【陰陽師】月読(つくよみ)の評価・おすすめ御魂・出現場所
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「月読(つくよみ)」の評価、ステータス、スキルを掲載!月読の特徴を確認して、陰陽師の攻略に役立てよう!
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「月読」の基礎情報
総合評価 | 9.0/10.0点 |
PvE評価 | 8.0/10.0点 |
PvP評価 | 9.5/10.0点 |
レア度 | |
攻撃タイプ | 単体攻撃 全体攻撃 |
入手方法 | 召喚 百鬼夜行 |
登場場所 | - |
声優・CV | 日本語:高橋広樹&井上喜久子 中国語:高其昌&冯骏骅 |
中国名 | 月读 |
英語名 | Tsukuyomi |
覚醒前アイコン | 覚醒後アイコン |
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ダンジョン適正度
PvE評価 | PvP評価 |
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星6推奨度 | 所持しておきたい数 |
★★★☆☆ | 1体 |
活躍場所 | |
PvP重視兼PvE型 |
全コンテンツ評価
探索ダンジョン | 御魂ダンジョン | 覚醒ダンジョン |
---|---|---|
4/5点 | 4/5点 | 4/5点 |
御霊ダンジョン | 結界突破 | 闘技 |
4/5点 | 5/5点 | 5/5点 |
叢原火 | 日輪の隕 | 永生の海 |
4/5点 | 4/5点 | 4/5点 |
真オロチ | レイド | 鬼王襲来(麒麟) |
5/5点 | 3/5点 | 2/5点 |
陰界の門 | 異聞ダンジョン | 地域鬼王 |
5/5点 | 5/5点 | 4/5点 |
首領退治 | 妖気封印 | 経験値妖怪 |
4/5点 | 5/5点 | 5/5点 |
銭貨妖怪 | 石距 | 年獣 |
3/5点 | 3/5点 | 3/5点 |
イベント(※) | ||
4/5点 |
※イベントによって点数が大幅に左右される
「月読」のスキル
スキル1:空亡
詳細 | |
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消費鬼火 | 0 |
効果 | 闇夜は何も答えてくれない。 嘘の力を込めた一撃を加え、攻撃力の100%相当のダメージを与える。【虚偽の月】 デバフ、制御効果を免疫する。月読のHPの45%、防御力の100%、素早さの100%継承する。行動時に敵全体に惑星を2重付与する。対象変更時の被ダメージダウンと全体ダメージが50%ダウンする。致命的なダメージを受けると目標行動後に戦闘不能になる。存在する限り、月読は怪物に攻撃する時、その防御力を100無視できる。 |
レベルアップ時の効果 | |
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Lv2 | ダメージが105%にアップ |
Lv3 | ダメージが110%にアップ |
Lv4 | ダメージが115%にアップ |
Lv5 | ダメージが125%にアップし、虚偽の月が存在する時、そのHPを10%回復する。 |
スキル上げ優先度 |
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★★☆☆☆ |
スキル2:虚誕月隕
詳細 | |
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消費鬼火 | 2 |
効果 | 星々はあるべき場所に帰り、偽りの月は再び堕ちる。 曖昧な虚実の中、敵味方の区別はない。虚偽の月を召喚する。虚偽の月が存在する限り、敵が通常攻撃と単体スキルで味方を攻撃する時、その単体攻撃、デバフ、制御効果の対象が40%の確率で虚偽の月になる。敵が通常攻撃と単体スキルで味方を攻撃し、その攻撃が当たらなかった場合、デバフと制御効果の対象が40%の確率で虚偽の月になる。 【覚醒後】 虚偽の月を召喚する時、敵全体に惑星を2重付与する。【惑星】 [デバフ、印]最大5重、任意の目標が行動して惑星を持つ目標を攻撃すると、起爆して1重解除し、月読の攻撃力の55%相当のダメージを与える。怪物に攻撃するときはダメージが85%にアップ。敵の御魂効果は発動できない、1回のみ発動可能。月読が2重以上の惑星を持つ敵に攻撃する時、行動後に惑星を3重起爆して解除する。【虚偽の月】 デバフ、制御効果を免疫する。月読のHPの45%、防御力の100%、素早さの100%継承する。行動時に敵全体に惑星を2重付与する。対象変更時の被ダメージダウンと全体ダメージが50%ダウンする。致命的なダメージを受けると目標行動後に戦闘不能になる。存在する限り、月読は怪物に攻撃する時、その防御力を100無視できる。 |
レベルアップ時の効果 | |
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Lv2 | 確率が50%にアップ |
Lv3 | 確率が60%にアップ |
Lv4 | 確率が70%にアップ |
Lv5 | 唯一効果、非召喚物の敵のターン終了後、月読は虚偽の月を召喚するまで、自身の行動ゲージを10%アップする。 |
スキル上げ優先度 |
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★★★★☆ |
スキル3:月燼天極
詳細 | |
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消費鬼火 | 3 |
効果 | 眠りなさい、ここは君のためだけに特別に用意した真実だ。 嘘の灰燼が高天原から降り、敵全体に攻撃力の44%相当のダメージを4回与え、同時に選択した目標に惑星を付与する。【惑星】 [デバフ、印]最大5重、任意の目標が行動して惑星を持つ目標を攻撃すると、起爆して1重解除し、月読の攻撃力の55%相当のダメージを与える。怪物に攻撃するときはダメージが85%にアップ。敵の御魂効果は発動できない、1回のみ発動可能。月読が2重以上の惑星を持つ敵に攻撃する時、行動後に惑星を3重起爆して解除する。 |
レベルアップ時の効果 | |
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Lv2 | ダメージが47%にアップ |
Lv3 | ダメージが50%にアップ |
Lv4 | ダメージが53%にアップ |
Lv5 | ダメージが56%にアップし、付与する惑星が2重にアップ |
スキル上げ優先度 |
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★★★☆☆ |
スキル上げ優先度について |
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★★★★★:最優先で上げた方が良い(上げないと使えない) ★★★★☆:上げないと使えない場合がある ★★★☆☆:上げた方が良い ★★☆☆☆:優先度は低い ★☆☆☆☆:上げなくても良い |
「月読」が覚醒して得られる効果
覚醒して得られる効果の詳細 |
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スキル2「虚誕月落」追加虚偽の月を召喚する時、敵全体に惑星を2重付与する。 |
「月読」の強い点
単体攻撃を虚偽の月に転移
月読は虚偽の月を召喚すると、敵からの単体攻撃を70%の確率でそれに伴うダメージや制御効果を虚偽の月に転移できる。また、全体攻撃や単体スキルで攻撃を発生させなかった場合にも40%の確率でデバフや制御効果も転移可能。
