【陰陽師】暁日恵比寿(ぎょうじつえびす)の評価・おすすめ御魂・出現場所
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「暁日恵比寿(ぎょうじつえびす)/SP恵比寿」の評価、ステータス、スキルを掲載!暁日恵比寿の特徴を確認して、陰陽師の攻略に役立てよう!
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同一式神 |
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恵比寿 |
「暁日恵比寿」の基礎情報
総合評価 | 9.5/10.0点 |
PvE評価 | 10.0/10.0点 |
PvP評価 | 9.0/10.0点 |
レア度 | |
攻撃タイプ | 全体牽制 補助 治療 |
入手方法 | 召喚 百鬼夜行 |
登場場所 | - |
声優・CV | 日本語:上村祐翔 中国語:乔治皓 |
中国名 | 晨晖惠比寿 |
英語名 | Returner Ebisu |
アイコン |
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ダンジョン適正度
PvE評価 | PvP評価 |
---|---|
星6推奨度 | 所持しておきたい数 |
★★★☆☆ | 1~3体 |
活躍場所 | |
PvE&PvPバランス型 |
※完全サポーターのため、PvP評価での「火力」は点数に加味していない。
全コンテンツ評価
探索ダンジョン | 御魂ダンジョン | 覚醒ダンジョン |
---|---|---|
4/5点 | 4/5点 | 4/5点 |
御霊ダンジョン | 結界突破 | 闘技 |
5/5点 | 5/5点 | 5/5点 |
叢原火 | 日輪の隕 | 永生の海 |
5/5点 | 5/5点 | 5/5点 |
真オロチ | レイド | 鬼王襲来(麒麟) |
5/5点 | 4.5/5点 | 5/5点 |
陰界の門 | 異聞ダンジョン | 地域鬼王 |
5/5点 | 5/5点 | 5/5点 |
首領退治 | 狭間暗域 | 妖気封印 |
5/5点 | 5/5点 | 5/5点 |
経験値妖怪 | 銭貨妖怪 | 石距 |
5/5点 | 5/5点 | 5/5点 |
年獣 | イベント(※) | |
5/5点 | 5/5点 |
※イベントによって点数が大幅に左右される
「暁日恵比寿」のスキル
スキル1:礼儀作法
詳細 | |
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消費鬼火 | 0 |
種類 | |
効果 | 福運は意外と近くにあるものだ。欲張りはよくないよ。 釣り竿を振って敵単体を攻撃し、目標に攻撃力の100%相当のダメージを与える。 |
レベルアップ時の効果 | |
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Lv2 | ダメージが105%にアップ |
Lv3 | ダメージが110%にアップ |
Lv4 | ダメージが115%にアップ |
Lv5 | ダメージが125%にアップ |
スキル上げ優先度 |
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★☆☆☆☆ |
スキルモーション |
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スキル2:幸運降臨(パッシブ)
詳細 | |
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種類 | |
効果 | 塵も積もれば山となる。 福運は頑張る者のところへやってくるものだ。自身のターン終了時、敵全体の行動ゲージを10%ダウンさせる。自身のターン中に「他力本願」が発動した場合、うたた寝する、1ターン維持。【うたた寝】 自身が昏睡状態になる。昏睡期間中に解除されると、非召喚物の味方全体の最大HPの14%を回復する。【維持】 この状態または印の持続ターン数はターゲットのターン数ではなく、発動者のターン数でカウントされる。 【昏睡】 行動不能。ダメージを受けた時にこの効果を自動的に解除する。 |
レベルアップ時の効果 | |
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Lv2 | 行動ゲージダウン効果が15%にアップ |
Lv3 | ターン終了時に追加で鬼火を2点獲得 |
Lv4 | うたた寝時に追加で鬼火を1点獲得 |
Lv5 | 戦闘開始後、初めてダメージを受ける時にうたた寝する |
スキル上げ優先度 |
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★★★★★ |
スキルモーション |
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スキル3:他力本願
詳細 | |
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消費鬼火 | 2 |
種類 | |
効果 | 福運を授かるための試練は厳しいぞ。僕は……少し寝てくる。 非召喚物の味方を最大HPの14%恢復し、 50%の確率で自身の御魂4セットの効果を目標に貸す(最大1つの効果のみ、御魂のダメージアップ効果は合計140%まで)、1ターン維持。御魂効果を貸した相手に対して再び発動する時、御魂効果を貸す代わりに、目標の制御効果を全て解除して新しいターンを付与する。【恢復】 回復効果と違って、回復阻害効果に影響されず、回復に関係する効果を発動させず、会心にならない。【維持】 この状態または印の持続ターン数はターゲットのターン数ではなく、発動者のターン数でカウントされる。【制御効果】 凍結、昏睡、混乱、嘲罵、沈黙、縛り、武装解除、変幻、スタン、挑発、上級凍結、影縛、結霜、拘魂、淪落、氷眠、以上は全部制御効果に属している。後ろの九つはかき消せず、結霜は解除できない。 |
レベルアップ時の効果 | |
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Lv2 | HP恢復量が16%にアップ |
Lv3 | HP恢復量が18%にアップ |
Lv4 | HP恢復量が20%にアップ |
Lv5 | 確率が100%にアップ |
スキル上げ優先度 |
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★★★★★ |
