【陰陽師】花合戦2022「初翎山風」師走イベントの進め方と任務&報酬まとめ【毎日任務イベント】
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『陰陽師』の花合戦2022「初翎山風」師走イベントの進め方と任務&報酬をまとめて紹介。墨染花札報酬の開放方法や花札経験値の上げ方なども記載しているので参考にどうぞ。
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花合戦2022イベント一覧 | |||
---|---|---|---|
睦月 / 1月 |
如月 / 2月 |
弥生 / 3月 |
卯月 / 4月 |
皐月 / 5月 |
水無月 / 6月 |
文月 / 7月 |
葉月 / 8月 |
長月 / 9月 |
神無月 / 10月 |
霜月 / 11月 |
師走 / 12月 |
イベント概要
イベント期間 | 2022/12/7(水)メンテ後~2023/1/4(水)メンテ前 |
花合戦イベントは、任務をクリアして花札経験値を集めることで、様々な豪華報酬を貰えるイベント。初翎山風スキン「翎風勇姿」を始め、御行ダルマや限定描画、アイコン枠など貰えるので、ぜひ参加しよう。
庭院からメニューからイベントページへ
花合戦イベントは、庭院メニューアイコン「花合戦(毎日任務)」からイベントページに行ける。
イベントの進め方
指定任務をクリアして花札経験値を獲得
指定された任務をクリアすることで「花札経験値」を貰うことができ、報酬レベルを上げることができる。花札経験値を100溜めると、報酬が1つ進む。
※任務によって貰える花札経験値は異なる
必要花札経験値 | |
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Lv0 ~ Lv30 | 3,000 |
1日辺りの目安 | 107~108 |
1日辺りの目安 (フル購入者) |
71~72 |
※Lv30以降に獲得した経験値は、イベント終了後に銭貨に変換される
魂玉で墨染花札報酬開放
魂玉30個で通常購入すると、墨染花札報酬(下段)が開放され、より多くの報酬を獲得できる。魂玉68個でフル購入すればプラスでアイコン枠、花札経験値、勾玉を即獲得可能。課金が必要ではあるが、報酬内容は非常に豪華なので余裕がある場合は購入がおすすめ。
最初に魂玉30個で通常購入し、途中でフル購入したくなった場合は魂玉38個で購入可能。途中でフル購入した場合は、上段で開放されてる経験値分の報酬は一気に開放される。
開放報酬
魂玉 | 開放報酬 | ||
---|---|---|---|
魂玉30個 (通常購入) |
翎風勇姿 (初翎山風スキン) |
御行ダルマ |
落林一斬 (挿絵) |
魂玉68個 (フル購入) |
翎風勇姿 (初翎山風スキン) |
御行ダルマ |
落林一斬 (挿絵) |
逆風鳴・故林アイコン枠 (即獲得) |
花札経験値×1,000 (即獲得) |
勾玉×200 (即獲得) |
購入しない場合は上段の報酬15個のみ
購入しない場合は、上段の報酬15個のみ獲得できる。購入することで+30個の報酬が追加される(計45個の報酬)。
前回入手した20%割引券を使用可能
前回の花合戦イベントLv30報酬で入手した「花合戦20%割引券・師走」を使うことができる。
20%割引後 | |
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通常購入 | 魂玉24個 |
フル購入 | 魂玉54個 |
※今回獲得できる割引券は次回の花合戦・睦月イベントで使用可能
魂玉の入手方法と使い道 |
いいねを送って花札経験値獲得
毎日順位で友達にいいねを送れる。いいねをすることで花札経験値獲得できる。
いいね人数 | 花札経験値獲得 |
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1~4人目 | 2 ※確率で18獲得 |