転移により御魂のデバフ効果を防げる他、千姫の汐夢、帝釈天の金蓮、蝉氷雪女の結霜、大夜摩天閻魔の変幻&閻魔の目などあらゆる攻撃を70%の確率で無効化できるので非常に優秀。
怪物の防御力を100無視できる
虚偽の月がフィールドにいる間、月読が怪物(PvEの敵)を攻撃するとき防御力を100無視できる。そのため、アタッカーとしても序盤から火力を出していくことが可能。
虚偽の月召喚するまでゲージ10%アップ
月読は、虚偽の月を召喚するまで、自身の行動ゲージを10%アップできる。敵に先手を取られて行動ゲージアップされたとしても、割り込んで行動することが可能。
割り込んで行動した時、虚偽の月を召喚して守りを固めることができるだけでなく、敢えてスキル3を使用して全体へ攻撃またはデバフを付与する立ち回りも可能。
全体4回攻撃+惑星で追撃
月読のスキル3は、敵全体に4回攻撃し、目標に惑星を付与できる。惑星は虚偽の月の行動時にも2重付与することが可能。
惑星は攻撃を受けると爆発して御魂無視ダメージを与えるが、この追撃は月読の御魂効果を発動する他、味方が与えたダメージでも発動。全体4回攻撃を活かしたアタッカーとしても良いが、魅妖や鍾霊、日女巳時などのデバフ御魂としての運用が非常に強力。
例えば、神啓荒の反撃や彼岸花のダメージによる爆発&御魂デバフ付与などのコンボは、自身にデバフが付与されていても発動する他、敵の流れを断ち切ることができるのでおすすめ。
「月読」の弱い点
虚偽の月は意外と脆い
虚偽の月は、月読のHPの45%分しか継承しない。そのため、アタッカー運用やHPを上げていない場合、耐久力が低く、敵の攻撃ですぐに破壊されてしまう。
高火力で攻めてくるパーティに対して効果は薄いが、単体デバフや日女巳時初翎山風でじわじわと削るパーティに対しては有効。
「月読」に装備させるオススメ御魂
オススメ御魂(デバッファー)
御魂 | セット/効果 |
---|---|
日女巳時 |
【日女巳時×4 + HP/防御×2】ダメージを与えたとき、20%で敵の行動ゲージを30%減少。さらに敵にバフがかかっている場合、30%に上昇。 |
魅妖 |
【魅妖×4 + 効果命中×2】ダメージを与えたとき、25%の基礎確率で敵を混乱させる。 |
鍾霊 |
【鍾霊×4 + 効果命中×2】ダメージを与える時、10%の基礎確率で目標をスタン状態にさせる。スタン状態の敵がいない場合、基礎確率は20%になる。 |
雪幽魂 |
【雪幽魂×4 + 効果命中×2】ダメージを与える時、15%(素早さダウンしている目標なら30%)の基礎確率で1ターンの間目標を凍結させる。攻撃を受けた時、1ターンの間攻撃者の素早さを30点ダウンさせる。 |
魍魎の匣 |
【魍魎の匣×4 + 効果命中×2】与ダメージ時、25%の基礎確率で敵にランダムにデバフを付与。 |
御魂位置 | オプション |
---|---|
壱(左上) | 【メイン】攻撃力【サブ】素早さ,追加HP,効果命中 |
弐(左) | 【メイン】素早さ【サブ】素早さ,追加HP,効果命中 |
参(左下) | 【メイン】防御力【サブ】素早さ,追加HP,効果命中 |
肆(右下) | 【メイン】追加HP / 効果命中【サブ】素早さ,追加HP,効果命中 |
伍(右) | 【メイン】HP【サブ】素早さ,追加HP,効果命中 |
陸(右上) | 【メイン】追加HP【サブ】素早さ,追加HP,効果命中 |
御魂設置例
御魂 | 例 |
---|---|
パターン① | ①効果指標:効果命中 └弐:素早さ └肆:効果命中 └陸:追加HP ②素早さ:200以上 |
パターン② | ①効果指標:素早さ └弐:素早さ └肆:効果命中 └陸:追加HP ②効果命中:任意 |
日女巳時 | ①効果指標:素早さ/追加HP └弐:素早さ └肆:追加HP └陸:追加HP ②素早さ:200以上 |
オススメ御魂(サポート)
御魂 | セット/効果 |
---|---|
火霊 |
【火霊×4 + HP/防御×2】1ターン目に鬼火を3点獲得する。 |
招き猫 |
【招き猫×4 + HP/防御×2】ターン開始時、50%で鬼火を2点獲得。 |
遺念火 |
【遺念火×4 + HP/防御×2】 装着者はターン開始時に念火を1重獲得する(最大3重まで)。1重につき効果抵抗が15%アップする。装着者がスキルを発動する時は、先に念火を消費する(念火は同量の鬼火として使用できる)。 |
御魂位置 | オプション |
---|---|
壱(左上) | 【メイン】攻撃力【サブ】素早さ,追加HP,追加防御力 |
弐(左) | 【メイン】素早さ【サブ】素早さ,追加HP,追加防御力 |
参(左下) | 【メイン】防御力【サブ】素早さ,追加HP,追加防御力 |
肆(右下) | 【メイン】追加HP【サブ】素早さ,追加HP,追加防御力 |
伍(右) | 【メイン】HP【サブ】素早さ,追加HP,追加防御力 |
陸(右上) | 【メイン】追加HP【サブ】素早さ,追加HP,追加防御力 |
御魂設置例
御魂 | 例 |
---|---|
パターン① | ①効果指標:素早さ └弐:素早さ └肆:追加HP └陸:追加HP |
パターン② | ①効果指標:追加HP └弐:素早さ └肆:追加HP └陸:追加HP ②素早さ:200以上 |
オススメ御魂(アタッカー)
御魂 | セット/効果 |
---|---|
針女 |
【針女×4 + 会心×2】会心とき、40%で目標の最大HPの10%のダメージを与える。ただし、自身の攻撃力の120%は超えない。 |
狂骨 |
【狂骨×4 + 会心×2】ダメージ与える時、鬼火1点を持つごとに、ダメージが8%アップする。 |
海月の火の玉 |
【海月の火の玉×4 + 会心×2】鬼火の数が上限に達すると、妖術発動時に追加で鬼火1点を消費し、ダメージが40%アップする。 |
心眼 |
【心眼×4 + 会心×2】ダメージを与える時、目標のHPが15%減るたびに、ダメージが10%アップする。 |
網切 |
【網切×4 + 会心×2】攻撃時、50%の確率で45%の防御力を無視する。 |
貝吹坊 |
【貝吹坊×4 + 会心×2】装着者はターン開始時にダメージを一回吸収できる貝鎧を1重獲得する。貝鎧が存在する限り、ダメージが25%アップする。 |
悲鳴鳥 |
【悲鳴鳥×4 + 会心/HP/防御×2】任意の非妖怪目標が倒された時、最大HPの20%が回復する。さらに戦闘終了まで、ダメージを20%アップさせる(上限120%)。 |
御魂位置 | オプション |
---|---|
壱(左上) | 【メイン】攻撃力【サブ】会心率,会心DMG,追加攻撃力 |
弐(左) | 【メイン】追加攻撃力 / 素早さ【サブ】会心率,会心DMG,追加攻撃力 |
参(左下) | 【メイン】防御力【サブ】会心率,会心DMG,追加攻撃力 |
肆(右下) | 【メイン】追加攻撃力【サブ】会心率,会心DMG,追加攻撃力 |
伍(右) | 【メイン】HP【サブ】会心率,会心DMG,追加攻撃力 |
陸(右上) | 【メイン】会心率 / 会心DMG【サブ】会心率,会心DMG,追加攻撃力 |
御魂設置例
御魂 | 例 |
---|---|
パターン① | ①効果指標:与ダメージ └弐:追加攻撃力 └肆:追加攻撃力 └陸:会心率/会心DMG ②会心率:100% ③素早さ:128以上(以下でも可) |
パターン② | ①効果指標:与ダメージ └弐:素早さ └肆:追加攻撃力 └陸:会心率/会心DMG ②会心率:100% ③素早さ:195以上 |
「月読」のステータス
覚醒前 | 覚醒後 | |
---|---|---|
攻撃 | (148) | (161) |
HP | (1,335) | (1,441) |
防御 | 59 | (66) |
速さ | (108) | (118) |
会心率 | (10%) | (10%) |
会心ダメージ | 150% | 150% |
覚醒後レベル40のステータス
ステータス | ||
---|---|---|
攻撃 | 3,401 | |
HP | 15,392 | |
防御 | 388 | |
