【陰陽師】言霊(ことだま)の評価・おすすめ御魂・出現場所
- 最終更新日
記事の更新を停止しています |
---|
現在、こちらのページは更新を停止しております。情報が古い可能性がございますので、ご注意ください。 |
「言霊(ことだま)」の評価、ステータス、スキルを掲載!言霊の特徴を確認して、陰陽師の攻略に役立てよう!
©1997-2024 NetEase, Inc.All Rights Reserved
「言霊」の基礎情報
総合評価 | 9.0/10.0点 |
PvE評価 | 8.0/10.0点 |
PvP評価 | 10.0/10.0点 |
レア度 | |
攻撃タイプ | 全体攻撃 全体牽制 補助 |
入手方法 | 召喚 百鬼夜行 |
登場場所 | - |
声優・CV | 日本語:新井里美 中国語:蔡海婷 |
中国名 | 言灵 |
英語名 | Kotodama |
プロフィール詳細 |
覚醒前アイコン | 覚醒後アイコン |
---|---|
ダンジョン適正度
PvE評価 | PvP評価 |
---|---|
星6推奨度 | 所持しておきたい数 |
★★★★★ | 1体 |
活躍場所 | |
PvE&PvPバランス型 |
全コンテンツ評価
探索ダンジョン | 御魂ダンジョン | 覚醒ダンジョン |
---|---|---|
3/5点 | 5/5点 | 4/5点 |
御霊ダンジョン | 結界突破 | 闘技 |
4/5点 | 5/5点 | 5/5点 |
叢原火 | 日輪の隕 | 永生の海 |
4/5点 | 5/5点 | 5/5点 |
真オロチ | レイド | 鬼王襲来(麒麟) |
5/5点 | 2/5点 | 2/5点 |
陰界の門 | 異聞ダンジョン | 地域鬼王 |
5/5点 | 4/5点 | 3/5点 |
首領退治 | 妖気封印 | 経験値妖怪 |
3/5点 | 4/5点 | 4/5点 |
銭貨妖怪 | 石距 | 年獣 |
3/5点 | 2/5点 | 3/5点 |
イベント(※) | ||
5/5点 |
※イベントによって点数が大幅に左右される
「言霊」のスキル
スキル1:言動
詳細 | |
---|---|
消費鬼火 | 0 |
効果 | 言葉は悪にも善にもなる! 心は形なきもの、言の葉は罪を表す。言葉の力で敵目標に攻撃力の100%相当のダメージを与える。【基礎確率】 確率は効果命中に影響されます。 【沈黙】 スキル発動不可。 |
レベルアップ時の効果 | |
---|---|
Lv2 | ダメージが105%にアップ |
Lv3 | ダメージが110%にアップ |
Lv4 | ダメージが115%にアップ |
Lv5 | ダメージが125%にアップし、20%の基礎確率で目標を沈黙させる、1ターン持続 |
スキル上げ優先度 |
---|
★★☆☆☆ |
スキルモーション |
---|
スキル2:言語(パッシブ)
詳細 | |
---|---|
効果 | 我は、我が言葉によって紡がれる! 唯一効果。戦闘開始後、初めて敵に義火を付与する時、付与する義火が1点増える。敵が鬼火を3点以上獲得するたびに、言霊が墨霊が2重獲得する。非召喚物の敵のターン終了時、言霊は墨霊を1重獲得する。【覚醒後】 言海は語らず、全てを見通す。沈黙を免疫する。 【墨霊】 [バフ、印]最大8重、1重ごとに効果抵抗が8%アップ、被ダメージが6%ダウンする。8重獲得するたびに、行動不能でない限り、すべての重数を消費して言現を発動し、敵全体に攻撃力の87%相当のダメージを与え、義火を2点付与する。 【義火】 [共通、印]唯一効果。最大5重、敵の鬼火ゲージを使用する。敵が鬼火消費スキルを発動する時は優先的に使用する。敵に付与する時、義火は敵の鬼火を吸収する。義火が同量の敵の鬼火を吸収できなかった場合、行動ゲージの一番前の非召喚物の敵に攻撃力の80%相当のダメージを1回与え、100%の基礎確率で目標を沈黙させる。敵が怪物の場合、この効果の代わりに味方が鬼火を2点獲得する。義火1点あるごとに、非召喚物の敵のターン終了時、その敵に攻撃力の30%相当のダメージを与える。敵のアクティブスキルの鬼火消費数が義火所持数以下の場合、スキル発動時にこのスキルが「誑黙」に切り替わる。【沈黙】 スキル発動不可。【唯一効果】 同じ式神が複数いても、このスキルを発動するのは一体のみである。【動作不能】 制御効果の凍結、昏睡、スタン、変幻、上級凍結、結霜、影縛のいずれかを受けると、動作不能となる。 |
レベルアップ時の効果 | |
---|---|
Lv2 | 言現発動時、自身の最大HPの14%相当のダメージを吸収できる 言盾を獲得する、2ターン持続 |
Lv3 | 先手:墨霊を3重獲得する |
Lv4 | 言現発動時の与ダメージが96%にアップ |
Lv5 | 言現発動時の与ダメージが115%にアップ |
スキル上げ優先度 |
---|
★★★☆☆ |
スキルモーション |
---|
スキル3:真言の秘奥
詳細 | |
---|---|
消費鬼火 | 3 |
効果 | 万物に真言あり、言葉に真義あり。 霊語をもって生を馭し、深遠なる真言を究める。敵全体に攻撃力の210%相当のダメージを与え、敵に義火を2点付与する。目標が怪物の場合、追加で敵全体に攻撃力の100%相当のダメージを1回与える。 【義火】 [共通、印]唯一効果。最大5重、敵の鬼火ゲージを使用する。敵が鬼火消費スキルを発動する時は優先的に使用する。敵に付与する時、義火は敵の鬼火を吸収する。義火が同量の敵の鬼火を吸収できなかった場合、行動ゲージの一番前の非召喚物の敵に攻撃力の80%相当のダメージを1回与え、100%の基礎確率で目標を沈黙させる。敵が怪物の場合、この効果の代わりに味方が鬼火を2点獲得する。義火1点あるごとに、非召喚物の敵のターン終了時、その敵に攻撃力の30%相当のダメージを与える。敵のアクティブスキルの鬼火消費数が義火所持数以下の場合、スキル発動時にこのスキルが「誑黙」に切り替わる。 |
レベルアップ時の効果 | |
---|---|
Lv2 | 発動後、非召喚物の味方の通常攻撃のダメージを30%アップさせる、2ターン持続 |
Lv3 | 義火1点消費するごとに、40%の基礎確率で目標を沈黙させる、1ターン持続。「誑黙」発動時、この効果は発動しない |
Lv4 | 目標が怪物の場合、非召喚物の味方の通常攻撃時のダメージアップ効果が55%になる、2ターン持続 |
Lv5 | 義火を1点消費するごとに、今回のスキルダメージが30%ダウンする |
スキル上げ優先度 |
---|
★★★★☆ |
スキルモーション |
---|
誑黙(敵使用スキル)
詳細 | |
---|---|
消費鬼火 | 0 |
効果 | 敵がこのスキルを発動しても何も起こらない。 |
スキルモーション |
---|
スキル上げ優先度について |
---|
★★★★★:最優先で上げた方が良い(上げないと使えない) ★★★★☆:上げないと使えない場合がある ★★★☆☆:上げた方が良い ★★☆☆☆:優先度は低い ★☆☆☆☆:上げなくても良い |
「言霊」が覚醒して得られる効果
覚醒して得られる効果の詳細 |
---|
スキル2「言語」追加言海は語らず、全てを見通す。沈黙を免疫する。 |
「言霊」の強い点
敵の鬼火を義火に変化させスキル封印
言霊は、スキル3と墨霊8重時の全体攻撃で、敵の鬼火を2点義火に変化させる(初回は+1)。敵は鬼火より先に義火を消費しなければならなく、義火のみを消費する場合はスキルが誑黙に切り替わり、何も起きずにターン終了となる。
義火を重ねていくことで、敵は通常攻撃もしくは義火だけをひたすら消費することになる。基本的に義火を多い状態で保ちたいので、PvPでの言霊の素早さは高めに設定しておきたい。
義火消費後に沈黙を付与
敵が義火と通常の鬼火を消費してスキルを使用した場合、使用後に40%の基礎確率で沈黙を付与する。行動前後ともに制御できるので非常に強力。