イベント任務と獲得花札経験値一覧
今日(デイリー任務)
任務 | 花札経験値 | |||
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封印懸賞完成【2回まで】 |
×5 |
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狩り戦/陰界の門に参加【1回まで】 |
×10 |
|||
百鬼夜行参加【1回まで】 |
×5 |
|||
逢魔ボス挑戦【1回まで】 |
×10 |
|||
闘技戦闘勝利【18回まで】 |
×5 |
|||
御魂強化【1回まで】 |
×5 |
|||
結界経験値の受け取り【1回まで】 |
×5 |
|||
ハートを贈る【5回まで】 |
×2 |
|||
祈念【6回まで】 |
×10 |
|||
結界突破勝利【12回まで】 |
×5 |
|||
探索ダンジョン【7回まで】 |
×12 |
|||
覚醒ダンジョン【13回まで】 |
×6 |
|||
御魂ダンジョン【17回まで】 |
×6 |
|||
式神派遣【1回まで】 |
×5 |
今週(ウィークリー任務)
任務は、勾玉10で更新可能(更新回数5回)。週任務は月曜日の0時に更新。
簡単任務1(花札経験値20)
任務名 | |
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1 | 毎週最初のログイン |
簡単任務2(花札経験値25)
任務名 | |
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1 | 一日でスタミナ【200Pt】を消費 |
2 | 石距を【5体】倒す/怒りの石距 |
3 | 累計銭貨を【100万】消費 |
4 | 真オロチ3階以上の報酬を【2回】獲得 |
5 | 妖気封印【10回】クリア |
6 | 百鬼夜行でSRの欠片を【5枚】獲得 |
7 | 協力した封印懸賞【10回】クリア |
8 | 逢魔が時のボス戦の【トップ150】に入る |
9 | 【2体】の異なる地域鬼王に挑戦する |
10 | 今週の前進異聞挑戦【第4階】をクリア |
11 | 同心の蘭報酬を【5回】獲得する |
12 | ランク6の御魂を【10個】増やす |
13 | ランク6の御魂【3個】をランク15に |
14 | 陰陽寮任務を【40回】クリア |
15 | 百鬼戦で【3回】勝利報酬を獲得 |
16 | 式神派遣の基礎報酬以上を【6回】獲得 |
17 | 協戦式神を【10回】使用される |
18 | 共同闘技で【1回】勝利 |
19 | 封印懸賞を【3個】達成 |
20 | 闘技で男性式神を【15回】撃破する |
21 | 闘技で女性式神を【15回】撃破する |
中等任務(花札経験値50)
任務名 | |
---|---|
1 | 一日でスタミナ【400Pt】を消費 |
2 | 真オロチ5階以上の報酬を【2回】獲得 |
3 | 結界突破中雪幽魂効果【20回】発生させ勝利 |
4 | 共同闘技で【2回】勝利 |
5 | 妖気封印【30回】クリア |
6 | 【5個】のランク6御魂をランク15まで強化する |
7 | 百鬼夜行でSRの欠片を【10個】獲得 |
8 | 協力した封印懸賞【15回】クリア |
9 | 闘技で女性式神を【30回】撃破 |
10 | ランク6の御魂を【15個】増やす |
11 | 【5体】の地域鬼王に挑戦する |
12 | 叢原火(癡)に【10回】挑戦する |
13 | ランク6式神を【1体】増やす(転換券含まず) |
14 | 協戦式神を【30回】使用される |
15 | 陰陽寮任務を【100回】クリア |
16 | 今週の前進異聞挑戦【第7階】をクリア |
17 | 式神派遣の達成報酬以上を【3回】獲得 |
18 | 【4体】の地域鬼王に挑戦する |
19 | 封印懸賞を【6個】達成 |
20 | 石距を【10回】倒す/怒りの石距 |