速さ | 118 | |
会心率 | 10% | |
会心ダメージ | 150% |
「月読」の覚醒素材
素材 | 個数 |
---|---|
風転·中 |
8 |
風転·大 |
16 |
水霊·中 |
8 |
水霊·大 |
16 |
「月読」と相性が良い&対策式神
月読と相性が良い式神
式神 | 理由 |
---|---|
神啓荒 |
ターン外でのダメージで惑星を爆発させることができ、敵の行動を阻止しやすい。 ※一部式神のみ記載 |
夜溟彼岸花 |
|
須佐之男 |
|
季 |
|
彼岸花 |
月読の対策になる式神
式神 | 理由 |
---|---|
鈴鹿御前 |
ダメージが転移されても強制通常攻撃は発動可能。 |
大夜摩天閻魔 |
先手を取ってデバフでスキルを封じる。ゲージアップはあるが、千姫のような制御効果免疫はないため有効。 ※虚偽の月を出されてしまうと、制御できなくなる可能性が高くなるので注意。 |
閻魔 |
高火力で虚偽の月を破壊
虚偽の月は耐久力が低いため、神堕オロチや阿修羅、神啓荒などによる高火力や、須佐之男の天威による攻撃で破壊しやすい。
「月読」のオススメパーティ
PvPパーティ例1(オート可)
陰陽師 | ||||
---|---|---|---|---|
|
||||
式神(左から行動順) | ||||
式神/行動順 | 御魂/ポイント |
---|---|
禅心雲外鏡 (1速) |
【効果指標】素早さ②素早さ ④⑥HP |
月読 (2速) |
【効果指標】素早さ/HP 【素早さ】264(260)以上が理想②素早さ ④⑥HP |
鬼王酒呑童子 (3速) |
【効果指標】HP 【素早さ】210以上②素早さ ④⑥HP |
瀧 (4速) |
【効果指標】防御力 【会心率】40% 【素早さ】200以上②素早さ ④⑥防御 ・盈虚千姫に航行護衛付与 |
盈虚千姫 (5速) |
【効果指標】回復量 【会心率】100% 【素早さ】128以上②④HP ⑥会心DMG/会心 |
安倍晴明 (6速) |
・神楽でも可 |
パーティ例2
陰陽師/式神/順番 | 役割 | スキル/御魂/ポイント |
---|---|---|
神楽 (4~6速) |
||
・味方を再行動 ・味方のダメージダウン ・安倍晴明や八百比丘尼でも可 |
||
月読 (1速) |
×4 + 防御/HP×2 | |
②素早さ ④HP ⑥HP/防御 ・単体スキルを虚偽の月に転移 └初回召喚までゲージアップ ・全体4回攻撃+惑星で追撃 ・御魂は素早さ重視 |
||
驍浪荒川の主 (2速) |
|
バラ×4 + 会心×2 |
②素早さ ④攻撃 ⑥会心DMG ・単体高火力 ・味方の被ダメージ軽減&回復 ・戦闘不能時に全体攻撃 ・大夜摩天閻魔でも可 ・素早さ200以上 |
||
心狩鬼女紅葉 (3速) |
|
×4 + 防御/会心×2 |
②攻撃 ④攻撃 ⑥会心DMG/会心 ・通常攻撃4回+追撃 ・敵の攻防会心ダウン ・敵ゲージアップ効果50%ダウン ・ターン外通常攻撃でゲージアップ |
||
神啓荒 (4~6速) |
|
×4 + 防御/会心×2 |
②攻撃 ④攻撃 ⑥会心DMG/会心 ・最大全体7回攻撃 ・敵が鬼火無消費で全体に反撃 └自身のHP回復 └味方の被通常攻撃軽減 ・幻境中は被ダメ40%軽減 ・星辰の力を消費で制御効果解除 |
||
不知火 (3~6速) |
×4 + 防御/HP×2 | |
②HP ④HP ⑥防御 ・味方の通常攻撃を2回 ・1回蘇生できる ・全体攻撃&追撃 ・会心不要 ・地蔵の像や鏡姫でも可 |
パーティ例3
陰陽師/式神 | 役割 | スキル/御魂/ポイント |
---|---|---|
神楽 (6速) |
||
・味方の被ダメージダウン ・味方単体を再行動 ・唐傘は延命でも可 ・安倍晴明や八百比丘尼でも可 |
||
閻魔 (1速) |
バラ最速 | |
②素早さ ④命中/自由 ⑥自由 ・敵を変幻&スキル封印 |
||
大夜摩天閻魔 (2速) |
×4 + 命中×2 | |
②素早さ ④命中 ⑥HP/防御 ・敵単体を変化 └未変化の場合は閻魔の目1重追加 ・全体に閻魔の目を付与 └3重付与でCD増加 ・輪廻の薄消費か戦闘不能で無消費スキル3 ・御魂はバラでも可 |
||
月読 (3速) |
×4 + 防御/HP/命中×2 | |
②素早さ ④HP/命中 ⑥HP/防御 ・単体スキルを虚偽の月に転移 └初回召喚までゲージアップ ・全体4回攻撃+惑星で追撃 ・御魂は素早さ重視 |
||
因幡かぐや姫 (4速) |
×4 + HP×2 | |
②素早さ ④HP ⑥会心DMG ・祈念の力で鬼火補助 ・味方の会心DMG&効果抵抗アップ ・全体攻撃+祈念の力数に応じて追加効果 ・素早さ200以上 |
||
須佐之男 (5速) |
×4 + 会心×2 | |
②攻撃 ④攻撃 ⑥会心DMG/会心 ・単体6回攻撃 ・味方ターンで御魂無視攻撃 ・敵撃破で雷塚に変化 ・素早さ128以上 |
パーティ例4
陰陽師/式神/順番 | 役割 | スキル/御魂/ポイント |
---|---|---|
神楽 (6速) |
||
・味方の被ダメージダウン ・味方単体を再行動 ・唐傘は延命でも可 ・安倍晴明や八百比丘尼でも可 |
||
面霊気 (1速) |
×4 + HP/防御×2 | |
②素早さ ④自由 ⑥自由 ・味方の行動ゲージアップ ・敵に間接ダメージ ・御魂はバラ最速でも可 |
||
月読 (2~3速) |
×4 + 防御/HP×2 | |
②素早さ ④HP ⑥HP/防御 ・単体スキルを虚偽の月に転移 └初回召喚までゲージアップ ・全体4回攻撃+惑星で追撃 ・御魂は素早さ重視 |
||
禅心雲外鏡 (2~3速) |
|
×4 + 抵抗×2 |
②素早さ ④抵抗 ⑥HP ・デバフ/効果/印を1ターン短縮 ・味方全体のHPを均一化 ・HP50%分バリア/恢復/素早さバフ ・味方全体の効果抵抗アップ ・御魂は素早さ重視 |
||
流光追月神 (4速) |
×4 + 防御/HP×2 | |
②素早さ ④HP ⑥HP/防御 ・鬼火ゲージを加速 ・味方の攻撃力と素早さアップ ・鬼火除去に強い ・敵の鬼火ゲージ増加阻止 |
||
季 (5速) |
|
×4 + 攻撃×2 |
②素早さ ④攻撃 ⑥会心DMG ・会心不要 ・状況に応じた季節の切り替え └基本的には秋がおすすめ ・ワンパン以外は実質無敵 ・季霊がターン外で攻撃 ・敵全体に3回攻撃+α&季霊追撃 |
パーティ例5
陰陽師/式神/順番 | 役割 | スキル/御魂/ポイント |
---|---|---|
神楽 (6速) |
||
・味方の被ダメージダウン ・味方単体を再行動 ・唐傘は延命でも可 ・安倍晴明や八百比丘尼でも可 |
||
月読 (1~2速) |
×4 + 防御/HP×2 | |
②素早さ ④HP ⑥HP/防御 ・単体スキルを虚偽の月に転移 └初回召喚までゲージアップ ・全体4回攻撃+惑星で追撃 ・御魂は素早さ重視 |
||
禅心雲外鏡 (1~2速) |
|
×4 + 抵抗×2 |
②素早さ ④抵抗 ⑥HP ・デバフ/効果/印を1ターン短縮 ・味方全体のHPを均一化 ・HP50%分バリア/恢復/素早さバフ ・味方全体の効果抵抗アップ ・御魂は素早さ重視 |
||
浮世青行燈 (3速) |
|
×4 + 防御/HP×2 |
②素早さ ④HP/攻撃 ⑥HP/防御 ・鬼火100点収集で1200%×4回攻撃 ・鬼火1点収集につき攻防1%アップ ・奪火で敵鬼火消費+1 ・鬼火補助も可能 |
||
流光追月神 (4速) |
×4 + 防御/HP×2 | |
②素早さ ④HP ⑥HP/防御 ・鬼火ゲージを加速 ・味方の攻撃力と素早さアップ ・鬼火除去に強い ・敵の鬼火ゲージ増加阻止 |
||
一目連 (5速) |
|
×4 + 会心×2 |
②素早さ ④HP ⑥会心DMG/会心 ・味方全体をバリアで守る └攻撃力&効果抵抗アップ&回復 ・単体にバリア付与で反撃&ゲージダウン |
「月読」の伝記(ネタバレ注意!)