スキルモーション |
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スキル上げ優先度について |
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★★★★★:最優先で上げた方が良い(上げないと使えない) ★★★★☆:上げないと使えない場合がある ★★★☆☆:上げた方が良い ★★☆☆☆:優先度は低い ★☆☆☆☆:上げなくても良い |
「暁日恵比寿」の強い点
自身の御魂効果を味方に貸与
暁日恵比寿は、スキル3で味方単体を恢復し、自身の御魂4セット効果を貸与することができる(自身は御魂封印状態となる)。狂骨や針女などでアタッカーを強化したり、招き猫や遺念火などを装備してサポートするなど、御魂の選択肢は非常に多い(首領御魂は貸与不可)。
※陰陽師にも貸与することが可能
2体編成で制御効果解除&再行動
スキル3使用時、すでに御魂を貸与している場合、対象の制御効果を解除し、再行動させることができる。1体編成では暁日恵比寿のターン開始時に貸与効果は切れるのでこの効果を発動できず、2体編成した場合に発動可能。
ターン外で攻撃できる須佐之男や季などと相性が良く、暁日恵比寿①→アタッカー→暁日恵比寿②(または、暁日恵比寿①→暁日恵比寿②→アタッカー)で行動させる使い方も強力。
鬼火獲得+行動ゲージダウン
暁日恵比寿は、自身のターン終了時に鬼火2点獲得、さらに敵全体の行動ゲージを15%ダウンできる。鬼火2点獲得により実質的な鬼火消費は0になるので、アタッカーが狂骨でも効果を最大限に発揮できる。
鬼火獲得と行動ゲージダウンは、スキルを発動しなくても発動するので、敵にデバフを付与されても行動ゲージダウンにより立て直すチャンスも生まれる。
うたた寝で鬼火獲得+解除で全体恢復
暁日恵比寿は、最初にダメージを受けた時とスキル3発動後にうたた寝(昏睡状態)し、鬼火を1点獲得する(実質スキル発動で鬼火3点獲得)。うたた寝が解除されると味方全体のHP回復するため、バフ駆除式神や共潜持ちの味方と編成することで、敵の攻撃を受けることなく発動できる。
SSR面霊気の速攻パーティ対策が可能
PvPで敵がSSR面霊気の速攻パーティを使用してくる場合、骰子の鬼を装備することで、面霊気の攻撃で被弾→うたた寝&骰子の鬼の鬼発動→行動ゲージ25%アップできる。素早さを上げておけば、敵の2速の前に割り込むこともできるので、行動ゲージダウンと合わせて逆にアドバンテージを取れる。
※骰子の鬼を使用する場合、暁日恵比寿はパーティ内で1~2速に設定する必要がある(面霊気の黒面は初手敵の1~2速に付与するため)。
「暁日恵比寿」の弱い点
制御効果解除&再行動には2体必要
制御効果解除&再行動の効果を発動させるには2体編成する必要があるので、ほとんどの場合はこの効果を発動させることができない。そのため、基本的には御魂貸与役として使用することになる。
御魂貸与解除時に層数バフが切れる
兵主部のように層数バフのある御魂を貸与した場合、暁日恵比寿のターンが回ってくると効果がリセットされてしまうので注意。また、青女房もバフ解除があるので発動不可。
そのため、基本的に層数に影響される御魂は、御魂貸与ではなく、その式神自身に装備させよう。
※悲鳴鳥のダメージアップバフは保持可能。
「暁日恵比寿」に装備させるオススメ御魂
オススメ御魂①(火力御魂)
御魂 | セット/効果 |
---|---|
狂骨 |
【狂骨×4 + HP/防御×2】ダメージ与える時、鬼火1点を持つごとに、ダメージが8%アップする。 |
隠念 |
【隠念×4 + HP/防御×2】与ダメージが20%アップ。同じ目標に複数回ダメージを与える時、ダメージが20%、40%、60%の順にアップする。 |
針女 |
【針女×4 + HP/防御×2】会心時、40%で目標の最大HPの10%のダメージを与える。このダメージは自身の攻撃力の120%を超えない。 |
破勢 |
【破勢×4 + HP/防御×2】ダメージを与える時、HPが70%以上の目標に対するダメージを40%アップさせる。 |
海月の火の玉 |
【海月の火の玉×4 + HP/防御×2】鬼火の数が上限に達すると、妖術発動時に追加で鬼火1点を消費し、ダメージが40%アップする。 |
心眼 |
【心眼×4 + HP/防御×2】ダメージを与える時、目標のHPが15%減るたびに、ダメージが10%アップする。 |
家鳴 |
【家鳴×4 + HP/防御×2】攻撃する時、目標が制御効果を持っている場合、ダメージを45%アップさせる。 |
悲鳴鳥 |
【悲鳴鳥×4 + HP/防御×2】任意の非妖怪目標が倒された時、最大HPの20%が回復する。さらに戦闘終了まで、ダメージを20%アップさせる(上限120%)。 |
墓守り |
【墓守り×4 + HP/防御×2】HPが1%ダウンするたびに、会心ダメージが0.5%アップする。 |
オススメ御魂②(サポート御魂)
御魂 | セット/効果 |
---|---|
骰子の鬼 |
【骰子の鬼×4 + HP/防御×2】抵抗する時、攻撃してきた敵に反撃する。この反撃はダメージを50%アップする。制御されていない状態で制御効果を受けると、行動ゲージが25%アップする。※SSR面霊気対策用 |
招き猫 |
【招き猫×4 + HP/防御×2】ターン開始時、50%で鬼火を2点獲得。 |
遺念火 |
【遺念火 + HP/防御×2】装着者はターン開始時に念火を1重獲得する(最大3重まで)。1重につき効果抵抗が15%アップする。装着者がスキルを発動する時は、先に念火を消費する(念火は同量の鬼火として使用できる)。 |
共潜 |
【共潜 + HP/防御×2】ターン終了後、ランダムに味方のデバフ状態を1つ駆除する。ターン中にダメージを与えなかった場合、追加でランダムに味方のデバフ状態を2つ駆除する。 |
輪入道 |
【輪入道×4 + HP/防御×2】行動終了後、20%で追加行動のチャンスを獲得。 |
地蔵の像 |
【地蔵の像×4 + HP/防御×2】会心を受けたとき、ダメージの10%を吸収。さらに30%で他味方にも発動。挑発された目標に対する発生率が60%ダウンする。 |
出世螺 |
【出世螺×4 + HP/防御×2】ダメージを受けるたびに、その10%分のHPを回復する。戦闘開始時と自身の行動前に螺殻を獲得し(上限1重)、一回の攻撃で最大HPの60%を超えるダメージを受けた時、このダメージを最大HPの60%に減らし、螺殻を取り除く。 |
元興寺 |
