【陰陽師】季(しき)の評価・おすすめ御魂・出現場所
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「季(しき)」の評価、ステータス、スキルを掲載!季の特徴を確認して、陰陽師の攻略に役立てよう!
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「季」の基礎情報
総合評価 | 9.5/10.0点 |
PvE評価 | 9.0/10.0点 |
PvP評価 | 10.0/10.0点 |
レア度 | |
攻撃タイプ | 単体攻撃 全体攻撃 単体牽制 補助 治療 |
入手方法 | 召喚 百鬼夜行 |
登場場所 | - |
声優・CV | 日本語:市ノ瀬加那 中国語:沈念如 |
中国名 | 季 |
英語名 | Shiki |
プロフィール詳細 |
覚醒前アイコン | 覚醒後アイコン |
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ダンジョン適正度
PvE評価 | PvP評価 |
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星6推奨度 | 所持しておきたい数 |
★★★★☆ | 1体 |
活躍場所 | |
PvE&PvPバランス型 |
全コンテンツ評価
探索ダンジョン | 御魂ダンジョン | 覚醒ダンジョン |
---|---|---|
3/5点 | 3/5点 | 3/5点 |
御霊ダンジョン | 結界突破 | 闘技 |
3/5点 | 5/5点 | 5/5点 |
叢原火 | 日輪の隕 | 永生の海 |
3/5点 | 3/5点 | 3/5点 |
真オロチ | レイド | 鬼王襲来(麒麟) |
5/5点 | 5/5点 | 2/5点 |
陰界の門 | 異聞ダンジョン | 地域鬼王 |
5/5点 | 5/5点 | 5/5点 |
首領退治 | 妖気封印 | 経験値妖怪 |
4/5点 | 4/5点 | 5/5点 |
銭貨妖怪 | 石距 | 年獣 |
3/5点 | 3/5点 | 3/5点 |
イベント(※) | ||
5/5点 |
※イベントによって点数が大幅に左右される
「季」のスキル
スキル1:四色の菫
詳細 | |
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消費鬼火 | 0 |
効果 | 四季が消え去り、幻想の花だけが残る。 四色の菫は飛び回って敵を攻撃し、攻撃力の100%相当のダメージを与える。 |
レベルアップ時の効果 | |
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Lv2 | ダメージが105%にアップ |
Lv3 | ダメージが110%にアップ |
Lv4 | ダメージが115%にアップ |
Lv5 | ダメージが125%にアップ |
スキル上げ優先度 |
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★☆☆☆☆ |
スキル2:華落四季生
詳細 | |
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消費鬼火 | 2 |
効果 | 花は舞い落ち、万物は息を吹き返す。 会心攻撃は発生しない。基礎会心ダメージと比べて会心ダメージが1%アップするたびに、自身が非会心ダメージを与える時、ダメージが1%アップする。 【覚醒後】 同時に会心抵抗0.5%アップ唯一効果。 【発動】最大HPの24%を消費して(HP不足時はHPが1になる)、2ターン維持する「四季の片隅」を展開し、1重の四季の巡りを獲得する。同時に現在の季節応じて追加効果を発動する。「四季の片隅」期間中、自身は「四季の片隅・春」以外の治療またはHP恢復効果を獲得できず、味方がスキルを発動する時に敵目標に季霊を付与する。 前回発動時に選択した季節と違う場合、自身は時の息吹を獲得する。2ターン持続。 【四季の巡り】 [共通、印]上限4重、1重につき自身の攻撃力が5%アップする。獲得するたびに自身は致命的なダメージを1回免疫できる。 【時の息吹】 [バフ、印]致命的なダメージを受けていない時、HPはダメージを受ける前に戻る。【唯一効果】 同じ式神が複数いても、このスキルを発動するのは一体のみである。【維持】 この状態または印の持続ターン数はターゲットのターン数ではなく、発動者のターン数でカウントされる。【恢復】 回復効果と違って、回復阻害効果に影響されず、回復に関係する効果を発動させず、会心にならない。 【季霊】 優先的にHPが最も低い非召喚物の敵に1体付与でき、同じ敵には最大1体しか付与できない。戦場では最大同時に3体まで存在できる。任意の目標行動後に、付与された目標に季の攻撃力の40%相当のダメージを与える。3回攻撃すると消える。 |
レベルアップ時の効果 | |
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Lv2 | 時の息吹状態下、自身のHPが1%減るごとに被ダメージが1%ダウンする。 |
Lv3 | 維持ターン数が3ターンにアップ |
Lv4 | 前回発動時に選択した季節と同様の場合、鬼火を1点獲得。怪物を攻撃する時、季霊は固定ダメージを与える。 |
Lv5 | 先手:「四季の片隅・春」発動 |
スキル上げ優先度 |
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★★★★☆ |
四季の片隅
スキル | 消費鬼火/効果 |
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春 |
2自身の最大HPの24%と非召喚物である味方の最大HPの8%を回復する。味方が妖術スキルを発動する時、その味方の最大HPの8%と季の最大HPの8%をそれぞれに回復する。 |
夏 |
2季霊が攻撃する時、30%の基礎確率で目標のパッシブと御魂効果を無効化させる、1ターン維持する。味方が妖術スキルを発動する時、素早さが30、効果命中が30%アップし、2ターン持続。 |
秋 |
2季霊のダメージが季の攻撃力の120%にアップ。 |
冬 |
2味方全体の効果抵抗が50%アップする。味方全体は攻撃を受けると、攻撃者の会心ダメージを30%ダウンさせる。2ターン持続。 |
スキル3-1:葉鳴りの空
詳細 | |
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消費鬼火 | 3 |
効果 | これより、黎明は歌わず、種は芽吹かない。 樹海を召喚して敵全体を3回攻撃し、毎回攻撃力の30%相当のダメージを与える。自身が24%のHPを失うたびに、追加でHP割合の最も低い敵を1回攻撃し、攻撃力の60%相当のダメージを与える。四季の巡りが4重に達すると、「四季の葬儀」に変化し、レベルは「葉鳴りの空」スキルに応じて強化される。 【四季の巡り】 [共通、印]上限4重、1重につき自身の攻撃力が5%アップする。獲得するたびに自身は致命的なダメージを1回免疫できる。 |
レベルアップ時の効果 | |
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Lv2 | 追加の単体ダメージが80%にアップ |
Lv3 | 追加の単体ダメージが100%にアップ |
Lv4 | 追加の単体ダメージが120%にアップ |
Lv5 | 季霊が存在する時、スキル発動時に季霊は即時に憑依する敵を1回攻撃する。この攻撃は攻撃回数を消費しない。 |
スキル上げ優先度 |
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★★★★☆ |
スキル3-2:四季の葬儀
詳細 | |
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消費鬼火 | 3 |
効果 | 四季の力が宿る樹海を召喚して敵全体を3回攻撃し、毎回攻撃力の40%相当のダメージを与える。自身のHPが24%ダウンするごとに、追加でHP割合の最も低い敵3体を1回攻撃し、攻撃力の60%相当のダメージを与える。 |
レベルアップ時の効果 | |
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Lv2 | 追加のダメージが80%にアップ |
Lv3 | 追加のダメージが100%にアップ |
Lv4 | 追加のダメージが120%にアップ |
Lv5 | 季霊が存在する時、スキル発動時に季霊は即時に憑依する敵を1回攻撃する。この攻撃は攻撃回数を消費しない。 |
スキル上げ優先度について |
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★★★★★:最優先で上げた方が良い(上げないと使えない) ★★★★☆:上げないと使えない場合がある ★★★☆☆:上げた方が良い ★★☆☆☆:優先度は低い ★☆☆☆☆:上げなくても良い |
「季」が覚醒して得られる効果
覚醒して得られる効果の詳細 |
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スキル2「華落四季生」追加会心ダメージ1%アップするたびに、会心抵抗0.5%アップを追加。 |