伝記一
これは、嘘を司る悪神の誕生にまつわる物語―― すべては、虚無から始まった。 光もなければ、闇もない時代。善悪を決める天秤も、裏表を分ける境界線もなかった虚無の時代。――ある時、その虚無から何者かの声が聴こえ、一筋の光が差し込んだ。 虚無をかき分けて届いたその光を浴びて、「それ」は己の存在に初めて気づき、意識を手に入れた。 太陽の女神・アマテラスは自身から七つの罪を引きはがしたが、「嘘」の罪だけは封印せず、目覚めさせることにした。世界に真実があるからこそ虚偽が存在するように、真実を語ると同時に虚偽が生まれる。それが、アマテラスが「それ」を呼び覚ました理由だろう。 光があるからこそ、「それ」は闇を知った。 光が何も語らないからこそ、「それ」は語ることの意味を知った。 光が己こそ真実であると主張したからこそ、「それ」は偽りの言葉である「嘘」を語り始めた。 「それ」は、闇の中に潜み偽りの言葉を語る――「嘘」そのものだった。 「私に、何を望む?」 真実を司る神であるアマテラスは、全ての罪を捨てたにもかかわらず、天命への畏怖と世界への慈悲によって、やむを得ず「嘘」をついた。そうして世界最初の嘘が生まれ、無数の嘘の起源となった。 だとすれば、嘘を罪と見なしたアマテラスこそが、罪を世界に広めた罪人と言えるのではないか……? そう考えて、「それ」は初めて愉快な気持ちになった……愉悦の根源にあったのは、自身の存在を否定された怒りか、苦渋の選択を迫られた女神の苦しみによるものなのかは、「それ」自身にもわからなかった。 「真実が虚偽なしで存在し得ないのなら、この偽りの三日月と、あなたが望む真実とで、いったい何が違うというのだ?」 太陽の女神は答えず、ただ「それ」に視線を注いだ。その瞳からは、彼女の意思が天命によるものなのか、はたまた、迷いをはらむ虚偽なのかを読み取ることはできなかった。――次第に光が凝縮し、銀の輝きを放つ三日月の神格が形を成していく。 嘘を司る悪神に、世の人々に運命を告げる予言の神になれ、と……? 神の傲慢と狂気は、自分自身の罪よりも遥かに重く、何より愉快なものであると「それ」は思った。「それ」はこれまでの短い記憶と、芽生えた喜びの感情を捻りつぶして、神格に溶け込ませていった。 |
答えを得るためには、まず自分を騙さなければ…… 「それ」は最初の嘘を、世界と自分のためについた。いずれ、人々は運命を授けてくれる神の正体が、嘘を司る悪神であったと気づくだろう。その時に、天命を謳い、神と自称する自分は何を感じ、どのような答えにたどり着くのか? 彼は歪んだ期待を抱きながら、漆黒の水の中に身を委ねた。 ――どれだけの時が過ぎただろう。「それ」は水から身を起こし、あたりを見渡した。水底には交錯する運命の糸が、頭上には月も星もない真っ暗な闇夜が広がっている。あたりを包む闇からは、世界の行く末など当然、見通せはしなかった。月海の果てから、声がする。……その声は賞賛にも、甘い嘘にも、祈り嘆いているようにも感じられた。 「そなたの名は、ツクヨミ――予言を司る、高天原の神」と、光の主は言った。 |
伝記一開放条件
条件 | 報酬 | |
---|---|---|
月読をレベル40にする |
×5,000 |
伝記二
主を失った月海が枯れ、夜空も口をつぐむ中――「それ」は、かつての記憶に思いを馳せていた。それらの記憶は、彼にとっての紛れもない真実で、自分が何者かを知るための手がかりでもあった。 月海の岸に立つ「それ」に、新しく生まれた星の子が近づいてくる。彼の体を流れる天の川は忌々しい血の色に染まっており、無色の月海でひときわ強い存在感を放っていた。 「天命とは、何か。……その教えを乞う前に、どうか教えて下さい。あなたは、何者ですか?」 星の子が顔を上げると、ひどく目立つ血の色の正体が「それ」の目に映った。争いで廃れていく人の世と、絶望の悲鳴とともに月海に沈んでいく落陽――その真っ只中に立っているのは、自分自身だった。悪神の姿をしたツクヨミが、数千年の時を隔て、星の子が求めていた答えを口にする。 「……私はツクヨミ。高天原の、予言の神……」 そう言い終えた途端、すぐさまもうひとつの予言が授けられる。――まもなく三日月は炎に焼き尽くされ、ツクヨミという存在は消え失せ、新たな月が昇るだろう、と―― 「私は天命の観測者であり、解読者であり……天命の、奴隷だ」 夢から覚め、「それ」は月海で目を開けた。夢の最中で見た記憶の断片から、自分自身の正体を再び突きつけられるとは。 嘘によって生まれた悪神――ツクヨミの名を冠された「それ」は、天命をめぐる戦いですべてを失った。半身が浄化・封印され、育て上げた偽りの月も燃え尽きた。神格は明け星となり、体は虚無に飲まれ、残存する魂の欠片もいまや、薄暗い月海で横たわるばかりだった。 「それ」は未だ完全には消滅していなかった。消えたくないからではなく、消えることができないからだ。 「真実の月」を育んだ月海は今や不毛の荒地だ。訪れる者など、誰一人としていない。しかし今もなお、人々が捨てた願いと選ばれなかった未来が積もり積もって「それ」の体を形作り、人々がついた嘘が「それ」の血を生み出し続ける。真実がある限り、嘘を司る悪神もまた消えることはないのだ。 何もかもを忘れて、悪神として生まれ変わるのも悪くないだろう……「それ」は月海に見え隠れする記憶を眺め、微かに嘆いた。 手にしていた権力も地位も真っ赤な嘘だったが、数千年にわたる嘘の上に、数え切れないほどの真実が築かれたのもまた、事実だった。この世界に「それ」が生きていた証が残っている限り、「それ」は何度でも月海から目を覚ますだろう。――嘘を司る純粋な悪神ではなく、「かつてツクヨミであった存在」として。 寂れた月海では、かつての記憶が今も色褪せずに漂っている。その記憶のひとつで、男の子が微笑みながら顔をあげている。……それはまるで、今の私を見つめているようでもあり、この数千年の時の流れを見つめているようでもあった。「それ」は立ち上がり、一歩進むと、その子の目を隠して言った。 「これが、天命なのか……?」 少年の返事を待たず、「それ」は幻を掻き消した。 答えが何であろうと、「それ」がこの世界に再び戻ってきたことだけは、真実なのだから。 |
伝記二開放条件
条件 | 報酬 | |
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月読のスキルレベルを8回上げる | 月読の欠片 ×10 |
伝記三