【元興寺×4 + HP/防御×2】(唯一効果)所持者がターン内に制御効果を付与する時、付与した目標1体につき、非召喚物の味方全体のダメージが5%アップする(1回の行動で同じ目標に複数回制御効果を付与する時は1回のみ発動する)、最大40%、2ターン持続。 |
オススメ御魂③(デバフ御魂)
御魂 | セット/効果 |
---|---|
魅妖 |
【魅妖×4 + HP/防御×2】ダメージを与えたとき、25%の基礎確率で敵を混乱させる。 |
雪幽魂 |
【雪幽魂×4 + HP/防御×2】ダメージを与える時、15%(素早さダウンしている目標なら30%)の基礎確率で1ターンの間目標を凍結させる。攻撃を受けた時、1ターンの間攻撃者の素早さを30点ダウンさせる。 |
日女巳時 |
【日女巳時×4 + HP/防御×2】ダメージを与えたとき、20%で敵の行動ゲージを30%減少。さらに敵にバフがかかっている場合、30%に上昇。 |
鍾霊 |
【鍾霊×4 + HP/防御×2】ダメージを与える時、10%の基礎確率で目標をスタン状態にさせる。スタン状態の敵がいない場合、基礎確率は20%になる。 |
魍魎の匣 |
【魍魎の匣×4 + HP/防御×2】与ダメージ時、25%の基礎確率で敵にランダムにデバフを付与。 |
返魂香 |
【返魂香×4 + HP/防御×2】ダメージを受けた場合、25%の基礎確率で相手を1ターンスタンにする。複数回攻撃でも1回しか発動できない。挑発された目標に対する発生率が60%ダウンする。 |
おすすめオプション
御魂位置 | オプション |
---|---|
壱(左上) | 【メイン】攻撃力【サブ】素早さ,追加HP,追加防御力 |
弐(左) | 【メイン】素早さ【サブ】素早さ,追加HP,追加防御力 |
参(左下) | 【メイン】防御力【サブ】素早さ,追加HP,追加防御力 |
肆(右下) | 【メイン】追加HP / 追加防御力 / 効果抵抗【サブ】素早さ,追加HP,追加防御力 |
伍(右) | 【メイン】HP【サブ】素早さ,追加HP,追加防御力 |
陸(右上) | 【メイン】追加HP / 追加防御力【サブ】素早さ,追加HP,追加防御力 |
御魂設置例
御魂 | 例 |
---|---|
パターン① | ①効果指標:素早さ └弐:素早さ └肆:HP/防御/抵抗 └陸:HP/防御 |
パターン② | ①効果指標:HP/防御/抵抗 └弐:素早さ/HP/防御 └肆:HP/防御/抵抗 └陸:HP/防御 ②素早さ:任意 |
「暁日恵比寿」のステータス
ステータス | ||
---|---|---|
攻撃 | (108) | |
HP | (1,216) | |
防御 | (76) | |
速さ | (115) | |
会心率 | (10%) | |
会心ダメージ | 150% |
覚醒後レベル40のステータス
ステータス | ||
---|---|---|
攻撃 | 2,278 | |
HP | 12,988 | |
防御 | 445 | |
速さ | 115 | |
会心率 | 10% | |
会心ダメージ | 150% |
「暁日恵比寿」と相性が良い&対策式神
暁日恵比寿と相性が良い式神
ほぼ全式神と相性が良い
暁日恵比寿は、自身の御魂4セット効果を味方に貸与できるので、対象に嚙み合った御魂を装備していればほぼ全式神を強化することが可能。
暁日恵比寿の対策になる式神
制御効果で対策可能
暁日恵比寿は、デバフに対する耐性がないので、制御効果を付与すればスキルを封じることができる。さらに、パッシブ封印できればうたた寝や鬼火獲得、行動ゲージダウンも封じることが可能。
暁日恵比寿で対策できる主な式神
式神 | 理由 |
---|---|
面霊気 |
【1~2速、骰子の鬼装備】 初手面霊気の攻撃を受けることで骰子の鬼の効果が発動し、行動ゲージアップで割り込みが可能。 |
「暁日恵比寿」のオススメパーティ
パーティ例1(オート可)
陰陽師 | ||||
---|---|---|---|---|
|
||||
式神(左から行動順) | ||||
バラ |
式神/行動順 | 御魂/ポイント |
---|---|
暁日恵比寿 (1~2速) |
【効果指標】素早さ/HP/効果抵抗 【2セット】防御 【素早さ】210以上②素早さ ④HP/抵抗 ⑥HP |
言霊 (1~2速) |
【効果指標】効果抵抗 【2セット】抵抗/命中/防御 【効果命中】50% 【素早さ】210以上②素早さ ④抵抗/命中 ⑥HP ・招き猫/鍾霊でも可 |
驍浪荒川の主 (3速) |
【効果指標】与ダメージ 【会心率】100% 【素早さ】200以上②素早さ ④攻撃 ⑥会心DMG/会心 ・薙魂/火霊/破勢でも可 ・鬼王酒呑童子でも可 |
不知火 (4速) |
【効果指標】HP 【2セット】防御 【防御力】850以上 【素早さ】128以上②④HP ⑥防御 ・薙魂/鏡姫/地蔵の像等でも可 |
八百比丘尼 (5~6速) |
・神楽や安倍晴明でも可 |
神啓荒 (5~6速) |
【効果指標】与ダメージ 【2セット】防御 【会心率】100% 【素早さ】128前後②攻撃/HP ④攻撃 ⑥会心DMG/会心 |
パーティ例2
陰陽師 | ||||
---|---|---|---|---|
|
||||
式神(左から行動順) | ||||
自由枠 |
式神/行動順 | 御魂/ポイント |
---|---|
暁日恵比寿 (1速) |
【効果指標】素早さ②素早さ ④HP ⑥HP/防御 |
帝釈天 (2速) |
【効果指標】素早さ②素早さ ④命中 ⑥HP |
本真三尾の狐 (3速) |
【効果指標】与ダメージ 【会心率】100% 【素早さ】128以上②④攻撃 ⑥会心DMG/会心 |
神楽 (4~5速) |
- |
因幡かぐや姫 (4~5速) |
【効果指標】会心DMG 【素早さ】128前後②④HP ⑥会心DMG |
自由枠 | ・神堕オロチ(海月の火の玉/破勢等) ・天剣刃心鬼切(貝吹坊/心眼/薙魂等) ・言霊(網切) ・雲外鏡(共潜/招き猫等) ※他アタッカーでも可 |
パーティ例3
陰陽師 | ||||
---|---|---|---|---|
|
||||
式神(左から行動順) | ||||
自由枠×2 |
式神/行動順 | 御魂/ポイント |
---|---|
妖琴師 (1速) |
【効果指標】素早さ②素早さ ④HP ⑥HP/防御 |
暁日恵比寿×2 (2~3速) |
【効果指標】素早さ②素早さ ④HP ⑥HP/防御 ・蛤の精は共潜でも可 |
神楽 (4~6速) |
- |
自由枠① | ・閻魔 ・大夜摩天閻魔 ・雲外鏡など |
自由枠② | ・須佐之男 ・孔雀明王 ・季など |
「暁日恵比寿」の伝記(ネタバレ注意!)