「季」の強い点
状況に応じた季節の切り替えが可能
季は、スキル2で四季を切り替えることで様々な状況に対応できる。回復やデバフ、補助、アタッカーなど、一人で何役もこなせる。
春で自身と味方全体を回復
春を発動すると、自身と味方全体のHPを回復できる。さらに、味方がスキルを発動すれば味方自身と季のHPを回復できるので、ターン外でも回復できる点が優秀。
季は春以外で回復できないので、HPが低くなったら春を使おう。
夏でパッシブ御魂封印&素早さと命中アップ
夏を発動すると、季霊の攻撃時に30%の基礎確率でパッシブと御魂を封印可能。さらに、味方がスキルを発動すれば素早さと効果命中をアップできるので、デバフ運用することで効果をより活かすことができる。
デバフ御魂の場合、夏を使用するのがおすすめ。
秋で季霊のダメージアップ
秋を発動すると、季霊の攻撃が季の攻撃力の120%までアップする。単純に火力がアップするので、アタッカーとして運用する場合は秋を選択するのもおすすめ。
火力御魂の場合、秋を使用するのがおすすめ。
冬で味方抵抗アップ&敵の総会心ダメダウン
冬を発動すると、味方全体の効果抵抗50%アップに加え、味方全体が攻撃を受けた時に、攻撃者の総会心DMGを30%ダウン可能。デバフと高火力アタッカー両方に対応することができるので、敵の編成によっては選択するのがおすすめ。
無敵に近い状況になれる
季はスキル2を発動した際に四季の巡りを獲得し、致命ダメージを1回免疫できる。さらに、前回と異なる季節を選択した場合、自身は時の息吹を獲得する。時の息吹は、致命ダメージ以外の攻撃を受けた場合、ダメージを受ける前の状態にHPを回復、つまり実質無敵に近い状況になれる。
さらに、自身のHPが1%減るごとに被ダメージが1%ダウンするので、HPが減っても生存率は高い。
四季の巡りで致命ダメージも対策可能
四季の片隅を発動した際に付与できる四季の巡りは、致命ダメージを1回無効化することができる。HPが減ってくると、致命ダメージ以外無効だとしてもやられてしまう場面が多々あるので、すぐに立て直せない場面の場合は四季の巡りを付与しておくと生存率が増す。
季霊がターン外で永遠と攻撃可能
味方がスキルを発動すると、ターン終了時に現在のHP比率が最も低い敵の非召喚物に季霊を付与する。季霊は敵味方問わずいずれかの目標が行動した時にダメージを与えることができるので、ターン外から一方的にダメージを与えることが可能。
また、季霊は最大3つまで付与することができるので、一度に複数の敵にダメージを与えることができる。特にデバフ御魂との相性が良く、夏と組み合わせることによってさらに強力となる。
会心DMGを上げるとステータスアップ
季は、初期会心ダメージが1%アップするたびに、自身が非会心ダメージを与える時、ダメージが1%、会心抵抗0.5%アップする。
単純な火力アップだけでなく、会心DMG200%にすることで敵から会心をほぼ受けなくなるので、攻撃寄りのステータスにしても耐久力がある。
敵全体に3回攻撃+α&季霊が追撃
季は、スキル3で敵全体に3回攻撃ができる。また、自身のHPが24%減少するごとに、敵のHPが最も低い目標に攻撃を1回追加する(強化後のスキル3では3体まで増加)。
さらに、季霊が付与されている目標には追加で1回ダメージを与えるので、最大3体に対して8回攻撃を与えることも可能。
「季」の弱い点
会心は発生しない
季は、会心率を上げても会心は絶対に発生しない。そのため、針女との相性は悪く効果は発動できない。しかし、会心DMGアップによるダメージアップや会心を発生させないことで、初翎山風の行動ゲージアップや地蔵の像を発動させないメリットもある。
春以外でHPを回復できない
季は、春以外でHPを回復する手段がなく、時の息吹の効果があってもHPが少ない時は簡単にやられてしまう場面も多い。そのため、季の耐久に過信しすぎずに、一目連や鈴鹿御前、白蔵主などの別のサポート式神を編成しているとより安定する。
「季」に装備させるオススメ御魂
オススメ御魂(アタッカー)
御魂 | セット/効果 |
---|---|
狂骨 |
【狂骨×4 + 攻撃×2】装備者がダメージを与えた場合、鬼火1点保有につき追加ダメージ8%を与える。 |
墓守り |
【墓守り×4 + 攻撃×2】HPが1%ダウンするたびに、会心ダメージが0.5%アップする。 |
日女巳時 |
【日女巳時×4 + 攻撃×2】ダメージを与えたとき、20%で敵の行動ゲージを30%減少。さらに敵にバフがかかっている場合、30%に上昇。 |
悲鳴鳥 |
【悲鳴鳥×4 + 攻撃/HP/防御×2】任意の非妖怪目標が倒された時、最大HPの20%が回復する。さらに戦闘終了まで、ダメージを20%アップさせる(上限120%)。 |
貝吹坊 |
【貝吹坊×4 + 攻撃×2】装着者はターン開始時にダメージを一回吸収できる貝鎧を1重獲得する。貝鎧が存在する限り、ダメージが25%アップする。 |
御魂位置 | オプション |
---|---|
壱(左上) | 【メイン】攻撃力【サブ】会心DMG,追加攻撃力 |
弐(左) | 【メイン】追加攻撃力 / 素早さ【サブ】会心DMG,追加攻撃力 |
参(左下) | 【メイン】防御力【サブ】会心DMG,追加攻撃力 |
肆(右下) | 【メイン】追加攻撃力【サブ】会心DMG,追加攻撃力 |
伍(右) | 【メイン】HP【サブ】会心DMG,追加攻撃力 |
陸(右上) | 【メイン】会心DMG【サブ】会心DMG,追加攻撃力 |
御魂設置例
御魂 | 例 |
---|---|
パターン① | ①効果指標:会心DMG └弐:追加攻撃力/素早さ └肆:追加攻撃力 └陸:会心DMG ②素早さ:128/190以上(以下も可) |
パターン② | ①効果指標:攻撃力 └弐:追加攻撃力/素早さ └肆:追加攻撃力 └陸:会心DMG ②素早さ:128/190以上(以下も可) |
オススメ御魂(デバッファー)
御魂 | セット/効果 |
---|---|
鍾霊 |
【鍾霊×4 + 効果命中/防御×2】ダメージを与える時、10%の基礎確率で目標をスタン状態にさせる。スタン状態の敵がいない場合、基礎確率は20%になる。 |
魅妖 |
【魅妖×4 + 効果命中/防御×2】ダメージを与えたとき、25%の基礎確率で敵を混乱させる。 |
雪幽魂 |
【雪幽魂×4 + 効果命中/防御×2】ダメージを与える時、15%(素早さダウンしている目標なら30%)の基礎確率で1ターンの間目標を凍結させる。攻撃を受けた時、1ターンの間攻撃者の素早さを30点ダウンさせる。 |
返魂香 |
【返魂香×4 + 効果命中/防御×2】ダメージを受けた場合、25%の基礎確率で相手を1ターンスタンにする。複数回攻撃でも1回しか発動できない。挑発された目標に対する発生率が60%ダウンする。 |
魍魎の匣 |
【魍魎の匣×4 + 効果命中/防御×2】与ダメージ時、25%の基礎確率で敵にランダムにデバフを付与。 |
御魂位置 | オプション |
---|---|
壱(左上) | 【メイン】攻撃力【サブ】効果命中,追加攻撃力,追加HP |
弐(左) | 【メイン】素早さ / 追加HP【サブ】効果命中,追加攻撃力,追加HP |
参(左下) | 【メイン】防御力【サブ】効果命中,追加攻撃力,追加HP |
肆(右下) | 【メイン】効果命中【サブ】効果命中,追加攻撃力,追加HP |
伍(右) | 【メイン】HP【サブ】効果命中,追加攻撃力,追加HP |
陸(右上) | 【メイン】会心DMG / 追加HP / 追加防御力【サブ】効果命中,追加攻撃力,追加HP |
御魂設置例
御魂 | 例 |
---|---|
パターン① | ①効果指標:効果命中 └弐:素早さ/追加HP └肆:効果命中 └陸:会心DMG/追加HP ②素早さ:128以上(以下も可) |
パターン② | ①効果指標:効果命中 └弐:素早さ/追加HP └肆:追加攻撃力 └陸:会心DMG/追加HP ②素早さ:128以上(以下も可) |
「季」のステータス
覚醒前 | 覚醒後 | |
---|---|---|
攻撃 | (156) | (169) |
HP | (939) | (1,046) |
防御 | (68) | (74) |
速さ | (108) | (118) |
会心率 | (0%) | (0%) |
会心ダメージ | 150% | 150% |
覚醒後レベル40のステータス
ステータス | ||
---|---|---|
攻撃 | 3,564 | |
HP | 11,165 | |
防御 | 437 | |
速さ | 118 | |
会心率 | 0% | |
会心ダメージ | 150% |
「季」の覚醒素材
素材 | 個数 |
---|---|
業火·中 |
8 |
業火·大 |
16 |
天雷·中 |
8 |
天雷·大 |
16 |
「季」と相性が良い&対策式神
季と相性が良い式神
式神 | 理由 |
---|---|
禅心雲外鏡 |
HP減少により、スキル3の追撃数を増やせる。墓守りの場合は火力アップも可能。 |
鬼王酒呑童子 |
HP減少でさらに火力と耐久力がアップし、スキル3の追加攻撃回数も増える。 |
本真三尾の狐 |
追撃に反応して季霊も攻撃し、季霊の攻撃により追撃が発動することもできる。 |
天照 |
天煌により、さらに耐久力を上げることができる。 |
イザナミ |