義火を消費するごとに敵の与ダメ減少
敵が義火と通常の鬼火を消費してスキルを使用した場合、1点消費するごとに与ダメージが30%減少する。大幅に火力が下がるため、敵はバフで強化していても倒しきれないことがある。
墨霊でデバフに強く耐久力も高い
言霊は、敵が鬼火を3点以上獲得するたびに2重、非召喚物の敵のターン終了時に墨霊を1重獲得する。墨霊は1重ごとに効果抵抗+8%と被ダメージ6%減少となるので、最大効果抵抗+64%、被ダメージ48%になる。
さらに、戦闘開始時は墨霊が3重付与されているので、速攻パーティや閻魔等の開幕のデバフにも強い。禅心雲外鏡やかぐや姫と編成することで、さらにデバフ対策や耐久力強化になるので相性がいい。
墨霊8重で全体攻撃&義火を付与
墨霊が8重に到達すると、全体攻撃(言現)して義火を2点付与できる。そのため、一方的な展開になりにくく、デバフ御魂を装備していれば態勢を立て直しやすいことも特徴。
また、全体攻撃発動時は自身にバリアを付与するので墨霊がなくても耐久力はある。
高火力全体攻撃&通常攻撃の火力アップ
言霊のスキル3の全体攻撃は、210%と倍率も高く、PvEであれば100%の追加ダメージが発生するのでアタッカーとしても優秀。さらに、PvPであれば味方の通常攻撃の火力を30%アップでき、PvEであれば55%アップとなるので、不知火パーティとの相性も良い。
「言霊」の弱い点
沈黙以外の制御効果が有効
言霊は、沈黙免疫で墨霊により効果抵抗も高く、バリアも付与できるのでデバフ御魂も効きにくい。しかし、沈黙以外の制御効果に免疫を持っていないので、墨霊の重数が少なければ制御効果は有効であり、対策は可能。
言現を発動させないため、理想は凍結やスタン、変幻などの行動不能できる制御効果がおすすめ。
「言霊」に装備させるオススメ御魂
オススメ御魂(デバッファー/サポート)
御魂 | セット/効果 |
---|---|
鍾霊 |
【鍾霊×4 + 命中/抵抗/防御×2】ダメージを与える時、10%の基礎確率で目標をスタン状態にさせる。スタン状態の敵がいない場合、基礎確率は20%になる。 |
雪幽魂 |
【雪幽魂×4 + 命中/抵抗/防御×2】ダメージを与える時、15%(素早さダウンしている目標なら30%)の基礎確率で1ターンの間目標を凍結させる。攻撃を受けた時、1ターンの間攻撃者の素早さを30点ダウンさせる。 |
魅妖 |
【魅妖×4 + 命中/抵抗/防御×2】ダメージを与えたとき、25%の基礎確率で敵を混乱させる。 |
返魂香 |
【返魂香×4 + 命中/抵抗/防御×2】ダメージを受けた場合、25%の基礎確率で相手を1ターンスタンにする。複数回攻撃でも1回しか発動できない。挑発された目標に対する発生率が60%ダウンする。 |
招き猫 |
【招き猫×4 + 命中/抵抗/防御×2】ターン開始時、50%で鬼火を2点獲得。 |
火霊 |
【火霊 + 命中/抵抗/防御×2】1ターン目に鬼火を3点獲得する。 |
遺念火 |
【遺念火×4 + 命中/抵抗/防御×2】装着者はターン開始時に念火を1重獲得する(最大3重まで)。1重につき効果抵抗が15%アップする。装着者がスキルを発動する時は、先に念火を消費する(念火は同量の鬼火として使用できる)。 |
玉樹 |
【玉樹×4 + 命中/抵抗/防御×2】味方が攻撃を受けた場合、25%の確率で相手の鬼火を1つ消す。多段攻撃は効果重複なし。 挑発された目標に対する発生率が60%ダウンする。 |
日女巳時 |
【日女巳時×4 + 命中/抵抗/防御×2】ダメージを与えたとき、20%で敵の行動ゲージを30%減少。さらに敵にバフがかかっている場合、30%に上昇。 |
御魂位置 | オプション |
---|---|
壱(左上) | 【メイン】攻撃力【サブ】素早さ,追加HP,効果命中/抵抗 |
弐(左) | 【メイン】素早さ【サブ】素早さ,追加HP,効果命中/抵抗 |
参(左下) | 【メイン】防御力【サブ】素早さ,追加HP,効果命中/抵抗 |
肆(右下) | 【メイン】効果抵抗(命中) / 追加HP【サブ】素早さ,追加HP,効果命中/抵抗 |
伍(右) | 【メイン】HP【サブ】素早さ,追加HP,効果命中/抵抗 |
陸(右上) | 【メイン】追加HP / 追加防御力【サブ】素早さ,追加HP,効果命中/抵抗 |
御魂設置例
御魂 | 例 |
---|---|
パターン① | ①効果指標:素早さ └弐:素早さ └肆:効果抵抗/命中 └陸:追加HP |
パターン③ | ①効果指標:素早さ └弐:素早さ └肆:追加HP └陸:追加防御力/追加HP ②効果抵抗/命中:任意 |
パターン③ | ①効果指標:効果抵抗 └弐:素早さ └肆:効果抵抗 └陸:追加HP ②素早さ:210以上 ③効果命中:50% |
パターン④ | ①効果指標:効果命中 └弐:素早さ └肆:効果命中 └陸:追加HP ②素早さ:210以上 |
オススメ御魂(アタッカー)
御魂 | セット/効果 |
---|---|
狂骨 |
【狂骨×4 + 会心×2】ダメージ与える時、鬼火1点を持つごとに、ダメージが8%アップする。 |
墓守り |
【墓守り×4 + 会心×2】HPが1%ダウンするたびに、会心ダメージが0.5%アップする。 |
海月の火の玉 |
【海月の火の玉×4 + 会心×2】鬼火の数が上限に達すると、妖術発動時に追加で鬼火1点を消費し、ダメージが40%アップする。 |
破勢 |
【破勢×4 + 会心×2】ダメージを与える時、HPが70%以上の目標に対するダメージを40%アップさせる。 |
悲鳴鳥 |
【悲鳴鳥×4 + 会心×2】任意の非妖怪目標が倒された時、最大HPの20%が回復する。さらに戦闘終了まで、ダメージを20%アップさせる(上限120%)。 |
貝吹坊 |
【貝吹坊×4 + 会心×2】装着者はターン開始時にダメージを一回吸収できる貝鎧を1重獲得する。貝鎧が存在する限り、ダメージが25%アップする。 |
輪入道 |
【輪入道×4 + 会心×2】行動終了後、20%で追加行動のチャンスを獲得。 |
地蔵の像 |
【地蔵の像×4 + 会心×2】会心を受けたとき、ダメージの10%を吸収。さらに30%で他味方にも発動。 挑発された目標に対する発生率が60%ダウンする。 |
青女房 |
【青女房 + 会心×2】致命傷を初めて受けた時、すべてのバフ・デバフを解除し、100%のHPを回復させ、1ターンの間自身を氷結させる。氷結中、防御力が100%アップし、すべてのデバフを無効化する。氷結が解けた後、まだ生存している場合は再び100%のHPを回復させる。1ターンにつき1回のみ発動する。 |
御魂位置 | オプション |
---|---|
壱(左上) | 【メイン】攻撃力【サブ】会心率,会心DMG,追加攻撃力 |
弐(左) | 【メイン】追加攻撃力 / 素早さ【サブ】会心率,会心DMG,追加攻撃力 |
参(左下) | 【メイン】防御力【サブ】会心率,会心DMG,追加攻撃力 |
肆(右下) | 【メイン】追加攻撃力【サブ】会心率,会心DMG,追加攻撃力 |
伍(右) | 【メイン】HP【サブ】会心率,会心DMG,追加攻撃力 |
陸(右上) | 【メイン】会心DMG / 会心率【サブ】会心率,会心DMG,追加攻撃力 |
御魂設置例
御魂 | 例 |
---|---|
パターン① | ①効果指標:与ダメージ └弐:追加攻撃力/素早さ └肆:追加攻撃力 └陸:会心率/会心DMG ②会心率:100% ③素早さ:128以上(以下でも可) |
「言霊」のステータス
覚醒前 | 覚醒後 | |
---|---|---|
攻撃 | (135) | (148) |
HP | (928) | (1,099) |
防御 | (74) | (80) |
速さ | (99) | (109) |
会心率 | (5%) | (8%) |