伝記一
七福神――それは、現世の福運を司る七柱の神。権能も性格も、ひとりひとり大いに異なると言われている。浮き世を遊歴し、福運を惜しまずに施す者もいれば、自由気ままに世界中を放浪する者もいる。 言い伝えによれば、誠心誠意、祈りを捧げれば福を授かることが出来るという。そのおかげで、各地で七福神を祀る神社は多い。祭の日ともなれば、各地の神社は人で溢れかえり、たいへん賑わうのである。 しかし、往々にして福と災いは紙一重である。時代が進むにつれ、七福神にまつわる言い伝えが忘れ去られていった…… 今もまだ人々の印象に残っているのは、荒川に住む福の神・恵比寿くらいだろう。 あの穏やかな好々爺は金運を司る福の神で、商売繫盛、金運招来の神として人気がある。 ただし、財は正しき手立てによって成すべきというように、恵比寿は祈ればただそれだけで財を授けてくれる神ではない。願いを叶えるためには試練を通る必要があるという。 現世において当の恵比寿は、七福神にまつわる話を小妖怪に問われても、物思いに耽る仕草を見せるだけで、それに答えようとはしない。 いったい、あの笑顔の裏にどんな秘密が隠されているのか。時の流れを見届けてきた、荒川の水だけがそれを知っていることだろう。 さて、災いと福が紙一重であるように―― 想いが手繰り寄せた出会いと別れもまた同様。そんな物語のひとつがここに始まろうとしている。 さあ、あの遥かなる時空を越えた、福の神・恵比寿の物語をどうかご照覧あれ! |
伝記一開放条件
条件 | 報酬 | |
---|---|---|
暁日恵比寿をレベル40にする |
×5,000 |
伝記二
村人甲:恵比寿様、最近は昔に比べて魚が獲れなくなってきました。どうか大漁にしていただけないでしょうか。 恵比寿:同じところで魚を獲ってたら減るに決まっている。別の場所に行って魚を獲ればどうだ? 村人乙:恵比寿様、いい商売を考えたのですが、ただそれを始めるには手元のお金がちょっと…… 村人乙:どうかお金を貸してください! 商売が成功した暁には百倍にしてお返ししましょう! 恵比寿:そんなに虫のいい話があるわけないだろう。もっと地に足をつけて小さな商いから始めることだな。 村人丙:恵比寿様、どうか金運を授けてください! 村人丁:恵比寿様!私も! どうか私にも! 恵比寿:どうしてみんな同じことしか願わないのだろうね。もっと目新しいものはないのか。 恵比寿:おや。お茶の時間になったからね。みなさん、今日は帰ってください。 村人達:そんな……! 大金持ち:お待ちください! 大金持ち:神様、私はもう何日もお参りに来ているのです! どうか福運を授けてください! 恵比寿:神様にも休みが要るんだ。明日またいらっしゃい。 大金持ち:私はこの神社にたくさんのお香を供えていますぞ! ひいきにしてくれるべきじゃありませんか! 大金持ち:この不況のなか、村人たちを養っているのは私なんだぞ!私を見捨てたらどうなるか分かっているのか? 恵比寿:あれ? 僕が聞いたのは、ある悪徳の金持ちが村人たちをただ働きさせ、みんなが苦しんでいるという話だよ。 恵比寿:みんなをあんなにやつれさせたままにしておくのは、君としても本当に大変なことだったろうね。 大金持ち:だ、か、ら! 福運をくれと言っているだろう! 恵比寿:やっと本当の姿を見せたか。 恵比寿:貪欲はこれすなわち災厄なり、神罰によって浄化されよ。 大金持ち:うっ……あぁっ! 恵比寿:際限がない貪欲は災いしか招かない。本当に嘆かわしいご時世だね。 村人:恵比寿様、どうか助けてください! 村人:このままお金がないと、子供が飢えて死んでしまいます! 恵比寿:苦労せず金を与えることは、人を堕落させるに他ならない。福運は頑張る者のところへやってくるものだ。 村人:で……ですが……! 村人:え? 恵比寿:子供を育てるのは、確かに大変なことだろうね。だから、ちょっとしたご褒美だ。 恵比寿:働く場所がないのであれば、しばらく神社でお手伝いをしてほしい。ちょうど修繕が必要だったんだ。 村人:恵比寿様、ありがとうございます! 村人:今すぐ修繕をします! 恵比寿:え?今はお茶の時間だからここに居続けられては困るよ。さっさと家に帰って子供に付き合ってくれ。 恵比寿:ふふ、やっぱり休みの時間が一番楽しいね。 恵比寿:日が出ると働いて、日が落ちると休む。世の理はちゃんと守らないとね~ |
伝記二開放条件
条件 | 報酬 | |
---|---|---|
暁日恵比寿のスキルレベルを12回上げる | 暁日恵比寿の欠片 ×10 |
伝記三
恵比寿:福運を司る七柱の神って、誰が書いたものよ?僕たちってそんなに偉かったっけ? 大黒天:恵比寿兄ちゃん! 早く起きて! 神社はお参りに来る人でいっぱいだよ! 恵比寿:さっき占ったけど、今日はお参り日和じゃないらしい。だから、みんなを帰らせてくれない? 僕は二度寝してくる。 恵比寿:おっと……これは、鯛焼きの匂い!? すぐ行かねば! 大黒天:へへ、団長の教えてくれた方法はやっぱり効くね。 恵比寿:大黒天よ。落としたのは、金の斧か? それとも銀の斧か? 大黒天:別に斧なんか落としてないけど。 恵比寿:これは僕が用意しておいた贈り物だよ。あまり気にするな。一つ選べ。 大黒天:はいはい分かった。落としたのは金の斧ってことで。 恵比寿:なんて欲張りなやつだ! 僕が拾ったのは、普通の斧だというのに…… 大黒天:じゃあ、それでいいよ。普通の斧をください。 恵比寿:よし、この斧は君のものだ。早く薪を割って持って来てね。 恵比寿:まあまあ落ち着けよ。ちょっと冗談を言っただけさ。だ、だから斧を下ろしてくれるかな。 |
伝記三開放条件
条件 | 報酬 | |
---|---|---|
暁日恵比寿を出陣させ、恵比寿を出陣させた陰陽師とマルチで10回勝利する |