耐久力アップと防御無視に加え、HP50%減少により、さらに火力と耐久力のアップが可能。 |
須佐之男 |
天威により季霊のターゲットを実質指定することができる。季がデバフ御魂であれば行動前にデバフ付与可能。 |
不見岳 |
攻撃力アップやデバフ駆除に加え、非会心ダメージの火力もアップ可能。 |
鎌鼬 |
再行動によりスキルを連続して発動可能。 |
妖琴師 |
妖琴師2体で再行動を繰り返しているだけで敵にダメージを与えることができる。 |
季の対策になる式神&御魂
式神 | 理由 |
---|---|
尋森シシオ |
絡みつくで季霊のダメージを無効化できる。 |
犬神 |
季霊の攻撃に反応して連続で反撃可能。 |
季 |
季はHPが減少しやすいので季霊のターゲットになりやすく、デバフ御魂で制御しやすい。 |
縛骨清姫 |
蛇霊によりHP減少時の火力をダウンでき、タイミング次第では蛇霊の攻撃で四季の巡りを解除可能 |
帝釈天 |
操作して四季スキルを発動させない。 |
雲外鏡 |
パッシブ御魂封印やデバフ御魂を鏡護で駆除しつつゲージアップ。 |
聆海金魚姫 |
非会心ダメージをダウン可能。 |
御明かし |
拘魂状態にして行動不能にし、スキル使用を阻止できる。 |
鏡姫 |
四季の巡りで守られる場合もあるが、季霊のダメージで自滅を誘うことができる。 |
ゲージ操作系や制御効果でスキルを阻止
季は、前回と異なる季節を発動しなければ時の息吹を発動できず、さらに制御効果を受けているとスキルを発動できないので季霊も付与できなくなる。そのため、ゲージ操作系式神や日女巳時、制御効果を付与できればアドバンテージを取れる。
「季」のオススメパーティ
パーティ例1
陰陽師/式神/順番 | 役割 | スキル/御魂/ポイント |
---|---|---|
神楽 (6速) |
||
・味方の被ダメージダウン ・味方単体を再行動 ・唐傘は延命でも可 ・安倍晴明や八百比丘尼でも可 |
||
面霊気 (1速) |
×4 + HP/防御×2 | |
②素早さ ④自由 ⑥自由 ・味方の行動ゲージアップ ・敵に間接ダメージ ・御魂はバラ最速でも可 ・SP/SSR閻魔や一目連等でも可 |
||
流光追月神 (2~3速) |
×4 + 防御/HP×2 | |
②素早さ ④HP ⑥HP/防御 ・鬼火ゲージを加速 ・味方の攻撃力と素早さアップ ・鬼火除去に強い ・敵の鬼火ゲージ増加阻止 ・招き猫/薙魂/共潜/火霊等でも可 |
||
鬼王酒呑童子 (2~3速) |
|
×4 + 防御/HP×2 |
②素早さ ④HP/攻撃 ⑥HP/攻撃/防御 ・制御効果免疫 ・敵の行動ゲージ40%ダウン&バフ解除 ・鬼王の姿で味方火力アップ ・HP30%以下味方デバフ解除 ・招き猫/薙魂/玉樹等でも可 |
||
禅心雲外鏡 (4速) |
|
×4 + 抵抗×2 |
②素早さ ④抵抗 ⑥HP ・デバフ/効果/印を1ターン短縮 ・味方全体のHPを均一化 ・HP50%分バリア/恢復/素早さバフ ・味方全体の効果抵抗アップ |
||
季 (5速) |
|
×4 + 攻撃×2 |
②素早さ ④攻撃 ⑥会心DMG ・会心不要 ・状況に応じた季節の切り替え └基本的には秋がおすすめ ・ワンパン以外は実質無敵 ・季霊がターン外で攻撃 ・敵全体に3回攻撃+α&季霊追撃 |
パーティ例2
陰陽師/式神/順番 | 役割 | スキル/御魂/ポイント |
---|---|---|
安倍晴明 (6速) |
||
・厄介な敵を縛る ・味方をバリアで守る ・神楽や八百比丘尼でも可 |
||
大夜摩天閻魔 (1速) |
バラ最速 | |
②素早さ ④命中 ⑥HP/防御 ・敵単体を変化 └未変化の場合は閻魔の目1重追加 ・全体に閻魔の目を付与 └3重付与でCD増加 ・輪廻の薄消費か戦闘不能で無消費スキル3 ・招き猫や火霊でも可 |
||
千姫 (2速) |
|
×4 + 攻撃/HP/会心×2 |
②素早さ ④攻撃/HP ⑥攻撃/HP/会心 ・鬼火&火力補助 ・鬼火3点除去&上級凍結 ・敵ターン終了時ゲージ10%アップ ・後半は高火力全体攻撃 ・御魂は素早さ重視 |
||
鬼王酒呑童子 (3~4速) |
|
×4 + 攻撃/HP/防御×2 |
②素早さ ④攻撃/HP ⑥攻撃/HP ・制御効果免疫 ・敵の行動ゲージ40%ダウン ・鬼王の姿で味方火力アップ ・HP30%以下味方デバフ解除 |
||
初翎山風 (3~4速) |
|
×4 + 攻撃/HP/防御×2 |
②素早さ ④攻撃/HP ⑥攻撃/HP ・パッシブで3種類のスキル使い分け ・高火力4回攻撃 ・制御効果駆除或いは消える時ゲージアップ ・敵HP減少するたびダメージアップ |
||
季 (5速) |
|
×4 + 命中/防御×2 |
②素早さ ④命中 ⑥会心DMG/HP/防御 ・会心不要 ・状況に応じた季節の切り替え └基本的には夏がおすすめ ・ワンパン以外は実質無敵 ・季霊がターン外で攻撃 ・敵全体に3回攻撃+α&季霊追撃 ・鍾霊や雪幽魂でも可 |
パーティ例3
陰陽師/式神/順番 | 役割 | スキル/御魂/ポイント |
---|---|---|
安倍晴明 (6速) |
||
・厄介な敵を縛る ・味方をバリアで守る ・神楽や八百比丘尼でも可 |
||
閻魔 (1速) |
×4 + 命中/HP×2 | |
②素早さ ④命中 ⑥HP ・敵に変幻&沈黙を付与 ・御魂はバラ最速でも可 ・敵によって別の式神に変更 |
||
鬼王酒呑童子 (2速) |
|
×4 + 攻撃/HP/防御×2 |
②素早さ ④攻撃/HP ⑥攻撃/HP ・制御効果免疫 ・敵の行動ゲージ40%ダウン ・鬼王の姿で味方火力アップ ・HP30%以下味方デバフ解除 |
||
因幡かぐや姫 (3速) |
×4 + 防御/HP×2 | |
②素早さ ④HP ⑥会心DMG ・祈念の力で鬼火補助 ・味方の会心DMG&効果抵抗アップ ・全体攻撃+祈念の力数に応じて追加効果 |
||
一目連 (4速) |
|
×4 + 会心×2 |
②素早さ ④HP ⑥会心DMG/会心 ・味方全体をバリアで守る └攻撃力&効果抵抗アップ&回復 ・単体にバリア付与で反撃&ゲージダウン |
||
季 (5速) |
|
×4 + 攻撃×2 |
②素早さ ④攻撃 ⑥会心DMG ・会心不要 ・状況に応じた季節の切り替え └基本的には秋がおすすめ ・ワンパン以外は実質無敵 ・季霊がターン外で攻撃 ・敵全体に3回攻撃+α&季霊追撃 |
パーティ例4
陰陽師/式神/順番 | 役割 | スキル/御魂/ポイント |
---|---|---|
神楽 (4~6速) |
||
・味方の被ダメージダウン ・味方を再行動 ・晴明や八百比丘尼でも可 |
||
白蔵主 (1速) |
×4 + 自由×2 | |
②素早さ ④自由 ⑥会心DMG ・通常攻撃で食霊が協戦 ・味方全体のダメージ軽減 ・味方単体のダメージ身代わり ・PT内で一番会心DMG高く ・素早さ出来る限り速く |
||
不知火 (2速) |
|
×4 + 自由×2 |
②素早さ ④自由 ⑥自由 ・味方の通常攻撃を2回 ・1回蘇生できる ・離別後は全体攻撃&追撃 ・素早さ出来る限り速く |
||
須佐之男 (3速) |
×4 + 会心×2 | |
②攻撃 ④攻撃 ⑥会心DMG/会心 ・単体6回攻撃 ・味方ターンで御魂無視攻撃 ・敵撃破で雷塚に変化 ・網切や日女巳時でも可 ・素早さ128以上 |
||
季 (4~6速) |
|
×4 + 命中/防御×2 |
②自由 ④命中 ⑥会心DMG/自由 ・会心不要 ・状況に応じた季節の切り替え └基本的には夏がおすすめ ・ワンパン以外は実質無敵 ・季霊がターン外で攻撃 ・敵全体に3回攻撃+α&季霊追撃 ・鍾霊や雪幽魂でも可 |
||
食霊 (4~6速) |
|
×4 + 会心×2 |
②攻撃 ④攻撃 ⑥会心DMG/会心 ・白蔵主の通常攻撃に協戦 ・味方のターン外ダメージアップ ・味方回復&追撃 |
パーティ例5
陰陽師 | ||||
---|---|---|---|---|
|
||||
式神(左から行動順) | ||||
自由枠×3 |
式神/行動順 | 御魂/ポイント |
---|---|
季 | 【効果指標】与ダメージ 【会心率】不要②素早さ ④攻撃 ⑥会心DMG ・化鯨(招き猫/蛤の精等)でも可 |
神楽 | - |
本真三尾の狐 | 【効果指標】与ダメージ 【会心率】100% 【素早さ】128前後②④攻撃 ⑥会心DMG/会心 |
自由枠×3 | 【候補式神】 ・流光追月神 ・願紡縁結神 ・鬼王酒呑童子 ・縛骨清姫 ・禅心雲外鏡 ・大夜摩天閻魔 ・須佐之男 ・千姫 ・不知火 ・食霊 ・閻魔 ・化鯨など |
パーティ例6(オート可)
陰陽師 | ||||
---|---|---|---|---|
|
||||
式神(左から行動順) | ||||
バラ |
式神/行動順 | 御魂/ポイント |
---|---|
面霊気 (1速) |
【効果指標】素早さ②素早さ ④⑥自由 |
流光追月神 (2速) |
【効果指標】素早さ/HP 【素早さ】210以上②素早さ ④⑥HP |
イザナミ (3速) |
【効果指標】効果命中 【素早さ】210以上②素早さ ④命中 ⑥HP |
言霊 (4速) |
【効果指標】効果命中 【素早さ】210以上②素早さ ④命中 ⑥HP |
季 (5速) |
【効果指標】与ダメージ 【会心率】不要②素早さ ④攻撃 ⑥会心DMG |
神楽 (6速) |
・安倍晴明でも可 |
「季」の伝記(ネタバレ注意!)