会心ダメージ | 150% | 150% |
覚醒後レベル40のステータス
ステータス | ||
---|---|---|
攻撃 | 3,123 | |
HP | 11,735 | |
防御 | 472 | |
速さ | 109 | |
会心率 | 8% | |
会心ダメージ | 150% |
「言霊」の覚醒素材
素材 | 個数 |
---|---|
業火・中 |
8 |
業火・大 |
16 |
天雷・中 |
8 |
天雷・大 |
16 |
「言霊」と相性が良い&対策式神
言霊と相性が良い式神
式神 | 理由 |
---|---|
神啓荒 |
誑黙で義火のみを消費した場合、何も起きないので星爆を発動可能。 |
禅心雲外鏡 |
再行動で義火を一気に重ね掛けてスキル発動を阻止可能。 ※禅心雲外鏡は効果抵抗バフや制御効果にも強いのでより相性が良い |
妖琴師 |
|
かぐや姫 |
効果抵抗バフにより、先手を取られても制御効果を受けにくい(初手抵抗+44%になる) |
天剣刃心鬼切 |
義火により通常攻撃を誘いやすく、ブロックで沈黙を付与しにいける。 |
御怨般若 |
義火により怨念払いを使用しにくくし、封印結界を最大限生かせる。 |
夜溟彼岸花 |
義火により溟の種を使用しにくくし、ダメージを与えやすい。 |
浮世青行燈 |
鬼火を義火に変えつつ鬼火を消すことでスキルを完全に発動できなくすることができる。 |
通常攻撃関連の式神
言霊は、味方が通常攻撃の与ダメージをアップさせる。そのため、不知火を始めとした食霊、心狩鬼女紅葉、鬼切、姑獲鳥のような通常攻撃が強力な式神との相性も良い。
言霊の対策になる式神と御魂
式神/御魂 | 理由 |
---|---|
須佐之男 |
義火があっても天威でダメージを与えることが可能。 |
天剣刃心鬼切 |
遺念火を装備すれば義火を無視してスキルを使用可能。 |
心狩鬼女紅葉 |
2ターン経過するまでは通常攻撃主体で攻撃するので、協戦で大ダメージを与えたり、デバフ御魂で制御効果を付与可能。 |
麓銘大嶽丸 |
鬼火0で攻撃できるので義火を無視できる。 ※タイミング次第では帰骸状態になるまでスキルを使用できないことがあるので注意。 |
御怨般若 |
鬼火0で封印結界を発動できるので義火の影響を受けにくく、パッシブ封印により墨霊の獲得を阻止できる。 |
驍浪荒川の主 |
不動の守護になるまでは基本的にスキル1,2がメインのため、義火の影響を受けない。 |
夜溟彼岸花 |
スキル3を使用しなくても火力を出せ、スキル2も鬼火消費0なので使いやすい。 |
彼岸花 |
鬼火消費なしでデバフを付与したり、ダメージを与えることが可能。 |
青行燈 |
パッシブが発動すれば義火を無視してスキルを発動可能。 |
鎌鼬 |
再行動が発動すれば義火をすぐに解除可能(御魂は招き猫推奨)。 |
匣の少女 |
鬼火を消費せずバリアを付与でき、デバフ御魂効果も防げる。 |
海月の火の玉 |
敢えて鬼火消費を多くすることで、スキルを無理矢理発動できる。 |
沈黙以外の制御効果で行動制限
言霊は沈黙免疫かつ効果抵抗は高いものの、沈黙以外の制御効果免疫効果を持っていない。そのため、沈黙以外の制御効果を付与してしまえば、言現やスキル発動を防げる。
通常攻撃関連の式神
義火を付与されるとスキルの発動をほぼ封じられる。しかし、通常攻撃は問題なく使用できるので、不知火を始めとした食霊、心狩鬼女紅葉、鬼切、姑獲鳥のような通常攻撃が強力な式神が有効。
「言霊」のオススメパーティ
PvPパーティ例1(オート可)
陰陽師 | ||||
---|---|---|---|---|
|
||||
式神(左から行動順) | ||||
バラ |
式神/行動順 | 御魂/ポイント |
---|---|
言霊 (1速) |
【効果指標】効果抵抗 【2セット】抵抗/命中/防御 【効果命中】50% 【素早さ】210以上②素早さ ④抵抗/命中 ⑥HP ・招き猫/鍾霊でも可 |
驍浪荒川の主 (2速) |
【効果指標】与ダメージ 【会心率】100% 【素早さ】200以上②素早さ ④攻撃 ⑥会心DMG/会心 ・薙魂や火霊、破勢でも可 ・鬼王酒呑童子でも可 |
心狩鬼女紅葉 (3速) |
【効果指標】与ダメージ 【2セット】追加防御力 【会心率】100% 【素早さ】135以上②攻撃 ④攻撃 ⑥会心DMG/会心 ・応声虫や雪幽魂でも可 ・大夜摩天閻魔でも可 |
不知火 (4速) |
【効果指標】HP 【2セット】追加防御力 【防御力】950以上 【素早さ】128以上②HP ④HP ⑥防御 ・鏡姫や地蔵の像などでも可 |
安倍晴明 (5~6速) |
- |
神啓荒 (5~6速) |
【効果指標】与ダメージ 【2セット】追加防御力 【会心率】100% 【素早さ】128前後②攻撃/HP ④攻撃 ⑥会心DMG/会心 |
パーティ例2(オート可)
陰陽師 | ||||
---|---|---|---|---|
|
||||
式神(左から行動順) | ||||
式神/行動順 | 御魂/ポイント |
---|---|
言霊 (1速) |
【効果指標】効果命中 【2セット】効果命中 【素早さ】220以上②素早さ ④命中 ⑥HP ・魅妖/雪幽魂でも可 |
心狩鬼女紅葉 (2速) |
【効果指標】攻撃力/効果命中 【2セット】効果命中 【素早さ】220以上②素早さ ④⑥攻撃 ・雪幽魂/鍾霊でも可 |
驍浪荒川の主 (3速) |
【効果指標】与ダメージ 【会心率】100% 【素早さ】200(220)以上②素早さ ④攻撃 ⑥会心DMG/会心 ・薙魂/バラでも可 |
不知火 (4速) |
【効果指標】HP 【2セット】追加防御力 【防御力】950以上 【素早さ】128以上②④HP ⑥防御 |
安倍晴明 (5~6速) |
- |
神啓荒 (5~6速) |
【効果指標】与ダメージ 【2セット】追加防御力 【会心率】100% 【素早さ】128前後②攻撃/HP ④攻撃 ⑥会心DMG/会心 |
PvPパーティ例3
陰陽師 | ||||
---|---|---|---|---|
|
||||
式神(左から行動順) | ||||
式神/行動順 | 御魂/ポイント |
---|---|
禅心雲外鏡 (1~3速) |
【効果指標】素早さ 【2セット】効果抵抗②素早さ ④抵抗 ⑥HP ・玉樹/火霊でも可 |
浮世青行燈 (1~3速) |
【効果指標】素早さ 【2セット】HP/防御②素早さ ④HP ⑥HP/防御 |
御怨般若 (1~3速) |
【効果指標】素早さ 【2セット】防御②素早さ ④HP ⑥HP/防御 |
流光追月神 (4速) |
【効果指標】効果抵抗 【2セット】抵抗/防御 【素早さ】210以上②素早さ ④HP ⑥HP/防御 ・薙魂/火霊/蛤の精でも可 |
言霊 (5速) |
【効果指標】効果抵抗 【2セット】抵抗/命中/防御 【効果命中】50% 【素早さ】210以上②素早さ ④抵抗/命中 ⑥HP ・その他デバフ御魂でも可 |
安倍晴明 (6速) |
- |
PvPパーティ例4
陰陽師 | ||||
---|---|---|---|---|
|
||||
式神(左から行動順) | ||||
式神/行動順 | 御魂/ポイント |
---|---|
初翎山風 (1~2速) |
【効果指標】素早さ 【2セット】防御②素早さ ④HP ⑥HP/防御 ・面霊気でも可 |
鬼王酒呑童子 (1~2速) |
【効果指標】素早さ 【2セット】防御②素早さ ④HP ⑥HP/防御 |
言霊 (3速) |
【効果指標】効果抵抗 【2セット】抵抗/命中/防御 【効果命中】50% 【素早さ】210以上②素早さ ④抵抗/命中 ⑥HP ・鍾霊や魅妖でも可 |
心狩鬼女紅葉 (4速) |
【効果指標】与ダメージ 【2セット】防御 【素早さ】135以上②攻撃 ④攻撃 ⑥会心DMG/会心 ・雪幽魂でも可 |
不知火 (5速) |