×10 |
「暁日恵比寿」の紹介
財は正しき手立てによって成すべき。
恵比寿に福運を授けてもらうのは、そう簡単ではない。
毎日神社の前に長い行列ができるだけでなく、例え本人に合えても貪欲な人は追い払われてしまう。
日が出ると働いて、日が落ちると休む。彼が思うには、黄昏が時にのんびりとお茶を楽しむことこそが一番大切だ。
とはいえ、気を落とす必要はない。
恵比寿は困っている人を見捨てる神様ではない。
簡単に富を授けないが、困っている人には力を貸す。
道は阻にして且つ長し、行けば則将ず至る。
未来は、やはり自分で掴むべきもの。
陰陽師「式神図鑑」より
「暁日恵比寿」のセリフ一覧
※編集中
「暁日恵比寿」のイラスト
通常 |
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イラスト1 |
イラスト2 |
イラスト3 |
「暁日恵比寿」のストーリー
記憶絵巻
昔の話 |
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西主寺を出て一日。恵比寿は荒野で目覚めた。 自分の手すら見えないほど深い霧が立ち込めている。 それだけではなく、記憶も曖昧になっている。なぜここにいるのか、恵比寿は何も思い出せない。 記憶を掘り起こしてみたが、最後に大黒天の叫びが聞こえたことくらいしか思い出せなかった。 西主寺で祈りを捧げていた二人は、突然闇に呑み込まれた。 恵比寿が一枚の銭貨に霊力を注ぎ込むと、それは弱々しい光を放って周囲を照らした。しかし少し歩を進めると、恵比寿は首に金属製の鍬を当てられた。 「人にそんなものを向けるのはおやめなさい、危ないよ。」 恵比寿がさらに霊力を注ぎ込むと、少し離れた場所も明るく照らされた。そこにいたのは農民だった。 「あんた……妖じゃないのか?」 質問に答える暇もなく、ひゅっと音を立てて現れた何かが農民を攫っていった。 農民がもがきながら精一杯叫ぶ。声がする方に恵比寿が福運の泡を放つと、闇の中に隠れていた怪物は傷を負い、農民をその場に残して逃げて行った。 恵比寿は傷を負った農民を連れて、近くの村にやってきた。 疫病が蔓延る村の住民たちを治療しながら、西主寺や七福神のことを聞いてみたが、誰も何も知らなかった。 夜遅くまで働いた恵比寿はようやく占いの時間を作ることができた。西主寺にさえ戻れば、仲間たちの行方が分かるはずだと彼は考えていた。 恵比寿が放り投げた銭貨が、砂の上で回り続けている。しばらくして、銭貨が通った軌跡が複雑な地図を描き出した。 信じられない結果に、恵比寿は眉をひそめる。占いによれば、西主寺は目覚めた時に見た霧の中にあったらしい。 「神様。」 恵比寿が助けた農民が目を覚まし、食事を運んできた。 「四郎か。傷がまだ治っていないだろう、あまり動かないほうがいい。」 「はは、俺はそんなにやわじゃないですよ。もうすぐ夜明けです、これをお召し上がりください。……粗末な食事しか用意できなくて、申し訳ありません。」 「ありがとう。そういえばあの霧の中には、寺があったのか?」 「まさか。寺どころか、何もない空き地です。」 「え?」 「霧で周りが見えないせいで、あそこは怪物どもの絶好の隠れ家になってしまいました!」 四郎は涙をこらえながら、悲しそうな声でそう言った。 「娘が攫われた時、みんなで探しに行って、霧の中にも入りました。でも結局、血がついた服しか見つけられなかったんです……」 「そんな危険な霧なら、どうしてみんなでもっと安全な場所に引っ越さないんだ?」 「もっと安全な場所……そんな場所があるんでしょうか?」 「え? どういう意味?」 「土地が痩せているとか、しょっちゅう洪水が起きるとか、怪物や疫病に悩まされているとか……どこに行ってもそんな場所しかないんです。」 「そんな……」 零時は一秒も違わずやってきた。その瞬間、恵比寿の目から光が消えた。時は止まることなく今まで通り流れて行くけれど、彼だけが置いてきぼりになった。 時の流れの岸辺にある、記憶を養分とする花は咲く前に枯れ、最初から存在しなかったかのように土の中に消えていった。 「ここは……どこ?」 「神様? 何を仰っているのですか?」 「君は……誰?」 |
一人旅 |
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西主寺を出て十日。恵比寿は密林で目覚めた。 早朝に夢から目覚めた恵比寿は、歪んだ形をする木々に囲まれていた。 周りには人間のものか怪物のものかも判別できない骨がいくつも散らばっている。 手の中にある記憶の泡は弱々しい光を放ち、恵比寿に何かを伝えようとしている。 「明日の僕へ。」 「信じられないと思うけど、君の身には二つの悲劇が降り注いだ。」 「まず、ここは僕たちが住む世界じゃない。まるで呪われたように、ここは危険だらけの世界だ。」 「西主寺を探したりしないで。もう調査は終わった。あそこには霧しかない。」 「次に、僕の時間……いや、君の時間は止まっている。」 「毎日零時を過ぎると、記憶と体が西主寺を出たその日に戻ってしまう。」 「知らない世界と停滞する時間……」 「なぜこんなことが起きたのか僕には分からない。ただ、西主寺と何か関係があるはずだ。」 「当面は仲間たちを見つけ出すことを優先しよう。」 「それと、何か特別な出来事があったら、明日の自分のために、記録を残してほしい。」 目眩を覚えた恵比寿だったが、森の奥からは不吉な物音が聞こえてくる。彼はすぐに気持ちを整理し、また進み始めた。 孤独には慣れている。何せ七福神になるまで、彼はずっと一人で流離っていたのだ。 恵比寿は突如、己の無力さを痛感した。人をごまかすのは得意なはずなのに、今の不安な気持ちはどうしてもごまかせない。 