券×10 ③スタミナ×200、桜餅×20、御行ダルマ(欠片)×1 |
墨染花札パックは、パック内の報酬の中からいずれか1つを選択して受け取ることができる。
花泉影・沁月アイコン枠(フル購入で即時獲得)
月の抱擁挿絵(レベル10で獲得)
因幡かぐや姫スキン「桂の思い」(レベル20で獲得)
18魂玉でレベルアップ可能
18魂玉を使うことで1レベルアップできる。どうしても期間内に終わらない場合のみ購入を検討しよう。
必要花札経験値 | |
---|---|
Lv0 ~ Lv30 | 3,000 |
1日辺りの目安 | 115~116 / 26日 |
1日辺りの目安 (フル購入者) |
76~77 / 26日 |
レベルアップ思い出報酬
レベル5、10、15、20に達すると挿絵イラストが解禁されていく。レベル20に達すると「月川花眠」挿絵を入手できる。画面左下「思い出」から進行状況を確認できる。
月川花眠挿絵
イベント商店の概要と復刻スキン
過去の花合戦スキンを購入可能
商店では、過去の花合戦スキンを購入することができる。過去スキンは以前の同月の商店に限定されており、今月は緊那羅スキン「琴羽仙音」と少羽大天狗スキン「無垢白羽」。
花合礼貨50枚を集めて魂玉68で購入可能
スキンは、花合礼貨50枚を集めると魂玉68で購入することができる。花合礼貨は、花合戦のレベルが1アップするごとに1枚獲得できる。
イベントストーリー
Lv5のストーリー
約束 |
---|
最近、都にある噂が流れている。不思議な木を見つけたと、人々は言っている。まるで花期というものを無視しているかのように、静かな谷に生える桂の木には、常に花が咲いている。 秋風に吹かれても、冬の雪に覆われても、その木にはいつも金色の花が咲いていた。花の香りが際限なく漂う時、人々は初めて決して枯れない不思議な木の存在に気づいた。 私がこの話を伝え聞いたのは、人々が木の存在に気づいてからずっと後のことだった。 世の中に、不思議な話は無数にある。枯れない木のことなど、少し時間が経てば、人々はあっさりと忘れてしまう。ちょうどその時、私は町の子供からその話を聞いた。その子供は真相を確かめたいようだったが、最後まで母の許しを得られなかった。平安京から遠く離れている谷は、子供には危険すぎるから。 ふくれっつらの子供は、街角で私に事のいきさつを説明している間もずっと拗ねていた。因幡が彼に頬ずりしたから、その子はようやく少し機嫌を直したようだった。そして私は彼と約束した。彼の代わりに谷に行って、木のことを確かめ、もし可能であれば、枯れない桂の花を持って帰ってくると。 その夜、私は因幡を連れて遠くの谷にやってきた。谷に足を踏み入れると、すぐに花の香りが漂ってきた。香りに導かれ、私は川辺でその木を見つけた。 夜空の下の春山は、余計に寂しく見える。銀色の月光が川岸に注ぎ、金色の花々が木の枝を埋め尽くす。 「あ、ああ……」 桂の木に近づくと、因幡は少し緊張したように声を出した。周囲を見渡すと、朧な人影が見えた。 他にも花を取りに来た人がいるのだろうか?口を開こうとした瞬間、その人影は振り向き、僅かに頷くと、すぐに消えてしまった。 「大丈夫よ、怖くない。」因幡に手を伸ばし、さっきの人影が立っていた場所まで歩いた。木の下に立ち、桂の花が水面に舞い落ちる様子を眺める。水面の月がゆらゆらと揺れる。 「あの人、何か言いたそうだった……」 今日は「うっかり」あの子との約束を忘れることにしよう。 |
Lv10のストーリー
出逢い |
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朝、先日作った菓子を持って、私は市に行き、あの子を探した。花を持って帰ってこなかったことを詫び、次は必ず桂花を持ってくると約束するつもりだった。しかし昨日一日遊び呆け、一晩眠った彼にとって、谷と桂花のことなどもうどうでもよくなっていた。 他人がどうあれ、昨日の出会いは、私にもう一度あの木の場所へ行くようにと言っている気がする。 ちょうど十五夜の満月の夜に、私は同じ脇道に足を踏み入れ、再び谷に入った。 月光の中、桂花はひたすら沈黙に徹していた。あの人影は、私が来ることを予想していたかのように、既にそこで待っていた。近づくと、彼女は軽く頷いた……彼女の姿は前回よりもぼんやりとしていて、月光に溶け込んでいってしまいそうだった。 