【効果指標】HP 【2セット】防御 【防御力】850以上②HP ④HP ⑥防御 ・鏡姫や地蔵の像などでも可 |
神楽 (6速) |
・安倍晴明や八百比丘尼でも可 |
PvPパーティ例5
陰陽師 | ||||
---|---|---|---|---|
|
||||
式神(左から行動順) | ||||
バラ |
式神/行動順 | 御魂/ポイント |
---|---|
面霊気 (1速) |
【効果指標】素早さ②素早さ ④自由 ⑥自由 ・招き猫でも可 |
禅心雲外鏡 (2速) |
【効果指標】素早さ 【2セット】効果抵抗②素早さ ④抵抗 ⑥HP |
流光追月神 (3速) |
【効果指標】素早さ/HP 【2セット】防御②素早さ ④HP ⑥HP/防御 |
鬼王酒呑童子 (4速) |
【効果指標】HP 【2セット】防御②素早さ ④HP ⑥HP/防御 ・敵に言霊がいない場合、火霊/招き猫/玉樹などでも可 |
言霊 (5速) |
【効果指標】与ダメージ 【2セット】会心/攻撃 【素早さ】128以上②攻撃 ④攻撃 ⑥会心DMG/会心 |
神楽 (6速) |
- |
PvPパーティ例6
陰陽師 | ||||
---|---|---|---|---|
|
||||
式神(左から行動順) | ||||
バラ |
式神/行動順 | 御魂/ポイント |
---|---|
閻魔 (1速) |
【効果指標】素早さ②素早さ ④自由/命中 ⑥自由 ・招き猫でも可 |
大夜摩天閻魔 (2速) |
【効果指標】素早さ②素早さ ④命中 ⑥HP |
流光追月神 (3速) |
【効果指標】素早さ/HP 【2セット】防御 【素早さ】210以上②素早さ ④HP ⑥HP/防御 |
言霊 (4速) |
【効果指標】効果抵抗 【2セット】抵抗/命中/防御 【効果命中】50% 【素早さ】210以上②素早さ ④抵抗/命中 ⑥HP |
神啓荒 (5~6速) |
【効果指標】与ダメージ 【2セット】防御②攻撃/HP ④攻撃 ⑥会心DMG/会心 ・玉樹でも可 |
神楽 (5~6速) |
- |
※閻魔&大夜摩天閻魔は別の式神でも可
PvPパーティ例7
陰陽師 | ||||
---|---|---|---|---|
|
||||
式神(左から行動順) | ||||
式神/行動順 | 御魂/ポイント |
---|---|
尋森シシオ (1速) |
【効果指標】素早さ②素早さ ④抵抗 ⑥HP ・招き猫でも可 |
流光追月神 (2速) |
【効果指標】素早さ/HP②素早さ ④HP ⑥HP/防御 ・共潜/火霊でも可 |
言霊 (3速) |
【効果指標】効果命中 【素早さ】210以上②素早さ ④命中 ⑥HP ・雪幽魂でも可 |
一目連 (4速) |
【効果指標】回復量 【素早さ】200以上②素早さ ④HP ⑥会心DMG/会心 |
神楽 (5~6速) |
・晴明/八百比丘尼でも可 |
神啓荒 (5~6速) |
【効果指標】与ダメージ 【2セット】防御②攻撃/HP ④攻撃 ⑥会心DMG/会心 |
PvPパーティ例8
陰陽師 | ||||
---|---|---|---|---|
|
||||
式神(左から行動順) | ||||
式神/行動順 | 御魂/ポイント |
---|---|
尋森シシオ (1速) |
【効果指標】素早さ②素早さ ④抵抗 ⑥HP ・招き猫でも可 |
禅心雲外鏡 (2速) |
【効果指標】素早さ 【2セット】効果抵抗②素早さ ④抵抗 ⑥HP |
御怨般若 (3速) |
【効果指標】素早さ 【2セット】防御②素早さ ④抵抗/HP ⑥HP/防御 ・SP閻魔やSP鬼切などでも可 |
言霊 (4速) |
【効果指標】効果命中 【素早さ】210以上②素早さ ④命中 ⑥HP ・雪幽魂でも可 |
流光追月神 (5速) |
【効果指標】素早さ/HP②素早さ ④抵抗/HP ⑥HP/防御 ・薙魂/火霊でも可 |
神楽 (6速) |
・晴明/八百比丘尼でも可 |
PvPパーティ例9
陰陽師 | ||||
---|---|---|---|---|
|
||||
式神(左から行動順) | ||||
式神/行動順 | 御魂/ポイント |
---|---|
鬼王酒呑童子 (1速) |
【効果指標】素早さ 【2セット】防御②素早さ ④HP ⑥HP/防御 |
心狩鬼女紅葉 (2速) |
【効果指標】与ダメージ 【2セット】防御 【会心率】80%以上 【素早さ】140前後②④攻撃 ⑥会心DMG/会心 |
言霊 (3速) |
【効果指標】与ダメージ 【会心率】100% 【素早さ】128以上②④攻撃 ⑥会心DMG/会心 |
不知火 (4~6速) |
【効果指標】HP 【2セット】防御 【防御力】850以上②④HP ⑥防御 |
神楽 (4~6速) |
・安倍晴明や八百比丘尼でも可 |
神啓荒 (4~6速) |
【効果指標】与ダメージ 【2セット】防御②攻撃/HP ④攻撃 ⑥会心DMG/会心 |
PvPパーティ例10
陰陽師 | ||||
---|---|---|---|---|
|
||||
式神(左から行動順) | ||||
式神/行動順 | 御魂/ポイント |
---|---|
鬼王酒呑童子 (1~2速) |
【効果指標】素早さ 【素早さ】240以上②素早さ ④⑥自由/HP |
初翎山風 (1~2速) |
【効果指標】素早さ 【2セット】攻撃力②素早さ ④HP ⑥防御 |
心狩鬼女紅葉 (3速) |
【効果指標】与ダメージ 【会心率】80%以上 【素早さ】140前後②④攻撃 ⑥会心DMG/会心 |
言霊 (4~5速) |
【効果指標】与ダメージ 【会心率】100% 【素早さ】128以上②④攻撃 ⑥会心DMG/会心 ・空相面霊気(1速)でも可 |
不知火 (4~6速) |
【効果指標】防御 【2セット】防御 【防御力】800以上②④⑥HP |
神楽 (5~6速) |
・安倍晴明や八百比丘尼でも可 |
PvPパーティ例11(オート可)
陰陽師 | ||||
---|---|---|---|---|
|
||||
式神(左から行動順) | ||||
式神/行動順 | 御魂/ポイント |
---|---|
禅心雲外鏡 (1速) |
【効果指標】素早さ 【2セット】防御力②素早さ ④HP ⑥HP/防御 |
盈虚千姫 (2速) |
【効果指標】素早さ 【2セット】防御力②素早さ ④攻撃 ⑥HP/防御 |
鬼王酒呑童子 (3速) |
【効果指標】素早さ 【2セット】防御力②素早さ ④HP ⑥HP/防御 |
滝 (4速) |
【効果指標】素早さ 【2セット】防御力 【会心率】40%②素早さ ④⑥防御 |
言霊 (5速) |
【効果指標】与ダメージ 【2セット】防御力 【会心率】100% 【素早さ】140以上②④攻撃 ⑥会心DMG/会心※5ピック目に選出推奨 |
神楽 (6速) |
・晴明でも可 |
敵によって言霊を変更
敵編成 | 変更式神 |
---|---|
速攻パーティ | ・閻魔(バラ/招き猫) ・蝉氷雪女(青女房) |
須佐之男 | ・御怨般若(日女巳時) |
神啓荒 | ・尋森シシオ(招き猫/輪入道) |
パーティ例12(オート可)
陰陽師 | ||||
---|---|---|---|---|
|
||||
式神(左から行動順) | ||||
バラ |
式神/行動順 | 御魂/ポイント |
---|---|
面霊気 (1速) |
【効果指標】素早さ②素早さ ④⑥自由 |
流光追月神 (2速) |
【効果指標】素早さ/HP 【素早さ】210以上②素早さ ④⑥HP |
イザナミ (3速) |
【効果指標】効果命中 【素早さ】210以上②素早さ ④命中 ⑥HP |
言霊 (4速) |
【効果指標】効果命中 【素早さ】210以上②素早さ ④命中 ⑥HP |
季 (5速) |
【効果指標】与ダメージ 【会心率】不要②素早さ ④攻撃 ⑥会心DMG |
神楽 (6速) |
・安倍晴明でも可 |
「言霊」の伝記(ネタバレ注意!)