伝記一
四季という概念は、暴食の悪神によって喰らい尽くされた後、新たに神としての生を授けられた。 これは、世間の子供たちの間で伝わっている神話の一部であり――私が誕生した、起源の話でもある。 新たな生を受けたあの日。朝のそよ風が頬を撫でた感触は、四季という概念でしかなかったはずの私が、肉体を得たことを教えてくれていた。 でも、この転生は盛大に祝われることも、誰かに悲しまれることもなかった――聴こえるのは、耳元で響く母神の唸り声だけだった。 「我が娘、カヤノヒメよ。四季が失われた世界では、朝に鳥たちのさえずりも聴こえず、希望を孕む種も芽生えなくなってしまった。しかし、これからはあなたが四季の役目を果たすのだ。十ヶ月に一度、季節を巡らせなさい」 無知だった私は荒れ果てた大地を見渡した。そこには、どの季節の風景にも属さない、死の気配に満ちた静寂だけが蔓延っていた。 暴食の悪神・野椎神(のづちのかみ)は、私を産んだ母神であり、四季を食らった張本人でもあった。 私は「四季を生み出す力」と、母神に授けられた「四季を喰らう力」を併せ持っている。 言うなれば豊穣を司る神であり――収穫を奪い取る、罪人でもある。 いつからか四季が巡るこの大地は、悪神の空腹を満たすためだけに存在する農場となってしまった。豊穣と縁のない命は、食卓の上を這う虫も同然だった。 私が初めて春の季節を生み出した時は、色鮮やかに舞い散る花びらや、木々の上で囀る小鳥たちに、ありったけの想いを込められたという自負があった。 けれどその後、母神の命令により、ただひたすら春のすべてを喰らいながら、大地を練り歩き続けることになった。 私が訪れた地では、草花が枯れ、動物が飢え、妖が群れをなした。こうして、天と地は春の生気を失っていく。 大事に育てた桜の林も、私がひとたび触れるだけで枯れてしまった。春に呼ばれた燕たちも、目が合っただけで逃げてしまう。そして愛する「カレハ」たちは、私に刃を向けてくるようになった…… 悲しむ私は母神に尋ねた。なぜカレハたちの四季を奪い、飢えと苦しみをお与えになるのか、と。 母神は、悠然と答えた。 「最初から四季は、彼らのものではないのだ。なのになぜ私が、奪ったと言われねばならぬのだ?」 ある雨の日に、「カレハ」たちが暮らす街を通りかかった時。半ば餓鬼と化していた子供が、「神の実」を食べようとしていたのを見過ごせなかった私は、代わりに害のない食べ物をあげようとした。 けれど次の瞬間、私は衛兵たちに囲まれていた。状況を理解できない私めがけて、矢の雨が降り注ぐ。その矢の勢いは、吹きつける風雨よりも激しかった。 そんな目に遭ってもまだ、私の背中の神格の象徴「四季樹」は無傷だった。けれど私の心は、ぼろぼろに傷ついていた。 私はさっきの子供を抱き寄せた。その子が世界のすべてに絶望しながら息絶えるまで、ただ見守ることしかできなかった。 悲しみのあまり、花びらが私の傷口から次々に飛び出し、周囲の荒れ地に散っていった。 母上、四季は確かに人間のものではない。けれど人間には、世界中の命には、四季がもたらす豊穣を分かち合う資格があるはずよ。 私が生まれるよりも遥か昔に、四季は既にこの世にあった。 だから母上、私の選択を許して。私はこの世界に、耀く四季を届けたいの。 |
伝記一開放条件
条件 | 報酬 | |
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季をレベル40にする |
×5,000 |
伝記二
母上は言っていた。彼女がこの世に降り立った時、ある存在を模して「カレハ」たちを生み出したと。そして、幾星霜の時を経て、その「カレハ」たちの手によって、今の惜春の国が築き上げられた。 豊かな世界を見て大変喜んだ母上は、万物を喰らい始めた。やがて、この地にとって最も大切な四季までもが、母上に喰らい尽くされてしまった。 けれど、四季の秘めた力はあまりにも膨大で、満腹になった母上は三年間の眠りに落ち――私を産み落とすことになった。 もうこれ以上眠りたくないと考えた母上は、私に四季を食らう神格と力を授け、季節の移り変わりを三か月間から十か月間に引き延ばした。これによって、四季の力を抑え込もうとした。 濁流の畔に座り、遠くに広がる秋の景色を見渡す私の頭にふと、ある考えがよぎった。 もし世界が昔のように三ヶ月ごとに季節を変えるのならば、巡る四季の力に耐えられず、母は再び眠りにつくのではないか?と…… だからこそ、母は四季の移り変わりを十ヶ月に引き延ばしたのだ。……だとすれば、それを実行するのは、四季を司る私にとっては簡単なことだった…… そうするには、自分を殺しさえすればいい。……そうすれば、あと三ヶ月続くはずの秋を殺して、いますぐ終わらせられる…… そう……自分を殺せば……自分を、殺す…… ……ど……どうして体が震えるの?どうして、涙が溢れて、止まらない、の……? そっか……自分を殺すなんて、簡単に言葉にできても……決して、簡単に行動できることじゃないんだ。私は……弱虫ね…… 死んだら、二度と生き返らないかもしれない……私が死んでも、四季は元に戻らない可能性だってある……なにより人々の心は、もうすでに何があっても立ち直れないかもしれないのに…… 幾たびもの自問自答の果てに――私は考えるのをやめ、背中に生えていた四季樹の枝を折った。そして、持っていたススキの刃をその枝に突き立て、目の前の川に流した。この刃が、「カレハ」たちが住む街に流れるよう祈りを込めて…… ススキの刃は、私が生まれてから肌身離さずに持っていたものだった。この世で唯一、私の神格を破壊でき、私と野椎神とのつながりを断ち切れる刃―― こうして弱虫な私は、密かに私を殺す方法を「カレハ」たちへと伝えたのだった。自分の運命と選択を、私を憎む「カレハ」たちに委ねた。 それは、四季が奪われ、あらゆる種が芽生えなくなった世界に――未来を変える可能性を秘めた種が撒かれた瞬間だった。 |
伝記二開放条件
条件 | 報酬 | |
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季のスキルレベルを12回上げる | 季の欠片 ×10 |
伝記三
長い、長い時が流れ――灯のような輝きを瞳に宿した少年が、かつて私が川に流したススキの刃を、私の胸に突き刺した。 瞬時に私の神格は砕け散り、春の息吹が私の体を迸って、冬の朝を塗り替えていく。 狙い通り、冬は死に、母神は眠りに落ち、そして春が訪れた。 私が春として蘇った瞬間――これまでの記憶は消え失せ、儚く空しい気持ちが胸を満たし……見慣れたはずの日差しでさえ、見知らぬものに感じられた。 私を殺した少年が、手を差し伸べてくる。私は手を伸ばし、彼に触れる。温かい手のひら――春の日差しより、ずっと温かい。その瞬間ふと、私は生涯で初めて、春をまっすぐに感じ取れたのかもしれない、と思う。 「僕の名は、燕。春の季語から取った名前だ。君が名前を思い出すまでは……季(しき)と、呼んでもいいか?」 燕の夢は、飢えと絶望のない、豊かな世界を創ることだった。私も本来あるべき四季の姿を、人間に返したいと願い続けてきた。 だから私たちは桜の木の下で、共に理想の世界を創ることを誓い合い――緑豊かなこの地を、「燕見山(えんけんざん)」と名付けることにした。 自分の命と引き換えに、四季を「カレハ」たちに返そうと思っていたはずなのに。燕の優しさのおかげで、こんな私でも四季の喜びを分かち合えるなんて。 夢みたいな日々が、半年だけ続いた。ある日、眠りから覚めた母神が私を呼び起こし、自分が悪神の子であるという現実を、再び突きつけられるまでは…… 世界は再び絶望で満たされ、餓鬼と化した「カレハ」たちが燕見山になだれ込み、略奪を繰り広げるようになった。