21 | 闘技で男性式神を【30回】撃破する |
22 | 闘技で女性式神を【30回】撃破する |
困難任務(花札経験値100)
任務名 | |
---|---|
1 | 一日でスタミナ【600Pt】を消費 |
2 | 共同闘技で【8回】勝利 |
3 | ランク6の御魂を【20個】増やす |
4 | 【9回】協力して封印懸賞を完成 |
5 | 逢魔が時首領戦で【15位以内】に入る |
6 | 【10個】のランク6御魂をランク15まで強化する |
7 | 百鬼夜行でSSRの欠片を【1個】獲得 |
8 | 協戦式神を【30回】使用される |
9 | 式神派遣の完璧報酬を【6回】 |
10 | 累計銭貨を【500万】消費 |
11 | 封印懸賞を【9個】達成 |
12 | 百鬼戦で【6回】勝利報酬を獲得 |
13 | 真オロチ8階以上の報酬を【2回】獲得 |
14 | 今週の前進異聞挑戦【第9階】をクリア |
今月(マンスリー任務)
個人任務(花札経験値150)
任務名 | |
---|---|
1 | 闘技が八段に達する【1回】 |
2 | 累計【魂玉300】を購入 |
3 | スタミナ【3,000Pt】を消耗 |
4 | 式神スキン【3個】獲得 |
5 | ランク6式神【1体】追加(転換券含まず) |
6 | 神秘召喚【100回】 |
世界任務(花札経験値30)
任務名 | |
---|---|
1 | 墨染花札購入人数【10,000人】 |
2 | 初翎山風が戦いに参加【50,000回】 |
3 | 翎風勇姿の獲得人数【10,000人】 |
イベント報酬一覧
普通花札報酬
進度 | 報酬 | |
---|---|---|
2 |
普通花札パック(小) |
|
4 | ||
6 | ||
8 | ||
10 |
逆風鳴アイコン枠 |
|
12 |
普通花札パック(中) |
|
14 | ||
16 | ||
18 | ||
20 |
奉為ダルマ |
|
22 |
普通花札パック(大) |
|
24 | ||
26 | ||
28 | ||
30 |
花合戦20%割引券・睦月 |
※花合戦割引券を使って花合戦イベント期間中に黒染花札を購入すると、20%引きになる(次回の花合戦・睦月イベントから使用可能)。
普通花札パック
普通花札パック | 報酬 (いずれか1つ選択) |
---|---|
普通花札パック(小) |
①オロチの逆鱗×10 ②銭貨×20,000 ③スタミナ×15 |
普通花札パック(中) |
①オロチの逆鱗×20、★4青吉鬼×1 ②銭貨×40,000、勾玉×5 ③スタミナ×40、桜餅×5 |
普通花札パック(大) |
①オロチの逆鱗×20、★5青吉鬼×1 ②銭貨×100,000、勾玉×10 ③スタミナ×80、桜餅×10 |
※花札パックは、パック内の報酬の中からいずれか1つを選択して受け取ることができる。
墨染花札報酬(魂玉30個で開放)
進度 | 報酬 | |
---|---|---|
1 |
墨染花札パック(小) |
|
2 | ||
3 | ||
4 | ||
5 |
墨染花札パック(小) |
神秘の霊符×1 |
6 |
墨染花札パック(小) |
|
7 | ||
8 | ||
9 | ||
10 |
落林一斬挿絵 |
神秘の霊符×1 |
11 |
墨染花札パック(中) |
|
12 | ||
13 | ||
14 | ||
15 |
墨染花札パック(中) |
吉運ダルマ×2 |
16 |
墨染花札パック(中) |
|
17 | ||
18 | ||
19 | ||
20 |
翎風勇姿 (初翎山風スキン) |
吉運ダルマ×1 |
21 |
墨染花札パック(大) |
|
22 | ||
23 | ||
24 | ||
25 |
墨染花札パック(大) |
吉運ダルマ×3 |
26 |
墨染花札パック(大) |
|
27 | ||
28 | ||
29 | ||
20 |
御行ダルマ |
吉運ダルマ×1 |
墨染花札パック
墨染花札パック | 報酬 (いずれか1つ選択) |
---|---|