伝記一
わたしは、この世界で「悪神」と呼ばれている存在だ。 床に寝そべって、穴だらけの天井から星空を見上げていたわたしは、寝返りを打つ。 この藁はでこぼこで、いまいちな出来だな……明日はもっと居心地のいい空き家を見つけないと。 ふん、わたしはなんたって悪神様だぞ。いつまでもこんなしょぼいところで寝てられるか。 口に咥えていた猫じゃらしを吐き捨てる。ふと、あの「石拾い」をして遊んでいた坊主たちのことを思い返す。 たくさんの石ころを宙に投げ、落ちてくる前に一番多く掴んだ者が勝ち。 なんてつまらない遊びだ。しかも、一緒にやらないかと、このわたしを誘ってきた。 ふん、わたしにかかれば石拾いなんて朝飯前だ。 そうやって遊んでいたら、あのうるさい大人たちがやってきた。 隠そうともしない警戒心、今にも襲いかかりそうな目つき。 悪意をこめたつぶやきが次第に怒声に変わる。 まあいいや、今日は気分がいいから許してやる。 あの坊主たちはきっと大人たちに叱られるだろうな。わたしのしてきたことを言い聞かされたら、もう二度と石拾いには誘ってこないだろう。 まあ、別にいいけどな。遊び方はもう覚えたし、これからは一人だって遊べる。 一人か……やっぱりこんな世界、滅ぼしたほうがいいんじゃないか? 「ワン!」 「うん? 何事だ?」 わたしは寝床から身を起こした。 招かれざる客が、舌を出しながら熱い視線をわたしに向けている。 |
「なんだ、子犬じゃないか」 子犬が駆け寄り、わたしの手を舐める。 「お、おい、やめろ」 慌てて子犬を手元から離した。どっからどう見ても迷子だな、こいつ。わたしは目を細め、キラキラした子犬の瞳を見つめる。 「仕方ない。世界を滅ぼすのは、お前を家に帰してから考えるとするか!」 |
伝記一開放条件
条件 | 報酬 | |
---|---|---|
言霊をレベル40にする |
×5,000 |
伝記二
わたしは子犬を連れて西へ向かった。途中、何軒も家々の門前を通る。 通りかかるたびに、わたしはこっそり、こいつを家の門前に残してきた。でも、どの家もこいつの家じゃないらしく、匂いを嗅いだらすぐわたしのところに戻ってくるのだ。 時折、村人たちに見咎められた。わたしの顔を見た途端、いつもの陳腐な反応が返ってくる。 一応、事なかれ主義を掲げているわたしだ。静かに、こっそりと事を済ませようと思っていた。 なのに、生意気な奴らもいたものだ。このわたしに暴力を振るってきたのだ。 腐っても神であるわたしに、この態度だ。なので、ちょっぴりお仕置きしてやった。 こてんばんにされた馬鹿者たちを見て、一丁上がりと言わんばかりに手を鳴らしたが―― 子犬が手の甲をなめた時、わたしは初めて自分が手傷を負っていたことに気付いた。 うう、面倒くさいな……悪神と貶められて以来、力だけじゃなく、真言とのつながりも段々と弱まってきた。 その上、普通の人間みたいにお腹が空くようになってしまった。 おなかが鳴ったからか、子犬が餅の半分をわたしの前に置いた。 「いらないよ。お前が食べ残したものなんか」 「……まあ、ひと口だけなら食べないこともない。食べ残しはよくないからな……だから食べるんだぞ! 勘違いするなよ!」 子犬の家探しは大変だが、不思議なことに、こいつと一緒にいると、世界を滅ぼそうとは、あまり考えなくなった。 人々に罵倒される悪夢にうなされることもなくなった。 「しゃべれない上に、言葉もわからない。それはそれで楽だよな……」 「ワン!」 「はいはい、しゃべれるって言いたいんだろう。はあ……わたしの隣にいてくれるのは、言葉がわからないお前みたいなやつだけだよ……」 「ワン!」 子犬は突然激しく尻尾を振り、とある家の門前に走っていった。 物音を聞いた住人は門を開ける――あの日、わたしを石拾いに誘ってくれた坊主だ。 なんだ。子犬の家は最初の村にあったのか。とんだ無駄足じゃないか。 「ああ……しゃべれない上に、言葉もわからないってのは、やっぱりいろいろと不便だよ」 |
伝記二開放条件
条件 | 報酬 | |
---|---|---|
言霊のスキルレベルを10回上げる | 言霊の欠片 ×10 |
伝記三
わたしと視線を合った途端、坊主の目に恐怖の色が浮かんだ。 やっぱりそうか……あのつまらない大人たちと同じ、陳腐な反応…… わたしは、指先に炎を点しながら思った。 |
そこまでわかってるのなら、ちょっとばかりいたずらしてやろうか。 わたしは、お前たちの言う「悪神」だしな。 「こ、こないで!」 「あんたは悪神だろ!何をしに来た!」 「なんで俺の子犬を連れ去った!」 「日輪のごとく偉大なる神よ」 「その御名において、悪神を退けよ!」 「一言主様、どうか俺たちを悪神から守ってください!」 坊主が突然、祈り始めた。聞き覚えのあるその名を聞いて、わたしは興がそがれた。 指先の炎を消して、踵を返す。 背後から、坊主が力強く扉を閉める音が聞こえた―― 寒空の下、わたしは頭上の夜空を見上げ、星々を眺めた。 手のひらを広げて、「石拾い」の石ころを掴むように虚空を掴む。 ほらね、わたし一人でも遊べるんだよ。 その時、背後からワンワンと聞き覚えのある声が聞こえた。あの子犬が家の中で吠えてるのだ。 おかしいな、あいつの言葉なんか全然わからないのに…… なぜ、「ありがとう、またね」って聞こえるんだ……? 「……ああ、またな」 わたしは遠くから、あの坊主の家を見つめていた。 「いいよな、少なくとも灯りがあるのはさ……」 不意に、夜の闇にまぎれて物音がした――男が、わたしの隣に屈んだ。 その疲れた様子から、長旅をしてきた風来坊だろう。でも、声色だけは妙に穏やかだった。 「この広大な世界に、俺の居場所はない」 「キミも一人なのかい?」 「キミ……? お前、誰だ? 口の利き方に気をつけろ。生意気だぞ」 「俺は、雨(ユウ)だ」 「ユウ?」 わたしは空中に文字を書いて見せた。 「違う違う」 男は首を振って、わたしの手のひらに「雨」と書いた。 「こう……書いて、ユウと読むんだ」 「ふーん……ぱっとしない名前だな」 わたしの暴言を聞いても、男は怒らなかった。ただ穏やかに笑うだけだった。 彼が手を握ってくれたせいか、夜の冷たさが、少しだけ温かくなったような気がした。 これが、わたしとユウの出会いだった―― |
伝記三開放条件
条件 | 報酬 | |
---|---|---|
闘技、練習、模擬戦で言霊が30回勝利する |
×10 |
「言霊」の紹介
言海より生まれし神、真言道の古の神。
生まれながらに真言の力を有している。真言をもって真言道を築き上げ、霊語を授けた。
光は影を生み、影は悪を生む。この地に封印された悪神は、暗闇の中で言の葉を操る。
一夜にして言の葉は覆され、創世の神であった言霊は、人々の言う悪神となってしまった。
真の黒幕一言主は新たな神として地に降り立ち、言霊を徹底的に滅ぼそうとした。
信仰の力を失った言霊は神の座を失い、荒野を彷徨い、窮地に立たされた。世界は広くとも、彼女の言葉に耳を貸す者は誰もいなかった。