私を守ろうとした燕は、野椎神と「カレハ」たちに追い詰められ……命を落とすことになった。皮肉にも、私との出会いの証であるススキの刃に、貫かれて…… あまりに、悲惨な最後だった。 私の目の前に母神が姿を現し、私を抱き寄せて、呟いた。 「我が娘・カヤノヒメよ。お前の愛は「カレハ」ごときに向けるべきものなどではない。この世の不毛な在り様をつくり出したのは我々ではないのだ。遥か昔に心を枯らしたのは、彼らの性のせいなのだ」 燕の血が山頂から、菜の花畑へ向かって流れ落ちていく。風が吹き、タンポポの種が空へ舞い上がる。さっきまで勇み立っていた「カレハ」たちが、母神を一目見るなり武器を捨てて逃げていく。 私は、生まれた日の出来事を思い出していた。母神は今みたいに私を抱きしめたまま、暗闇の中で同じように私に語りかけていた。一つだけ違うのは、希望の象徴であるタンポポの種が、宙を舞っていることだけだった。 その時。私の心は初めて、母神の支配の外側へと飛び立った。――もしかしたら、宙を舞う真白なタンポポの種子が、私に勇気をくれたのかもしれない。 「母上、ごめんなさい。私の名前は季。カヤノヒメなんかじゃない」 私は燕の胸からススキの刃を引き抜き、自らの神格を目掛けて突き刺した。 あっけにとられた母神は、その様子を呆然と見ているだけだった。春の景色が一気に巡り、季節は夏に変わった。その勢いは止まることなく、すぐに秋が訪れ、そして冬が訪れた…… 私は死ぬと同時に、次の季節となって生まれ変わり、繰り返される生と死によって、凄まじい速さで四季が移り変わっていった。 「なんということだ。神たるお前が、ひとりの人間ごときのために、こんな、こんな……!!」 私は彼女の言葉を否定するように、首を横に振った。果てしない眠りに落ちていく彼女へ、私は最後の言葉を贈る。 「いいえ、母上――あなたは四季を喰らって私を産み落とす前から、カレハたちの心は既に枯れていたと、そう言ったよね」 「でも、私がこの目で見た世界は違った。四季が巡らなくなったとしても、この世界では不屈の種が、痩せた大地から新たに芽吹いてくる」 「だから私は、燕が灯した希望の光に未練を感じたりはしない。いま私は、四季が人の手に戻る瞬間が見たいの!抗う人々たちが思い描いた四季の風景が、新たな時代の幕を開くから!」 母神は、私の言葉を理解できないまま眠りに落ちていく。私の体から花びらが吹き出し、大地の果てまで舞い散っていく。私は最後の力を振り絞って、燕を飲み込んだ。 かつて母神によって四季が喰らい尽くされ、私が生まれたのと同じように――神殺しの「燕」を喰らい、彼の役目を果たす存在、「季守」を生み出そう。 母神から受け継いだ力が、まさか新世界の誕生の鍵になるなんて。 「「カレハ」たちよ。今より私が、この世界の四季となる」 「季守は私の守護者であると同時に――私を殺し、四季を巡らせるための、唯一の存在でもある」 「あなたたちの役目は、三か月に一度、季節が移り変わるように歴代の季守に役目を遂げさせること。そして決して、悪神を眠りから醒めさせないように」 「三者の力を合わせ、この惜春の国の四季と豊穣を、守って……」 これが、「カレハ」たちへ告げた「四季の契り」の由来――そして、物語の結末でもある。 私は――死と生の輪廻に身をゆだね、草枯れと芽吹きを繰り返すムクゲのように、全てを忘却し、純粋な「四季の器」としての存在になった。 こうして、豊穣の世界――豊かな人間たちの時代が、惜春の国に訪れた。 ……ただ、燕のいない孤独な世界では、私の心にはもう二度と季節が巡ることはないのだけれど。 |
伝記三開放条件
条件 | 報酬 | |
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闘技または模擬戦で、「四季の葬儀」を発動し勝利する |
×10 |
「季」の紹介
暴食の悪神「野椎神」が四季を吞み込んだ後に誕生した神。
四季そのものの意識と化身。
悪神の神格とは二位一体の存在だが、一番優しい心、一番美しい心、一番慈悲深い心を持っている。
季は春惜の国の春夏秋冬と生死を共にしている。
彼女が亡くなるたび、季節は消え去る。そして彼女は新しい季節と共に蘇る。
奪われた四季を取り戻すべく、彼女は生涯悪神に抗い続けている。全ては四季が巡り、人々を飢饉の憂いから解放される時代を迎えるために。
悪神はいつも家族のように彼女を大切にしてきたが、彼女は授けられた「鹿尾野姫」という名前を思い出したくなかった。
なぜなら、「季」こそは、彼女がまだ誕生していない過去に、絢爛たる現在相応しい言葉だから。
陰陽師「式神図鑑」より
「季」のセリフ一覧
※編集中
「季」のイラスト
覚醒前 |
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覚醒後 |
染(商店) |
イラスト1 |
イラスト2 |
イラスト3 |
イラスト4 |
「季」のストーリー
追憶絵巻
去る四季 |
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これから、あなたはこの世界が誕生したばかりの頃の歴史を見届ける。 世界が誕生する理由など誰にも分からない。でも、こんな童歌がある。先祖達は「神樹」から荒れ果てた大地に向かい、僅か百年で豊穣な土地を作り上げた。 彼らは春に花の種を拾い集め、夏に魚を捕り、秋に大地を旅し、冬に詩歌を書き記す。 例え閑散とした世界でも、四季は彼らの楽土と慰めにはなる。 人々はこの国を「春惜の国」と呼び、四季が誕生する国として讃える。 しかし、誰も知らないこのよく肥えた大地は、実は悪神の饗宴にすぎない…… 「暴食の罪に、罰として飢饉を与え、荒れ地に封じ込める。汝の欲望は決して満足することはない!」 千年前、天照大神は罰を下し、暴食の悪神……野椎神を荒れ地に封印した。 野椎神は万物を食らうことを楽しんでいる。彼女は満腹になるまで食べると眠りにつき、目覚めると食べたものを妖怪として産み落とす。 彼女はかつて稲の畑に巣食い、三日三晩も食べ続け、やがて稲妖を産み落とした。 彼女は以前黄昏を包み込み、三ヶ月の間眠り続けた末、霞鬼を産み落とした。 しかし一番美味しい食べ物と言ったら、やはり人の世にいる人間に勝るものはない。人を食らうたび、彼女は一枚一枚葉を生やす。悪神の美しい見た目の樹冠は、生い茂る人々の墓場なり。 しかし今は、ひどく痩せた荒れ地に捨てられた野椎神は飢饉に苛まれ、慰みを得ることすら叶わない。 数年後、彼女の葉はほとんど枯れ果てた。自我が消えかける彼女の意識と共に衰え、やがて大地を覆い尽くす枯れ葉となった… しかし数ヶ月過ぎると、黄色の枯れ葉はざわざわと音を立て始めた。これは荒れ果てた地にはなかった命の声だった。 「美味しそう…」 野椎神は見た。枯れ葉は人間に似た何かに生まれ変わり、根無し草のようにひどく痩せた大地の隅々へと旅立つ。 彼らは人間ではないが、生まれながら喜怒哀楽を持っている。野椎神が以前見た人間に限りなく似ており、それに気づいた彼女は欣喜を禁じえない。 「愛しい人間よ、私は片時もあなた達のことを忘れない……我が一番の珍味……」 「人は生まれる時から善を備えている。善は我が食欲を満たし、人は生まれる時から悪をなす、悪は我が愉悦の源となる……まさかこの地では、汝らは人間の代わりになって、私の最高の遊び道具になってくれる。」 野椎神は新しく誕生した命に「カレハ」と名付けた。そして彼らの記憶を食らったあと、自分の存在を隠した。 そして、悪神は静かな大樹になりすまし、気長に豊穣の日が訪れるのを待っていた。 百年後、四季の恵みを受ける数世代のカレハの努力は報われ、大地を切り開く彼らは春惜の国の盛世という「善果」を作り上げた。 