墨染花札パック(小) |
①オロチの逆鱗×10 ②銭貨×60,000 ③スタミナ×50 |
墨染花札パック(中) |
①オロチの逆鱗×10、逢魔の魂×5、★5青吉鬼×1 ②銭貨×100,000、勾玉×10 ③スタミナ×100、桜餅×10 |
墨染花札パック(大) |
①オロチの逆鱗×20、逢魔の魂×10、★6青吉鬼×1 ②銭貨×200,000、勾玉×20、スキン券×10 ③スタミナ×200、桜餅×20、御行ダルマ(欠片)×1 |
墨染花札パックは、パック内の報酬の中からいずれか1つを選択して受け取ることができる。
逆風鳴・故林アイコン枠(フル購入で即獲得)
落林一斬挿絵(レベル10で獲得)
初翎山風スキン「翎風勇姿」(レベル20で獲得)
18魂玉でレベルアップ可能
18魂玉を使うことで1レベルアップできる。どうしても期間内に終わらない場合のみ購入を検討しよう。
必要花札経験値 | |
---|---|
Lv0 ~ Lv30 | 3,000 |
1日辺りの目安 | 107~108 |
1日辺りの目安 (フル購入者) |
71~72 |
レベルアップ思い出報酬
レベル5、10、15、20に達すると挿絵イラストが解禁されていく。レベル20に達すると「戦影塵帰」挿絵を入手できる。画面左下「思い出」から進行状況を確認できる。
戦影塵帰挿絵
イベント商店の概要と復刻スキン
過去の花合戦スキンを購入可能
商店では、過去の花合戦スキンを購入することができる。過去スキンは以前の同月の商店に限定されており、今月は夜溟彼岸花スキン「風雪歸人」、縁結神スキン「若緑風鈴」。
魂玉68で購入可能
スキンは、魂玉68で購入することができる。今月中に購入しない場合、再度入手はおそらく一年後になるので注意。
イベントストーリー
Lv5のストーリー
風習 |
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「山風の故郷には、独特な風習とかあったりする?」 薫にそう聞かれた時、山風は木に寄りかかり、夕日の余韻の中で刀の手入れをしていた。 冬が近づくと日が沈むのが早くなり、加えて近頃の都周辺は六道の扉の影響を受けているため、昼が短くなるのは森の住人にとって良い話ではない。 そして、子供達が外で遊べる時間も減る。 薫は梟に寄りかかったまま、今日人間の子供達と遊んだ時の出来事や、年末年始の準備の話をしていた。しばらく話した後、山風にこう問いかけた。 「風習?そんなものはない。」 「きっとあるよ。」見回りから戻ってきた一目連に手を振りながら、薫は引き下がろうとしない。「一目連から聞いたよ、場所が違えば風習も違うって。山風が住んでいた場所にも、きっと七角山とは違う風習があるはず。教えてくれない?だめ?」 戻ってきた一目連とシシオもこちらに近づいてきて、薫の言葉を耳にした。 「山風様も遠くから来たんだよね、僕も聞かせてほしいな!」シシオと薫に期待の眼差しを向けられ、手が止まった山風が一目連に目を向けると、優しい風神様は微笑みながら山風の話を待っていた。 山風は仕方なく刀を下ろし、「チッ」と舌打ちした。彼はしばらく考えた。「俺が暮らしていたのは、七角山よりもずっと危険な場所だった。風習と言うより生きるための習慣に近い、話しても面白くないぞ。」 それを聞いた薫が残念そうにうつむいたので、山風は仕方なく話しを続けた。「強いて言うなら……大事なものを森の中に埋めるというのはどうだ?」 「聞いたことある!何年後かに掘り起こすんでしょう?」 「いや、埋めるだけだ。掘り起こしたりはしない。」 「どうして?大事なものなら、そばに置いておきたくないの?森の中に埋まったままだと、いつかなくしちゃうよ。」 山風はどう説明すべきか迷っている様子で、しばらく考え込んだ後、ゆっくりと口を開いた。「死とは、森と一体になることだと彼らは思っていた。生きて帰ることができるかどうかも分からない人々にとっては、森に預ける方が安心だったんだ。」 |
Lv10のストーリー
埋蔵 |