言海の果てにたどり着いた時、彼女は水面に映る己の影を見つめて言った。「我は言葉をもって、自由となる!」と。彼女はようやく自分だけの真言を見つけた。
陰陽師「式神図鑑」より
「言霊」のセリフ一覧
※編集中
「言霊」のイラスト
覚醒前 |
---|
覚醒後 |
桜の喰(花合戦) |
花貝冠(商店) |
イラスト1 |
イラスト2 |
イラスト3 |
イラスト4 |
イラスト5 |
イラスト6 |
イラスト7 |
「言霊」のストーリー
記憶絵巻
霊誕 |
---|
始まりの時、ここには「世界」の概念すら存在していなかった。 天空も大地もない故、「荒れ果てている」とすらいえない。 ある時、世界を切り裂く光は、神王天照の光はここを明るく照らした。 天照は硯をもって広い言海を創り上げた後、押し寄せる波はすぐに世界を飲み込んだ。 雷の鎖に縛り付けられる悪神は怒鳴りつけながらここに送られた。海から飛び出した言の葉は封印となり、悪神の手足に枷を掛けた。 好き勝手に暴れ回っていた悪神は力を失い、もはや裁きからは逃れられない。足掻ければ足掻くほど鎖は悪神をきつく締め上げる。墨色の文字の雨は空から舞い降り、悪神の体に刻み込んだ。一つ一つの言葉は悪神の罪を告発し、やがては封印となる。 空に向かって雷鳴のような罵詈雑言を吐き捨てる悪神は、神王天照を、偉そうに振る舞う天照を罵る。いつか必ず天照の首を討ち取ると悪神は誓った。 逆巻く海と動き出した鎖は、力ずくで悪神を言海の中に引きずり下ろした。荒れ狂う海は、悪神を飲み込んだ。落ちていく中で、鎖は悪神の喉首を締め上げ、その体に食い込む。これより千年の間、悪神の目に映る景色は闇しかなかった。 封印が完了した後、世界は静けさを取り戻した。千年に渡り、言海の文字は静かに流れ続けている。霊力が巡り続ける中、かつての硯、今の広大なる言海は、次第に自我が生まれてきた。 千年の間、悪神は力を蓄え、一度も封印を破るのを諦めなかった。一方、言海も封印が弱まっていることに気づいた。悪神がいつか封印を破ると見越した言海は、新しい命を育むと決めた。新しい命は世界の始まりの神となり、言海の意志を継ぎ、未来にて悪神に抗う。 言海の言の葉は一箇所に集い始め、からみ合い、一体化する言の葉は次第に光を放つようになった。幼い子供はゆっくりと手足を伸ばし、そしてまた体を縮こませ、静かで優しい海の中で眠りに落ちた。 「私はすべてを尽くして君を育み、鍛え、立派に育て上げる。」 文字でできているへその緒は、言海と新しい命を繋いだ。これは彼女たちの唯一の繋がり、そして最後の親しい交流でもある。言海の囁きは、新しい命と共に無数の夜を乗り越えた。 「少なくとも、今は悪神の夢を見ないように、運命の選択を迫られないように、なにかを捨てることがないように守ってあげることができる。」 「君は私から強い力を持つ『七つの真言』を受け継ぐ。しかし君はまだまだ未熟だから、真言を理解することができない。真言の力を全部発揮することもかなわない。けれど私は君を産み出す。森羅万象は君の先生になってくれる。いつか、君は苦痛を乗り越えて成長し、万物の本質に触れ、真言の秘奥を悟る。」 「踏ん張ってその時を迎えることができなければ、君は永遠に苦痛しか感じないでしょう、でもいいのよ。」 「その時は、私の懐に戻りなさい。」 「広い言海は、永遠に君の居場所なの。」 「愛しい我が子、言霊。」 |
言誕 |
---|
深い海の中、神が呼吸するたび、吐息は言海の文字に入り込む。さらに霊力を得ると、文字は神の姿を学び、次第に形を獲得した。 言海は飛沫を巻き散らかすたび、人の形をしている命は言海より現れる。しかし、それらの命は顔も自我を持たない。常に歩ける岩礁のように岸を彷徨う。彼らは眩しい朝日が見えない、波の警告も聞こえない、目的地を口にすることさえもできない。彼らは目も口も無く、欲も自我も持たない。故に生の喜びも死の悲しみも知らなかった。 ある日、逆巻く黒い言海は静かになった。朝日の光の中、言海が育む神は海底から昇っていく。 その瞬間、顔を持たない衆生が一斉に神を見上げた。 顔もない衆生はまだ何も見えない。それでも強い力を感じたため、彼らは自発的に集い始めた。 戸惑う人々を前にして、誕生したばかりの神は何をすべきかもわからない。言海は彼女を産み出したが、何も教えてくれなかった。 「誕生って本当につまんないね。」 神は体を動かした後に決めた。面倒な衆生を放っておいて、先に世界を巡ると。 実際に世界を巡ってみると、神は失望した。この世界は言海を除ければ石しかなく、大半が海の世界を飾る文字も簡素なものばかり。 神は珍しく最初の考えが浮かんできた。この世界はつまらないから、自分で世界を創造しましょう! 六つの真言を礎とし、様々な大地が海から現れた。世界にようやく変化が出現したが、やはり何かが足りない。 遊び疲れた神は再び道を塞いでいる顔なしの人を蹴り飛ばした後、岩礁に背を預けて考え始めた。 「もし彼らが目と耳と口と鼻を得たら、もう道を塞いだりはしないんじゃないか?」 神は最後の真言を握りつぶし、真言の力は衆生に等しく与えられた。 言海の文字は蠢いて顔を持たない衆生に飛びかかり、彼らの体に入り込む。そのせいで人々は苦痛を感じた。 人々は最初の光を見た。 人々は最初の祝福を聞いた。 顔を持たない衆生は五官を得て、天空と大地を、そして始まりの神……言霊を目にする。 「私は言海から生まれるあらゆる文字を知っている。けれども訴えても誰も聞いてくれない、理解してくれない。お前らに言の葉を教えよう。それは霊語なるもの。」 「名前を与えよう、お前らは言従である。」 「私が創ったすべてを見なさい。これより、この世界は真言道と呼ぶ!」 |
壊滅 |
---|
霊語は日々発展していく。しかし言葉なるもの、上を説く時に下を生み、白を語る時に黒が生じる。 真夜中の夢は往々にして本性が暴かれる場所であり、言従の譫言には稀に悪欲が宿る。譫言が言海の奥に流れ落ち、悪神の力は増した。穏やかな言海だが、実は暗流が潜んでいる。 「我こそは絶対なる正義、我こそは世界の信条なり。」 「我こそは人が祀るべき唯一神。我を阻もうとする者はやがて踏みにじられ、我を引き立てる道化となる。」 「我こそは傲慢の神!」 傲岸不遜な言葉を口にする悪神の肉体はまだ封印に囚われているが、神格はすでに封印から抜け出した。 悪神の神格は新しく誕生する顔もない命に取り憑き、言海を出た。 無垢なる世界を眺める傲慢の悪神は、この上ない喜びと自由を感じた。 「我に相応しい土台は整えられた。ならばこの世界のために微力を尽くすとしよう!」 封印を抜け出したばかりの悪神は、暗躍して別の言葉を教える。言の葉は純粋なるもの、言従は交流のために言葉を使う。しかし新しい言葉には多くの齟齬があり、闇や分岐はこうして力を増していく。言従は私欲と悪が膨らみ、言霊と意見が割れることが多くなっていく。 時を同じくして、真言を礎とするこの世界の大地は最初から豊かではなかった。数百年の開拓を経て、大地は限界を迎えた故、繁栄を極めた真言道は衰退の一途を辿る。 衆生に真言を分け与えた後、力がだいぶ弱まった言霊は状況を打破すべく、言海に戻りさらなる力を探すと決めた。