絆、思いやり、信頼……それは、人を弱くするのだろうか? まだ成長期の妖獣が後ろから襲ってきたが、恵比寿に返り討ちにされた。 諦めの悪い妖獣は何度も攻撃を試みた。しびれを切らした恵比寿が獣を霊力で脅かすと、妖獣はようやく大人しく地に伏した。 森の奥からまた、同じような妖獣が数匹飛び出してきた。福運の泡で獣たちを拘束して退治してやろうかと考えていた恵比寿は、突然の咆哮に驚いた。 大人しくなったはずの最初の妖獣が立ち上がり、震えながら低く唸っている。 少し驚いた恵比寿は、妖獣の拘束を解いた。 それだけではなく、彼は自分の食料の一部を地面においた。 「君たちにあげられるのはこれだけだ。お礼はいいよ、どうせ明日の僕はこのことも忘れるんだから。」 妖獣は何度か匂いを嗅いだ後、勢いよく口に咥えると、警戒を怠らないまま後ずさりし、やがて森の奥に消えていった。 暗い空を見上げた恵比寿の気分は明るかった。笑顔で一度伸びをしてから、彼はまた進み始めた。 絆、思いやり、信頼……それは人を勇敢にするはずだ。 ただ……この世界に、果たして七福神はいるのだろうか? |
親友 |
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西主寺を出て一年。恵比寿は村で目覚めた。 何日も泊まった村を退屈そうに歩き回りながら、彼はここを出ようかと考えていた。 「恵比寿様!」 一人の村人が走ってきて、恵比寿にお礼の品を渡した。 「恵比寿様、あなたのおかげで父の病は治りました。これを受け取ってください!」 「結構だ。どうせ暇だし、食事の恩もあるしね。」 「しかしあなた様ほどの福神様が、どうしてこんな辺鄙な村に?」 「『黒鎚の魔王』が手下を率いてこっちに向かったと聞いたが、おかしいな……他の場所に行ったか?」 「黒鎚の魔王!? 彼が現れた場所は、全て焼け野原になってしまうという……恵比寿様は……黒鎚の魔王に会いたいのですか?」 突然警報が鳴り、見張りの村人が走ってきた。 「大変だ! 黒鎚の魔王が来たぞ!!」 「恵比寿様! は、早く一緒に地下に隠れましょう!」 恵比寿は動じることなく、ただ遠くを眺めている。 「いや、僕はいいよ。ずっと彼を待ってたんだ。」 恐怖に包まれた村人たちが一目散に逃げていく。しばらくして、村は静まり返り、そこには恵比寿だけが残った。 しかしそれも束の間のこと、悪鬼の大軍がすぐに静けさを破った。 悪鬼が押し寄せ、思うがままに村を荒らしていく。心配そうに周囲を見ていた恵比寿は、ようやく懐かしい姿を見つけた。 青い服を着た黒髪の少年が鎚を振り回し、何匹もの悪鬼を吹き飛ばした。悪鬼の進軍を止めようとしているようだ。 しかし少年はなだれ込んできた悪鬼たちに囲まれ、次第に不利な状況へと追い込まれていく。 恵比寿は福運の泡で悪鬼を閉じ込めると、側に駆けつけて黒髪の少年を助けた。 「大黒!」 「大黒? 僕のこと?」 覚悟を決めてはいたが、大黒天の反応に、恵比寿はやはり落ち込む。 記憶の中の仲間と同じ気配を感じはするが、恵比寿のことは分からないようだ。 挨拶する暇もなく、悪鬼たちが再び咆哮と共に襲ってくる。二人は力を合わせ、何とか悪鬼を追い払った。 「金魚に乗ったあんた、なかなかやるじゃないか。またね!」 傷だらけの大黒天は敵を追いかけようとしたが、恵比寿に止められた。 「待って! ずっと君を探してたんだ!」 「僕を?」 「そうだ。青い服を着て、巨大な鎚を持った黒髪の少年がいつも悪鬼の軍勢と共に現れると聞いて、ここで待っていた。」 「あはは! 分かった、この『黒鎚大王』の部下になりたいんだな? やれやれ、困ったなあ、ははは!」 「黒鎚大王? 黒鎚の魔王じゃなかったのか? そういえば、なぜ部下と揉めていたんだ?」 「ん? 悪鬼どもを部下にした覚えなんかないよ! 正義を守り、悪を懲らしめる英雄として、悪い奴を倒しに来たんだ!」 「そういうことか……でも君が現れるたび、辺り一帯の村は被害を受ける。そのせいで……みんな、君が悪鬼を呼び寄せたと思ってる。」 「なんだと!? くそっ……そんな勘違いを。僕が止めていなかったら、この程度の被害じゃ済まないのに!」 「はは。僕は恵比寿、友達になってほしい。」 「大黒天だ。」 「最近暇なんだ。一緒に行動してもいいかな? 仲間がいれば、もっと簡単に悪鬼どもを倒せるかもしれないよ。」 「遠慮しとくよ! 僕は一人の方が落ち着くんだ。」 「そうか……ただ、、僕はこの辺り一帯の村を助けたことがあるんだ。僕が説明すれば、誤解は解けると思うよ。」 大黒天は顎に手を当てて考え始めた。 「うーん……分かった、邪魔にならないならいいよ。」 そう言うと、彼は恵比寿の肩を叩いた。 「今日から、この黒鎚大王の部下にしてやる!」 「部下? 僕のほうが年上なのに?」 「え? 強いほうが偉いに決まってるだろ!」 「それなら、悪鬼の親玉を倒した者が勝ちってことでどうだ?」 「決まりだな! 悪鬼どもの棲家なら知ってる。ついてきて!」 少年たちは傷だらけの体をなんとか動かし、常に相手の一歩先を行こうとする。 雲が消え、夕日が大地に二人の影を落とす。覚束ない足取りで歩く二人は、どちらからともなく支え合う。 この遭遇は再会であると同時に、出会いでもある。 この道がどこに続くのか、恵比寿は分からないままだが、少なくともどこに行くか悩む必要はなくなった。 |
福降臨 |