しかし同時に、衣食に困らない世の中には争い、怠慢の心といった「悪果」が生まれた。 豊穣の時が訪れたと欣喜雀躍する野椎神は大地に根を下ろし、枝葉で空を覆い尽くした。こうして彼女は饗宴を始めた。 彼女はいつも通り稲の畑に巣食い、黄昏を包み込む。そして暴食の象徴たる神の実を撒き散らし、それを食べる命に暴食の罪を根付かせる。 世界の景色や色彩を食らい尽くしたあと、やがて彼女は世に繁栄をもたらす源……最も美味しい「四季」をも食らった。 四季の力を喰らい尽くした野椎神は三年もの間眠り続けた。不足のない饗宴だったが、目覚めた彼女は荒れ果てる世界を目にし、虚しいと感じた。 「四季が存在しない国では、我が草原として続けるのか。もし四季が私のために存在するのなら、このまま永遠に食っていける……」 そんなことを模索する野椎神は、四季を喰らい尽くしたあと誕生した少女を見つめる。 少女は四季の美しさを兼ね備えていて、四季の生命力や希望が宿っている。万物だけでなく、悪神も思わず彼女を可愛がる。 その時、悪神は奇天烈な企みを思いついた。 「我が娘カヤノヒメよ」、野椎神は少女に自分と同格の神名を授け、彼女を優しく呼び起こした。 「四季が失われた世界では、朝に鳥たちのさえずりも聴こえず、希望を孕む種も芽生えなくなってしまった。しかし、これからはあなたが四季の役目を果たすのだ。十ヶ月に一度、季節を巡らせなさい。」 言い終えると、悪神は自分の神格を二つに分かち、四季を呑み込む権能を四季を創り出す子神に分け与えた。 最後に、悪神は腹を切り裂いて刃を鍛え上げ、子神にこの世で最も鋭いススキの刃を授けた。 こうして、悪神と一心同体の存在の新しい神が誕生した。 幼いカヤノヒメは創造と破滅の冠をかぶり、裏に隠れる野椎神の代わりに世界に舞い降り、四季を育み、そして刈り取る者となった。 彼女は新生する時に春の種を蒔く、そして大地を練り歩く。彼女が出現する場所は荒れ果て、植物は衰え、全ての命は飢饉や寒波に見舞われる。 彼女は摘み取った力を母神に送り、そして母神が満腹になって眠りにつかないように、十ヶ月の時をかけて一つの季節を喰らい尽くす。そして今の季節の力を全て喰らい尽くすと、彼女は次の季節の種を蒔く…… その行為を繰り返す悪神の親子は、四季を食い物にしている。 これにて、悪神の永遠に枯れない地獄は、ついに完成した。 |
雪の別れ |
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黎明の歌が聞こえなくなってからどれだけの時間が経ったのだろう。 四季の消えた国にとって、月日はもはや意味を持たず、繁栄も儚い泡沫にすぎない。 無数の日の夜、人々は耕作を試し続けたが、種は芽生えない。人々は祈ってみたが、世界は答えてくれない。 貴族は全ては悪神である何よりも美しい修羅よりも残酷なカヤノヒメの討伐するため、「対神寮」を立ち上げた。 しかし、刀に傷つけられようとも、火に焼かれようとも、例え満身創痍になっても、カヤノヒメは決して止まらない、決して四季を喰らい尽くすことをやめない。 彼女は命乞いせず、反撃しない。沈黙を貫く彼女は慈悲深い目を持っている。傷口から零れ落ちる四色の花は大地を全て覆い隠した。 日が経つと、人々は討伐を諦めた。 しかし、カヤノヒメが通りかかると、荒れ果てる大地には神の実しか残らない。それは一時しのぎの毒だと知っていたが、欲望を抑えられない人々はやがて命取りの運命を選んだ。 「ああ、神の実はこんなにも甘いのか、飢える気持ちはこんなにも素敵だったのか、これは神の恵みだ、我々が万物を独占する思惑への褒美だ!」 神の実に夢中になる人々は理性を失い、食欲に身を任せ、享楽にふける。飢え死になった者もいれば、餓鬼となって災いをもたらす者もいた。 春惜の国は欲望を抑えつけ、他人と助け合わねば生き残れない国となった。しかし罪に手を染めたカレハはより一層利己的に生き、争い合った。春惜の国を立ち上げた初心を忘れていない者は極わずかしかいない。 悪念に囚われる貴族は高い壁を作り、民から食料を搾り取った。悪神に対抗するはずの「対神寮」はいつの間にか餓鬼や反抗者を鎮圧する組織となってしまった。 暴食、それはもともと神が世界を自分の支配下に置く権能だったが、人にとって、それは大罪だった。 そして大罪は、悪神でも作ることのできない地獄をもたらした。 十年目の偽りの冬、カヤノヒメはいつも通り冬を喰らい尽くす旅を始めた。 しかし、旅が始まってからすぐ、国境の近くの崖を通りかかった時、鳴りを潜めたはずの「対神寮」はカヤノヒメを囲んだ。 先頭に立つ少年は鋭い眼差し持っている。彼は草で鍛え上げた刃を持って凛として悪神に立ち向かう。 「よかった……」 刃を見つめる悪神の少女は、なぜか笑顔を見せた。それはカレハが一度も見たことのない、悪神の期待だった。 カヤノヒメが反応を見せるのを待たず、少年は素早く前に出て、草の刃で彼女の背中にある四季の木を貫いた。そして一瞬にして、木に咲く花は消え去った。 「やった!ススキの刃は悪神を倒せるんだ!」 人々の中から風や雪の音をも遮るほどの喜びに満ちた声が聞こえた。 神格が傷ついたカヤノヒメは倒れ込んだ。彼女の手は震え続け、零れる涙は高潔な梅の花を濡らした。 そう、悪神の少女は罪償いを望んでいる。だが同時に死を恐れている。 複雑な感情を抱えるカヤノヒメは、やがて足掻いて人々から逃げる道を選んだ。 彼女は底の見えない谷の中に飛び込んだ。一方、勇敢な少年は吹雪の中で一人で彼女を追いかけていた。 いくつかの山を越えたあと、吹雪は止み、追走も終わった。最後に、息も絶え絶えになったカヤノヒメは寂しい谷底に倒れ、背中の四季の木も衰えた。 息を切らす少年がカヤノヒメにとどめを刺そうとした時、彼女の体から流れる「血」には春桜が咲いた。広がり続ける桜はやがてしもやけになった彼の足も包み込んだ。 それはカヤノヒメが死を迎える前の最後の抱擁のように、朝日とは違う暖かさが宿っている。 「よかった……今日は、立春のはずだったね。」そんな遺言を残したカヤノヒメは、少年には理解できない複雑な笑みを湛える。 カヤノヒメの死と共に、四季の木は同時に枯れた。 冬の十分過ぎる力は悪神の体の中に流れ込み、野椎神は誰も知らない隅っこで再び眠りについた。 こうして、世界の冬は死んだ…… この時、ススキの刃は彼女の背中にある四季の木によく似ていることに少年はようやく気づいた。 降り注ぐ雪と彼の足元で咲く花もよく似ている。 そのあと、春は密に誕生した。 |
四季の少女 |
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黎明は二人しかいない谷底を照らした。少年は驚いた事に初春がやってきたと気づかされた。 隣には死んだはずカヤノヒメは蘇り、その後ろには淡色の四季の木が花を咲かせている。 「悪神」が蘇ったのに気づいた少年は、慌ててススキの刃を手にした。 しかしその時、一羽の燕はうぶなカヤノヒメの手に飛んできた。 「これはなに?」びっくりしたカヤノヒメは慌てて手を引っ込めた。 動揺している少年は答えた。「なにって、これは燕だよ。」 「あっ、春がきたんだね!」 言い終わると、彼女は指を木の枝に変えて、燕が巣を作るのを手伝った。 蘇ったカヤノヒメは別人になったように、飢饉をもたらす悪神と言うより、むしろ繁栄をもたらす善神と言うべきだ。 しばし思案にふけった少年は、恨みや迷いが入り混じる声を発した。 「悪神め……お前は自分の罪を忘れたか?」 カヤノヒメは不思議そうに少年を見つめている。透き通った目には春の日差しが映っている。 怒りに震える少年は拳を握りしめてからまた手を開いた。