しかし言霊のいない間、世界にこんな言葉が広がった…… 「真言の塔が落成する日、七つの真言は再び現れ、人々は皆真言の神秘に触れる。そして真言の神秘は新しい未来を切り開く。」 最初は、それはただの噂でしかないが、時間が経つと勢力を増していく。やがて皆はそれを信じで疑わなくなった。言従たちは力を合わせて真言の塔を築き始めた。 塔が落成する日、真言道は賑やかな祭りを開催した。塔の上空にまで歌声が響き渡り、賛美の言葉は真言道の隅々に行き渡った。 言従たちは次々に真言の塔を登っていく。すぐさま周囲は煙や埃に包み込まれ、どこもかしこも落石があり、絶望に満ちる悲鳴が聞こえる。そしてさめざめとした雨が降り出し、その「雨粒」は塔から落ちる無数の言従だった。 一命取止めた人々は廃墟の中で見上げると、長い間姿をくらました神を見た。言霊は力を使って真言の塔の半分を打ち倒し、激震と衝撃は真言道の半分の大地を引き裂いた。引き裂かれた大地は三分の一の言従と共に、永遠に言海に落ちた。 後に、その日は「転覆の日」と呼ばれる。 絶望に押しつぶされた人々が祈りを捧げる中、傲慢の悪神は新しい神として降り立ち、残りの塔を壊そうとする言霊を退けた。深手を負った言霊は混乱の中で姿をくらまし、行方不明になった。 一夜にして、言霊を敬い崇めてきた言従は憎しみと怒りに支配された。古き神は神の座を失い、人々が討伐すべき「悪神」に成り下がった。 傲慢の悪神は一躍して真言道の新しい神、一言主になった。 これより、言葉を教えるのは禁じられた。稀に言海から顔を持たない新しい命が現れるが、言葉を学べない故、真言の力を得られない彼らは五官を得ることがないため、永遠に真言道を彷徨い続ける。その後、彼らは「無言」と呼ばれるようになった。 言葉を掌握しているのは、もはや言霊と一言主しか残されていないようだ。 そして「転覆の日」の真実もまた、この二人しか知らない。 |
出会い |
---|
転覆の日以来、言霊は信仰の力が弱まっていく。おまけに深手を負ったので、彼女は凡人程度の力しか使えない。 昼間、彼女は人の目を盗んで食い物を探す。夜中、彼女は部屋の中で燃える薪にぬくもりを分けてもらうように外側から壁に張り付く。 彼女は軒下で、草地の平らな石の上で眠る。捨てられた服を見つけたから、彼女はここ数日の間よく眠れた。しかし最後は見つかって追い出された。夜な夜な、彼女は寒さを凌ぐために自分を抱きしめる。墨団もそんな彼女を抱きしめてあげる。 言霊は百年も流離い続けた。放浪の旅の中、彼女は嫌というほど荒唐無稽な罵詈雑言を浴びせられた。最初は反論するものの、やがては何も感じなくなった。ある日、変わった者が現れた…… 「起きたかい?今日は天気がいいな。」 男も放浪者で、名前は「雨」だそうだ。しかし放浪の旅に出る原因については、男は何も教えてくれない。 最初はぽかぽかの食べ物を分けてくれて、そのあとは夜中を付き合ってくれた。それから数百年もの間破れたままの服を直してくれた。おまけに綺麗なお結びもつけてくれた。それはほどけにくい結び方らしい。 「そんな面倒なことを気にするやつがいるか?」 しかし長い時が経った後、言霊はやはりその結び方を身につけた。 仲間になったり、約束を交わしたりはしなかった。しかし二人はなんとなく一緒に流離いの旅を続ける。とはいえ、言霊に言わせれば、彼女は夜中に寝ずの番をする人を見つけただけ。 二人は目的地もないまま、何にも縛られないまま真言道の大地を歩き続ける。彼女は悪神と呼ばれることを、子供のような気難しさを、雨は平然と受け入れ、受け止めた。 百年の間ずっと苛立っている言霊は、次第に落ち着きを取り戻した。雨を前にして、彼女はようやく分かった。その辛い気持ちは孤独であることを。 彼は蒸し暑い夏の日に、何の前触れもなく、急に降り出した雨のように、言霊を苛む罵詈雑言を全部洗い流した。雨が止み、空が澄み渡る時、彼は涼しい風のように、言霊の心に蟠る最後の埃を吹き落す。 彼女は古き神から「悪神」になった。そして今、彼女は「悪神」から人に、ごく普通の子供になった。 「神様でも、子供のままでいられてもいいじゃないか?」 「心配するな、恐れるな。言葉なんかに惑わされるな。」 「君の人生を決めるのは他でもない、君自身なのだから。」 「君に言海の加護がありますように。」 「俺も、ずっと君の味方でいるから。」 |
剝奪 |
---|
言霊と雨は流離い続けて、二人は真言道中に無数の足跡を残した。旅の途中、二人はいつも弱い者を助け悪い者をやっつける。例えば、いじめられる無言を助けたり、言従が失くした宝物を見つけ出したり……原因といえば、言霊は時に堪忍袋の緒が切れた。単に気になるから首を突っ込んだ。一方、雨はいつも黙ってついていき、後始末をしてあげる。 こんな風に適当に過ごしている中、二人はたくさんの人々を助けた。大したことないとはいえ、それでも真言道の住民達の言霊への悪い印象を少し変えた。 一言主はそれを許さない。一言主から見れば、不安定な言論は彼が手間を掛けて仕込んだことに危害を及ぼす。そのような兆しがあれば、速やかに排除すべきだ。 一言主は言霊の行方を追跡し続けた末、ついに機会を掴んで雨を攫った。怒り心頭に発する言霊はそのまま神殿にまで攻め込んだ。一言主は言霊は必ず来ることを見通したが、言霊はたかがの凡人のためにそこまでの代償を払うことを予想できなかった。神殿を壊されたあげく、不意をつかれた一言主は言霊に握りつぶされた。 無理矢理力を振り絞った言霊は、目に見えるほど弱まっている。一言主がなくなった今、言霊はようやく平和な生活を手に入れることができると考えたが、それは一番暗い夜明け前だと全く気付かなかった。 「悪神言霊は再び現れ、神殿を壊して真の神に危害を加えた。許すまじき悪神を討伐せねば、平和は訪れない。」 噂はあっという間に言霊の今までの努力を台無しにした。言従は再び「転覆の日」のような悲劇が起きるのを恐れる故、二人はどこに行っても以前にもましてひどい目に遭う。追い出されたり、大勢の人に攻撃されたりした。 言霊が疲労困憊する時に、一言主は現れた。握りつぶされたはずだが、一言主は無傷の姿を見せた。 「真の神は不滅なるもの、そなたに逃げ道はない。」 一言主は言霊に攻撃を仕掛けた。人々も一言主のご命令に従いあちこちで言霊を探したり、攻撃したりしている。 言霊と雨は、昼も夜も逃げ続け、少し休もうとすると、すぐさま見つけられてしまう。追手は何度も何度も追ってきて、その都度に言霊は力を振り絞り、襲ってくる人を撃退する。彼らは何度も希望を持って休める場所を探すべく次の目的地に向かった。しかしどこに行っても、すでに一言主の支配下に入った拠点は、常に二人を陥れる罠を仕掛けている。 二人は撤退を繰り返すうちに、ある洞窟に追い込まれた。狭くてしめじめとした洞窟だが、後ろから追手の声が聞こえるため、雨は言霊の手を掴み、手探りで奥に進んでいく。 光は強くなり、出口はすぐ近くにあった。しかし二人が洞窟を抜け出る寸前、一言主の高笑いが洞窟中に響き渡った。 