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西主寺を出て十年。恵比寿は荒川付近で目覚めた。 恵比寿と大黒天は、悪を懲らしめながら他の七福神を探していたが、何の手がかりも見つからなかった。 泡の中のほんの少しの過去の記憶を見ることしかできなかったが、長年の付き合いを経て、恵比寿と大黒天はすっかり気が置けない仲間になっていた。 大黒天は成長し、青年になっていたが、恵比寿は全く歳をとらなかった。 「恵比寿兄さん、私をじっと見て、どうかしましたか?」 「君、僕より背が高くなったね……そんな姿の君に兄さんと呼ばれるのは、何だか違和感があるな。」 「はは、兄さんは兄さんですよ。いつもそう呼んでいるじゃありませんか。」 「まあいい。それで、これは……全部村の人たちからもらったのか?」 「はい、荒川では海妖が暴れていて、人々はつらい生活を強いられていました。この間荒川の妖怪と共に、海妖を退治してやりました。これはそのお礼です。」 「今日僕たちがここから出ていくと知っているからだろう?」 大黒天が気まずそうに苦笑いする。 「はは……恵比寿兄さんは出発の日時も記録していましたか。」 「うん、他の仲間を探さないと。ずっと同じ場所にいるわけにはいかない。」 「実は……私が生まれた村も、海妖に壊されたんです。」 「そうなのか……」 「このことは何度も話しているのに、泡には記録されていないようですね。」 「すまない、泡の記録に記録できることは限られてるんだ。」 大黒天が真顔になる。 「似ているかもしれませんが……私は兄さんの記憶の中の大黒天とは違います。」 「大黒……」 「最後まで聞いてください。兄さんにとって七福神は大切な存在でしょうが……この世界には七福神はいないかもしれませんよ? この世界は夢みたいだと、兄さんは言っていました。しかし、兄さんの記憶こそが夢なのだとしたら?」 恵比寿は何も言い返せなかった。彼は一度もそのように考えたことはなかった。 「私はここにいるのに、他の私を探しに行くなんて。」 それから、覚悟を決めたように、大黒天は少し間を開けて続けた。 「恵比寿兄さん、私はここに残ります。」 一人で荒川の岸辺に腰を下ろし、恵比寿は悶々とした表情で記憶を宿す泡を弄んでいる。 うっかり手を滑らせ、泡を落としてしまう。川に落ちた泡は、水に流されていく。 泡は嵐に見舞われる海に放り出された小舟のようで、いつ沈んでもおかしくない。 恵比寿は手をこまねき、泡が川に呑み込まれていくのをただ見ているだけだ。泡の中に閉じ込められているのは記憶ではなく、自分ような気さえする。 また大黒天の言葉を思い出した。もし記憶が夢なのだとしたら? 水に流され、泡はどんどん遠くへいき、小さな点となった。何度も川に呑み込まれたが、そのたびに泡は諦めず水面に浮かんでくる。 恵比寿は霊力を使って泡を取り戻した。考えに考えた末、彼は立ち上がった。 村に着くよりも先に、仏頂面で荷物を背負った大黒天が現れた。 「村に戻る必要はありません。荷物は持ってきました、出発しましょう。」 「荒川に残るんじゃなかったのか?」 「そのつもりでしたが、毎日記憶を失う人を放ってはおけないでしょう? 私が後悔しないうちに、早く出発しましょう。」 「大黒、ここに残ろう。」 「それと、今日喧嘩したことは記録しないでください……今何と!?」 「荒川に残ろう。もうどこにも行かない。」 「しかし……なぜです?」 「長い間探しても、七福神は見つからなかった。だから方法を変えるんだ。ここで福運を授け、海妖を退治して有名になれば、七福神のほうから会いに来るかもしれない。」 大黒天は鼻で笑った。 「ふっ、そういうことですか。」 「はは、大黒に関することも、二度と忘れないように泡に記録しておくよ。」 「……別にいいですよ。やっぱりもっと大切なことを記録しておいてください。」 恵比寿は頭を横に振る。 「大黒との思い出も、大切なものだ。」 「記録しなくていいですって! 私のことなら、忘れてしまってもまたお話ししますから!」 「だめだ。」 言い争いながら村に向かっていた二人は、いつの間にか楽しそうに笑い合っていた。 村の人々が協力してくれたおかげで、まもなくして荒川付近に神社が落成した。 それから、数十年が経った。 |
夜風 |
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西主寺を出て二十年。恵比寿は賑やかな神社で目覚めた。 恵比寿が気前よく福運を授けるおかげで、荒川一帯に新たな住民が引っ越してきて、神社も随分賑やかになっていた。 更に歳をとり中年の姿になった大黒天は、庭の結界の中で寝そべりながら、恵比寿と近頃の夢の妖の騒ぎについて話していた。 「はあ、せっかく海妖が大人しくなってきたのに、次は夢の妖か! 恵比寿兄さん、これで本当に捕まえられるのでしょうか?」 「もちろん。夢の妖がこの結界に入った途端、僕はその存在に気づく。君の夢を喰わせたりはしないよ。」 「そうですか。でも……夢を喰われる程度なら、別にいいですよ。」 「夢も記憶の一部であり、大切なものだ。」 「そう言われると、緊張して眠れなくなりそうです。」 しばらくして、囮役の大黒天は眠りについた。 恵比寿が特製のお香を焚き、夢の匂いを遠くまで拡散する。 そよ風が吹き、月明かりの元で紫色の妖気がゆらりと立ち昇る。結界の中にある鈴が鳴り、獲物が罠にかかったことを告げる。 大黒天の夢に潜り込んだ夢喰いは、夢を食べる間もなく、恵比寿の泡の中に閉じ込められてしまった。 「むん! 誰だ? 外に出して!」 「君は? なぜ人の夢を食べるんだ?」 「お、おいらは夢喰い。夢を喰って生きている。元々悪夢だけを喰ってたけど……ここの人々は福運に恵まれて、最近悪夢を見なくなったから……」 「なるほど。つまり、僕のせいでお腹が空いてしまったのか。」 「も、もしかして恵比寿様ですか? お許しください! もう二度といい夢は喰いません!」 「ここは大黒天の夢の中だ、暴れるな。場所を変えよう。」 恵比寿が手を振ると、夢喰いは別の空間に送られた。 「夢喰い、夢を喰う君に聞きたいことがある。この夢は美味しいか? 正直に答えるんだ!」 「はい!」 夢喰いが真剣に匂いを嗅ぐ。 