この世界においては、何が足りなくなってもおかしくない。――ただひとつ、嘘を除いては。 今この瞬間も、誰かが泣き、誰かが笑い、そして誰かが目覚め、誰かが夢を見ている。程度の差こそあれ、人々は生きている以上、自分や他人に嘘をつき続けている。 彼らの嘘は、月海に眠る「それ」の魂へと流れ込み、夢を見せる。……果てしなく長い夢を見ているような、無数の誰かになり替わり、夢を見ているような気分だと、「それ」は思う。 ある時、つまらない夢よりも、自分の死後、世界がどうなっていくのかを覗いてみようと思い、「それ」は流れつく嘘をつなげ、現世とは異なる箱庭を作り上げ、その世界を覗き見ることにした。 ――時は年末。人々は新年の祝いの準備で忙しく、どこもかしこも活気に溢れていた。数か月前に平安京を襲った破滅の危機など、すべてが嘘のようだった。しかし、嘘を司る「それ」は知っている。栄え賑わう街の裏側にこそ、闇が潜んでいるものだ。人々が苦痛を乗り越え、未来へと生きようと誓うたび、彼らは「嘘」という悲しみの種を撒いているのだ。 次第に夜のとばりが降りていき、日の光と月の光が届かない陰が広がり――「それ」は街に潜む闇を見つける。 白日の下、繁華を極める京の賑やかさの裏側に、未来への絶望、無力な自分への怒り、やるせない気持ちが潜んでいる。遅かれ早かれ闇の力は膨れ上がり、やがて自分自身を騙す嘘となっていく。 なんという悲劇であり、なんたる美味だろう。「それ」は涙を流しながら、声高に笑った。 求めていた答えを手に入れ、双肩にかかっていた運命の重責と権力を失い、そして己の罪までも浄化された今、「それ」は新しい愉しみを見つけた。 無数ある中で、ひときわ輝く嘘に視線を向ける。ひとりの小妖怪がおんぼろな神社でうずくまりながら、他人から尊敬され出世したいと夢を見ている。……こいつなら、ちょっとした助言と、優しく未来への展望を語ってやれば、簡単に操れるだろう、と「それ」は考えた。 神々は「苦難とは運命の試練だ」と語り、苦難を乗り越えた者に褒美を与え、逃げるための嘘を罪と見なしてきた。……だが、そもそも苦難はなぜあるのか、なぜ試練が不平等に与えられるのかについては、何も教えられることはない。「それ」は、そんな人々を心から憐れんだ。無意味に歩き続け、ようやく光の女神様の目に留まった途端に、あっけなく世界という舞台から降ろされてしまう、そんな人々を。 だからこそ、この枯れ果てた月海で「それ」は夢を通じ、世界中の嘘を集め、偽りの城を建てた。 ここを訪れた者は、運命の試練とやらを忘れ、嘘を存分に楽しむことができる。そして、「それ」から褒美と救済を得ることもできるのだ。 「私はあなたを肯定し、あなたに帰る場所を与えよう。真実の世界であなたが望み、そして手に入れなかった、すべてを。この終わらない嘘こそが、あなたのためにある真実と救済なのだから……」 生まれ変わった悪神の、新しい物語の幕開けだった。 もしも今、「それ」に名前を尋ねれば、きっと「それ」は自嘲の笑みを浮かべながら、こう答えるだろう。 「私こそが、かつての高天原の神であり、「嘘」を司る悪神――ツクヨミである」と。 |
伝記三開放条件
条件 | 報酬 | |
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闘技、練習、模擬戦で月読が30回勝利する |
×10 |
「月読」の紹介
天照の願いによって目覚めた七悪神が一人。
嘘を司る者だが、かつては天命を告げる予言の神であった。
己の出目と定められた結末を知った後に高天原を裏切り、ヤマタノオロチの協力者として世界を滅ぼすのを手伝ったが、最後には敗れた。
神格を剥奪され、罪を浄化され、半身を封印され、魂を砕かれたものの、世界に真実がある限り、嘘は決して消えない。
見捨てられた未来と嘘は乾いた月海で淀み、やがて悪神の血肉となって。
世に存在すべきではない「偽月読」が今、帰ってきた。
陰陽師「式神図鑑」より
「月読」のセリフ一覧
※編集中
「月読」のイラスト
覚醒前 |
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覚醒後 |
落つる月桂(商店) |
イラスト1 |
イラスト2 |
イラスト3 |
イラスト4 |
イラスト5 |
イラスト6 |
「月読」のストーリー
記憶絵巻
誕生日 |
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夜は何も言わない。旅人に優しく助言することもない。 とある男が市場の人混みをかき分け、おぼつかない足取りで町の外に向かっている。灯籠の光を浴びると苦痛を感じるかのように、時折震えている。 顔色の悪い男を見た優しい町民が話しかけてみたものの、男にその笑顔はまぶしすぎた。他人の幸せと己の苦痛は無関係だと、男は分かっている。それでも彼は、笑顔を見せる町の人々を恨むのをやめられない。彼らは何も知らない。彼らはいくつも希望を持っている。彼らは日の出を楽しみにしている。 しかし彼にとっては、たった一つの悲劇、火事に家族を奪われたことが……平安京、そしてこの世界ではありきたりすぎて取るに足らないことが、夜明け前の夜に溺れるには十分すぎた。 「もうすぐ新年なのに、縁起が悪い。皆に迷惑をかけるわけにはいかない……」 男は背後の灯籠から逃げて、郊外のどこかで自害しようと思っていた。 男が町を出た瞬間、妖怪や獣の咆哮ではなく、話を交わし、戯れる人々の声が聞こえてきた。 男はふらふらと歩き続けている。どれだけ歩いたのか、町の灯りはもう見えなくなった。周囲が徐々に明るくなり、頭を上げると、空に浮かぶ巨大な銀月が、憐れむような眼差しを送っていた。 今日は弦月のはずでは?男はぼんやりしながらそんなことを思ったが、すぐに考えるのをやめた。見送ってくれるなら、満月も悪くない。 その時、歌声が聞こえた。稚拙だが、軽やかな歌声だ。 男は思わず声が聞こえてくる方に向かって歩き出した。それは娘が最初に覚えた歌、そして妻の大好きな歌だった。 月明かりを浴びながら、男は歌声を辿る。目の前の女の子が振り返り、笑顔で男の手を取った。高らかな歌声が聞こえ、前方を見やると、荒野にある小さな町が見えた。人々はそこで楽しく笑っている。笑顔はもうまぶしくなかった。幸せを象徴する灯りを目にしても、もう辛くなかった。男は灯りの中に自分の家を見つけた。部屋の中では、両親が楽しそうに歓談している。妻が静かに、門の近くで彼を待っている。それはいつもの、帰るのが遅くなった夜の光景だった。 男が失ったものは、全て戻ってきた。 男は娘の手を握ったまま、不器用な役者のように人混みの中に入り、踊った。 空から星々の雨が降ってきたので、皆は一斉に踊るのをやめ、頭を上げた。彼らは微笑む瞳を見た。 彼らは月明かりの夢の中で、再び踊り始めた。 その時、運命に答える者のいない乾いた月海の中から、笑い声が聞こえてきた。 控えめな笑い声が次第にうるさくなっていく。かすれた声は月海の果てに消えていき、木霊こそしなかったが、どこにいてもその笑い声が聞こえるようだった。 月海の中央に立つ者は、世界一滑稽な言葉でも耳にしたかのように笑い続けている。 星の子の骸は、彼が笑う理由を聞かない。暗い運命の流れも、何も言わない。笑い声は次第に小さくなり、ぼろぼろの体を支える彼は、息を切らしていた。 「そうだな、確かに私らしい……」 乾いた月海を見渡したものの、もはやその目には運命の流れは映らなかった。しかし全ての記憶を取り戻した彼は、今までになく運命というものをはっきりと理解していた。 生から死、そして蘇生。かつての独りよがりな反抗や反逆も、全ては「運命」の支配下にあった。決別を決め、全てを終わらせようとしたが、完全に終わらせることはできなかった。 最初に意識を持ったあの時、嘘の神として天照に対峙した時の選択を思い出すと、彼は我慢できずに再び笑い出した。 嘘と真の違いを知りたかった嘘の悪神は、嘘で自分を騙すことも躊躇わなかった。おかげで己は何も知らずに天照の意志に従い、予言の神という名ばかりの席につき、苦痛と足掻きに満ちた数千年を過ごした。全てを失い、死から蘇る時にだけ、全てを思い出すことができる。 その過程の中の全て、愛と憎しみ、愉悦と苦痛、その全てが嘘が暴かれる時の答えとなる。 空は空っぽになり、星々は雨のように降り注いでいる。彼は雨の中で己の過去を顧みる。 最初の嘘の上に、無数の真実が積み重なっている。全てを手に入れた彼は、運命というものに逆らっていた。しかし片時たりとも、天命の支配から逃れることはできなかった。 全てを失った今、彼はようやく幾ばくかの自由を手に入れた。 「次は、何をしようか?」 彼はまた笑った。 |