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「お前は何も埋めないのか?」 引き返そうとする初翎山風を見て、松風は慌てて後を追った。いつの間にか、村の子供達の間で変わった風習が流行っていた。村の外で自分だけの場所を見つけて、大切な物を埋める。一番お気に入りの武器だったり、一番良い飾り物だったり、自慢の戦利品だったり。そうすれば、戦いの時に強くなれると言われていた。 物を捨てて、雑草の養分にするのと何の違いがある?初翎山風はこの手の話にまったく興味がなかった。物を埋めることで強くなれるとも思っていない。しかし仲間達はこのことに熱心だった。狩りの後にこそこそどこかに行って、得意げな顔で戻ってくる者は少なくなかった。 「興味ない。」初翎山風は松風に構わず、先日しかけた罠を確認するために村を出た。苦笑した松風が武器を取り出し、彼についていく。 「やれやれ、お前は相変わらず単純で羨ましいよ。」隣の友人が自分を睨んでいるのに気づいて、松風は慌てて弁解する。「馬鹿にしてるわけじゃない!」 「皆の気持ちもわからなくはない。俺達はお前と違って、一心不乱で戦うためには、こんな方法に頼るしかないんだ。」 「なぜだ?他のことを考えなければいいだけだろう。」松風は珍しく返事をした初翎山風に驚き、ため息をついた。 「それができないからだよ。生きている日々には色々なこと、お前の言う"他のこと”があふれている。それを捨てて狩りに臨まないと、動きが鈍くなったり、怖気づいたりするんだ。」 初翎山風が服につけている戦利品の狼の牙を指差して、松風が言う。「お前も戦利品を集めているじゃないか。お前は俺達より強いから、戦利品があるからどうという話ではないだろうけど。」 「土に埋めてなんの意味がある?」 「皆が大切な物を土に埋めるのは、自分を安心させるためじゃないか。いつか死んだとしても、大切にしていた物と一緒に森に還ることができる。」 「皆?」初翎山風は眉をひそめ、ようやく隣の仲間の方を向いた。「お前はどうなんだ?」 「俺は、たぶん……」 返事の言葉は、長い年月の間に忘れてしまった。山風は思い出から我に返り、少し恍惚とした表情で仲間を見渡した。 「とにかく、そういう風習だ。」強引に話題を終わらせようとしたものの、説明が雑だったせいで却って薫の興味を引いてしまった。 「じゃあ山風は?何か埋めたの?」 |
Lv15のストーリー
塵帰 |
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「……お前は何か埋めたのか?」初翎山風が黙り込んだ松風に問いかける。 二人は村外の森の中に立っていて、目の前の地面にはあまり目立たない隆起があった。ついこの間、仲間の一人がここで大切な物を埋めて、森に預けた宝物が自分に幸運と勝利をもたらすことを願ったのだろう。 地面にはその仲間の足跡が残っているが、彼がここに来ることはもう二度とない。 松風が戦場で拾ってきた遺品を埋める。不自然に見えるから、周囲の土を寄せたが、より目立つようになってしまった。彼は手を止め、何も言わずに地面を見る。初翎山風は苛立たしい沈黙に耐えられず、話を切り出した。 松風が立ち上がり、答える。「埋めたけど、良いものは入れなかったな。」 初翎山風がそろそろ戻って首領と次の狩りの準備をしようと言うと、松風は後ろの盛り上がった空き地に手を振り、村に向かった。 「強くなれるなんて思っていない。ただ自分に希望を与えたかったんだ。」 「希望?」 「怖くなった時には、埋めたものが俺を待っているって思うようにしてるんだ。褒美みたいなもんさ。」 「一度埋めたら掘り出せないんじゃなかったのか?」 「やれやれ、怖いもの知らずのお前にはわからないか。」 迅風が初翎山風の肩に止まり、翼を動かして「ググーッ」と鳴いた。 「ほら、迅風もそう思うだろ。」松風が迅風の頭をつつくと、翼で手を払われた。松風は仕方なく手を引いて苦笑した。 「これから首領のもとで平和に暮らしていけたらいいけど。 もしその時、俺がいなくなって、お前がその気になったら、俺が埋めた物を掘り起こしてもいいぞ。」 「結構だ。」 「はいはい、興味ないもんな。それにしても、未来か……」 未来への期待も、だんだん厳しくなる状況を前にすり減っていった。狼との戦いはますます危険になり、初翎山風だけでなく、戦いに疲れた他の人達も次第に「風習」のことを忘れていった。 大事な物を埋めた場所には雑草が生い茂り、狼の火によって燃えた後、どこにあったか分からなくなった。 |