木の下の彼女の傍に来て、私たちは水面で揺れる月を眺めた。 「あなたも月見に来たのですか?」辺りは静かで、何の音も聞こえない。でも私には確かに、彼女の問いが「聞こえた」。私は頷いたが、本来の目的は花枝を持って帰ることだったと思い出し、今度は首を横に振った。しかし彼女には私の動きが見えないかもしれないと思い当たり、答えを口にした。 「昨夜は桂の木を見に来たけれど、今夜は月見に来ました。」相槌を打っているのか、因幡が私の手に擦り寄り、珍しそうに人影の方を見た。 「それに……昨日あなたに会った時から、ずっと気になっていたの。」彼女の顔はよく見えない。透明な彼女を見つめても、ぼんやりと背後の草木が見えるだけ。「不躾ですが……昨日会った時、あなたはどこか寂しそうに見えました。だからもう一度あなたに会って、話したかったんです。」 彼女は手で口元を隠した。きっと静かに笑っているのだろう。 風が吹き、桂花が舞い落ちる中、彼女は消えた。 「ああ、あ……」声を辿ると、桂の木の上に座り、咲き誇る花を愛でる彼女の姿が見えた。私の方に目を向け、彼女はため息をついた。 「……こういうのも悪くないかも。」 「え?」 「私は今夜出ていくつもりでした。あなたと会い、最後に人と話をするのも、悪くありません。」 「どこへ行くのですか?」 彼女はただただ手に持つ花枝を見つめるだけで、答えなかった。 何故かはわからないが、私は突然彼女の言いたいこと、そして彼女と桂の木の関係を理解した。 「もしも……」言葉が静寂を破る。私は朧気な人影に目を向けた。「もしも叶うなら、次の満月の夜に、またここに来てくれませんか?」 彼女の返事を待たずに、私は言葉を続けた。「あなたとの最後の別れを、少し先延ばしにしたいのです。」 彼女は頷き、いなくなった。 正午になり、私はまた谷を訪れた。 暖かい日差しに照らされた川辺が、金色の花で覆われていた……あの桂の木は、枯れていた。 |
Lv15のストーリー
別れ |
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酒造りは緻密さを必要とする仕事だ。川辺から戻った後、私は集めた桂花を持って猫又を訪れた。私の願いを聞いた彼女は、私に酒造りを教えると約束してくれた。その礼として、作った酒を少し分けることになった。 猫又の店の厨房を借り、私はもち米を泉の水に浸かした。 ぬるぬるになった米の中に、試しに指を入れてみた。日差しと時間の結晶である作物は酒となり、形を変えてこの世に残る。 「あ、あ……」邪魔にならないよう遠くに隠れている因幡が、気が散っていた私を注意してくれた。 「なんじゃ?」厨房で酒こうじを探していた猫又が、不思議そうにこっちを見る。 「何でもない……以前、便箋を作った時のことを思い出しただけ。」 「便箋?」 「ええ。昨年の夏、手紙を書きたくて、紙舞さんから紙の作り方を学んだの。なんとなく、酒造りと紙作りには似たところがあると思って。」 猫又の真似をして、私は何度ももち米を洗った。 「似たところ?」 「少し似ているの。うーん……例えば、材料をまるで違う物に作り変えるところや、長い時間がかかるところ……つまり、時間をかけて変化していくところが同じなの。」 「はは、その理屈じゃと、世の中の万物は全て似ていることになるぞ?全ての物は、時間が経つと違う存在になっていくのじゃからな。」 彼女の言うことにも一理ある?猫又は私に考える暇を与えることなく、慣れた手つきで鍋をいじり始めた。私は考えることをやめ、その手伝いを優先した。 米がべとべとになるまで掻きまぜ続ける。そうして半日経ったら、少し時間をおいて布で漉し、ねちねちとした米だけを残す。酒こうじを水に入れた後、その水をねちねちとした米の中に入れて、再び掻きまぜ続ける……うん、同じ作業を何度も繰り返すだけの仕事は、やっぱり紙作りに少し似ている。 その後、密封した状態で二日間置いておく。 猫又が教えてくれた。少し霊力を入れれば、失敗を防ぐことができるうえに、酒の味も良くなると。戸惑う私を見て、猫又は笑って言った。「福賜りのようなものじゃ!」 二日後、部屋に酒の香りが漂い始めた。最初の仕事は成功した。 洗って干しておいた桂花を取り出し、「福賜り」した酒と一緒に瓶の中に入れ、再び瓶を密封した。 「春になったじゃというのに、一体どこでこれほど上質な桂花を手に入れたのじゃ?」猫又は桂花を摘み、まじまじと観察した。 「強いて言うなら……これは手向けの桂花なの。」 その後は再び、ひたすら待つ。紙作りと違い、今回の「変化」は一ヶ月しかかからなかった。もしかすると、もち米の中に蓄積された日差しが、酒の代わりに足りない時間を補ったのかもしれない。 猫又にお礼を言った後、作りたての桂花酒を持って、私と因幡は懐かしい脇道に足を踏み入れた。 また満月の眩しい夜だった。 |