金燼嘆 |
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乾いた月海の真ん中に立つ彼は、目の前の廃墟を眺めている。 運命の奔流が誰かに支配されたことは、これまで一度もなかった。高天原の辺境にある月海さえも、運命を少し覗くための井戸にすぎなかった。己の「井戸」は、あの決戦で負けた時に徹底的に消えたはずだった。 しかし目の前にあるこれは、一体何だ? うつむき、手を伸ばして浅い海に触れ、指先を舐めると、特別な味がした。 人は皆、自身の運命の道を持っている。それ以外の無数の分かれ道は、結末が決まった時、どうなるのだろうか?運命の旅に出たものの、他の道に逃げたいと願う。ならばその分かれ道はどうなるのか? 答えは「嘘」だ。 選ばれなかった未来、逃げ込みたい幻。世界の真実と異なるものは、「嘘」という烙印を押され、「罪」という名で呼ばれる。 存在すべきではないものたちは、とっくに消えるべきだった海で落ち合った。 「ここにあるものは全て、存在すべきでないものだ……外の世界では、確かに存在しないのだろう。」微笑みながら静かな月海を歩く彼は、誰もいない月海に向かって話を続ける。彼の体は次第に治っていったが、胸の穴だけはぽっかり空いたままだった。それは神格を失った痕跡、そして彼が確かに存在してた証だ。 目の前の月海に浮かび上がる景色は、失われた過去。記憶の景色の果てで、水の中に倒れた巨大な女神像が、虚ろな目で彼を見つめている。 彼は自分と同じその顔を見つめる。かつて高天原にいた時、神々の前で彼は「月読」の姿しか見せなかった。月読女神はずっと月海の下で眠っていた。二人は共に太陽の影だが、誕生の由縁を示す女神の顔は、永遠に表に出ることのない月の暗面だった。己の魂の分身に呼びかけても何も応えが得られないことが分かると、彼は小さくため息をついた。 「残念だね。今の私は、自分自身ですら繋ぎ合わせることができない。」 記憶の景色が一瞬止まった。記憶の中から、無数の目が彼を見つめている。しかし彼は気にする様子もなく、足早に女神像に向かって行く。 「今、ここには、何が残っているだろうか……」 彼が浅い海に入ると、無数の光玉が水面に浮かび上がった。 「現実の世界では、存在しない海、か。」 彼は乾いた空に向かって手を差し伸べた。すると数千年前と同じように、霧が消えた。 「存在すべきでない、数多の嘘。」 水の中の女神像に向かって歩き出した彼は、一度自分を指さしてから、また神像に向かって手を伸ばした。 「そして、嘘と偽りを司る悪神。」 「物語の終わりにしてはいささか味気ないが、新しい物語の始まりにしては悪くない。」自分の神像の前に腰を下ろし、彼は小さく手を振る。無数の光玉が骸となった星の子たちの目に宿り、月海は今一度灯された。しかしその空に浮かぶのは運命を示す弦月ではなく、無数の嘘が紡ぎ出した星々の光だった。 |
黙の星 |
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生まれた時から、僕は知っていた。自分はなんの変哲もない、夜の星々の一つにすぎないと。 僕は神の海で生まれた。初めて目を開けた時、僕は神の姿を見た。彼は僕たちの神であり、僕たちの父と母であり、光と夜の象徴でもあった。神は世界に関する全てを教えてくれた。かつて、この海と神は僕たちの全てだった。僕は神に従い、神の力になりたかった。神が求める「運命の星」を見つけたかった。僕は神の教えのもとで運命を覗き、人の世の星明かりと運命の憐れで黒夜の体を染め上げ、「運命の星」を探すことに一生を費やして消えはずだった。 あの人が生まれるまで。 彼は星々の中で最も眩しい星だった。 運命に愛された彼がいたから、星々は永遠にただの星々だった。彼は自分だけの名前を手に入れた。でも僕たちは、相変わらず星々のまま。 あの人の存在が、神を変えた。その星が月明かりの変化に気づくことはできない。しかし星々には分かった。あの人が僕たちの中から出ていった瞬間に、僕たちを生み出した海に降り注ぐ神の光には、理解できない感情が宿り始めた。 それに気づいた時、僕は薄々悟った。神からしてみれば、星々としての僕たちには存在意義すらないのかもしれない……僕たちが星々として誕生した瞬間から、全てはもう決まっていたんだ。 僕たちは神様を失望させたわけじゃない。最初から、僕たちは何も期待されていなかった。神が求めていたものは、僕が神に捧げる星なんかじゃなかった! そう悟った僕は、初めて耐えられないほどの悲しみを味わった。 これこそが、神が僕たちに教えようとしていた「運命」なのか?逆らうことはできず、全ては最初から決まっていて、ただただ永遠に苦痛が続く。 その後、全ては曖昧になった。星々は眩しい光に遮られ、暗い背景になる定めにあった。僕は僕の神に仕え、神が僕には理解できない存在のために苦しんでいる姿を、神があの人と対立するのを見届けた。 星々の中には、僕の神を疑う者がいた。そして僕のように、ただただ神に仕えることを望む者もいた。 様変わりしたあの人は沈黙を貫き通し、僕を、そして全ての星を見つめているかのような眼差しを向けた。恍惚の中、僕はあの人の言わんとすることを汲み取った。「なぜ神に従い世界と対立する道を選ぶのか、なぜ決められた運命に逆らわないのか」と、彼は問いかけていた。 でも僕は星々の中の星の一つにすぎなかった。答えなんて知らない……僕たちは自分が生まれてきた理由すら、神が何を探しているのかすら知らない。僕たちは運命を選ぶ資格を持たない。彼の問いかけに答えることも叶わない。 口を開くこともなく、僕の意識は暗闇の中に落ちた。世界の運命を決める運命の戦いの中にあっても、僕は相変わらず背景の夜空を飾る星の一つにすぎなかった。たとえ地に落ちても、誰も困らないし、誰の目にも止まらない。 しかし僕は再び目覚めた。 運命の戦いの中、僕の神は死に、そして蘇った。神は再び、己の子供たちを創り上げた。僕は神に選ばれ、呼び起こされた。 「なぜです?」僕は聞いてみた。神を失望させてしまうのではないかと恐れた。 神は僕の側に来て、頭を撫でてくれた。僕は神の瞳の中に懐かしい感情を見た。それはかつての僕が経験した苦痛だった。 最初から、神は僕たちと同じだった。神は生まれた時に、運命に愛される月にはなれないと告げられていた。 「君たちはもう、星々から生まれた子ではない。」神は静寂に包まれた月海の中で笑っている。体を操られた僕は、神に恭しく一礼した。 「新生を祝うために、嘘と偽りのために、そして私のために、讃え、歌え、踊れ。」 僕は讃歌を謳い、神の服の裾を持ち上げた。僕はやっぱり星々の一員だけど、嘘でできたこの空の下にいる僕は、もう他の星とは違っていた。 |