「よもや本当に出口があると勘違いしおったか?」 次の瞬間、洞窟は縮め始め、周りの壁は二人に迫ってくる。なんてことだ、この洞窟は一言主の万相綾だった。万相綾に囚われた二人はまさに袋の中のネズミ。 「はなたれ小僧!」言霊は迫ってくる壁を押さえ込んだ。 「よく見なさい!出口がないなら、作ればいいのだ!」 言霊は最後の力を振り絞り、周りの石壁を木端微塵に壊した。 しかし洞窟の幻境が壊れた瞬間、一言主の命令によって放たれた無数の矢が二人に襲った。 言霊は矢を防ぐだけの力すら残していないが、雨は躊躇なく言霊を抱きしめ、隣の湖に飛び込んだ。 雨は言霊を守りながら泳ぎ続ける。暗い湖は不気味なほど静まり返っていて、流れる水の音だけが、前に進まなければこのまま湖に飲み込まれてしまうと二人に警告している。 泳ぎ続けた末、二人の上にはようやく光が見えてきた。そのため雨は全力で水面に泳いでいく。水面に出た瞬間、海風は二人の頬をかすめていく。湖は実は言海と繋がっている。二人はようやく警戒しなくてもよい、しっかり休める場所を見つけ出した。 「よかった、これで追手はもう追ってこないよ!」言霊は嬉しそうに喜びにひたった。 「全部お前のおかげだ、力を取り戻したら、この借りは必ず返すのよ!」 喜びにひたる言霊とは裏腹に、雨は平然と言霊を抱えて岸に泳いでいく。ようやく岸辺に近づくと、雨は言霊を岸のほうに押し出し、珍しく疲れ切った顔を見せる。 様子がおかしいと気づいた瞬間、言霊はすぐに水に浸かっている雨を引っ張り出した。 「大丈夫なの?」 雨は頭を横に振った。岩礁にもたれる彼は、ちょうど海から昇る朝日を目に収めた。 「こんな朝日が見れれば、もう未練はない。」 雨は柔らかく笑った。 「言霊、少し疲れたみたい、ちょっとだけ休ませて。」 しかし休んだが最後、雨は目を覚まさなかった。 あの日、朝日の輝きは言海に薄い色を付け加え、霞を映り込む湖はさざ波を立てている。美しい景色を堪能する中、雨の体には波が押し寄せてくる。その時、言霊は雨の後ろで折れた矢を見つけた。 この前逃げ続けている時、雨は彼女を庇い、体を張って飛んできた矢を受け止めた。その後、彼は毅然と矢を折ってそれを隠し、言霊を連れて追手をまくまで走り続けた。 言海の岸辺に倒れた雨の体は次第に文字に変わっていき、やがて海に融けた文字は流れてゆく波と共に見えなくなった。 万物は言海より生まれ、同時に万物はやがて言海に帰る。 戸惑う言霊は何度も水をすくいあげ、その文字が側を離れるのを止めようとしている。神である彼女は祈り始めた。 しかし彼女の祈りは言海以外に届くのか? 傲慢不遜で、負けず嫌いな神様はついに堪らず、自分の無力さを痛感して泣き出した。 |
真言 |
---|
「悪神言霊。」 懐かしい声が届いてきた。見上げると、宙に浮いている一言主は上から彼女を見下ろしている。いつの間にか周囲は追手の人々に囲まれた。 彼女が抱きしめていた雨はとっくに跡形もなく消え、彼が現れた時のように、夏の雨は服の汚れを洗い落とし、枯れた心を潤い、迷う彼女を慰めてくれた。しかし雨はやはり一時的なもの。雨上がりの時、万物は一新されるが、雨だけは一つの痕跡も残さない。 「見るがいい、悪神に組する愚か者は滅ぶ定めにある!」 言霊は立ち上がり、恐れずに敵を睨みつける。 「今になっても彼を誹謗するのを諦めないか。」 「今日こそお前を八つ裂きにして、恨みを晴らしてくれるわ!」 言霊は全力で一言主に襲いかかったが、逆に一言主の法器に囚われてしまった。 「落ちろ!」 一言主は真言の力を使うと、言霊は素早く上空から言海に落ちた。 周囲の言従たちは呪文を唱え始め、彼らが口にする悪言や呪い、噂は鎖となって言霊を縛り付ける。 言霊は真言の力を使おうとすると、一本の細長い矢が恐ろしい勢いで彼女の喉を射貫いた。喉を射抜かれた彼女は口を開くことすらできない。ましてや真言の力を使うこともできない。矢を掴んでそれを抜こうとする彼女だが、何度も試すがその都度に失敗する。足掻ければ足掻くほど、矢の棘は彼女の血肉を引き裂いていく。 「人々の言葉によって紡がれる鎖は、そなたに最も相応しい罰。」 「悪神言霊よ、我は石碑を建ててそなたを記し、そなたの名を広める。いかにも大罪を犯したそなたをな!」 「暗闇しかない冷たい海の底でかつて我が感じた痛みを噛みしめ、永遠に我を讃えよう!」 言霊は海底に引きずり込まれていく。彼女は全力で反抗してみたが、体にまで食い込む鎖はびくともしなかった。言霊は目が霞み始めた。 その時、彼女を産み落としてから沈黙を貫き通してきた言海は、ようやく彼女に応えた。 「もし踏ん張ってその時を迎えることができなければ、君は永遠に苦痛しか感じないでしょう。でもいいのよ。」 「その時は、私の懐に帰りなさい。」 「広い言海は、いつでも君の居場所なの。」 言霊は彼女が創った世界を最後に一瞥すると、目を閉じて暗闇に落ちた。 |
「言霊」のプロフィール詳細
性別 | 女 |
武器 | 真言の力、墨団(眷属) |
タグ | 真言道の古き神、霊語を授ける者、流離う神、「悪神」 |
居住地 | 真言道 |
イメージカラー | 黒、白、赤、金色 |
長所 | 自信家で、心折れたりはしない。自分に限界はないと信じている、自分を疑わない。自分を曲げるよりも即時に反撃するタイプ。有言実行。行動力が高く、守るべき人を最後まで守り抜く。 |
短所 | 大人っぽくなく、時に遊びに夢中になって仕事を疎かにする。自分の面倒を見るのが苦手、喧嘩して服が破れても直せない、結び方がわからない。口が減らない、ツンデレ、気持ちを伝えるのが苦手。 |
興味があること | 色んな遊び、面白いおもちゃを見かけるとすぐ気を取られてしまう。遊びたいけど自分からは言わない。他人に誘われるまでずっと黙って見つめ続ける。 |
クセ/趣味 | 墨団の目玉で遊ぶ(一番壊れにくいおもちゃ)。墨団にいたずらする。 |
特技 | 墨団と腕相撲する時は絶対に負けない |
性格 | 最初に出会う時は刺々しくて、近づきがたく、容易く他人を頼らない。一見近づきがたいように見えるが、子供っぽいところが多い。長い流離いの中で孤独を感じた故、居場所がほしくなり、気弱な自分を隠すようになった |
関連人物 | 雨 一言主 |
行動の動機 | やりたいかどうか、面白いかどうか |
好きなもの | 言海、霊語、墨団の目玉 |
嫌いなこと | 面倒で面白くないもの、天井がついている建物、同じ場所に留まり続ける |
弱点 | (塗りつぶされている) |
ギャップ | 一見強気で近づきがたいだが、実は寂しがり屋でつらい思いをしてきた。彼女に近づきすぎると傷つくかもしれないが、恐怖を捨てれば、いつの間にか彼女のほうが近づいてくる。 |
好きな人 | 雨、神楽、小白、八百比丘尼、晴明(雨に少し似ていると言霊は思う) |
好きな食べ物 | 雨の焼き肉まん、八百比丘尼からもらう寿司 |
嫌いな人 | 一言主 |
嫌いな食べ物 | 賞味期限の短い食べ物、腐った食べ物 |
「言霊」のCG
CG『万言の霊』
PV①『高聲凌駕』
PV②『自由に紡ぐ』
召喚ムービー