「おかしい……これは夢の匂いじゃないですよ。」 「本当か?」 「本当です!」 恵比寿がもう一度手を振ると、彼と夢喰いは神社の庭に戻ってきた。 「あれ? 恵比寿様、さっきのは……」 「僕の記憶だ。」 「むん! 他人に記憶を見せたりするなんて、危ないですよ!」 「分かってる。自分が夢を見ているのか、確認したかっただけだ。やっぱり……僕の記憶にある世界は、夢なんかじゃない。」 「何の世界ですか?」 恵比寿は何も言わずに泡をしまい、夢喰いを解放した。 「福運は善良な人にはいい夢を見せるが、邪悪な海妖には悪夢を見せる。連中は荒川の東にある洞窟に棲んでいる。そこに行けば、腹一杯悪夢を喰えるはずだ。」 「ありがとうございます!」 紫色の煙に化けて出ていこうしていた夢喰いは、突然恵比寿に呼び止められた。 「夢喰い。」 「恵比寿様、何でしょう?」 「今……僕は夢を見ているのか?」 「ええ? そんな怖いこと言わないでくださいよ。それが本当なら、恵比寿様以外は全部幻ってことになりますよ?」 「そうだとしたら、どうなる?」 「どうなるって……目が覚めたら、皆消えてしまいますよ。」 夢喰いが去った後、恵比寿はすやすや寝ている大黒天をじっと見つめていた。 もし夢だとしたら、一体どうすればいい? |
追思 |
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西主寺を出て百年。恵比寿は廃れた神社で目覚めた。 恵比寿の耳元で懐かしい声が響く。 「恵比寿兄さん、おはようございます。」 「大黒……なのか?」 「はい、兄さんは昨日の海妖退治で力を使いすぎました。今日はゆっくりお休みするのがよろしいでしょう。」 「僕のことより、大黒はどうして……」 「どうして私がジジイになっているかって? はは。」 「おい、笑い事じゃないぞ?」 「すみません。兄さんが毎朝同じ質問を繰り返すせいです。」 「毎朝?」 「ええ、ついてきてください。」 大黒天に案内され、廃れた神社を通り抜け、恵比寿たちは乾いた池にやってきた。 池の中には山積みの銭貨があるが、福運の加護がないため、神社は廃れてしまったと大黒天が言う。 記憶の泡から自分が残した情報を受け取ると、恵比寿は衝撃を受け、頭が混乱した。 もし体の状態まで完全に巻き戻るのなら、どうして昨日力を使いすぎたせいで疲れているんだ? 泡の伝言の言う通り、打開策は福運にあるかもしれない! 二人は荒川に釣りに行った。恵比寿が釣った魚を逃すのを見て、大黒天が聞く。 「兄さん、釣った魚を神社の池につれていくって話じゃ?」 「やめておこう。池に囚われた魚は川が恋しくなって、神社周辺の福運を吸い取ってしまうかもしれない。」 「はは、神社にお参りする人はもうとっくにいなくなったのに? それに、私たちが世話をすれば、魚も池を気に入るかもしれませんよ。」 「それもそうだな……そういえば、大黒から釣りに行きたいと言い出したわりには、なかなか魚が釣れないようだね。」 「そうですね。魚たちは私の悩みを見抜いていて、こっちに来たくないかもしれません。」 「どういうことだ?」 「だんだん歳をとっているのは私なのに、兄さんのほうがどんどん謎が多くなっている気がするんです。」 「記憶の泡に……たくさん秘密を隠しているせいかもしれないな。」 「泡に秘密を隠すのではなく、もっと私を頼ってください。」 「うん。」 慌てて走ってきた金魚姫が、危うく転びそうになる。 「恵比寿様! 大黒天様! 海妖が、また現れました!」 恵比寿と大黒天は、海妖を討伐すべく戦場に赴く。 荒川の妖怪と共に戦っていると、恵比寿の目の前に黒い泡が出現した。恵比寿には分かった。それは仲間からの呼びかけだ。 恵比寿は手を伸ばし、それに応える。 |
「暁日恵比寿」のCG
PV①『伝説』
PV②『福運』
PV③『逸話』
「暁日恵比寿」のプロフィール詳細
性別 | 男 |
武器 | 釣り竿、福運の泡 |
タグ | 財運の神 |
居住地 | 荒川付近の神社 |
イメージカラー | 金、赤 |
長所 | 観察力がある、相手の感情を汲み取れる、冗談が通じやすい |
短所 | 面倒事が嫌いで、普段は気怠そうにしている |
興味があること | お茶、釣り |
クセ/趣味 | いつでもどこでも昼寝できる |
特技 | 福運を招く、泡を使って面白い芸を披露する |
性格 | 些事に拘泥しない、思いやりがある、時々貪欲な人をからかう |
関連人物 | 七福神、荒川の友達 |
行動の動機 | 呪いを解く |
得意なこと | 釣り |
苦手なこと | 長時間労働 |
好きなもの | 遠足、お茶会 |
嫌いなこと | 複雑で面倒な事 |
弱点 | 美味しいものに目がない |
ギャップ | 気怠そうで、食い意地が張っているように見えるが、肝心な時には頼れる存在 |
好きな人 | 勤勉で善良な人 |
好きな食べ物 | たい焼き |
嫌いな人 | 貪欲で乱暴な人 |
嫌いな食べ物 | 辛いもの |
SP式神とは?
SSRと同等のレア度
SP式神は、SSR式神と同等のレア度として扱われる。
召喚確率は0.25%
召喚確率はSP+SSR=1.25%だが、SP式神は0.25%。
現存する式神の異なる姿として登場
SP式神は、現在実装されている式神を元に作られる式神である。現存する式神とは異なる世代の式神を作ることで、よりストーリーを深く楽しんでもらうことが目的。
欠片召喚には60個必要
SP式神は、欠片で召喚しようとした場合、欠片60個が必要。SSR式神よりも10個多いため、集めるのは非常に大変。
覚醒前後は存在しない
SP式神は、覚醒前と覚醒後は存在しない。そのため、スキル追加がなく、覚醒素材も必要ない。SP式神は、覚醒後の数値やスキル強化を保有し、覚醒後の式神と同じ扱いになる。