往昔書 |
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真実とは人々が共有するもの、そして全ての人々が持つものだ。十分に渇望すれば、他人から見れば嘘でしかないものも、自分だけの真実になる。 嘘の悪神はそういった「真実」だけを繋ぎ合わせ、彼の月海に嘘の世界を築き上げた。そこにいる人々は皆、世界を構成する一部だ。彼らは世界を支配する主であり、世界に囚われる囚人でもあった。 その「存在すべきでない」閉鎖された月海の中にいる彼は、流されてきた嘘を通じて外の世界を覗いたり、人々が自らここにやってきて、渇望する嘘に溺れるよう誘導したりするだけで精一杯だった。 「人々の願いを叶えるという点において、私は正真正銘の善の神だと言えるだろう。」嘘の世界が月海で浮き沈みするのを見ながら、彼はにっこり笑って言った。 人々はいつも、知っていることをもとに嘘を紡ぐ。だから嘘の世界の時間の流れは、外の世界と変わらない。もうすぐ新年を迎える今、人々は自ら築き上げた幻の中で、楽しそうに偽りの未来を待っている。 「新年か……」月海で興味津々に嘘の世界を観察していた嘘の悪神はため息をつき、月海に浮かび上がる記憶の景色に目を向けた。 彼がまだ予言の神として振る舞っていた頃、とある子供に投げかけられた問いを思い出した。 「月読様はどうして、月読様の予言に満ちた世界を自分の目で確かめてみようと思わないのですか?今は現世の新年なので、とても賑やかですよ。」 あの時自分はどう答えたか? 「全てはとっくに決まっていると知っていたら、目の前で起きていることには何の意味もない。」 予言の神として振る舞う時も、高天原で代理神王を務める時も、はたまた邪神の協力者として世界を滅ぼす計画を練り上げる時も、彼は高天原の神々の中でも人とは最も無縁な存在で居続けてきた。とっくに運命を知り尽くした予言の神にとって、人の一生も一瞬も同じようなものだ。喜怒哀楽に満ちた祭日など、何の意味も持たない。 しかし予言の神ではなくなった今となっては、見に行くのもいいだろう。そんなことを思った彼は、自分が築き上げた嘘の世界に入り、初めて賑やかな人の町に足を踏み入れた。 騒々しい声が聞こえ、彼は眉をひそめて目の前の人混みを見つめる。ため息をついてから、彼は人混みに紛れ、道沿いに歩いていった。 少しすると、彼は何かの啓示を得たかのように足を止め、周囲の景色を見渡し始めた。 四方にはありきたりな現世の景色が広がっている。屋台の店主が衣装や料理を売っている横で、がやがやと騒ぐ人混みが絶え間なく行き来している。しかしこんな景色に、なぜか胸騒ぎがして、少し悲しくなってしまった。 「ふん……」 彼は目を閉じた。再び目を開けた時、彼はすでに静寂な月海に戻っていた。直感に従い、月海の水を掬う。 水の中に、過去の予言の景色を見た。 それは予言の神として月海の中で運命を見据えた時、不意に目にしたある未来の瞬間だった。予言の時間はとっくに過ぎた。現実世界で結末が決まり、予言は嘘になった。おかげで、彼の手によって再現することができた。 叶うことのない予言の中で、彼は市場にいる自分の姿を見つけた。 天照が年の瀬に人の世に行くことに決め、須佐之男も同行することになった。人見知りの荒が珍しく期待しているようなので、月読である彼も同行することに決めた。予言の景色の中の荒は、背は伸びているものの、まだあどけなさの残る少年の様子で、興味深そうに町の露店を眺めていた。天照は至高の神として振る舞っておらず、須佐之男の足取りも少し軽かった。 この予言を目にした時のことを思い返し、彼は思わず呆然とした。あの時、彼はすでに代理神王になり、世界を滅ぼす計画を練り上げていた。 こんな予言を目にしても、あの時の自分は動じなかった。しかし嘘の世界は誰の期待に応えてか、予言の中の町並みを完全に再現していた。今、彼はどういうわけか、同じ場所にやってきた。 彼はぼんやりと覚えている。あの予言は、人々が旧年を送る光景だった。そして現世では今、新年の祭りが催されている。 年末から年始へと移りゆく間、月の満ち欠けはたった一度……今回の満ち欠けで、数千年の時が流れるなどと、誰が想像できただろうか。 |
狭間言 |
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月海の星々はもう落ちなくなった。霧が立ち昇り、月読女神像の前に座る嘘の悪神が目を開ける。彼は目の前の廃墟を見て、突然笑い出した。 「今までは私が他人を幻境に引きずり込んできたが、今回は逆になったな。」 ますます濃くなっていく霧は、実体を得たかのように、水面に浮かぶ星々を全て覆い隠した。虚無の闇が現れたが、彼は何が起きるか知っているかのように、慌てることなく、笑顔のまま目の前の暗闇を見据えている。 「どうやら、我ら七悪神の長、偉大なる蛇神様も、あの戦いで深手を負ったようですね。残念ながらあの時、私は負けて死んでしまったので、お力になれませんでした。」 立ち込める霧は、からかい半分の言葉を無視する。ため息をついた後、彼は立ち上がった。 「何せ以前とは違い、このちっぽけな月海は雑談に向いていません。」微笑む彼は頭を上げ、霧に包み込まれた。再び目を開けると、彼はすでに幻境の中にいた。幻境の主の趣味なのか、雑談のために作られた幻境は誰もいない平安京を象っていた。嘘の悪神が頭を傾けると、霧は蛇魔に姿を変えた後、少しずつ人の姿になっていった。 「今はどう呼べばいい?」蛇神は笑顔で聞いたが、その言葉は笑顔とは裏腹に、とても冷たかった。 「やはり月読と呼んでください。お互い、こっちのほうが便利でしょう。」「月読」という言葉を口にする時、彼はいい笑顔を作った。「今の私は、体を完全に修復することすらできない、ただの幻影に過ぎません。ところで蛇神様は、どのようなご用件でしょうか?」 「昔の盟友に会いに来て、昔話をしてはいけないか?」 「まさか私たちが昔話をできるような関係だったなんて!実に感動いたしました。」月読は自分が弱っていることを強調するかのように、ヤマタノオロチに向かって手を広げ、仕方ないと言わんばかりにため息をついた。「しかし、ご覧の通り、私は自分のことで手一杯です。」 「隔絶された月海の中で、世界を一つ創るだけで手一杯か?ならば余裕がある時の顔を拝んでみたいものだ。」 月読は頭を横に振り、苦笑いした。「おっしゃることがよく分かりませんね。再び蘇った今、私はもう昔の野望や願望は捨てました。罪を償い、善良な悪神になりたいと願っています。」 ヤマタノオロチが振り返り、後ろの平安京を見た。誰もいない幻の町は、不気味で怪しい雰囲気に包まれている。町の突き当りに現れた巨大な蛇の影が、次第に町を覆っていく。蛇魔しかいない町は寂しすぎると思ったのか、月読が手を振ると、偽りの空から落ちる星々は美しい装いの子供になり、糸に操られて町の中で踊り始めた。目の前の景色を堪能しながら、蛇神は隣の嘘の悪神に向き直った。 