何度も考えを改めたあと、彼は真相はさらに複雑な気がして、ゆっくりとススキの刃を下ろした。 「やめとこう。」 「僕の名は燕、春の季語から取った名前だ。君が名前を思い出すまでは、季と呼んでもいいか?」 カヤノヒメは嬉しそうに頷いた。まるで、四季はようやく自分の名前を取り戻したようだった。 二人は入り込んでいる谷底に閉じ込められてから数日が経った。季は桃や李を育てて、当初警戒してた燕は少しずつ気を許してくれた。 ある夜、ここから脱出することはできず、外からも音沙汰がないと気づいたあと、篝火の隣で季が育てた桃を受け取り、燕は思わず昔のことを語り始めた。 「義父は僕に言ってた、悪神は飢餓をもたらす根源。君には悪神に抗う者になって欲しい。」 「しかし大凶作の年、ただ三十斤の蕎麦のため、あろうことか彼は僕を貴族に売ったんだ。」 それを口にした瞬間、燕は涙にむせんだ。 「大凶作の年、貴族は高い壁を作り、民から食料を搾り取り、餓鬼に成り下がった人間を狩っている。ひいては神の実を楽しみ、享楽にふける者も現れた。神の実と呼ばれる毒を食べるぐらいなら、僕はむしろ死んだほうがましだと思う。」 「皮肉なことに、貴族に認めて僕は対神寮に入った。そして初めての任務は、餓鬼に成り下がった義父を狩ることだった。」 「だけど、僕は彼を見逃した。それは情けじゃないんだ。あの時の僕はまだ対神寮が討伐すべき目標は神であって、人じゃないと考えていたから。」 それを言い出したあと、ぼそぼそと雨の音が聞こえた。 それは春の初めての雨、春の憂いや慈悲が込められている。 雨が降り注ぐ墨色の空を見上げる季はこう言った。「じゃ燕さんは、最終的に悪神を倒したの?」 雨が季の頬を伝って零れるのを見た燕は俯いた。「分からない……」 「悪神がどこにいるかも分からない。このぼんやりとした雨のように、よく見えない、掴めない。もしかしたら、本当の悪神は罪に手を染めた人々の心の中にいるかも。」 そう言い終わると、世界は再び沈黙に包み込まれ、星屑の呼吸も聞こえなくなった。 そして雨が止んだ瞬間、季の髪を伝って零れる雨音は静寂を破った。 「燕さん、晴れたよ。もし人々の心もよく晴れていたら、悪神は姿を隠せなくなるの?」 |
繁栄の誓い |
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季は夢を見た。夢の中の彼女は何も見えない。でも彼女の意識は世界の隅々にも届いた。 彼女は春の桜、夏の太陽、秋の落ち楓、冬の椿、カレハは彼女に一番美しい言葉を与えた、その言葉は「四季」という。 目覚めたあと、季の周りからは春の息吹が溢れ出ている。春の息吹は虹色の透明の糸となり、黎明の日差しの中で夢幻の如く命の歌を紡いでいる。 春の息吹は大地の中に入り込んだ。すると大地には数多くの桜の林が出現し、春の息吹は空に溶け込んだ。すると空には飛び回るタンポポが現れた。 大地は登り、川は歌い、春風は隆起する谷底を囲い、眩しい光を降り注いでいる。 小さな丘に立つ燕は、聖なる創生の歌を見届けている。彼は魂が芽生えて、花が咲いた気がした。 「美しい……」 貴族に連れ去られた日、燕は泣かなかった。しかしこの時は、涙があふれていた。 「そうだ、これが春なんだ。」 「ん?燕さんは好きなの?」 燕は長い間ずっと忘れていた笑顔を取り戻した。 「燕さんは私に名前を与えてくれた。そのお礼として、ここの名前を「燕見山」にしましょう。」 燕見山は世の中で最も栄える一つとなり、ここはかつての一番美しい春惜の国のままだった。 時が経ち、谷の中の丘はますます高くなり、より多くの植物が生え、昔の谷は本当の山になった。 「季、僕には夢がある。この世の全ての大地を燕見山みたいに豊かにしたいんだ。」 あの日、山頂の四季の桜の木の下、燕は理想と誓いを立てた。 季は頷いて遥かなる大空を眺めてから、目を閉じて独り言をこぼした。 「いつの日か、谷は深淵から離れ、繁栄は荒野を追い出し、私は世界の全てを見届ける……」 燕は続いてこう言った。「その時、君は高い山頂にて、新世界を照らす光となる。君の足元に平伏す僕は、人々に四季の神の帰還を告げる。」 季は笑った、そして強い意志を示した。「その時、私は世界に告げる。幸せなときも、悲しいときも、四季は二度と消えない。」 |
花落ちる時 |
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春が誕生してから「六ヶ月」が経った。 世界としてはまだまだ若いだろうが、童話にしてはもう終焉を辿っている。 あの日、それはのんびりした午後だった。燕は四季の桜の木の下で休憩して、木陰はそんな彼と戯れていた。 しかし再び目を開ける時、真っ暗な空は予告なく彼から全ての実感を奪った。 空は黒い巨口になり、静かに、そして恐ろしい形相で世界の力を食らっていた。 燕見山の森は泣き、花畑は悲鳴を上げた。巨大な四季の桜の木は塵になって消え去って、罪深い神の実は雨後の筍のように現れた。 「季!」 燕は季を探したが、季はどこにも行ってない。彼女は四季の木だった灰燼の中にいる。周りの力は彼女の背中にある四季の木を通して、絶え間なく空にある深淵の中に送られていが。 「彼女は思い出させてくれた……燕さんが言ってた悪神、それは実は私のことだった。」 「彼女?悪神?」 燕はまだ言葉の意味を理解できないが、季の背中にある四季の木は急に枯れた。彼女は翼を折られた鳥のように地面に落ち、僅かに虫の息が残っていた。 そのあと、空を覆い尽くす巨口は満足したように低い咆哮を上げた。すると谷底には無数の蔓が生え、悪神は季の願いを聞いてくれたかのように、燕見山をまるごと引っこ抜いた。 予想外なことに、燕見山は深淵から離れ、世界を見下ろす高山になった。 春惜の国の人々は恐ろしい天変地異と存在が公になった桃源郷のような燕見山を見上げた。罪に手を染めた人々の心の中に潜んでいる無限の欲望は蠢き出した。 以前神の実を食べた人々は光を追い求める虫のように、狂ったように燕見山のほうへと走り出した。 麓には蟻の群れのような黒い何かがいるのを燕は見た。それは燕見山に集まっている餓鬼になりかける人々だった。 世の中にこんな噂がある。悪神カヤノヒメが通りかかる時、蝗害みたいな光景が見える。 悪神を討伐する時でもこんなことは起きなかったが、皮肉なことに、彼は今日そんな光景を見た。 恐ろしい形相で豊かな燕見山に侵入してきた人々は、食料を奪い合い、争い合っている。 燕は頑張って罪人達を止めてみた。しかし彼に答えるのは罵詈雑言だった。 「カレハの裏切り者め!お前が悪神を匿ったんだな!」 「燕!貴様は対神寮の恥だ!」 「彼女は悪神なんかじゃない!彼女は四季の神!この地を豊かにしたことが何よりの証……」 言葉を紡ぐ中、燕の激しい感情を込めた声は消え、恐ろしい空を見上げる彼は、季のことは何も分かっていないことに気づいた。 善悪や誓いは全部彼の一方的な願いにすぎない。 「だったら、彼女を捕えるんだ!貴様が彼女を利用して永遠の繁栄を築くんだ!」 狂った人々は問答無用に刃を抜き、燕と対峙している。 弱まりきった季は木に縛り付けられ、みんなの槍玉に挙げられる。 燕見山は悲鳴を上げる地獄のようにごった返しているが、燕の頭は真っ白だった。 地獄のような光景はどれだけ続いたか、一瞬かもしれない、もっと長い時間かもしれない。 しかし人々は燕からススキの刃を奪い、季に向かってそれを投げ捨てた瞬間、巨口は空に向かって咆哮を上げ、大地の中に潜り込んで四つの首と百の口を持つ巨木として現れた。 大地をも揺るがす力を前に、自惚れる人々はようやく動きを止めた。彼らは震え上がることすらできない。 彼らに唯一許される行動は、嘆きを漏らしながら、野椎神という名を持つ大罪が世に降臨するのを見上げることだけだった! |