Lv20のストーリー
影 |
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満月の夜、せせらぎがゆっくりと流れ、枯れ枝が揺れる。 時が賜った贈り物を携え、私はもう一度あの人に会った。彼女は時間通りに現れた。 「これは、あなたたちへの別れの贈り物です。」懐から徳利を取り出し杯に酒を注いだ後、私はそれを川辺に置いた。「これはあの時の桂の花を集めて作った桂花酒です。」 「あの桂の木は、酒になりました。そしてあなたも……後顧の憂いなく、旅立つことができます。」 とっくに輪郭すら曖昧になってしまったその人影は、お礼を言っているかのように少し揺れた。彼女に酒を手渡した瞬間、急に風が吹いた。目を開けると、杯に注いだはずの酒も、さっきまでここにいた人影も、消えてなくなっていた。 残ったお酒が全部なくなるまで、私は酒を杯に注いでは川に撒き続けた。酒の中の桂花が同時に舞い落ち、水面の月影を打ち砕いて川底に沈んだ。 「あ、あ……」因幡が不思議そうに私を見つめた。砕かれては元に戻る月影を眺めながら、私は因幡に説明する。 「この桂の木の命は、もう終わりを迎えていて、とっくの昔に枯れるべきだった。彼女は……私たちが出会ったあの人影は、ずっとこの木に宿っていて、自分の力を使って、木の命を維持していた。だから桂の花が、ずっと咲いていたの。」 「彼女がいなくなったから、木は枯れた。」 傍の木はもう枯れ木そのもので、最初に来た時に目にした偽りの生気はすっかりなくなっていた。 「あ……」 「彼女がこの木に宿った理由が気になるの?それは私にも分からないけれど……ある程度推測できるわ。」 毎月十五夜になると陰界の門が開き、陰の気が一番強くなるらしい。彼女は満月の夜に桂の木から出ていった。きっと帰るべき場所に帰ったのだろう。彼女の霊がここに留まっていたのは、この世を彷徨っていた時に桂花の香りに惹かれたからかもしれない。あるいは生前の彼女にとって、この木は特別なものだったのかもしれない……はたまた咲き誇る金色の花が眩しすぎて、月と見間違えたのかもしれない。 一瞬見とれてしまったその美しさのために、力を尽くして金色の花を維持していた。 「私が彼女にしてあげられることはあまりない。彼女と桂の木が存在した証を残すことくらいしか。だから、手向けの桂花酒を作ったの。」私にできることは、あまりにも少なく、そしてあまりにも遅い。かつて手紙を書いた時の自分と比べれば、少しは成長したのだろうか? 徳利が空になり、最後の一滴が川に零れ落ちた瞬間、水面に映し出された私の顔と月影が再び揺れた。金色の輪郭が曖昧になり、流れる桂花の傍に上がる泡の中、ぼんやりとした人影が現れた。恍惚の中、とても懐かしい顔を見た気がする。思わず微笑んで見返すと、それは無知で好奇心旺盛な瞳だった。 金色の花が再び川底に沈んだ時、一瞬の再会は終わり、水面には私の姿だけが映し出されていた。 「偽りと真……か。」それを見極めるのは難しい。紙を作ることと酒を作ること、金色の桂の木と空を飾る月の間に、一体どんな違いがあるというのだろう? 「ああ、あ……」因幡が肩に乗り、私と共に空の月を見上げた。 まだ最後の疑問が残っている。彼女は一体なぜ、出ていくと決めたのだろう? 私は聞くことができなかった。聞いたところで、誰も答えることはできないかもしれない。そんなことを考えながら、私は谷を出るべく歩き出した。枯れ木の傍を通りかかった時、何かを見た気がした。 月光が注ぎ、寂しい桂花が舞い落ちる中、別れを告げる声が聞こえた。あの人影の声だろうか、それとも桂の木の声だろうか? 私は腰をかがめ、地面を覆う落ち葉と花を除けた。 ……その下には、桂の若苗が生えていた。 |
花合戦2022イベント一覧 | |||
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