Lv20のストーリー
復夢 |
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「その後も、仲間が何を埋めたか確認してないの?」薫が山風の話を聞いて、切なそうに聞く。 「ああ。あの後村は転々としたし、最後に戻った時にはもう、焼かれた廃墟しか残っていなかった。」最後の日光が消え、夜が訪れるにつれ、森が静まり返っていく。刀を納めて休もうとした山風は、薫がまだ落ち込んでいるのに気づき、仕方なくこう言った。「散った命は森に還った。悲しむ必要はない。」 「山風、一緒に帰ってみようよ!」薫は何か言おうとしたが、山風の表情を見てやめた。「ごめん、私はただ……」 黙って聞いていた一目連が間に入る。「薫、冬はいつもより危険だ。それに付近の影響と戦乱がいつ終わるかもわからない。山風は君のことを心配しているんだ。」 山風は否定せず、刀を見つめて黙り込んだ。 それ以来、薫が諦めていないことを山風は感づいていた。彼女にとってあの話は衝撃的だったのだろうか。「山風に故郷の仲間が埋めた物を確認してもらう」ことに執着を見せた。幸い一目連のおかげで危ないことはしなかったので、山風はそのままそっとしておくことにした。 そしてある日、山風は変わった夢を見た。 夢に落ちた瞬間に意識が戻り、自分が夢を見ていることがわかったが、夢から出ることはできなかった。夢の中の山風は子供の頃に戻っていた。かつての相棒が翼を羽ばたかせ、狼が森の影に潜んでいた。 体は言うことを聞かずにどこかに向かっていたが、夢から悪意を感じなかったので、山風は抵抗をやめた。 彼は村だった場所を歩いていた。焼かれた遺跡にはこけが生え、激戦の後に残った遺骨の下には花が咲いていた。過去の痕跡は、時間の洗礼によって塵となった。 山頂で歩みが止まった。ここが目的地のようだ。そこには一本の木があり、その枝には花が咲き乱れていた。それは何の花なのか、これは夢から見た現実なのか、それとも幻想なのか、山風にはわからなかった。 山の下から風が吹いてきて、村の廃墟の方から声が聞こえてきた。「仲間」だと認めたくなかった人達の笑い声、首領の諭す声、様々な生活音。 振り返る暇もなく、夢から覚めた。 翌日、何かしたかと薫に聞くと、彼女は変な顔して逃げていった。七角山の他の者に尋ねると、笑顔だけが返ってきた。山風は諦めた。どうせ薫と一目連が他の妖怪に頼んで、夢で山風を故郷に帰らせたのだろう。 「それで、何を見たの?昔の仲間が埋めた物は見つかった?聞かせてよ!」微笑みながら聞いてくる一目連と薫を無視し、山風は山頂で高い場所を見つけると、一人で遠くを眺めた。寂しげな森の中、薫が蟲師と話をしている。一目連とシシオは近くでそれを聞き、古籠火がたまに話に割り込んだりしている。山風は彼らから多くのものをもらった。梟の羽、風符、森で採った果物、傷を癒やす繭…… かつて大事な物を土に埋めた仲間達の気持ちが、少しわかった気がした。 今の山風にとって、それは命が終わる時、森に還る時のために用意した褒美ではなく、生きていてこそ意味を成す、希望と期待に満ちた祝福だった。 |
花合戦2022イベント一覧 | |||
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睦月 / 1月 |
如月 / 2月 |
弥生 / 3月 |
卯月 / 4月 |
皐月 / 5月 |
水無月 / 6月 |
文月 / 7月 |
葉月 / 8月 |
長月 / 9月 |
神無月 / 10月 |
霜月 / 11月 |
師走 / 12月 |