墓の春 |
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「やはり世も末だった、私達が食わなくても荒れ果てている。」 目覚めた野椎神は季を目の前に連れてきて、人々の狂気を嘲笑っている。 「我が娘カヤノヒメ、残念だけどお前は全てを思い出した。カレハに踏みにじられる時の記憶を含んだ全ては忘れられないでしょう……」 季は僅かに目を開け、傷だらけの大地が目に映った。母神と人々に荒らされる燕見山は彼女が夢見る童話を容赦なく打ち砕いた。 燕が言ったように、本当の悪神は人々の心の中に潜んでいるから、照らせることも追い払うこともできない。 自分の犠牲は意味のないわがままかもしれない。 母神が定めた規則こそ、最高の秩序かもしれない。 「やはり、季は悪神じゃなかった。裏に隠れる黒幕はお前だったか……」 季が落ち込んでいる時、燕はススキの刃を手にして彼女の目の前から飛んでいき、ススキの刃を野椎神の額に刺し込んだ。 季は驚いて見上げ、涙ぐむ目には光が現れた。 「お前が食わなくても荒れ果てている……それは真実かもしれない。」燕はこう言った、「しかしいくら痩せた大地にも花が咲く、この世で好き勝手にするのが許せないんだ!」 「汝らは枯れ葉、神に文句を言うなどおこがましい!」 野椎神は巨手を利用してススキの刃を抜いた。迅雷のごとく燕の体を貫き、燕は大空から地面に落ちた。 全ての英雄は童話のように生きられるわけじゃない。現実はこのように残酷で、無力なものだった。 季は燕の名前を叫んだ。飛び出した彼女は、彼の隣まで駆けつけた。 彼女は慌てて様々な草花を作った。しかし塞がらない血は絶望の川のように彼女の目に映っていて、彼女には何もできない。 彼女は自分を葬るべく人に渡した呪いの刃が、最後に自分と共に世界を歌う人を葬ってしまうとは思いもよらなかった。 「あの日、対神寮はススキの刃を受け取った。城主は僕は神殺しをなせる希望と言ってくれた……でも君に出会った瞬間から、君は悪神なんかじゃないと気づいたんだ。」 虫の息だった燕はこう言った。「まだまだ幼い子供だった頃、世界はまだ四季を失っていない。それがどれだけ素敵な世界だったか言葉にはできない。でも僕は今見たんだ。それは燕見山で君と共に過ごした日々だった……」 言い終わると、燕の手から流れる鮮血は大地に滲んでいた。その上には花びらが漂い、眠る菜の花と一面に敷くタンポポは空に満ちる白い光となった。 全てを見届けた罪深い人々は、例えどんな残酷な人であっても思わず敬意を払う。 悪神を恐れる彼らの足は震え上がっている。それでも彼らは迷うことなくタンポポに手を差し伸べた。 季は彼らの言葉は聞こえないが、彼女は枯れたはず人々の心には新しい蕾が生まれてきたのを見た。その瞬間、無数の花は悲しみ、懺悔、敬意の中で同時に咲き誇り、遥かな空まで飛び上がった。 「燕さん……あなたは間違っていた。」季は涙をこぼしている。「人々の心の中に隠れているのは悪神じゃなくて、あなたのような種だった。」 そのあと、季は瀕死状態の燕を下ろし、悪神の前に立ちはだかった。 野椎神:「私の側に戻りなさい。我らの食卓に巣食う虫けらは消え去った。」 季は呟いた。「虫けら、私達だって同じじゃないか。」 季はススキの刃を取り、自分の心臓に刺し込んだ。その瞬間、たくさんの花が噴き出される。 それを見た野椎神は意表を突かれた。「なんということだ……神たるお前が、なぜカレハのためにそんなことを……」 季の口はかすかに動いた。風は彼女の言葉を運んできてくれた。「しっ、静かに、種は芽生えるわ。」 その直後、春夏秋冬は春惜の国を全部塗り替えた。それは人々が見たことのない四季が同時に咲き誇る美しい景色だった。 枯れゆく一つ一つの四季の力は、悪神の体に流れ込んできて、彼女に永久の眠りを与えた。 悪神はいよいよ眠りについたのを見届けたあと、衰弱している季は神格で燕を取り込んだ。 かつて母神によって四季が喰らい尽くされ、私が生まれたのと同じように神殺しの「燕」を喰らい、彼の役目を果たす存在である「守」を生み出す。 「彼は守、私を守る者、そして私を葬る者でもある。守が亡くなる前、新しい守が生まれる。今後、三ヶ月ごとに季節が変わり、いつも通りに巡り続ける。そしてあなたは永遠に眠り続ける。」 季は野椎神にこう言った。「感謝を伝えたいか、あるいは利己的な考えに突き動かされるかどうかは分からない。でもこれからカレハは四季の契約を守り続ける。すると、世界は豊かになり、私はこの世界の四季となる。」 「いいでしょう……欲望の種も芽生えた。当ててみましょう、長年のあとにどっちが蒔いた花が先に山を埋め尽くすか、我が娘よ……」 季は答えることなく、微笑んで目を閉じた。 しかしその時、季は薄々気づいた。繰り返す契約はいつか必ず軌道を外れる。 その時、罪を根付かせたカレハは恵みを忘れ、優しい心を持つ守は葬儀を拒み、契約は破られ、四季は再び巡らなくなる。 でも別にいいわ。 喜びのときも、悲しみのときも、四季の神は消えないから。 これは悪神の時代の最後にて、彼女が「四季」という贈り物を世界に捧げた。 しかし、贈り物を作る者は四季に忘れられる。 そして贈り物を一番楽しみにしている者は、既に四季に葬られた。 生まれ変わった無知な守、地に平伏す人々だけが残る。 そして、空を飛び回る無形の花だけが残る…… |
「季」のプロフィール詳細
性別 | 女 |
武器 | 四季の木(季節の略図)、季霊 |
タグ | 四季の化身、四季の神(神格:半分の暴食。野椎神と二人で同じ神格を分かち合っている) |
居住地 | 惜春の国 |
イメージカラー | 淡色 |
長所 | 重要なことにおいては動揺しないが、細かいことに対しては丁寧に取り掛かる。世の繁栄のために戦い、人々の悲しみや喜びを理解できる。人々が崇めている神だが、隣の家の少女のような一面もある。 |
短所 | 性格は季節によって変わり、掴みどころがなく、たまにわがままになる。母神には反抗的で、自分に対してもとても残酷な態度をとっている。臆病な一面もあるが、決して後ずさりはしない。 |
興味があること | 創造、四季の景色を楽しみ、自然と会話する。 |
クセ/趣味 | 何に対しても好奇心旺盛で、よく近くで観察する。色んな物事の名前や由来を聞くのが好きで、物事に変な名前をつける癖がある。 |
特技 | 神格の影響で実は食いしん坊だった(四季の本能は欲望を抑えつけているだけ)。万物は全部食べられると想っている大食い。輪廻する時はよく寝ているが、疲れたから寝ているわけではなく、寝ているフリをする時もある。 |
性格 | 四季によって変わる。春はさらに優しく、夏はさらに活発、秋はさらに冷静で、冬はさらに上品。でも大抵は心優しく、好奇心旺盛で天然的で、自分の考えを曲げない。 |
関連人物 | 燕、代々の季守 |
行動の動機 | 四季と美しい全てのために戦っている。 |
好きなもの | 四季の景色、春夏秋冬。 |
嫌いなこと | 汚染、荒野、四季や自然を破壊する全て。 |
弱点 | 夏季以外は体力がなく、寝坊しがち。 |
ギャップ | 普段は隣の家の女の子のように、世間話に花を咲かせる。しかし世界に関する話になると、よく幅広い視点から物事を考えている。 |
好きな人 | 四季や自然を愛し、美しい願いのために戦う勇気のある人。 |
好きな食べ物 | 世の中の全ての食べ物を美味しくいただける。 |
嫌いな人 | 野椎神 |
嫌いな食べ物 | 理論上は存在しない。 |
「季」のCG
しーっ。四季が芽吹いてる
一夢に流連し四季が生まれた
私がいない四季、それは春夏秋冬・上
私がいない四季、それは春夏秋冬・下
CG
召喚アニメーション