「それは嘘の悪神のもう一つの嘘か?」 「私は裏切ったことなどありません。もう一つの嘘だなんて、人聞きが悪いですよ。」彼はその言葉に不快感を示すことなく、相変わらず微笑んでいる。「私は嘘の悪神なので、何を言っても嘘ではないかと疑われます。わざわざ嘘をつく必要はありません。」 後ろの触手が運んできた湯呑みを手に取り、一口飲むと彼は蛇神の方に頭を傾げた。「しかし、さっき言ったことは嘘ではありません。」 「一度死んだだけで、この景色への未練も消えたのか?」蛇神は振り返らなかった。彼の背後で、平安京は完全に蛇の影に覆われた。町の中には誰もいないが、衆生の悲鳴と慟哭が聞こえる。 月読も振り返らなかった。背後では、楼閣を通り抜けた人形たちが一斉に動きを止め、彼らがいる方に向かってお辞儀をした。 「悲しいな。」説得をやめた蛇神は、笑顔で月読が持つ湯呑みに目を向けた。「盟友のよしみで、別れる前に、かつての予言の神にもう一つ予言をしてほしい。」 「何の予言をお望みですか?世界の破滅、それとも今年の桜の花期でしょうか?」 「その二つに違いはあるのか?」 「ありませんね。」月読は湯呑みを揺らし、中に浮かぶ茶柱を見て真顔になった。真面目に読み解いているのかと思いきや、彼は頭を横に振った。「しかし残念ながら、私はもう予言の力を失いました。私にできることは精々蛇神様のために祈りを捧げ、物語の続きを見届けることぐらいです。」 予言を示す茶柱が浮き沈みする中、彼は笑顔で茶を撒いた。 |
開幕礼 |
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蛇神の別れの言葉が、まだ消えていない虚無と共に月海中に響き渡った。霧が晴れ、月読が目を開けると、そこにはいつも通りの穏やかな水面が広がっていた。 「これは好機を逃してしまったか、それとも危機を回避できたのか?」 静寂に包まれた月海は何も答えてくれない。彼は虚空にいる誰かに説明するかのように、笑顔で続けた。「どちらにせよ、まだ焦る必要はない。」 高天原の予言の神だった彼は無数の運命を見てきた。世の中の様々な出来事は、彼にとっては舞台上で披露される芝居のようなものだった。長年かけて画策し続けた彼は大見得を切って舞台に上がり、そして決別の閉幕を迎えた。そして今、再び運命に呼び起こされ、舞台に押し上げられた。 長い人生を顧みると、初めて目覚めた時に未来の自分に残した問いも、邪神の二度目の誘いも、その全てが、今となっては気怠く感じられた。 「ふふ、しばしの停滞など、運命の奔流に比べれば、取るに足らないことなのだろう。」 世の中の人々は、運命を追いかけている時も、運命に見捨てられた時も、止まることなく進み続けている。彼もその一員だったが、しばらく運命の奔流から身を引くことにした。 月読女神像の前に腰を下ろした後、彼は小さく手を振った。遺跡に突然荒波が現れた。大波が空に逆巻き、夜空を喰らおうとしているようだ。水面に浮かぶ無数の嘘の世界が沈み、巨大な絵巻を作り出した。それはかつて予言で垣間見た、真の運命の奔流に少し似ていた。 絵巻の中、格段に眩しいいくつかの星がある。彼は笑顔を浮かべたまま、その数人の姿を目で追う。彼らが己の運命に従い、それぞれの道を歩くのを見届ける。しかし嘘の悪神となった彼はもう、水面の波紋から軌跡の先を予知する力を失っていた。 彼はその中の一つの人影を見つめる。記憶の中の少年とは随分違っていたが、それでも似ている点がある……彼はどんな時も、揺るぎない、優しい目で道の先を見つめている。 無数の軌跡が集う終着点には、別の人影があった。狩衣を身につけた白髪の陰陽師が帰路についている。その身から溢れ出る威圧的な力が、水面にさざなみを引き起こした。彼はその中から懐かしい気配を、自分と同じ気配を見つけ出した。 「道半ばの平安京の大英雄様は、どのような選択をするのだろう?せっかく用意したこの舞台が、台無しにならなければいいが。」 嘘と偽りを司る悪神は立ち上がり、偽りに満ちた運命の奔流に向かって、その中の人々に挨拶するかのように、運命の舞台での閉幕を告げるかのように、僅かに頭を下げた。頭を上げた時、彼はやはり笑顔のままだった。 「月読の物語は一度閉幕した。そして再び舞台に上がった今、この頽廃的な音楽を人々に捧げ、彼らを招待しよう。」 「今度は、運命の傍観者として、皆の壮大な旅路を見届けさせてもらおう。」 |
「月読」のプロフィール詳細
性別 | 覚醒前:男 覚醒後:女 |
武器 | 嘘の幻影 月海、偽りの月の余燼 |
居住地 | 隔絶された月 海(復活後) 高天原 (以前) |
イメージカラー | 瑠璃色、墨色、透明色 |
長所 | 几帳面で優しい、優雅に振る舞う、仕事をきちんと処理できる、多くのものを見届けてきたので精神力と忍耐力が強い、仕事が好き |
短所 | ほぼ全ての物事に動じない、言行不一致、意地悪、低姿勢な態度を取りがち。死んで蘇った今、ますます身勝手に振る舞うようになった |
興味があること | 他人と話す、他人が失敗するのを見届ける、わざと雰囲気を悪くする、人形作り、他人に色々なことを教える、冷たい水に浸かる。最近はでたらめな逸文や話本の収集と創作、そして人間が神々の物語をいかにしてでっち上げるのかについての研究に夢中になっている |
クセ/趣味 | 礼儀正しく振る舞うほど、興味がない可能性が大きい。認めている者に対しては冷たい態度を取ることが多い 笑えない駄洒落が好き、笑いのツボがおかしい (本人は本気で面白いと思っている) 詩歌のような美しい言葉で本音を誤魔化す |
特技 | ほめ殺し、相手が怒る寸前まで皮肉めいた言葉でからかう、何を言っても嘘だと思われる |
性格 | 冷静で礼儀正しく振る舞っているが、実は傲慢で過激なところがあり、ひねくれた性格をしている。優しくて包容力がある、辛抱強い |
関連人物 | 荒(かつての最愛の弟子) 天照(憧れながらも嫌悪を覚える光) ヤマタノオロチ(同じ趣味を持つ元盟友) 須佐之男(真逆な元同僚) 星の子全員(愛しい子供たち) 晴明(興味深い人間) 追月神(興味深い) ■■■(文字が墨汁で塗りつぶされている) |
行動の動機 | 世界の行方を見届ける、罪の存在意義を証明する(以前の動機)、滅びの運命を変える(以前の動機) |
好きなもの | 規則と秩序、光のない湿っぽい月海、聞き分けの良い子供、広々とした静かな場所、精巧な鏡の製作 |
嫌いなこと | 物事が制御できなくなる、無秩序と意外、乾燥した場所 (蘇った後、体と触手が乾燥しやすくなってしまった) |
弱点 | 眩しすぎる光体と触手が光を反射してめまいを覚える)、真実 |
ギャップ | 他人に迎合するのは得意だが、真面目過ぎる人は苦手。可愛らしい、精巧な小物を好む |
好きな人 | 根暗で軟弱な辛さを抱えた人間、子供、健気で絶対に諦めない人 |
好きな食べ物 | 苦くて酸っぱい果物、緑茶、梱包が綺麗なお菓子、梅の砂糖漬け、強い酒 |
嫌いな人 | 自分、計画をかき乱す人と健気で絶対に諦めない人が嫌い |
嫌いな食べ物 | ほかほかの料理、海の幸 |
「月読」のCG
PV①:堕月の帰還
PV②:迷楽宵宴
CG
召喚ムービー